File:771(名推理を聞かせろ!)
世良:「んーと、今のトコホテル暮らしかな?」「3年前から親と一緒にアメリカに住んでたんだけど・・・「やっぱボクが生まれ育った日本に住みたいって我がまま言って、東京に戻って来たんだよ!「その方が探偵もやりやすいしね!」
生徒:「へぇ───世良さんって探偵なの?」「女工藤だな!」
世良:「工藤?」
生徒:「我が帝丹高校が誇る名探偵よ!」
世良:「ふ────ん・・・」
蘭:「世良さん大人気だったね!」
園子:「そうねぇ・・・明るくて気さくでボーイッシュでカワイイし・・・」「その上截拳道の使い手の女探偵!」
蘭:「”ボクっ子”っていうのもあるかもね?」
園子:「まぁ、貧〇なのが玉に瑕だけどねぇ・・・」
世良:「悪かったわね!」「ペチャパイで!」「でも、ママは結構巨〇だから、ボクもその内出てくるはずだよな!
園子:「ま、まぁ・・・」蘭:「そ、そだね・・・」
世良は3年前から親と一緒にアメリカに住んでいたらしいが、何か訳あって日本に戻って来た様子。今はホテル暮らし。
明るくボーイッシュでかわいい、おまけに探偵でジグンドーの使い手。クラスでも人気者、母は巨〇らしい。
世良:「ところで、コナン君って毛利さん家に住んでるってホントか?」
蘭:「う、うんそうだけど・・・」
世良:「んじゃ、遊びに行っていい?」
蘭:「いいけど・・・」「今日、コナン君は確か・・・」
世良:「ええっ!?」「たった今出かけた!?」「そのなんちゃら博士っていう家にか?」「くっそータッチの差かよ!?」
小五郎:「誰だ?この娘・・・」蘭:「転校生の世良さん!探偵だってさ!」
小五郎:「ホー・・・女子高生探偵か!」「んじゃ、この名探偵毛利小五郎は知ってるかな?」
世良:「ああ・・・眠りの小五郎さんだろ?」「ネットで日本のニュースチェックしてたら、よく名前が出てたよ・・・」
蘭:「世良さんはこの前までアメリカに住んでたらしいから・・・」
世良:「難事件を色々解決して来たみたいだな!」「・・・そして・・・いつもそばには・・・」「あの江戸川コナン君がいたんだよね?」
小五郎:「あ、ああ・・・まぁ・・・」
蘭:「じゃあさ! お父さんに事件の話色々聞かせてもらえば?」「ネットのニュースより詳しく聞けると思うよ!」
小五郎:(───っていってもほとんど覚えてないが・・・)
世良:「ウーン・・・探偵としては聞きたいトコだけどまた今度でいいよ・・・」「コナン君がいる時に・・・」「たっぷり聞かせてらうよ!」
世良は露骨にコナンに会いたがる。小五郎には最初から眼中なしで、小五郎のそばで推理をしているのはコナンだと言うことは既に知っているようである。
博士のことはまだあまり調べていないので、つい最近までアメリカにいたのは本当のようだ。3年より前は日本でどういう生活をしていたかは不明。
灰原:「じゃあ、その世良っていう探偵は・・・」「あなたの名前も、あなたが探偵だって事も知っていたのね?」
コナン:「ああ・・・」
灰原:「まぁ、新聞とかであなたの興味を持ったただのファンね・・・」「怪盗キッドが絡むとあなたやたら顔出ししてるし・・・」「それに、最終的にその事件の真相を見抜いたのってあなたの方だったんでしょ?とんだヘタレじゃない・・・」
コナン:「そ、そうだけど・・・」「何かアイツ・・・」「真相がわかっていたのに・・・ オレに推理させたくてわざと間違えたような気がしてよ・・・」
灰原:「ちょっと!そんな怪しい人の前であなた、工藤新一の声で推理を披露したっていうの!?」
コナン:「あ、ああ・・・ああするしか思いつかなかったし・・・」「それにアイツ敵じゃないっていうか・・・」「何かどっかで会った気がするんだよな・・・」「ひょっとしたら知り合いの誰かに似てて、会ったような気になってるのかも・・・」
光彦:「気になるっていえば、蘭さんが連れてた高校生・・・」元太「ああ・・・見た事ねぇ男だったよな?」
コナン:「え?蘭姉ちゃんが知らない男と?」
歩美:「ここに来る時に通りの向こうで見かけたよ!」光彦:「でもあれ、女の人じゃありませんでした?」
灰原:「気になるなら電話して確かめてみれば?」
コナン:「・・・・・・」
コナン:<あ、蘭姉ちゃん?ボクだけど・・・今、電話マズかった?>
コナン:「どーでもいい事なんだけど元太がさー蘭姉ちゃんが知らない男と歩いてたっていうからね・・・」
蘭:「ああ・・それはきっと今日、転校して来た・・・」
世良:「ボクの事だよー!!」
コナン:(え?何でアイツが!?)
前回の事件では、世良はやはりわざと推理を間違えたようである。灰原は女探偵というキーワードには特に心当たりが無い?
コナンは、怪盗キッドなどのことで新聞などで頻繁に顔出ししてる。初期の頃はあんなに警戒してたのに、いつか痛い目に遭いそうだ。
コナンは直感で世良を敵ではないような感じている。誰かに似ていて、どこかであったような気がしているとのこと。