考察 【File:804-808】 事件の分析

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補足:ナタリーさんのメール

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ナタリーさんは英語で母親に「彼に捨てられて絶望した」とのことをメールで送っていたことが機動捜査隊の証言でわかる。

しかし、ナタリーさんが伊達さんを愛していたのなら、なぜ伊達さんを悪く言うようなメールを送ったのか。なぜ正直に「彼が事故で亡くなった、自分も生きる希望をなくした」と言わなかったのだろうか。

今回の事件は、遺品を受け取った老人がナタリーさんのメールを見て「Wataru」に復讐しようとしたのがきっかけ。

機動捜査隊は誤解釈

ナタリーさんは母親に紛らわしい「Date」ではなくて、「Wataru」で紹介していた。とコナンは推理する。そして、実際にメールに書かれていたのは「Wataru」のようであった。

伊達さんの死を知らない老人が、ナタリーさんが伊達刑事に振られて命を断ったと勘違いしているが、それはメールは「ワタルはもう来ない・・・」というシンプルな文だけだったからという可能性が高い。

きちんとした説明をせずに、非常に紛らわしいメールを送ったナタリーさん。そして、そのメールを受け取った母も直後に事故で亡くなってしまった。事情を知らない人達がそのメールを見て、捨てられたショックで絶望したと勝手に拡大解釈した。というのが今回の事件の発端のようでもある。

佐藤刑事の失態?

現場に駆けつけて事件性がないと判断したのは佐藤&高木刑事。この二人は伊達刑事が亡くなったことを知っている。

先に到着した機動捜査隊がメールを見て判断した内容から、「ナタリーさんは捨てられたショックで命を断った」という話を聞いているが、その説を今回の事件まで信じている。(佐藤刑事と高木刑事は自分でメールをチェックしていないのか?)

伊達刑事の件を知っていた二人なら、メールの意味が「捨てられた」からではなくて、「後追い」という考えも思いつくはず。

高木刑事はナタリーさんが伊達刑事の事故を知らなかったと思っていて、ナタリーさんが誤解したと考えていたので問題ない。(捜査隊もこっちか?老人は伊達刑事の件自体知らなかった。)

というより、高木刑事も今回の騒動が起きる前まではナタリー=伊達刑事の彼女であるという認識はなかったか。

佐藤刑事は伊達刑事の両親が遺体確認をする時に、「ナタリーさん(ハーフの女性)が涙を浮かべて立っていたこと見ていた」という話を聞いて、「ナタリーさんが伊達刑事が事故で亡くなったということを知っていた」という事実を認識していたようである。

また、「捨てられたからではなく交通事故で彼が亡くなったからだと~」と犯人を説得しようとしたことを、松本管理官に説明している。

複雑な事情 ─

佐藤刑事はコナンが「多分その人伊達刑事の彼女だったんだよ・・・」という発言に驚いているので、その事実を知らなかったことがわかる。

捜査隊の話を真に受けたのか、同じくメールを誤解釈したのかはわからないが、彼に捨てられたショックで命を断ったと判断したのはそれが理由。その相手が伊達刑事だとわかっていれば、捨てたのではなくて事故で既に亡くなっていたと気づく事ができた。

高木刑事は伊達刑事の事故がショックで現場でもボーとしていた。1年近く経ち、伊達刑事が亡くなった日にきちんとナタリーさんに連絡していればこんなことにはならなかったと気づき後悔する。

高木刑事が伊達刑事とナタリーさんの関係に気づいた時期は不明であるが、ナタリーさんが死んだ時点で高木刑事が知っていたのなら、その話が出てきているはず。高木刑事が事件の資料を調べたのも、今になって気づいたということ。

伊達刑事が亡くなった時に、すぐに交際相手を調べて連絡していれば、ナタリーさんの自殺は防ぐことが出来たと考えたわけである。

結局のところ

佐藤刑事は伊達刑事の彼女(ハーフの女性)が事実を知り涙を流していたことを知っていた。また、ナタリーさんが彼氏に振られて絶望したと判断した。伊達刑事の彼女とナタリーさんの彼氏が結びつかなかったため、ナタリーさんの自殺の動機を間違って解釈していた。

後に、コナンの推理でナタリーさんの彼氏=伊達刑事だと判明し、そこで初めてナタリーさんの自殺の原因は絶望したからではなくて、後追いだと気づくことが出来た。(佐藤刑事は伊達刑事の彼女が事実を知っていたことがわかっていたため。)

高木刑事は伊達刑事の彼女が事実を知っていたことを知らなかった。(伊達刑事の両親から話を聞いていない。)伊達刑事に託された手帳の意味(本当の意味はまだ不明)に後から気づき、交際相手を調査したらナタリーさんだった。もし、伊達さんの死後すぐに行動していればこんなことにはならなかったかもしれないと後悔。

佐藤刑事は「あなたのせいじゃない~ ナタリーさんは知っていた~」と高木刑事を慰めるも、高木刑事がもし伊達刑事の彼女とコンタクトを取り、名前や電話番号などを把握していれば、ナタリーさんの事件の時に、それが伊達さんの彼女であることにその場で気付くことができた。

これ、捜査の怠慢じゃないでしょうか。佐藤刑事はこれまで「Date」をデートだと勘違いしていたわけだから、その彼氏に話くらい聞こうとするはず。

ナタリーさんの両親も死んでしまったし、彼氏が誰だかわからずに連絡取れずということか。自殺と断定してしまったし、この程度では携帯のメールや通話履歴から交際相手を割り出したりせずに捜査打ち切りなのだろうか…

なんだか、高木刑事は伊達刑事の件で放心状態だったことを考えれば理由もわかるが、佐藤刑事はちょっと詰めが甘いというか、今回の事件はやや自業自得なところも。

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更新日:2017-1-11

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