赤井秀一は生きている?

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偽装の方法について

ここまでの内容で、「赤井とキールはどうやって作戦を共用したのか?」という部分では、確かに、キールとジンが米花百貨店の前で「ずっと組織の監視下にあった私に、一体どんな細工ができるのかしら?」と話しているように、組織に戻ってからはそんな余裕は全く無かった。

しかし、「先の先まで見通せる神懸かり的な頭脳が彼や私に備わっていたのなら、できたのかもしれないわね」と言う発言から、コナン&赤井は組織がキールを簡単には信用せずに赤井を殺すよう命じるだろうという先の先まで見抜き、あらかじめ対策を立てることは可能であったと推理できる。

では、今度はカメラで監視されていたキールは、どうやってジン&ウオッカに赤井を殺害したように見せかけることができたのか?という、方法論についての検証。

これに関しては、具体的に「〇〇を使った」という伏線があるわけではない。やり方もいくつか考えることができるので、詳細な部分まで推理で正解を導くことは難しいかもしれない。しかし、監視状況下でなんらかの手段を使えば「技術的に可能であったのか、不可能なのか」と言う点について考えることはできそうである。

── ポイントになる箇所は以下の3点

・目の前で肺と頭を撃ち抜いている
・車ごと爆破に巻き込まれた
・後に焼死体が発見された

頭と肺を打ち抜いた

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これは割りと簡単に想像できるかもしれない。考えるのは2点、銃で撃たれているのに生きている「防弾」と撃たれた箇所の「血」の演出。

まずは防弾について。胸は単純に防弾チョッキでも着ていれば問題ない。頭についても、赤井はいつもニット帽を被っているので、その中に胸と同じように細工をすることはできそう。

1発目は発射されるところがアップで描かれているが、2発目は遠距離からなので空砲?という考えもできる。

ただ、銃はジンから与えられたものであり、銃そのものにキールが細工をすることができたかは不明。後でバレるリスクもありそうである。

血の演出については、30巻(集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド)で、モニターで監視している犯人に対して、銃で撃たれた箇所をケチャップで血に見せかけて騙し、後で「モニターで見たらケチャップでも血に見えるしね」と言っている。

ケチャップでなくとも、赤い塗料などでも適当に演出できそう。しかも、ジンが見ているのは同じように”モニター越し”である。辺りは暗がりであるので、これも偽装はそれほど難しくはないはず。

また、赤井は登場してから撃たれて倒れるまで、不自然なくらいにずっとポケットに右手を突っ込んだまま。

ポケットの中にボタンを押したら偽の血がでるような仕掛けを作っていたかもしれない?胸や頭に普通に偽の血を袋に入れて仕込んでおけば、撃たれた衝撃で破裂、血が流れ出すという方法もできそう。

いずれにせよ、防弾についても血の演出についても、何らかの細工はできそうなのは確か。

車ごと爆破

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次に、どうやって爆発する車から抜け出したのかというところ。監視カメラはキールに仕掛けられているが(首につけられている)、警察が来たために、急いで爆弾を仕掛けて車でその場を離れている。その間、赤井の倒れている車の様子はキールに付けられたカメラには映っていない。

赤井はキールに胸を撃たれた時に、ジンの車の位置を確認しているが、ジンはかなり離れたところに車を止めている。

この襲撃作戦が行われたのはキールのメールの文面から19:00。季節は秋冬なのか、既に辺りは暗い。この状況を考えると、カメラに映らないタイミングがあり、その間に直接ジンの視界にも入らないように車を抜け出すことはできそうである。

以前にも、キャメルがキールを車で運んだ時に爆破寸前で抜け出すという荒業をやってのけている。キャメルに可能であれば、頭脳・身体能力共にパーフェクトなスペックの赤井もできるだろう。

但し、キャメルの時はガードレールに隙間があり、そこから抜け出すという方法であった。赤井の時はガードレールに隙間はなく下は崖。

だが、抜け出す時間としてはキャメルの一瞬のタイミングと違い数秒は余裕があり、前述した周囲の状況から、崖に飛び込まなくとも、ジンに見られずにこっそり抜け出すこともできそうである。キャメルの時よりも難易度としては低いのではないかろうか。

発見された焼死体

最後に、赤井と指紋が一致したと言われる、発見された車の中の焼死体について。

ジョディ:「待って!そういえばあの時・・・」「秀一・・・コナン君の携帯電話を・・・」

ジェイムズ:「じゃあコナン君に連絡して携帯を・・・」

ジョディ:「いや、さっきコナン君から借りて・・・今、私持っていて・・・」「と、とにかく、これを警察に持って行って確認して来ます!」 File:609

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まず、ジョディはコナンから借りていた携帯に赤井の指紋が付いていることを思い出し、高木刑事に依頼して、焼死体の指紋が携帯に付いている指紋と一致するかどうかで赤井の生死を確認しようとしたところがポイント。

高木:「あ、でもあの遺体色々不可解な点が多くて・・・何か他に思い出されたら連絡をください!」

高木:(調査の結果・・・)(あなたの言う通り、あなたやコナン君の指紋と一緒に出て来ましたよ!)(先程焼死体で発見された・・・)(男性の指紋がね!) File:609

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結果として、焼死体の指紋がコナンの携帯に付いていることが判明し、焼死体は赤井のものだとFBIは判断した。

しかし、高木刑事は「遺体は色々不可解な点が多い」と含みを持たせている。何か細工をしている可能性があるということ。

TV:(炎上したのは黒いシボレー・・・)(中に乗っていたのは20代から30代の男性で・・・)(発見したのは、偶然 別の事故現場にパトカーで向っていた警察官2名!)(その警察官の話によると、突然目の前で車が爆発したらしく・・・)(遺体に拳銃で撃たれた跡が残っている事から・・・)(警察では殺人事件と見て捜査を続け・・・)(車のナンバーや、かろうじて焼け残った遺体の右手から身元の割り出しを・・・)

ジョディ:「違う!これ、秀一じゃない!!」「組織の誰かを身代わりにしたのよ!」「彼ならきっとそうするわ!!」「警察に行って確認すればすぐにわかるはずです!」 File:609

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そこで少し話を戻すと、発見された遺体は「遺体に拳銃で撃たれた跡が残っている」「かろうじて右手が残っているだけ」という事実。指紋以外では、その遺体が誰のものか分からないのである。

そして、ジョディは赤井が死んだかもしれないという情報を得た時に、「違う!これ、秀一じゃない!!」「組織の誰かを身代わりにしたのよ!」「彼ならきっとそうするわ!!」と言っている。これは典型的なフラグ。

「組織の誰かを身代わり」でピンと来るのが、キールを捜しに病院に潜り込んでいたあの人物。

FBIは病院に潜入捜査していたのが「楠田陸道」であることを知り、彼を追いつめる。ところが、その追走途中に拳銃で自害されてしまっている。その遺体を利用したという可能性。

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楠田の遺体をどう利用したのか?と言うと、実は、コナンの携帯は病院に潜り込んでいる組織の人間を調査する際に、楠田にも触らせている。

かろうじて焼け残ったのは右手だけ、つまり、それが楠田の右手であってもコナンの携帯に付いている指紋と一致する。赤井がコナンの携帯に触った時も、本来赤井は左利きであるが、この時は右手である。これも携帯の指紋が後でキーになるという伏線となる。

楠田陸道の遺体をFBIは警察に手渡したという描写はない。警察に通報していた場合はコナンと赤井は何らかの聴取を受けるはずであるが、それがなかったという事はFBIで処理したということも考えられる。FBIが日本で活動していることは秘密なので、警察に連絡すると、この件に説明がめんどうになるだろう。

車に残った遺体はかろうじて”右手が焼け残った状態”であるが、作り物ではさすがにバレる。

「拳銃で撃たれた跡」は後からでも細工できるが、楠田は拳銃自殺なのでそのままでも問題ない。楠田の遺体に右手以外にガソリンなどを撒いておけば、「右手だけがかろうじて残る」などの仕掛けもできるかもしれない。

キールが赤井を撃った時は車の後部座席は映し出されていない。あらかじめ楠田を車に乗せておけば発見されるのは楠田の遺体となる。

いくら組織の人間の遺体とは言え、FBIやコナンがこんな利用の仕方をするのはどうかと思うが…

モラルとか気にしなければ、仕組み的にはなんら問題ない。でも遺体を勝手に使うのはやっぱり犯罪じゃないかと思うんだが… まあ、この辺は目をつぶるべきだろうか。

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更新日:2016-12-29
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