灰原センサーの法則

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参考↓
灰原センサー(組織臭)チェック表

組織にいた者だけが発するイヤな匂い(組織臭)

29巻(謎めいた乗客)

コナン:(く、黒ずくめの男!?)

灰原:「違うわ・・・」「わかるのよ匂いで・・・」「組織にいた者だけが発するあのイヤな・・・」

コナン:「別に変な匂いなんてしねーけどなぁ・・・」

灰原:「ふざけないでくれる・・・?」

コナン:「でもよー、そんな第六感でわかるんならピスコの時も・・・」

灰原:「ええ・・・うすうすそうじゃないかと思ったわよ・・・」

コナン:「じゃあ何であん時言わなかったんだよ?」

灰原:「自信が持てなかったのよ・・・」「もう一人いたような気がしたから・・・」「そう・・・ピスコよりずっと強烈で・・・」「鳥肌の立つような魔性のオーラをまとった・・・」 File:287

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灰原は組織にいたもの者だけが発するイヤな匂いを感じ取ることができる。「いる」ではなくて、「いた」と表現してるのもポイントで、後の話では組織にスパイとして潜入していた赤井にも反応する。

ファンからはこの組織の匂いのことを通称「組織臭(匂)」。灰原がそれを感じ取る力を「灰原センサー」などと呼ばれている。

当たり前だが、コナンが「別に変な匂いなんてしねーけどなぁ」とボケて、灰原に「ふざけないでくれる」と怒られているように、組織臭は本当に変な匂いがするわけではない。

「魔性のオーラ」と灰原が表現しているように感じ取るもの。コナンが言う「第六感」(sixth sense)。

ただし、オーラと言っても灰原が感じる直感、嫌な予感のようなものなので、ドラゴンボールの「気」のように相手側がコントロールするわけではない。いわゆる、自分の身を守るための危険察知能力なので、動物的感、野生的本能。

自然災害の前に動物たちがざわめきだすようなもの。「災害」がバレないように気を抑えようだとか、威圧させるために気を増大させようだとか意識しているわけではない。

灰原は自分の身を守らなければならないのだけれど、組織のメンバーの顔を全員把握しているわけではなく、いつどこから近づいてくるかわからない。そのために、相手が組織の人間かどうか見分ける力がある。

杯戸シティホテル(ピスコ&ベルモット) ─

「ええ・・・うすうすそうじゃないかと思ったわよ」と後出しで語られるが、灰原は杯戸シティホテルでも組織臭を感じていた。

また、「そう・・・ピスコよりずっと強烈で」とあるので、ちゃんとピスコからも感じている。それだけでなく、「ずっと強烈」なのでもう一人いた。それがベルモット。同じ組織員でも、メンバーによって強弱はある。

灰原が杯戸シティホテルで組織臭を感じた段階で「自信が持てなかった」のはベルモットが強烈なオーラを放っていたから。

ここは本当の臭いに例えたほうがわかりやすいかもしれない。強烈な臭いのものと、少し臭うものを同じ部屋に置いた場合、強いほうの臭いしか感じ取れなくなる。

だから、混乱して二つを嗅ぎ分けることができなくなり、「もう一人いるような気がするけど確かではない」「どこから出ているのかわからない」という状況に陥ったため、ピスコに確信が持てなかった。

もし杯戸シティホテルにベルモットがいなければ、ピスコが組織のメンバーだということには簡単に気づくことができたはず。

ちなみに、灰原の感覚は不確かであったと言っても、「もう一人いたような」というのは信用して良いのではと思われる。「もう一人いたような」気がしたけど、「いたような」なので「いませんでした」というのがないように、まだ「もう二人いました」とか、それはアンフェアなので。

バスジャック(ベルモット) ─

コナン:「え?」

灰原:「く、工藤君・・・」「席を替わって私を隠して・・・」「お願い!!!」  File:287

コナン:「おい灰原、おまえも何か知恵出せよ・・・」「おい・・・」

灰原:(何?)(何なの?)(この刺さるようなプレッシャー・・・)(あの時と同じ威圧感・・・)(いる?あの人が・・・)(このバスの中に!!!)(やっぱり組織の人間?)(私を追って来たの?)(それとも偶然?)(こんな所で私の正体に気づかれたら・・・)(組織を抜けた裏切り者だとわかったら・・・)(私と一緒にバスに乗った博士もみんなも・・・)(一人残らず消されてしまう・・・)(もちろんこの人も・・・)(確実に・・・)(お願い・・・)(お願いだから・・・)(見つからないで!!)

コナン:(おい・・・)(まさか・・・)(まさかいるのか・・・)(このバスの中に・・・)(奴らの仲間が・・・)(でも今はバスジャックのもう一人の仲間の割り出しが先だ・・・)(そいつを見つけて早く手立てを考えないと、黒ずくめどころじゃなくなっちまう・・・) File:288

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灰原が組織の臭いについて話すやいなや、乗車していたバスの中で強烈な組織の気配を感じる。

もちろん出所は新出先生に変装したベルモット。実は後に組織臭を感じることになる赤井も同じバスに乗り合わせているのだけれど、このバス内での彼の臭いについては後の話でも言及はない。

これは杯戸シティホテルの時と同じような状況、ベルモットのオーラがあまり強すぎて気づいていないのだと考えられる。それも、一番強いオーラの持ち主がバスという狭い範囲ですぐそばに座っていた。

灰原は組織臭を感じると、「ドックン」「ドックン」と押さえきれないように心臓が高鳴り、過呼吸のような症状を引き起こす。特にベルモットの場合はあまりの恐怖で萎縮してしまう。

この描写によって、組織臭は日常編の事件や殺人犯などがそばにいる時の「事件のにおい」「怪しい」などの反応と完全に区別されている。灰原はわりと勘が働く設定なのだけれど、凶悪殺人犯であっても組織のメンバーに遭遇した時のように恐怖に怯えることはない。

ベルモットから最も強く感じる理由は直接は説明されていないが、恐らく灰原への殺意が人一倍強いからだと考えられる。

通常の組織員があくまで裏切り者の始末として灰原を捜しているのに対して、ベルモットだけはもっと深い因縁がありそうなことがこれまでの話で描かれている。ベルモットの場合、特別な「憎しみ」のようなものが含まれているかも。

組織に在籍している期間なども考えられるが、それだとピスコの臭いが大したことがないことの説明がつかない。(ベルモットはそれ以上の可能性もあるが。)

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実は、灰原がこの組織臭について言及したのは29巻が最初であり、実際に組織臭を感じた24巻「黒の組織との再会」の時に「実はあの時も」と後出しとなっているのだけれど、24巻ではちゃんと特有の「ドックン」の描写がある。

ただ、この時灰原はジンのことを思い浮かべているので、読者には勝手に妄想して自分を追い込んでドキドキしているだけのように見せている。(それがなければ、この時点で「何このドックンは?」となるのだけれど。)しかし、この激しい「ドックン ドックン」は組織臭の描写。

恐らく、灰原自身も逃走して初めて得たいの知れない組織のメンバーが近くに潜んでいるという事態に遭遇したため、状況をはっきりと把握できていないのかもしれない。

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更新日:2015-12-19
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