世良：「でもまあ、犯人はまだ確実にこの列車内だ・・・」「逃しはしないさ！」

コナン：（！）

ピッ（コナンメールを見る）

コナン：「とりあえずオメーらは蘭姉ちゃん達と部屋に戻ってなよ！」

光彦：「えー、ボク達も何か手伝いますよ！」

歩美：「歩美もー！」

コナン：「余計な事はすんな！！」「オレが戻って来るまで部屋に鍵かけて、誰が訪ねて来ても絶対開けるんじゃねーぞ！！」

灰原：「何よ急に・・・」

元太：「怖えーぞお前・・・」

コナン：「あ、だから・・・殺人犯がうろついてるから危ないだろ？」

世良：「じゃあ子供達をよろしく頼むよ！」

園子：「ええ・・・」

蘭：「一応、お父さんに電話して来てもらうね！」

世良：「とにかく警察に連絡して近くの駅に列車を止め、車内放送で、警察が来るまで部屋から出るなって客達に伝えてくれ！！」

灰原心の中：（嫌な感じ・・・）（さっきからずっと続いている・・・）（それに彼のあの態度・・・）（何なのよ一体！？）（え？）

ドックン（火傷赤井が灰原を睨みつける）

蘭：「あれ？」「あなたも乗ってたんですね！」「安室さん！」

安室：「ええ！ネットでうまく競り落とせたんで・・・」「さっき食堂車で毛利先生ともお会いしましたよ！」

園子：「誰？このイケメン・・・」

蘭：「前に話した、お父さんの弟子になりたいって探偵さん！」

安室：「それより車内で事故があったようですけど・・・」「何か聞いてます？」

蘭：「そ、それが殺人事件があったみたいで今、世良さんとコナン君が現場に残ってるんですけど・・・」

安室：「ホー・・・」

沖矢：「・・・・・・」（ドアの隙間から安室を覗く）

安室：「それなら毛利先生にお任せした方がよさそうかな？」

沖矢：「どうやら天は我々に味方しているようですね・・・」

謎の女：（携帯でメールを送信？）

世良：「何！？名古屋まで停車しないだと！？」「近くの駅で停めろって言っただろ！？」

駅員：「そ、それがこの列車のオーナーである鈴木次郎吉相談役の鶴の一声で・・・」

博士：「ええっ！？」「毛利探偵事務所に送ったじゃと！？」「先週のキャンプの時の映像をか！？」

光彦：「ええ・・・助けてもらったあの女の人にちゃんとお礼がしたかったので・・・」「名探偵ならこの誰かを調べられるかと思って・・・」

蘭：「そのムービーならわたしもお父さんと見たよ！顔と声だけじゃ無理だけど、ネットに流せば知ってる人がいるかもって言ってたけど・・・」

園子：「あのオヤジ・・・もう流してたりして・・・」

歩美：「あの女の人ってミステリートレインのパスリングしてたから、ここで会えるかもって話してたんだよね？」

元太：「まだ見てねぇけどな！」

灰原：「・・・・・・」（まさか・・・）（この胸のざわめきの原因は・・・）（まさか彼らが・・・）

ウオッカ：「どうやらケチは殺しがあったようですが・・・」「ツキはこっちに向いてるようですぜ・・・」「兄貴・・・」

ジン：「ああ・・・」「ノンストップであの鉄の蛇を我々の元へ運んで来てくれるんだからな・・・」「たった今、ベルモットから知らせが入ったぜ・・・」「シェリーを列車内で確認したってなぁ！」

ウオッカ：「じゃあ今頃ベルモットとバーボンはあの女を・・・」

ジン：「フン・・・奴らがあの女を殺ろうが捕えようがどうでもいい・・・」「要はあの女が蛇の胃の中にいるか否か・・・」「蛇に飲み込まれているのならシェリー・・・」「この名古屋がお前の終着駅だ・・・」