火傷赤井の正体予測

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火傷赤井=バーボン?

米花百貨店でのジンとキール・ベルモットの会話でも、火傷赤井を見たジンが独断専行で行動しているバーボンのことを「相変わらず気にくわねぇ野郎」と言っているので、火傷赤井=バーボンであると判断できる。

「実は入り口付近にいた沖矢昴を見ていた」というミスリードまで慎重に考えたとしても、もし、火傷赤井がバーボンでなければジンが火傷赤井に対して「あいつは誰だ」と思うはずであるが、そうした反応はなかった。

米花百貨店の会話

この段階でもう文脈的に火傷赤井=バーボンを確定することができるのだけれど、見過ごしてしまう人も多いので解説。

キール:「ねぇ、彼はこの事知っているの?」

ジン:「彼・・・」「誰の事だ?」

キール:「バーボンよ・・・」

ジン:「さあな・・・ベルモットと同じく奴も秘密主義者・・・」「どこで何をやっているかわからねぇよ・・・」

ウオッカ:「そういやぁ、バーボンも赤井の事を嫌ってやしたねぇ・・・」「ジンの兄貴以上に・・・」

ジン:「奴はそれ見た事かと鼻で笑う・・・」「そんな奴の面は拝みたくねぇからな・・・」 File:703

ジン:「フン・・・独断専行か・・・」「相変わらず気にくわねぇ野郎だぜ・・・」

キール:「え?誰のこと?」

ジン:「・・・・・」

「お前の言うとおり・・・」「小説の中だけにして欲しいもんだぜ・・・」

「シャーロックホームズのような探偵はな・・・」 File:704

まず、ベルモットの一言でジンは射撃命令を止めて撤退を決意する。火傷赤井について納得したことから、ベルモットはあの火傷赤井についてジンに説明したことになる。

単なるボスからの撤退命令だとしたら、あの火傷赤井について少なくとも疑問は持つはず。そうでなかったということは、ジンはベルモットから火傷赤井の正体を聞いたと導ける。

これが沖矢へ向けた反応とセリフであれば、ジンは「じゃあ、あの火傷赤井は何だ?」という疑問が残るはずであるが、前述したように、そうしたことは全くなかった。つまり、独断専行の気にくわねぇ野朗は火傷赤井のことである。

独断専行が沖矢だと…

ジン:「あいつは赤井秀一・・・」
ベルモット:「あの赤井は私が手伝ったのよ!ヒソヒソ」
ジン:「(沖矢にむけて)野郎、独断専行か~」「撤退するぞ!」
ウオッカ:「えっ??、あの茶髪のことかよ、で、あの、火傷赤井は何なんすか?ほっといていいんすか?」

となり日本語としておかしな会話となる。

もう一つ、ジンの発言がベルモットに向けられたものではないということ。

ウオッカの「赤井のこと嫌ってました~ジンの兄貴以上に・・・」や、ジンの口調からジンはバーボンのことを前から嫌っていたことがわかり、「相変わらず気にくわねぇ野郎だぜ」はここにかかるので、前半で言っている人物(バーボンについて)と後半で言っている人物(くわねぇ野郎)はイコール。

「ベルモットと同じく奴も秘密主義者」はベルモットも秘密主義者だが、ジンが強調して言いたいのはベルモットが秘密主義ということではなく、バーボンが秘密主義者だという事。そして、その秘密主義者であるバーボンが「独断専行」をしているのでジンはむかついている。

野郎」はジンの言う「(バーボン)」の言い換えた語で、ベルモットではない。(奴=バーボン=野郎≠ベルモット)「野朗」は辞書的には通常”男性”を罵る単語である。

バーボンはコナンも「探偵のような奴」と言っているが、これがベルモットに対しての発言だと、ベルモット=「シャーロックホームズのような探偵」となってしまう。

シャーロックホームズのような探偵に当てはまる人物は、探偵のような火傷赤井(バーボン)についての発言である。(キール曰く、バーボンは探偵としてのスキルを持っており、コナンにも探偵のような奴と言われている。)

並列的な表現になっているところがポイント。

キール:「え?誰のこと?」

×ジン:「(ベルモットのことだ)」

ジン:「お前の言うとおり~小説の中だけにして欲しい~シャーロックホームズのような~」

キール:「え?誰のこと?」

〇ジン:「(バーボンのことだ)」

ジン:「お前の言うとおり~小説の中だけにして欲しい~シャーロックホームズのような~」

キールが「えっ?誰のこと?」と聞いているのは、誰のことか分からなかったからであるが、用は誰だか分からんような奴の話だったこと。

漫画的には「・・・・」と伏せておくことによって、まだ謎の人物にしておきたいという表現。ここに入るのはベルモットではない。

作外の視点

「バーボンが動き出した」と警告があったのが60巻で、世良真純の登場が73巻、安室透の登場が75巻である。バーボンが安室で火傷赤井がバーボンではなかった場合、バーボンの初登場までに15巻、4年以上空いてしまうことになる。

名探偵コナンは伏線の回収は10巻以上後にされることも少なくないが、この場合は事件の犯人のようなものなので、殺人事件が起きてからその犯人が15巻,4年以上全く登場していなかったというのと同じである。

「バーボンが動き出したので探してみてね!」というメッセージを読者に与え、そのバーボンの初登場が15巻,4年後だったら、もうコナンは読みません(笑)

バーボン本体の登場は遅かったけど「実はバーボン編の最初のほうで出てきてますよ」ということ。

まぁ、バーボンは他の人物に変装して早めに登場していて、火傷赤井は別の人でも良いのだが、それはまた別の話。

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更新日:2015-11-1
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