赤井秀一は生きている?

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伏線の回収

ここでは細かいところの補足。具体的な伏線回収は↓
来葉峠の真相

拳銃のフェイク

沖矢:「頭から血を・・・?」

安室:「だが、それもフェイク・・・」「撃たれた男はいつも黒いニット帽を被っていましたから・・・」「この近所にはMI6も顔負けの発明品を作っている博士がいるそうじゃないですか・・・」「彼に頼めば空砲に合わせてニット帽から血ノリが噴出す仕掛けぐらい簡単に作れそうだ・・・」 File:895

「空砲」と血ノリが噴出す仕掛け。「空砲に合わせて」というのがどういう仕組みなのかは説明されていない。ポケットに手を突っ込んでいたのは、後述する耐火加工のズボンのポケットで右手を保護して残すためであるので、ボタン式なのかはわからない。「合わせて」というところは自動的なニュアンスであるが…

ちなみに、空砲を偽装して演出するには様々な方法があるが、空砲でも薬莢は落ちるようである。薬莢に弾丸を込めずに火薬を詰めて発火させるため音や火花は散るので、本当に撃ったと思わせることができる。

拳銃に詳しいサイトでは、近距離で発砲すれば、空砲であろうと発射火薬が銃口付近で燃焼するため顔に火傷をする。その表現が火傷赤井の顔であるため、本物の赤井にも顔の火傷があるのではと考察していたが、赤井は火傷をしていないので火薬は入ってないのかもしれない。(単純に火傷は爆破で負ったもので、拳銃の件はそこまで考えていないという可能性もあるが。)

これならば、火傷赤井の火傷の描写が微妙に違うのは、本物と変装とでわけるという解釈はあり。もちろん、堂々と表に出てきている時点でその赤井は本物ではないと考えられるのだが。

楠田の遺体 ─

キールが肺と頭を撃ちぬいたシーンは空砲と血ノリが噴出す仕掛け。これは博士の発明であるため、事前にその道具を提供していたことになる。

ということは、「自力で髪型などを真似て変装させた」「適当に赤井の服を着せてごまかした」というのではなく、工藤有希子が赤井そっくりに変装させたのではないかと考えられる。

焼け残った遺体の右手

TV:(車のナンバーや、かろうじて焼け残った遺体の右手から身元の割り出しを・・・) File:609

ベルモット:「耐火加工されたズボンのポケットに手を突っ込んだまま焼かれたからよ・・・」「そういう男なのよ・・・」「ショットガンで私を撃った時も片手はポケットの中だったし・・・」 File:894

右手だけ都合良く残ったのは耐火加工されたズボンのポケットに手を突っ込んだままであったから。

実は、ここはちょっと複雑。「耐火加工されたズボンのポケット」は「耐火加工されたズボン」と「耐火加工された、ズボンのポケット」と二通りの解釈が出来る。

ベルモットは赤井が生きていることを信じていない。手が焼け残ったのも、赤井が過去に片手をポケットの中に入れてショットガンを撃ったのを見ているため、赤井の”くせ”が要因の偶然と考えている。そのため、「耐火加工されたズボン」という認識でいる。「加工されたズボンのポケット」に手を突っ込んでいたら意図的に残したことになってしまう。

しかし、赤井秀一は肺を撃たれた後は左手で腹を押さえ、右手をポケットに突っ込んでいるものの、倒れる瞬間は不自然に両手をポケットに入れている。また、すり替えられて焼かれた楠田の遺体もそのまま両手をポケットに突っ込んでいる。

これだと、ズボンが耐火加工だったら右手だけでなく、ポケットに入れた両手が残ってしまうし、手と同様に保護された脚も焼け残ってしまう可能性がある。この作戦を成功させるためには、確実に右手のみが残るようにしなければならない。

赤井が右手をポケットに突っ込み、左手で腹を押さえていたのは、組織にポケットに入れた右手が残ったのは「耐火加工のズボンのポケットに手を入れていたため」と勘違いさせるためでもある。そして、ベルモットはそう解釈して偶然だと考えたために、トリックを見破るまでに至らない。

しかし、実際は耐火加工された右手のポケットに手を突っ込んでいたために、右手だけが残ったと考えられる。ベルモットの会話は耐火加工されたズボンであれば焼け残るという説明をしただけなのかと。

死体すり替えトリック

TV:(遺体に拳銃で撃たれた跡が残っている事から・・・)(警察では殺人事件と見て捜査を続け・・・) File:609

安室:「拳銃で自殺する場合あなたならどうしますか?」

ベルモット:「そうね・・・」「銃口をこめかみにあてて・・・」

安室:「そう・・・弾痕は頭蓋骨にしっかり残る・・・たとえ遺体が燃えようと・・・」

ベルモット:「え?」

安室:「いましたよね?楠田の消息が途絶えた頃・・・」「時を同じくして頭を撃たれて焼かれた男が・・・」  File:894

楠田の近距離からこめかみを撃って自害したために、遺体は燃えてしまっても頭蓋骨に弾痕が残っていた。これが、時を同じくして額を撃たれた赤井の遺体も同じと考えられるため、ニュースを聞いたFBIや組織などを騙す要因の一つともなっている。

もし楠田の遺体に弾痕が残っておらず、TVでその件が放送されなければ、念のためFBIがその件を確認、残っているはずの弾痕がないのはおかしいとすり替えトリックに気づいた可能性がある。

楠田はこめかみ、赤井は額とそれぞれ箇所が異なっているため、組織がその資料を手に入れるか、高木刑事に聞き出すことができればその時点で発見された遺体が赤井のものではないと気付くことができた。ベルモットは以前、捜査資料を盗んだりしているのでやろうと思えばできたはず。ベルモットは赤井が生きていることを信じていなかったので、そこまでしようと思わなかったのかもしれない。

安室も情報を引き出していた高木刑事からこれ一つ手に入れるだけで疑惑を確信に変えることができたが、さすがにここまで深いところまで聞き出すことは無理だったであろうか。

安室の場合、赤井は生きているという強い疑いを持ち、偽装トリックを見破るためのピースを集めるためにコナンやジョディを調査、得られた情報から仮説を立てた。後に、自害したはずの楠田の遺体が警察に発見されずに消えていることからすり替えは間違いないと自分で確信しただけで、発見された遺体が赤井のものではない(楠田のものである)と決定付ける具体的な証拠を得たわけではない。

指紋の偽装

安室の推理通り、脂性の男の指紋は拭き取られ、最後の男は携帯を触っていない。赤井は手にコーティングをしていたために、指紋はついていなかった。

男:「つ、疲れてらっしゃったんですね・・・」「缶コーヒーを落とすなんて・・・」「───っていうか襲撃って・・・?」 File:850

赤井がコーティングをしているのは缶コーヒーを落としたことが伏線。

ジョディ:(あ、ちなみにその携帯電話、わけあってコナン君に借りている物だから・・・)(私やコナン君の指紋も付いていると思うけど・・・) File:609

ちなにみ、携帯にはジョディとコナンの指紋は付いている。

計画の全容

沖矢:「じゃあそのグルの女に頭を向けて空砲を撃ってくれと頼んでいたんですね?」

安室:「いや・・・頭を撃てと命じたのは監視役の男・・・」「予想していたんですよ・・・監視役の男が拳銃でとどめを刺す際に必ずそうすると・・・」(ピスコの時もそうだったようだし・・・)

沖矢:「なかなかやるじゃないですかその男・・・」「まるでスパイ小説の主人公のようだ・・・」

安室:「だがこの計画を企てたのは別の人物・・・」「その証拠にその男は撃たれた刹那にこう呟いている・・・」

回想 赤井:(まさかここまでとはな・・・)

安室:「ってね・・・」

安室:「まさかここまで・・・」「読んでいたとはな・・・」「そう・・・この計画を企てたある少年を・・・」「賞賛する言葉だったというわけですよ・・・」

沖矢:「なるほど・・・」「面白い・・・」 File:895

「ピスコの時もそうだった」と言っているが、コナンはその件を博士から聞いただけであり、博士も灰原が置き忘れた眼鏡で盗聴していただけであるので、頭を撃ったことは知らない。

コナンは過去の行動から予測したわけではなくて、単純に、止めを刺すなら頭を撃ち抜くだろうと考えただけか?ニュースで頭を撃たれた男の焼死体が発見され~などの報道を見ていた可能性もあるが。

また、「この計画を企てたのは別の人物」ということで、今回、裏で糸を引いていたのはコナンということになっている。これまでコナンと赤井(沖矢)は推理において全く互角(むしろ沖矢が上の描写も)の力を見せているが、先を読む力についてはコナンが上であるということを示したのか。

というのも、キール編では全くの逆で、赤井の先読みでコナン(小五郎)の命がかろうじて救われている。

赤井秀一の特長 (バーボン編)

単純に後の伏線の回収を楽にするためにそうしたのか、(安室の裏設定の伏線もシンプルな回収)赤井を強くしすぎてしまったことでまずいと考え、あくまでこの漫画の主人公はコナンですと言いたかったのか。

コナン:「ねぇ・・・」「ちょっと話しない?」

赤井:「フン・・・」「奴らを迎え撃つ策ならまだ思案中だが・・・」「でもさーボク、赤井さん見てて思ったよ!」「もしかしたらボクと同じ事、考えてんじゃないかって!」

赤井:「ホ───・・・」 File:599

赤井:「ボウヤにはいつも驚かされるな・・・」

コナン:「赤井さんが味方でよかったよ・・・」

赤井:「ボウヤもな・・・」

コナン:「それで?どうする赤井さん・・・」「イチかバチかのこの大勝負・・・」 File:600

一応、赤井とコナンは同じ事を考えていた(恐らく、キールをわざと奪還させること。)が、赤井が「ボウヤにはいつも驚かされるな」と言い、(赤井は普通の少年が自分と同じ事を考えていたからそう言ったとも考えられるが。)コナンが「イチかバチかのこの大勝負」に乗ってみるかどうかを聞いているので、コナンの方がより詳細まで計画を練っていたとも考えられる。

キールとジンの会話については、コナンが以前全く同じような会話のトリックを使っていたので、キールではなくて、コナンがウオッカの時のように、後のジンの行動まで見据えた上で作戦を練ったと考えられる。

ベルモット:「一応、女優の立場から言わせてもらうけど・・・」「あれは示し合わせた台詞じゃなく・・・」「心の底から出た言葉・・・演技じゃないわ・・・」「でもガッカリよ・・・」「こんな茶番に付き合わされていたなんて・・・」 File:894

ちなみに、頭を撃ち抜く時の赤井とキールの会話は驚きの感情とともに思わず出たアドリブであるが、最初からそこまで計画していたのなら演技であることがベルモットにバレてしまっていた。

これは、この計画のコンセプトでもある「敵を騙すには味方から」という考えに近いものであり、もしコナンが最初から全ての行動を指示していたら失敗していたことになる。

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更新日:2016-12-29
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