置く場所のない小ネタ待避
小ネタ
英理の父親
「あの時の南雲さんの態度でわかったんだよ・・・」「あれは愛人に言い寄る男に対する敵対心じゃなく・・・」「英理の親父に挨拶に行った時に味わった娘を心配する親心だってな・・・」 File:376
名探偵コナンにおけるレギュラー親子の親(祖父、祖母)は基本的に未登場で存在すら示唆されていないことが多いのだけれど、37巻「見えない容疑者」で小五郎が英理の父親に挨拶に行った回想では、後姿だけ描かれたことがある。
ゴメラファイナル
博士:「いいスタッフじゃないか!」
監督:「ああ・・・みんなゴメラを愛し、10年間ゴメラと苦労を共にしてきた家族みたいなものさ・・・」「誰一人欠けても撮る事はできんよ・・・」「大怪獣ゴメラはな・・・」
亀井P:「フ・・・それも今年かぎりだがな・・・」
監督:「亀井プロデューサー!?」
亀井P:「怪獣映画なんて所詮子供だまし・・・もう時代じゃないよ・・・」「使い古された音楽に、ワンパターンの演出・・・」「金がかかり過ぎるセットに特殊効果・・・」「毎回破損するゴメラの修復代だってバカにならない・・・」「デビュー当時は14歳だった妖精も今じゃ24・・・」「もう潮時だよ・・・」 File:128
監督:「し、しかしゴメラを一番やめたがっていたのは松井君、君だと・・・」
松井:「あれはプロデューサーの作り話ですよ・・・金食い虫の人気映画「ゴメラ」の打ち切りをスタッフに納得させるための・・・」「変だと思ったんだ・・・悲しそうな笑顔で僕を励ます・・・みんなの視線が・・・」「バカだよな・・・その作り話に気づいたのがつい二週間前だなんて・・・」「慌ててプロディユーサーに掛け合ったけど、相手にしてくれなかった・・・」「「ゴメラ最後の決戦」と銘打って大々的に宣伝してしまったから、もう後戻りできないって・・・」
亀井P:(なーに一年もたてば皆すぐに忘れるよ・・・あんなゴムでできた化け物の事なんて・・・)
二か月後・・・ゴメラは無事に公開された・・・ 未撮影のラストシーンは、今までのフィルムをつなぎ合わせて構成されゴメラが死ぬカットは消滅した・・・ ゴメラは永遠にスクリーンの中で生き続ける事になったのだ・・・ 大迫力の映像とストーリー展開に、観客は息をのみ歓喜する・・・ だが・・・館内に響きわたるゴメラの雄叫びが、オレにはとても寂しそうに聞こえてならなかった・・・ File:130
ゴメラの映画は13巻「大怪獣ゴメラ殺人事件」でラストを迎えた ──
最後最後って、よく引っ張るわねこの映画・・・
コナン:「ああ・・・前作の題名が「さらばゴメラ」・・・その前が「ゴメラよ永遠に」だからね・・・」 File:687
と思わせて、「最後最後」と結局引っ張っている。
前作の題名が「さらばゴメラ」で、その前が「ゴメラよ永遠に」。
光彦:「いやー、大怪獣ゴメラ「野望篇」、面白かったですねー!!」
歩美:「うん!ゴメラ超かっこよかった!!」
元太:「もうちょっとで国会議事堂丼が潰されちまうトコだったぜ!!」
博士:「丼じゃなくて議事堂じゃよ!」
灰原:「・・・にしても・・・」「この前ファイナルっていってたのに、よく続くわねゴメラ・・・」
コナン:「半年後に「革命篇」っていうのをやるらしいぜ?」(まぁ、オレもちょっと観てみたいけど・・・) File:790
75巻では「大怪獣ゴメラ「野望篇」が上映され、次は半年後に「革命篇」が公開予定。でも、「半年後」としてしまっているので、安易に時間経過させることができないこの漫画では新作の上映はもうないか、次が最後になるのかもしれない?
探偵団の登場回数
少年探偵団が登場した事件を数えると登場回数が違う。
78巻時点、元太と光彦は90、歩美は91、灰原は99。
元太、光彦、歩美の登場は2巻。灰原の初登場はそれからだいぶ空いて18巻と遅いにもかかわらず、それでも黒の組織に関わる人間だけあって他の三人よりも出番が多くなっている。
歩美が元太や光彦よりも1回多いのは、11巻(テレビ局殺人事件)でテレビに出たコナンを歩きながら見るシーンがあったから。
有希子の変装
有希子は帽子と髪型(カツラ)とサングラスだけの簡易変装でまれに登場してくる。(上野発北斗星3号)
名前は「明智文代(37)」だったのだが、37歳というのは有希子の実年齢であり、「文代」という名前は「江戸川コナン誘拐事件」の時と同じ名前。何か特別な思いでもあるのだろうか…
ポイントは耳のピアスと後ろの「ちょん」と跳ねている襟足。(ミステリートレイン)
そのため、黒髪のカツラで耳を隠してくるとちょっと厳しい。(ホームズの黙示録)ただ、雰囲気とか演出のわざとらしさだとかでバレバレではある。
コナン:「ハっ!赤の他人ならともかく、口紅と髪型変えたぐらいじゃ息子の目はごまかせねーよ!」
有希子:「あら!結構大変だったのよ!この髪型にセットし直すの・・・」 FIle:217
ちなみに、北斗星の時は髪の毛をストレートにしている。天然かパーマをかけているのか、巻いているのが通常でストレートにするのに苦労している。
江戸川コナン
コナンの年齢
蘭:「ボクいくつ?」
コナン:「じゅうろ・・・じゃなくて・・・」「6歳!!」
蘭:「小学一年生かー・・・」
コナン:「う、うん・・・」 File:2
コナン:「ドーハの時、くやしくて一週間眠れなかったんだからよ!」
光彦:「ドーハって四年前のですか?」
元太:「四年前っていったらオメー3歳じゃねーか?」
歩美:「そんなちっちゃい頃からサッカー観てたの?」
コナン:「あ・・・」「いやだから・・・それはだなあ・・・」 File:189
裕木:「ボウヤいくつ?」
コナン:「えーっと7歳かな・・・」
蘭:「小学一年生だけど細かい事に気がついてよく事件解決のヒントになったりするんですよ!」 File:261
コナンは幼児化直後では蘭に「6歳」と紹介。その後も計算上6歳の設定で通していることがわかる描写があるが、話が進むといつの間にか7歳になっている。
新一が16歳だったのに今は17歳になっていることは有名であるが、コナンも6歳⇒7歳になっている。新一(コナン)の誕生日が5月4日なので、ここらで幼児化して一ヶ月くらい経過していると考えられるかもしれない。
Wikiによると、劇場版『時計じかけの摩天楼』で誕生日が初めて紹介されて17歳になり、コナンとしても「7歳」と言うようになったらしい。
19巻の時点で計算上7歳であることがわかり、26巻では7歳とはっきり言及されている。もっと早いのもあるかもしれない。
この「幼児化している間にいつの間にか」というのも、もしかしたら重要かもしれない。蘭はきっと新一の誕生日を祝えなかったことを覚えていると思うので。
コナンの演技力
灰原:「なるほどね・・・」
コナン:「あん?」
灰原:「推理力は父親譲り・・・」「目立ちたがり屋で自信家で、変声機を使ったあの演技力・・・」「おまけに、カっとなったら後先考えずに行動する危なっかしい所は・・・」「母親からの遺伝だったのね・・・」
コナン:「悪かったな・・・」 FIle:417
元太:「けど驚いたぜ灰原には・・・・・・」
歩美:「急にお腹痛いっていうんだもん・・・・・・」
光彦:「まさか作戦だったなんて・・・・・・」
灰原:「ま、本当は私より演技力抜群の誰かさんがやった方がよかったんでしょうけど? File:469
コナンが眠りの小五郎で小五郎を演じることができるのも、園子など他人を蝶ネクタイ型変声機で演じることができるのも、それは演技力があるから。声だけ真似することができても本人と同じ口調でなければ不自然でバレてしまう。(だから大阪弁の服部とかは難しい)
まぁ、漫画だから大丈夫ということろはあっても、ちゃんと「演技力抜群」という裏設定で筋が通っている。
新一の推理力はもちろん父親である優作の影響。演技力や目立ちたがり屋なところ、後先考えずに行動する危なっかしいところなどは母親からの遺伝。推理力は本人の努力もあるだろうが、演技に関しては特別勉強したようではないので才能が大きいところがあり、性格面は完全に遺伝と育ち。
目立ちたがり屋で危なっかしい性格は探偵としてはマイナス要素でもあるが、これがあるから無機質な天才ではなくて人間味のあるキャラクターになっている。
探偵といえども自分の頭で全て解決できるわけではなく、人の協力があってこそ。事件を推理するだけでも様々な人から情報を得る必要があり、それは相手から信頼されているからこそ得られるものでもある。
有希子の女優としての”華”は新一(コナン)の探偵業にも大いに役に立っているのではと考えられる。
蘭:「でもコナン君が新一みたいだったら心配かも・・・」「新一・・・大好きだった物に変なケチがつくと・・・」「トコトン嫌いになっちゃう子供っぽいトコロあったから・・・」「もしかしてコナン君も・・・」「サッカーの事・・・」 File:295
ちなみに、新一は「大好きだった物に変なケチがつくとトコトン嫌いになっちゃう子供っぽいトコロ」があるという設定も。過去にどんなものが好きで嫌いになっていたのかは不明。
ただし、幸いこの事件でサッカーが嫌いになることはなかったようで一安心。
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