利き手(腕)について

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名探偵コナンでは利き手が犯人特定に使う根拠として利用されることがあり、重要な推理の要素の一つである。

例えば、かなり早い時期のコミック2巻。殺害された被害者と犯人が成りすました被害者の写真で、箸を持つ手とペンを握る手の違いから、利き手が別人であると見抜くヒントとなっている。

アニメNo.552の「NEXT コナンズヒント」は「左利き」で、次の回(アニメオリジナル)の推理のヒントになっている。その回の「犯人は元太の父ちゃん」でも利き手の話は出ている。

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作者も、左手で箸を持っていたキャラが次の場面では右手で持っていたりなどといった、適当な描き方はしていない。特に、日常編の登場1回きりの人物ではなく、何度も出てくるキャラに関してはしっかりと「利き手」の設定がされていると思われる。

利き手判断の注意点

常識的な視点

タバコを吸う時や、電話をする時、ドアを開ける時や軽い物を持つときなどは日常においては利き手と反対の手で行うことも多い。

例え作者がこうした場面においても利き手を使い分けて描いていたとしても、「左手でタバコを吸ったから左利き」「右手で携帯を持っているから右利き」のような現実的視点から見て不確実だと思えるような推理をしても論理的ではない。

箸を持つ手やペンを持つ手など、通常利き手でしか行わない行為であれば、利き手を判断する根拠にできると思われる。

本来左利きの人が、右手を練習して右利きとして生活している人はいる。幼いころに右手で字を書くように教育されたような人である。

そうしたことにより、まれに両利きの人も存在する。だが、特別な理由がない限り、右利きの人があえて左手で字を書いたりすることはないと思っていいので、その場合は左利きと判断できる。

また、銃を撃つような人が、いざというときにどちらでも撃てるように練習している人もいる。だが、両利きであっても、包丁を握る手など、正確さや器用さや力が求められる時は本来の利き手を優先して使うはずである。

頻繁的に使われる手

実は、コナンの世界では携帯を持つ手やかばんを持つ手など、ちょっとしたことでも利き手を使っている事が多かったりする。

けれど、具体的にたくさん調べてみると、時々そうでない場面も見つけられる。現実的には、毎回同じ手を使っているほうがむしろ不自然なのだが…

普段使っている手を見ていけば、どちらが利き手なのかと推測を立てたることはできる。その後、利き手でしか行わない行為を探しだすことができれば、それは確かな事実となり、推理の根拠としても使えるだろう。

利き手は完璧か

前述したように、名探偵コナンでは日常編でも時々推理の利き手を推理の根拠として使用することがあるわけだが、「タバコを吸っていた手が~だからと」意外と安易な行動から利き手を判断していることもある。

では、そのルールが常に守られているかというと、そうでもなかったりする。利き手が根拠として使われている回は矛盾がでないようにしっかりと見ているようだが、全編を通してあらゆるシーンの手をチェックしているわけではないようである。そんなことしたら相当大変だが。

ペンを握ったり銃を撃ったりするシーンはさすがに適当というわけではないが、携帯を持ったり軽い物を持ったりする手は利き手以外でもまれに行われている。

コナンも「利き手」のみで推理を行っているわけではなく、必ず他の根拠も合わせている。利き手ルールは特定の日常編と他の日常編でどこまで適用されるのかというところも曖昧な部分がある。(適用範囲外のものも多いので、利き手の判断基準はその根拠が用いられた回のみに限定した方が良さそうでもある。)

これらのことをまとめると

・基本的には設定された利き手を頻繁に使う。ただし、まれに利き手以外も使っている。
・日常編で使われた利き手ルールは適用範囲が曖昧な部分がある。
・利き手のみを伏線とすることはない。

使用頻度が高い手は利き手の推測にはなるが、利き手以外も使うことがある。そのため、必ず利き手で行う行為と合わせることで信頼性が増す。

どちらにしろ、利き手以外でも行う行為を例に挙げたところで、現実的な推理として説得力を持たない。確実な根拠を出すようにすれば、適用範囲外の利き手ルールについて心配する必要もない。

また、利き手のみが伏線とされることはないため、推理には利き手以外の根拠も見つける必要がある。そうすれば、「利き手が伏線なのではと疑ったがどうなのかわからない」という時でも、他に伏線があるかどうかでその予測が正しいかどうか判断することができる。

その他の補足

利き手を隠す場合

File800の犯人のように、利き手を隠すということもありえるパターンである。ただし、利き手を騙して容疑者から外れようとするなど、隠す理由があることが条件である。

その場合でも、利き手以外を使用するのは「人が見ている」「カメラに映っている」「指紋がつく」など必要がある状況のみである。誰も見ていないところや、見られても問題の無い人の前で利き手を隠す必要はない。

また、利き手を隠していた場合でも、必ず「隠している」と見破ることができる伏線がある。そうでなければ、それは”隠している”ことにはならない。表現上はそれが”利き手”になるだけである。

もう一つ、伏線はきちんと読者に伝わるものでなければ意味がない。例えば、本来左利きの人が右で物を持ったシーンを描いても、右で物を持つことが右利きを証明するわけではないので、それは伏線とはなりえないはずである。

利き手が違う人物の変装

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登場するシーンの量などにもよるが、利き手が違う人物が同じ人物に成りきったり変装した場合、ベルモットのように利き手までトレースして成り切る場合を除いて、コミック2巻のように、日常生活の中で普段通り利き手の傾向ははっきり表れるはずである。

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