スコッチと赤井に何があったのか?

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スコッチの死の真相

ガールズバンドでの顔見せを経て、裏切りシリーズでスコッチが死亡、赤井と安室の確執の原因となった状況は明らかになる。

詳細は↓
スコッチの過去編

結局、緋色で描写で赤井の正面に返り血がついていたのは、スコッチの目の前にいたから。安室の左頬に血がついていたのは、胸を撃たれたスコッチの心臓に耳を当てて鼓動を確認したから。

二人が背を向けて睨み合っているのは、その後の二人の険悪な関係を物語っている。状況を小出しにして推理させるというより、ひとつのシリーズで一気に解決。

赤井と安室の確執

スコッチが死んだ時の状況は、裏切りシリーズで読者にはわかるようになっている。スコッチは投げ飛ばされるフリをして赤井から拳銃を奪い、家族や仲間のデータを守るため自殺を試みる。しかし、赤井は一瞬の隙をついてリボルバーのシリンダーを掴みそれを止める。そして、自分もFBIのスパイであることを明かし、「お前1人逃がすぐらい造作もない」と自殺を諦めさせようとしていた。

だが、そこで不運にも、同じようにスコッチの自殺を止めるべく階段を駆けてきた安室の足音を、赤井とスコッチは組織の追ってと勘違い。赤井は手を緩め、スコッチもその瞬間に早まって自決してしまう。

安室は現場の状況から、スコッチは赤井に殺されたのではなくて、自分で胸を撃ち抜いたことは気付いていた。しかし、安室は自身の足音が引き金になったという事実は知らず、赤井の実力をわかっていただけに、「あれ程の男なら自決させない道をいくらでも選択出来た」と思っている。

そして、赤井が自分で拳銃をスコッチに渡したと考える。そんなことをするメリットがあるのかというと、赤井はFBIとして自分から殺しはしたくないが、スコッチの自殺を自分が撃ったようにみせかければ、スパイを始末した功績で組織内の地位を上げることができる。また、殺害ができる(悪いやつ)=スパイではないという信頼にも繋がる。キールと本堂父の時も似たような状況であった。

実際、赤井は安室が駆けつけた後に、「裏切りには制裁をもって答えるだったよな?」と、自分がスパイのスコッチを撃ったように見せかけた。これも、誤解を招いた要因。

スコッチは自殺⇒赤井なら止められたはず⇒赤井が殺したように見せかける⇒赤井は利用するために自殺を勧めたと勘違い。

二人の認識の違い

赤井がスコッチを殺したのを、安室が「許す」ことで和解するシナリオではなく、安室は赤井が殺したと思っていたが単純な誤解だったという簡単なシナリオでもない。

状況はもう少し複雑で、安室はスコッチが自殺だということには気づいている。しかし、赤井が自殺を勧めた、あるいはそう仕向けることで、赤井自身が組織内で上手く立ち回るために、スコッチを踏み台にした(と思っている)ことで憎んでいる。

では、赤井はどう思っていたのかというと、緋色シリーズでの「俺に対する奴の恨みは思った以上に根深いようだ」という台詞からわかる。

「自分がスコッチを殺した」と安室に思われていると考えていたのなら、恨みが深いのは当たり前。組織に包囲され、赤井が撃つように命令されたのならやむを得ない事情があったわけなので、赤井を憎んでも仕方ないし、憎むべきは組織のほう。しかし、現場の状況はそうではなかった。

そこまで恨まれると思っていなかったのは、赤井は安室が「スコッチは自殺だと見抜いている」ことには気づいていたから。ここがポイントになる。安室が、赤井なら救えたと考えているように、赤井もまた安室の洞察力の鋭さを良く理解している。

つまり、赤井は自分が恨まれる理由は、「スコッチを助けられなかったこと」「スコッチを利用したこと」だと考えていたということになる。自分が「自殺を強要した」と安室に思われていたのは想定外。そう思っていたのなら、恨まないわけがない。

助けられなかったことに対して安室が恨むのはちょっと期待しすぎというか、逆恨みのようなものなので、ウエイトは自殺を利用したことにあると考えられる。FBIが公安を侮辱したことにもなり、赤井の行為は仲間の安室にとっても挑発的。だから、同じ公安の安室に謝った。この時点で、赤井はまだ安室とスコッチが仲間以上の関係であったことはおそらく知らない。読者視点でも予測の範囲。

これが、緋色での「彼の事は今でも悪かったと思ってる」という謝罪に繋がる。「彼の事は(助けてやれなくて)今でも悪かったと思ってる」あるいは、彼の事は(利用して)今でも悪かったと思ってる」という具合。

しかし、自殺をあえて止めなったのは殺人と変わらないどころか、自分は手を汚さずにという意味ではもっと卑怯な行為。「彼の事は今でも悪かった」と電話で軽く謝罪したことは、余計に安室の怒りを買うことになってしまう。

現在の状況

緋色シリーズより、安室が公安の仲間を連れて、赤井の仲間であるジョディやキャメルを人質にとってまで自分を拘束しようとしてきたことで、ようやく赤井は安室の恨みが自分が認識していたよりも、もっと深いものだということに気づく。スコッチを利用しただけでは、普通そこまでしないから。それでは過剰な報復。もちろん、スコッチを助けられなかったというだけでそんなことをしたのなら逆恨みも同然。

しかし、赤井の「俺の身柄を奴らに引渡し、大手柄をあげて組織の中心近くに食い込む散弾だったようだが」という台詞から、赤井は自分がどう誤解されているのかを理解したとも考えられる。

安室の怒りは、赤井がスコッチの自殺を見過ごし、それをきっかけに組織の中心近くに食いこもうとしたことにある。赤と黒のクラッシュで「その男(ジン)さえおさえればボスまで辿り着けると踏んだ」とあったことから、上手くいった可能性が高い。

安室は「殺したい」ほど赤井を憎んでいる。これは裏切りシリーズで沖矢として安室の本音を聞くことになる。「安室の推理力を買いかぶったが、もしかしたら、自殺だと気づいていないで、俺が殺したと真に受けたのか?」と考えているわけではないはず。

死んだとされる偽装トリックを見破ってまで赤井を探し出し、捕まえようとした。そして、身柄を引き渡し(間接的な殺人)組織内の地位を上げるという行為は、安室が赤井を恨んでいる理由(勘違い)そのもの。

だから、緋色で赤井が安室の目的をそう判断したということは、自分がそれに値することをしたと安室に思われていることがわかったということ。(これから気づくのかもしれないが)出世のために自殺を止めなかったという誤解。安室の「殺したいほど憎んでいる」という思いは本心。安室が赤井がやったと勘違いしていることと、赤井が安室がやろうとしたと考えている報復はちゃんとイコールで繋がる。

では、真実がわかったら、赤井はそれを話せばそれで終わるのではないかというところになるのだけれど、そう簡単ではない。今の安室が冷静に赤井の話を聞き入れる状況にないという問題がまず第一にあるが、赤井は「あの時俺は止めようとしたが、お前の足音で・・・」と真実を言えるはずもない。

核心の部分には触れずに、仮に「止める努力はしたが無理だった」という真意を伝えることができたとしても、安室の推理力なら、「赤井は止めようと説得していたが、俺が階段を駆け上がって行く途中で自殺してしまった、ということはまさか・・・」と、自分の足跡が引き金になってしまったことに気づく可能性が高い。

別に、赤井が公安の安室にそこまで気遣う必要はないと言ってしまえばそれまでなのだけれど、漫画的にも、安室自身が自分で気づいたほうが良い。ずっと殺したいほど赤井を憎み続けてきたのに、むしろ赤井はスコッチを助けようとしていた。スコッチの自決のきっかけになったのは自分だったということを知れば落胆するだろうけれど、結局、そこから立ち直るには安室が自分自身と向き合うしかない。

スコッチが公安のスパイだとバレた理由 ─

もう少し情報を待つしかないが、今のところはポイントになりそうなところは──

本名がわかれば、赤井のように(おそらくハッキング)データベースと照合すれば公安のスパイであることはわかるかもしれない。

赤井:「本名が本堂だとわかっていたから、調べるのは造作もなかったよ・・・」 File:604

赤井:「ゼロ」とあだ名される名前は数少ない・・・><調べやすかったよ> File:897

赤井はイーサン・本堂、降谷零ともに、本名がわかったことでどこのスパイなのかを特定している。

ただ、スコッチは本名を聞かれる前に殺された(自殺した)。純黒の悪夢のように、ノックリストのようなものがあったのなら、同じ公安の安室もバレている。

単純に行動がおかしい(ターゲットを殺せなかった)などの理由であった場合、スパイだと疑われる可能性はあるが、公安であることまではわからない。

世良が「どう見ても日本人」と言っていたように、見た目でそう思われただけという可能性もあるが… もしそうなら、仮にキールがスパイだとバレたら公安のスパイだと判断される可能性があるということに。見た目は日本人。水無怜奈という偽名で、日本のアナウンサーをやっていたのだから、まずは日本人だと思われる。でもそれじゃあちょっと間抜けな展開。

やはり、きちんと「公安」だとバレた理由があるのではないかと。もしかしたら、同じスパイでも安室(警察庁警備局警備企画課)とスコッチ(警視庁公安部)で所属が違ったことに意味があるのかもしれない。ただ、名簿をみたのなら、結局赤井と同じでは?という。

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更新日:2018-1-19
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