考察 【File:810】 沖矢の「彼女との約束」とは?

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約束の内容

灰原:「初めてかしら・・・」「あなたと2人きりになるの・・・」

沖矢:「そーいえばそうでしたかね・・・」「警視庁の前で路駐するのも何ですから・・・」「彼を待つなら駐車場に移動して・・・ 車の中で待ちませんか?」

灰原:「そうしたいのなら無理やり連れ込めば?」

沖矢:「そんな無粋な真似はできませんよ・・・」

沖矢:(彼女との約束なんでね・・・) File:810

okiyas_promise_f810

彼女が誰を指すのかはすぐにピンと来るのだけれど、一応順序だてて考えていくと──

まず、約束の内容について。詳細なことは分からないが、灰原が「無理やり連れ込めば?」と言ったのに対して「そんな無粋な真似はできませんよ・・・」「彼女との約束なんでね・・・」と返している。

灰原を無理やり連れ込むような乱暴な行為は、約束を破るような行為ということになる。つまり、約束の内容はその逆のニュアンス近く、少なくとも灰原は大切にしなければならないということになる。

「彼女」とは誰のことか

ベルモット ─

一つは沖矢がバーボンであった場合。File800でベルモットがバーボンに対して携帯で話した内容から、バーボンはコナン周辺の誰かの信頼を得ること、さらにもう一つ何かを約束していたことが分かる。

沖矢は灰原の信頼を得ることに成功しているのはここまでの流れの通り。さらに、約束の相手はベルモットとなれば、ここだけ見ればぴったり合う。

だが、これには沖矢昴=バーボンである必要がある。沖矢=バーボンと推理するには、崩すことが難しいアリバイが山ほどあることはこれまで述べてきた通りであり、バーボン編全体で考えると彼女=ベルモットの説を考えるのは容易ではない。

最も、ベルモットが沖矢に灰原を大切に扱うように約束させるようなことはしないと思われる。灰原から手を引くことをコナンと約束したとは言え、一度は捕らえるどころか、完全に殺すつもりでいたことは確かであり、その後も「灰原を守る」「ぞんざいに扱わない」などと言った心変わりがあったような描写も無い。

宮野明美 ─

もう一つ考えられるのは、「彼女」が宮野明美というパターン。これは沖矢昴=赤井秀一ということになるが(緋色シリーズで確定)、コミック58巻で宮野明美からもらったメールの内容(P.S.の続き)が伏線。

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メールの内容が「妹(灰原)を守って」に近い内容だったのではないかという推理。沖矢=赤井は単にFBIとしてだけではなく、宮野明美を守りきれなかったことや、その明美のメールでのお願いのことも深く気に留めており、そうしたことを意識しながら、これまで灰原のそばで彼女を見守り続けているのではないか。

約束が「妹(灰原)を守って」や「妹(灰原)を大事にしてあげて」とかであれば、今回の沖矢の「そんな無粋な真似はできませんよ・・・」「彼女との約束なんでね・・・」と言う発言はぴったり。

灰原の回想:(赤井:そんな顔をするな・・・ 命にかえても守ってやる・・・)

灰原:「諸星大・・・ 組織を裏切った・・・」「お姉ちゃんの恋人・・・」 File:802

that_face_f802

メールの内容については「私達いとこ同士なの~」など、別の内容の可能性もある。その場合、赤井と明美が過去に約束をしたとされる伏線がちゃんとあるとしたらこのシーン。

ただ、これは画から判断すると赤井の顔が灰原の正面を向いて言ったセリフのようで、明美(彼女)へ妹を守ると約束したのではなくて、姉の明美と赤井が交際を始めたことで、明美の命を心配した灰原へ赤井が「命にかけても守ってやる」と約束したように見える。

どちらかと言うと、過去に明美を「命にかえても守る」と志保(灰原)に約束したが、それを結果的に破ってしまった。灰原はそのことを根に持っており、赤井は償いをしたいと考えている現在に繋がり、今後の展開に重要な意味を持ってくると思われる。

もしかしたら、彼女(宮野志保)との明美を守るという約束を、明美を守ってやれなかったことで対象を志保に変えて、灰原に彼女(あなた)との約束があるから、というちょっとひねった解釈とかもあるかもしれない。

世良真純 ─

一応、バーボン編に関するメインキャラとしての女性(彼女)候補。

世良は灰原に興味を持っているのは確かだが、今のところ灰原を”大事に扱う”と約束をするような印象はない。キャンプの事件(File815~)でも、灰原の命が危ういかもしれないという状況にもかかわらず全く動揺していなかった。(コナンや博士はかなり焦っていた)

もしかしたら、宮野志保時代に志保と世良が面識があったかもしれないが、世良はコナン=新一に気づいているようであり、それならば目をつけている灰原=志保の見当も付け、大事な存在であれば幼児化した灰原にもそれなりの態度となるはず。

これまでの行動を見ても、灰原を大事に扱うように約束させる人物とは思えない描写も数ある。

追加の伏線

ミステリートレイン

沖矢:沖矢:「さすがに姉妹だな・・・」「行動が手に取るようにわかる・・・」「さぁ・・・来てもらおうか・・・」「こちらのエリアに・・・・」 File:821

沖矢昴は灰原と姉のことを良く知っている人物だと分かる。組織の一員である宮野夫婦の娘であった明美を”良く知る”人物は、メインキャラでは限られる。バーボンも知っているが、前述した通り、沖矢はバーボンではない。ミストレ編でバーボンの正体は解決。

緋色のエピローグ

⇒緋色シリーズ(File:893-898)で沖矢昴の正体が確定。

また、様々な根拠や作者公式の発言(SDB70)により沖矢昴は1人だけとわかる。

沖矢=赤井が確定したので、約束の内容は沖矢、または赤井が過去にとある女性と灰原に関して約束したものとなる。

追加の候補

相手に関しては今のところ宮野明美(OR宮野志保)でほぼよさそうだが一応追加。

工藤有希子 ─

ミステリートレインで、有希子がたまの日曜に工藤邸に帰って来ていることがわかり、沖矢、コナンと協力してベルツリー急行に乗り込んできた。

有希子はロンドン編などを見ても灰原のことを多少気にかけているようではある。工藤邸で「彼女のことぞんざいに扱わないでね」程度の約束はありえるかもしれない。

しかし、ここの伏線はもっと大きなテーマであろう。沖矢=赤井がFBIとして変装して灰原を護衛、その過程で「大事に扱う」ということを第三者と約束したことが重要なのではなくて、過去に明美と交際、志保と面識のあった赤井が、「命に変えても守る」という約束を全うできず、今は妹の志保(灰原)を守るというところが重要かと思われる。

恐らく、仮の姿でしかない沖矢が誰かと約束をしたのではなくて、赤井が誰かと約束をした、沖矢=赤井の伏線の一つでもあり、仮に沖矢と有希子の約束だと考えても、ミステリートレイン(協力)と緋色シリーズ(変装の手伝い)で二人の関係の伏線は回収されているので、その時に約束の内容も明らかにされて良さそうである。

領域外の妹 ─

世良・赤井の母だろうと思われ、エレーナと姉妹である可能性がある。

領域外の妹が宮野志保と何らかの関係があるのか、「志保を守る」ような動機があるのか、そして、赤井と志保についてそのような約束をする伏線が出てくるのか、まだ不明である。

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更新日:2016-9-22


考察 【File:810】 沖矢の「彼女との約束」とは?」への2件のフィードバック

  1. 管理人 投稿作成者

    >>マイクロフトさん

    >灰原を守るようにだと正直そこまで大事ではない気が

    重要か重要でないかという意味では、沖矢がなぜ灰原を守っているのかという理由にかかわるところで、ストーリーの根幹になる部分ですから重要だとは思います。

    まぁ、メールの内容について考察するのであれば色々考えられます。

    このシーンでは、沖矢がある女性と広義で考えれば灰原を守るような内容が含まれる約束をしていた。ミステリートレインでも沖矢は宮野明美と深い関係があることが示されているように、その相手が明美だったらという仮定です。

    推理ですので、沖矢がなぜ明美と約束していたと考えられるのか?という点で、「過去にそういうことがあったんじゃないの?」という勝手な予測ではなくて、あくまで作中から沖矢(赤井)と明美の約束の伏線を探すようにしています。

    「メールの内容が約束ではないか?」ではなくて、「約束の伏線は何だろう?」と考えた時に、「あのメールなのではないか?」ということです。これで、メールの内容についての他の可能性が排除されるわけではありません。

    赤井は過去に「命にかえても守ってやる」という発言をしているのですが、例えば、明美に対して「灰原を守ってやる」と言ったのを灰原が見ていて、それを回想したと解釈すれば、こっちがその約束の伏線で、メールは別件と考えることもできるかもしれません。ただ、あの描写でそう考えるのはちょっと強引なのかなとは感じます。

    この辺はちょっと誤解もありそうなので、時間がある時にいつか補足するかもしれません。

  2. マイクロフト

    個人的にはメールのPSについては
    灰原を守るようにだったとしたら隠す必要はなかったと思うんですよ。
    作者は描写的に沖矢=バーボンというより、沖矢=赤井に見せようとしていると思うので
    それに作者があのPSは大事です。と仰ってたので灰原を守るようにだと
    正直そこまで大事ではない気が

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