元ネタがわからなければ気にしないでください(笑)
海外では、安室は「Manipulative」などと分析しているサイトもある。
他人を操ることに長けた人物で、他人にある行動を起こさせるために仕掛けるのが上手ということである。ネット上で言えば、所謂「釣り師」。
初登場の75巻にもこうした特長があるのではないかと推測できる箇所がある。
安室の初登場回の分析は補足&修正をして移動しました↓
安室透の初登場回について
安室透の巧みな心理トリック
安室:「でも、彼女に抵抗されてひっかかれた傷をごまかす為に、わざと僕に殴りかかってケガをしたって場合も考えられますよね?」
伴場:「な、何だとでめェ!?」 File:793
安室:「血縁者じゃない限り・・・」「遺伝子情報のほぼ一致は、まずありえない事を踏まえると・・・」「そのDNAは同じ人物のDNAと考えたほうが自然ですけどね・・・」
伴場:「な、何だとでめェ!?」 File:794
安室:「彼女に探偵として雇われていた僕を、愛人だと勘違いしたあなたが・・・」「そこから来る嫉妬から殺意が芽生え・・・」「彼女がこの店に車で戻って来るのを駐車場で待ち伏せ、車に押し込んで焼殺したと考えざるを得ませんね・・・」
伴場:「て、てめェ・・・」 File:795
伴場さんは安室の挑発に乗って似たようなセリフで三度に渡りぶち切れている。
しかも、安室はこれ以前にも運動神経抜群なのにわざと伴場にケーキのしみをつけたり、ぶつかったりして伴場が自分に切れて殴りかかるように細工している。
小五郎のPCのパスワードを聞きだす
安室:「お2人はパスワードとかどうされてます?」
蘭:「せ、生年月日とか・・・」小五郎:「俺は「小五郎さん」で5563だが・・・」
安室:「あ、いやとても覚えきれない長いパスワードの場合ですけど・・・」
蘭:「うーん携帯のメモとかに・・・」小五郎:「俺なら紙に書いて誰も見ねぇようなこういう場所に・・・」 File:798
File798,安室は机の下に貼ってあるパスワードを先に発見するが、小五郎が自分で見つけるように会話で誘導する。
その際に、「お2人はパスワードとかどうされてます?」と探偵事務所のPCのパスワードも何気なく引き出す。
後に、安室はそのパスを使い事務所のPCをのぞき見した。
これは後に小学館の特設サイトでも紹介される。
特設サイト
「人を巧みに操る能力に長けている」というというのは、冗談ではなく、本当にそうした設定がされている可能性がありそうである。
世良真純との比較
世良:「この辺からでいいのかなあ工藤君?」
コナン:「この辺って・・・僕は現場にいないんだから判断しようがないけど・・・」 File:770
初めてコナンに出会った時に自分で推理を始めて、最後でわざと間違えてコナンに推理させている。これはコナン=新一を確かめるためだったのであろうが、軽く交わされる。
「何かアイツ・・・真相がわかっていたのに・・・オレに推理させたくてわざと間違えたような気がしてよ・・・」 File:771
しかも、コナンにとあっさり作戦を見破られる始末。
世良:「じゃあボクも一緒に行っていいか?」
服部:「スマンなァ・・・5人で行くっちゅう約束やねん!」「この方が都合がええんやろ?」
コナン:「ま、まあな・・・」 File:778
服部にも簡単にあしらわれてしまう。
世良:「まぁ、いいや!学校早く終わったからこれから探偵事務所に行くんだけど・・・」「よかったらその子も連れて来なよー」
コナン:「今日ボクこれからバーベキューだから行ってもいないよ・・・んじゃねー・・・」 File:801
灰原を誘うも、コナンにあっさりと断られる。
世良:「電池切れならボクのスマホ使うか?」「君のと同じの買ったし・・・」
世良:「灰原って子に・・・」「かけるんだろ?」
コナン:「い、いいよ別に・・・」「博士の携帯があるし・・・」 File:815
灰原の携帯番号を手に入れようとしたのか、意味深な顔でコナンにスマホを貸そうとするもコナンは「博士のを借りる」と断られてしまう。
(後のストーリーで明かされる、領域外の妹の写真を見せようとした可能性も。)
世良はちょっとストレートすぎて駆け引きが下手すぎる。
探偵のように頭がいいだけでは、安室のような心理戦はできないようである。
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