ガンダムエース の対談 「池田秀一×青山剛昌」

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ガンダムネタについて

ガンダムネタの反応についての話がありましたが、最近急激に反響も大きくなったようなので、ちょっと思ったこと。

2000年台初期はようやくネットが一般家庭に浸透し始めた時期で、Webサイトや掲示板、Mixiやツイッターなどのソーシャルサービスで推理が盛り上がる前の時代。本格的なブログサービスが爆発的に広まったのもその後。

それで、赤井秀一のオマージュが誰だとかは気づいた人はいても、それほど広まらずに知らない人もたくさんいたのではないかと。

名探偵コナンではもじりは溢れているので、個人的にはそれにガンダムを使ったところで全く気にしません。

ただ、ネットが普及し始めてからは、綿密に散りばめられた伏線よりも先に”ネタ”だけが広まってしまうという事実があるようです。

本来なら遊びで付けられた要素は、例えばゲームで言うところの裏技とか、ある名前の由来が実はスタッフの名前でしたとか、本編を遊びつくした人が後で思わぬ発見をして驚けるようなコアなファン向けのおまけ。

それが、ネット時代では先におまけ要素の情報だけが入ってきてしまうので、クリア前にものすごい強い武器を入手してしまい、ゲームバランスが崩れてしまうような状況にも。

コナンの世界でガンダムをオマージュしたキャラは多く、ジオン軍は味方、連邦軍は敵と逆になっている法則があるのですが、「法則があったら推理する前に答えがわかっちゃうからつまらない」ではなくて、やっぱり本来は基本的な推理ができた人が後で見つけて楽しんだり、偶然見つけた人は推理が楽になる、というもの。

コードネームの法則でも、「コードネームを聞いただけで男性か女性かわかってしまう」ではなくて、逆にその法則を探して男性か女性かを推理するのに利用するものであり、これ自体推理して発見するもの。

沖矢=キャスバルなんてのも、沖矢の正体を示す伏線としては難易度が高いくらいで、ガンダム世代ならともかく、コナン世代は大人でも自力で発見できる人はそれほど多くはないはず。特に、名探偵コナンは女性ファンのほうが多いくらいなので、ガンダムなんてさっぱりという人も多い。まぁ、世良真純まで出てくれば気付く人もそれなりにいると思いますが。

リアルタイムで推理してきた人達はキャスバルの名前を発見した時は、これが決定的な推理の根拠になるかもしれないと喜んでいたくらいなので、2011年くらいまではこのオマージュに対する批判的な意見は見かけませんでした。あくまで、これも推理の根拠の一つでしかないから。

これが、ミステリートレイン編をやる前あたりから急に風向きが変ったようです。現代だと沖矢=キャスバルというネタだけが先に一人歩きしてしまい、大規模な組織編が始まる頃に久々に戻って来たファンが「さあ推理しよう」と思ったら「沖矢=キャスバル」という情報を見て「このもじりがそのまま正解?ふざけてるの?」「簡単過ぎるから違うと思う」「どんでん返し期待」と不満を持った人も少なくないようです。沖矢=赤井の伏線は別にこれだけではないのですが…

このガンダムエースが発行された2010年時点でも、作者は赤井の死の件はともかく、名前のオマージュに対してファンから特にネガティヴな批判が殺到したということは書いていませんが、恐らく、本当にそれほどはなかったのだと思います。

インタビューなんかも、当時は海外のコナンファンが取りまとめていたものが多く、国内で大きく広まったのもバーボントリオが登場して推理の根拠が揃い始めた後です。

ガンダム専門誌なんてコナンファンが見ていると期待していたわけでもなく、ガンダムネタが波紋を広げて後から苦言がたくさん出てくるなんてのは想定していなかったのかもしれません。

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