灰原センサー(組織の臭い)の仕組みと法則

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赤井の組織臭

32巻(シカゴから来た男)

灰原:「ね、ねぇ見た!?」「今の車に乗ってた人の顔!!」

コナン:「いや・・・速くて見えなかったよ・・・」

灰原:「そう・・・」 File:326

コナン:(それに、ジェイムズさんが誘拐された事件で、灰原は奴の気配に反応した・・・) File:380

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灰原は車ですれ違う赤井に反応する。これが組織臭の反応であることは、後のコナンのモノローグで回収される。

コナンと真剣に話し込んでいた灰原が通りかかった車の運転手に険しい顔で反応したのは、並々ならぬ気配を感じたから。

特有の「ドックン ドックン」でなかったのは、一瞬で通り過ぎてしまったからだと考えられる。まぁ、この時点では純粋な組織の人間と違うから気配が薄いなど、他の理由も考えられるけれど、後の沖矢からは怯えるくらい強い組織臭を感じている。

通り過ぎる間に「出たり消えたりしたから」と言うよりは、あっという間に去ってしまったから無くなったというほうがしっくりくる。

ただ、この時はまだ単に「赤井の組織臭をどう表現するか」を決めていなかった可能性も。

黒の組織との接触 ─

赤井:(まさかな・・・)

灰原:(え?)

コナン:(ん?どうした?)

灰原:「・・・いや・・・」「なんでもないわ・・・」 File:383

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「黒の組織との接触」の話の最後でも、後ろから赤井に睨まれた灰原は気配を感じて振り返るのだけれど、「なんでもないわ」と再び歩き出す。

これは、赤井が去ったので気配を感じなくなったのか、一瞬だけ気配が出ただけで消えてしまったからなのかはからない。このシーンの直前に赤井は灰原の横をすれ違っているはずなので、本来ならもっと早く感じるはず。

睨まれた(赤井に気づかれた)ことで組織臭が出たとも考えられるかもしれないが、後のケースを見ても、組織臭は灰原の視界に入らない場所でも、相手が自分を意識するかどうかに関わらず感じ取ることができる。

ちなみに、灰原は赤井に睨まれたことで目線を感じて振り返ったとも解釈できるが、「シカゴから来た男」と同じような反応のため、組織臭が原因だと思われる。

灰原センサー不発

35巻(迷いの森の光彦)

コナン:「おまえ、前に言ってたよな?組織にいた人間は匂いでわかるって・・・」「だったらさっき木の上にいた沼淵の匂いも・・・」

灰原:「ええ・・・だから困ってるのよ・・・」「何も感じなかったから・・・」 

コナン:「え?」

灰原:「あのお姉ちゃんでさえ例の事件の前には匂いがしてたのに・・・」「危険を察知する唯一の感覚だったのに・・・」「鈍ってるんだわ・・・この平和な生活に慣れて・・・」「いよいよヤバくなってきたわね、私・・・」

コナン:「良かったじゃねーか!」

灰原:「え?それだけオメーが普通になったって事だろ?」 File:360

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沼淵己一郎は元組織の一員。灰原センサーは組織に所属していた人間の臭いを感じ取る能力であったが、沼淵を前にしても感じることがなかった。

組織臭は地位やキャリア、自分への敵意は組織臭の有無には(強度は関係ある可能性あり)関係ないようで、姉ですら事件の前には組織臭を感じたとのこと。

元々姉の明美は組織の監視下にありながらも一般人と同じ暮らしを許されていたのでそれほど組織に深入りはしていなかったのだけれど、明美が組織の命令を受けて組織の働きを始めたことで、灰原は姉からも組織臭を感じるようになった。

逆に言えば、「組織の家族」程度では組織臭は出ない。しかし、一旦組織としての仕事を始めたら、条件は関係なく組織臭を発するようである。

ところが、本来感じるはずの沼淵からは感じない。まぁ、沼淵はただの被験者だったのだけれど、元々は殺し屋に仕立て上げられるはずであったので、組織に染まっていると考えられるか。

少なくとも、灰原は沼淵を組織臭を感じる対象と認識しており、彼から感じなくなったのは「平和な生活に慣れて鈍ってる」と判断している。

灰原が言っているように、灰原センサーは自分の身を守るための「危険を察知する感覚」なので、平和になればその感覚も鈍るのは当然。そのため、灰原は根拠もなく適当な理屈でそう考えているわけではない。

この時点で、初期の明美のように「あまり深入りしてなかったから」「脱退済みだから」という原因は考慮に入れていないのだけれど、灰原の考えはミステリートレインの後の話で補足され、正しいことが証明される。

とは言え、37巻ではきっちり復活しているようなので、(少なくとも41巻では完全復活)この件で再び警戒心を強めたのかもしれない。

ベルモット編のクライマックス

41巻(4台のポルシェ)

灰原:(薬・・・)(お医者さんに診てもらったのね・・・・・)(覚えてないけど・・・)(記憶にあるのは、博士に抱えられてデパートを出て・・・)(確かあの後・・・)(確か・・・)

(バカね・・・見つかってたらあんな夢、見てる状況じゃないし・・・・・・)(博士だってああやってうたた寝・・・)「!?」「」「は、博士!?」「博士!?」「博士!!!」

コナン:「よォ・・・起きたのか?」

灰原:「え?」「あ・・・」(トマトジュース・・・)

博士:「ムニャムニャ」

コナン:「博士に言っとけよ・・・缶ジュース飲みながらネット見るの止めなって・・・どーせ途中で寝ちまってこぼしちまうから・・・」

灰原:「そ、それよりどうしてあなた・・・」

コナン:「嫌な予感がしたから様子を見に来ただけだよ・・・」「オメーの看病の手伝いするって言ってな・・・・・・」「まぁ、取り越し苦労だった見てーだから・・・・・・」「安心していいぞ・・・」 File:423

灰原:「感じたのよ・・・」「杯戸町のデパートに行ったあの日・・・」「薄れて行く意識の中で・・・私を蔑むような冷徹な視線を・・・」 File:424

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灰原は杯戸町のデパートに行った日、蔑むような冷徹な視線を感じていた。これは、新出先生に変装したベルモットが灰原を診察しに阿笠邸に入った時のこと。

目が覚めた時にはもう夜で部屋には誰もいなかったし、デパートを出た後の記憶も曖昧で、薬が置いてあることから医者に診てもらったと判断。正体がバレていたら今頃殺されているはず、など状況を分析して夢だと思ったが、灰原の感じたことは間違いではなかった。

灰原はほとんど意識がなかったので特有の「ドックン」の描写はないが、そんな状況下でもベルモットの気配を感じている。

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更新日:2018-4-28
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