サンデー File:1009-1012

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さざ波シリーズで世良と新一の出会いのエピソードが赤井との出会いがメインになったように(一応、「1ミリも許さない」シリーズの伏線が全て繋がると考えることも可能)、実は明美がこの時いたエピソードが強引な後付で、安室の身長は描いちゃったので変えれないし、明美をこれ以上小さくは描けないので、同じになってしまったのでは?

安室は宮野夫婦と明美とは会ったことがあると言っていたけれど、厚司はおそらくエレーナと同じ時期の可能性が高く、明美に関しては組織内でも問題はなかった。これが、幼少期の明美も一緒だったとすると、どうしても別れの時期がずれる。安室とエレーナの別れを描いた時には、安室の年齢は意識して描かれていたと思われるが… こう考えられる理由はまだあるので後述。

安室が何らかの成長障害にあったとすれば安室、明美の身長差の矛盾はなくなるけれど、厚司の研究がAPTX4869に関係するものではなく、本当は成長促進のほうであったとかでなければ、矛盾を解消するための設定だけが浮いてしまうので、無理なことはせずに描き分けできていないとしたほうがすっきりするかもしれない。

そして、「4人目」の子供について。この安室の回想では、宮野厚司は32歳とされているが、厚司と「小中高と同級生」であった出島社長は現在軸で54歳だった。(小学校からずっとなので同世代)色々なパターンが考えられるが、まず単純計算した場合、22年くらい前の話ということになり、現在18歳の灰原の年齢と合わない。

これが理由で、実は真ん中にまだ子供がいたのでは?という憶測も出てくるが、シェリーのひとりごとでお腹の子供は志保(灰原)だと確定。

お父さん、お母さん、お姉ちゃん、見えてないけど私もいるわよ・・・

では、灰原が年齢を偽っていたのか。しかし、「競技場無差別脅迫事件」の話で、「私はホントは・・・」「あなたとお似合いの18歳よ・・・」と言ったことは、状況的にほぼモノローグに近く、灰原の本音が出ている。

このくらいの年代は歳が3つくらい違うだけで障壁になることもないとは言えないので、できるだけ近い年齢で嘘をついたとも考えられなくもないが、やはりあの状況はコナンに年齢を偽って教えたかったわけではなく、18歳だから私達はお似合いよとテレながら独り言のように本音を語ったのであって、コナンがいまいち要点を掴めずにいると、気まずくならないように「なーんてね」と冗談でごまかしている描写。

エレーナのテープも、部屋で何度も聞き返しながら18歳へのメッセージにまだ続きがあることに気付いたのは後から。つまり19歳まで聞いていなかったわけで、本人は18歳だと思っているということ。羽田浩司の事件で「言ったでしょ?18歳って」と年齢を明かしたことも、あの場で年齢詐称したとは思えない。

物心付く前にアメリカへ留学させられていた灰原が自分の本当の年齢を知らなかった可能性もありえるが、わざわざ誤った年齢を教える必要があったのか。組織は灰原が生まれた後も出生届を出していなかったが、エレーナの死後研究を引き継がせるために慌てて出生届に当たるものをを偽装して教育を受けさせた。2,3才になってから生まれた事になっていたので、本当の年齢は20歳~だったとか。

しかし、これらは何らかのエピソードがあれば、という話でしかない。もちろん、事情があればそれはそれで良いのだけれど。灰原は姉の明美とは時々会っていたようだし、妹の年齢や誕生日など、勘違いを修正できる機会はあったのではと。SDB10でも灰原は18歳と回答あり。これは詐称した年齢ではなくて実年齢だと思う(笑)

もし灰原の年齢が20以上だったとするのなら、その設定にする意味があるはずで、考えられるのはエレーナのテープが20まで番号が振ってあったことの回収用。18歳だと思っていたけど、20歳だから全部聞いちゃえと。もう一つは、ジンとの関係。20歳(当時18歳とする)だから大人の恋愛OKですと(笑)

上記は回想が21,22年前だった場合だけれど、まだ別の考えもできる。*20年前説を書いたのだけれど、どうしても宮野厚司の年齢が1歳合わないため、ちょっと修正。おそらく、灰原はまだ誕生日を迎える前で、18-19歳にしたいのかと。その場合宮野厚司はあの出来事の時、最低でも33歳でなければならない。

もしかしたら、宮野厚司の年齢を間違えていたという単純ミスの可能性もある。ただ、宮野厚司の年齢を付ける時、何となく適当に付けたのではなくて、ちゃんと幼馴染の年齢を確認した上で32歳にしているような。シェリーのひとりごとで、お腹の中の子が灰原だと説明したのは、真ん中の子がいるのではないかと読者に思われることを想定した上でのことではと。それなら、計算が合わないことは承知している。

時系列的には、この出来事のすぐ後にエレーナと安室の別れ。宮野夫婦が出島デザイン事務所に訪れたのも、組織に入ることを決意した同年と考えられる。監視付きだったという証言から、黒の組織でそこは問題ない。厚司の年齢を正しいと仮定すると、灰原は最低でも19-20歳。今度は宮野夫婦が事務所を訪れた時期を19年前にして計算すると、灰原は17-18歳となるが、今度は厚司の年齢が2歳も違ってしまう。

厚司の年齢を53歳とし、過去の厚司を32-33とすると、計算上はちょうど事務所スタッフの証言とおり20年前となり、この場合灰原は18-19歳。現在の18歳(誕生日前で仮定)とも矛盾しない。しかし、これだと厚司と出島社長が一世代ズレてしまう。もう一つのパターンが18-19歳としたのは、間違いがあるとしたら、ここのような気がするため。

ともかく、宮野夫婦が事務所を訪れ出島社長に会いたがった理由は、研究に必要な手助けを頼みたかったわけではなく、単純に家を明け渡すつもりだったのかもしれない。この辺は既に考察済み。あるいは、もし既に組織に加入して、現実を知った後だった場合、本当は出島社長に明美と生まれてくる志保を預かってもらおうとしたとか。出島社長に赤子を預けるのは無理があるか(笑)ところが、一晩待っても社長とは会うことはできず、あきらめて娘も一緒に組織に連れ帰ったとか。

灰原が20歳だった場合どうなるか、それはまた色々憶測があるのだけれど、本当に20歳だったら改めて考えたほうが良さそう。それよりも、宮野夫婦の組織加入が20年前だったこと。

宮野厚司は出島社長に「自分の理論を認めてくれたスポンサーの大きな研究施設に行く」と言って、出島社長に家を貸し出て行った。宮野厚司の出版した本が研究者の間で話題になったのは本の内容ではなく出島社長が手伝ったデザインのほうで、このことから、研究に興味を持ち声をかけたのは特異な目的を持つ組織と考えられる。

その後、20年前に事務所を訪れるまで、「結婚した」という葉書が一枚来たくらいで連絡は一切なし。コナンと灰原も、30年前のスポンサーを「奴ら(組織)」と疑うことはなかった。しかし、実際はスポンサーのスカウトは断って開業医をしていましたという事実(笑)30年前、宮野厚司に声をかけた大きなスポンサーが組織であることは変わらないが、家を出た後に誘いを断り医者をしていたことを一切話さなかったのは何故なのか。

一応、30年前のスポンサーが組織とは無関係の企業で特に大きな意味を持たず、最近になって組織から声がかかったが胡散臭いので悩んでいたわけではないと思われる。それだとさすがにおそまつな話になる。組織の話を一度断ったが、再スカウトという形かと。

30年前から20年前の10年間、家を貸した出島社長への連絡は手紙一通のみ。それも、結婚したことを伝えるだけの要件。これも、30年前に声をかけたのが黒の組織だという根拠でもあった。一度だけ手紙を出すことができたのは、音信不通では捜索されてしまうから。内容が当たり障りのない事実だけなのは当然チェックされていたから。家を貸したのも、一度研究施設に入れば少なくとも数年は戻って来れることはなかったから。

こう考えられるから、読者はコナンと灰原の予測を疑う理由はなく、30年前のスポンサーが黒の組織だったと推測できるようになっている。確かに、宮野厚司はどこかのタイミングで組織には入っているのだけれど、30年前に声をかけたのが、「大きなスポンサー」だけでは組織かどうかの確信は持てないので。

SDB90で宮野厚司とエレーナの馴れ初めを聞いたのは自分なのだけれど、それはマスカラの販促用の手鏡をエレーナや羽田浩司が持っていたことで、大きな化粧品会社の存在とかが出て来る可能性も出て来たため。30年前に入った研究所が組織ではなくエレーナと接点があり、そこで二人が出会い、その後組織の研究所へ移ったとすれば、組織加入のタイミングがずれる。

ただし、上記のパターンは長期間家を貸すつもりであったこと(遠くに行く必要があったが、エレーナとの出会いは日本のはず)と、前述したほぼ音信不通の状態だったことから微妙ではあった。でも、本当は開業医だったのだから、これは結局否定根拠にはならないという(笑)

30年前に組織ではない施設に移り、連絡がなかったのは忙しかったからなんて可能性もないだろうという意味で冗談で書いたことがあったかもしれないが、その類のギャグの可能性もありそうで。もしかしたら、家を貸した後になってから気が変わり、スポンサーの話を断ったことを伝えなかったのは、経営が軌道に乗っている出島社長に借りている家について、気を使わせたくなかったなどの理由があったのかもしれないが、理由は何であれこれらは後付けにすぎない。

例えば、羽田浩司の事件でAPTX4869の投与リストに羽田浩司の名前があったこと。毒が検出されなず死因が不明というAPTX4869特有の症状から、コナンと灰原は組織による仕業と断定したが、アマンダに関しては隣の部屋で死亡し、同じく死因が不明であったから同じだろうと推測できるだけ。でも、もしかしたら、ラムに脅されて驚いて心臓麻痺で逝ってしまっただけかもしれない。しかし、普通はこんな斜め上の回答が正解にはならないのだけれど…

そもそも、医学部は最短でも6年なので、30年前はもしかしたらまだ学生だった可能性もあり。家を貸すまでは実家から大学へ通っていたとすれば、その後、結局別の場所で一人暮らし。出島社長に連絡くらいできたはずだが。

やはり、大金が手に入ると意気揚々と出て行ったのに、断ったとは言い出せず、内緒にしていたのかもしれない(笑)しかも、医学部はその後2年間の研修を経て、理論上最短でも26歳でようやく「宮野医院」を開業することができる。

こうして考えると、41巻の時点で宮野厚司が一度スポンサーの誘いを断り、夫婦で開業医をしていたところまで想定した上で話が描かれたとは思えないところがある。安室との別れがエレーナの組織入りをだったことはおそらく変わっていないが、あの時の安室を9歳児として描いたのは怪しいことからも、宮野厚司、エレーナそれぞれが組織に加入した時期が変更されていないか?という憶測も。

宮野厚司が開業医をしていただけならストーリー上は問題なさそうだし、組織入りの時期が多少ずれただけなら問題はないが、宮野夫婦の組織に加入するタイミングは組織の薬の開発段階に関係するため、根幹に関わってくる可能性もある。

これは物語が完結するまでわからないが、宮野厚司が30年前に組織に加入していた場合でも進行に影響がないのかどうかは、一応抑えておいたほうが良いかも。仮に時期変更があった場合、何らかの意図があったのだとすれば、その理由、何をしたかったのかが見えてくる。

蘭:「いつの間にか財布落としてたし・・・」「トイレの前に落ちてたのを・・・」「安室さんが拾ってくれたみたいだけどね・・・」

コナン:「安室さんが?」

工藤新一に探りを入れる安室が、蘭が鍵を入れている場所を見る⇒盗んで型を取って合鍵を作る⇒工藤邸に潜入という流れを、コナンが事前に予測できた理由。

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