赤井秀一は生きている?

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キールの能力発揮?

来葉峠で起きた赤井抹殺事件。実は、一連の流れの中で、いくつかはある程度運に頼らなければ成立しないのでは、と一見思われるシーンもある。

キール:「なるほど・・・そしてのこのこやって来た彼に、あなた達が寄ってたかって弾丸をぶち込むのね?」

ジン:「いや、殺るのはお前1人でだ・・・」

キール:「え?」

ジン:「奴は人一倍鼻が利く・・・」「我々の気配に気づけば罠だと見破り、踵を返されちまうからな・・・」「我々は奴の弾が届かない遠くから事の成り行きを拝ませてもらう・・・」「お前に仕込む盗聴器とカメラでな・・・」 File:607

例えば、上記のシーン。赤井の死の偽装はキール自身が行う必要があり、しかも、ジンやウオッカは離れた位置にいなければできない作戦であった。そして、その通りになった。

これはもちろん、組織に潜入していた赤井秀一はジンのことを知り尽くしていると思われ、ジンがこうした行動を取ることはある意味必然と予め読んで立てた作戦であろう。

キールが裏切り者でないことを試すわけなので、キールに殺らせるのも当然である。

ジン:<どうしたキール・・・><早く止めを刺せ!>

キール:「でも、肺を撃ち抜いたから放っておいても後30分程度で・・・」

ジン:<頭だ・・・>

ジン:「頭に弾丸をぶち込め!」「それで赤井の息の根は・・・」「完全に停止する・・・」

キール:「・・・・・・」「了解・・・」 File:609

赤井の肺を撃った際は、「ほっておいても死ぬから~」とジンに止めを刺すことを躊躇するように見せるが、ジンに「頭を撃て~」と命令される。

赤井は肺と頭の仕掛けも用意していたようであるが、頭を撃てと命令したのはジンである。ここでもまた、頭を撃たなければ確実に死んだと見せかけることはできないので、そうした展開にならないと赤井陣営にとっては不都合である。

もちろん、ジンにとっても赤井が生き残る可能性を0にするために、頭を撃てと命令するのは最終的には必然であったであろう。

2つの事例ともに、ジンの行動の予測は可能で、それを元に計画を立てれば偶然を必然に変えることはできなくはない。

キール:「亡霊よ・・・」「生きているわけないわ・・・」「赤井秀一は私がこの手で撃ち殺したんだもの・・・」「ジン・・・あなたの目の前でね・・・」

ジン:「目の前じゃねぇ・・・ モニター越しだ・・・」「あの時、お前は小細工できる状況にあった・・・」「違うか?キール」

キール:「小細工って・・・ 見てたでしょ?彼が私に撃たれて、頭から血を流して倒れた所を・・・」「あれは、あなたが頭を狙えって言ったからそうしたのよ?」「しかも、あの来葉峠に呼び出すように私に命令したのもあなた・・・」「あの後、彼と会うまでずっと組織の監視下にあった私に・・・」「一体どんな細工ができるのかしら?」 File:702

ポイントになるのは米花百貨店爆弾騒動で、キールは「あなたが頭を狙えって言ったからそうしたのよ?」と頭撃ったことは自分の意思ではなく、ジンの命令で撃ったことを主張した点。

これは最初からキールがそれを行った場合には言えないことであり、ジンの命令で全て行ったと見せかけることで、自分は細工不可能であることを相手に印象付けている。(これがコナン&赤井の狙いの一つ。)

このやり取りから逆算して見ると、キールは高度な心理トリックを使って、最初からジンのとの交渉を意図的に有利な方向へコントロールしていた可能性がある。

考えられるのは、慎重なジンは裏切り者の可能性のあるキールの提言を全て却下するということを予め見抜き、それを逆手に取ったということ。(これはジンの性格も影響しているかもしれない。)ジンはキールの発言を全て無視し、別の方法を提案している。

キールは自分達の立てている計画と逆の提案をし、ジンにはその逆を取ってもらうことにより、自分達のやりたかったことへと導いているのである。そうすることで、計画は全てジンが立てたことにもなる。こうした心理操作は、現実にも存在するテクニック。

キールの誘導なくしても、同じ結果となっていた可能性もありえる。しかし、キールが最初から本来の作戦通り1人で殺ると言えば、ジンは警戒して別の手段を考えた可能性もあり、そうなってしまうと失敗である。

また、頭を撃った際も、いきなり自分から頭を撃ったのでは後でキールが「何か細工をしたのでは?」と勘ぐられる可能性が出てしまう。ジンに命令させ、事前の細工不可能であったと思わせることが重要。

つまり、上記2つの例の時は、ただ流れに任せたゆえの結果なのではなく、キールが駆け引きを行っていた結果とも考えられる。

一見赤井のような”凄さ”を感じないキールだが、これを彼女の能力とすれば、さすがCIAと言ったところだろうか。キールは「脈拍や呼吸の乱れと瞳孔の開き具合で偽証しているかどうかを見分けるスキル」なども持っている。いわゆる、心理戦はめっぽう強い。

*アニメ版では、ジンの命令で全て行ったために偽装は無理だというキールの主張が、強調された形の演出となっている。やはり、ここはキールと赤井&コナンが意図的に仕掛けた罠かもしれない。

以前コナンも使ったテクニック

博士:「お、おい、どうする気じゃ?まさか奴らの言いなりになってそのソフトを持って行く気じゃあるまいな?」

コナン:「言いなりにはなってねーよ・・・」「会話を誘導して受け渡し時間を午前4時に早めたんだよ!」「焦って怯えるフリをしてな!」 File:376

ジン:「ホォー・・・奴とメールを交わしていい様にあしらわれたというわけか・・・」

ウオッカ:「い。いや、時間を決めたのはこっちですぜ・・・あいつ、例の別荘でメールを受け取りやがって、雪で停電したなんてほざきやがるから電話で直に・・・・・・」 File:377

実は、以前にコナンも同じ手法でウオッカを騙したことがある。

相手にこちらから要求をすることで、相手は下手に出ないようにその要求とは別の手段を選ぶ。しかし、本当に要求したいのはその相手が選ぶ手段である ─ という心理トリック。

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更新日:2016-12-29
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