「高飛車な女」と「猫の鳴き声」の正体

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板倉卓のソフト、高飛車の女と「猫の鳴き声」の説明については↓

高飛車な女の特徴

高飛車な性格

高飛車というのは相手に対して高圧的な言い方をしたり、そのような態度を取るようなことを意味するが、板倉に要求した彼女がまさにそれ。「女王のようなしゃべり方」をする人間と具体的なことまで説明されている。

羽田:「それに飛車があの位置にあるのは高圧的に攻める高飛車な構え・・・」「高飛車な人は傲慢ともいえますからね・・・」 File:902

これについて、最近では「高圧的に攻める高飛車な構え」と羽田秀吉が言及。また、「高飛車な人は傲慢ともいえます」と言っている。

自分の才能・容貌(ようぼう)などが人よりすぐれていると思い上がって、人を見下すこと。また、そのさま。

傲慢な性格というのは、思い上がって相手を見下したり、そのような態度を取ることであり、板倉も「女王のような~」と語っている。

くだいて言えば「調子の乗っている人」であるが、思い上がっているわけなので、自分自身や相手のことを客観視できていないと言うことになる。謙虚で思慮深いタイプではない。

高飛車な女=ボスではないかとの声もあるが、石橋を叩いて壊してしまうほど慎重居士なボスは思い上がるような人間とは違う。そもそも、連絡を全てメールに限定しているボスが自ら電話で脅迫なんてことはしないはず。

猫の鳴き声

猫を飼っているということで妃英理という声もあったが、猫アレルギーの人が猫を飼うのはおかしいし、これは「猫のような鳴き声」であると考えられる。もし猫でないのなら、猫を飼っている人間は逆に候補から外れる。「鳴き声は猫でないけど、猫もちゃんと飼ってます」ではややこしいし、本当に猫の鳴き声かもしれないため。

小五郎:「いやぁ・・・高慢ちきで高飛車な女王陛下を妻に持つ・・・」「ただのしがない男ですよ・・・」 File:264

一応、英理のような人間は「女王陛下のような高飛車」なキャラクターのイメージとしては合致はする。ただし小五郎が謙遜して自分の妻をそう評しているので、やや過剰な表現ではある。

また、38巻で登場する女弁護士も妃英理と同様に猫を飼っている高飛車な女であるが、その女弁護士も「高飛車な女」を連想させるミスリード役と思われる。逮捕されてしまったが…

追加エピソードのあるキャラ ─

猫の鳴き声が猫を飼っている女ではなく、何かの例えだとしたら、それ自体に意味がある。その猫の鳴き声がストーリーの根幹にかかわるエピソードへと繋がってくるということ。つまり、コードネーム持ちの新キャラを出して終わりではなく、もっと組織編の根幹に関わる重要なキャラが候補になるということ。

英語を話す

英語が話せることが前提であるが、それだけでなく、英語を話さない日本人相手に英語が出てしまったわけであるので、外国人か、日本人でも英語が母国語であると考えられる。母国語が日本語である人物が、わざわざ相手の質問に得意ではない方の英語で返す理由はない。

妃英理は弁護士、英語くらい話せるだろうとも考えられるが、頭がいいから英語が話せるわけではない。実際問題、日本の多くの弁護士はそんなに英語を話せるわけではない。英語が話せることは技術、専門知識の領域なので頭が良いこととは別。

そのため、英理が英語ペラペラであるという伏線をどこかで張らなければならないのであるが、それがわかるシーンはない。(一応、高校時代にハーバードから推薦が来たりしているが。)

結局これがポイントで、高飛車で猫を飼っている(猫の鳴き声そのままで解釈)というだけでは妃英理も候補。英理は灰原にも対面していないので、灰原センサーの消去法も使えない。

ヒロインの母親だし違うだろうとは思えても、それは根拠にはならない。では、英理以外に高飛車な女がいたとして、英理と天秤にかけてどうやって絞り込むのかというと、英語が話せる人間の方が残るということになる。

大人の外国人(白人)女性 ─

読者向けにはヒントとして高飛車の女のシルエットが描かれている。口紅にネイル。鼻が高い容姿はこの漫画では欧米系の女性。これだけでは不確かだが、前述した英語がネィティヴの件と合わせてもやはり外国人(白人)女性ということになる。

自ら電話

他に重要なポイントとして、自分から電話しているということ。組織は今のところ自在に声を変えることができる変声機を持っていない設定(阿笠博士が作ることができる特権)となっているようなので、ベルモットの声帯模写を除けば自分の声そのまま。

もし変声機を使っていたのなら、変声機を使っているかどうかは判断できるので、板倉の日記にも「声を変えて~」などの説明を通常はつける。板倉は技術に明るい。

初期の頃の話にウオッカが保険のセールスを装って電話をしているが、コナンに声質や口調でバレていた。(機械で多少声は変えているが、声質がわかる程度しかごまかせていない。)

仮に変声機を使って声を変えていたことに板倉が気づいていなかったのなら、中身は女ではなくて高飛車な男かもしれないし、そこまで勘ぐるなら高飛車すら演技かもしれないことになる。しかし、それでは読者は正体を推理することができないので、ここはシンプルに電話の相手の特徴であると考えていいはず。

しかし、「自分自身で」「自分の声で」というのは、下手をすれば足がつく可能性がある。ウオッカはセールスの電話なので大した問題はなく目をつけられる可能性は低いが、高飛車はそのまま脅迫。「他言すると命はない」と脅してはいるものの、それでもリスクはある。

高飛車な女が被験者クラスのモブであれば特攻部隊として使えるが、読者に推理させていることから、モブどころか重要人物。本来であれば、理由がない限りはこの手の仕事はモブやウオッカのようなキャラが適任。実際、受け取りはウオッカ。

つまり、最悪の事態に備えてある程度はリスクを負える人物でありながら、リスクを負ってでも彼女自身がそれを行う必要があった。もしくは、一番リスクの少ない人物(適任)であったと考えられる。(リスクが少ないというのは、声帯模写が使えるということ。)

目暮:「声を機械で変えているらしく、男女の区別もつきませんでしたよ・・・」 File:240

いわゆる、”犯人”が使うタイプの変声機の場合、男女の区別すらつかない。板倉が高飛車な”女”と、はっきり断定できたのは相手が変声機を使っていない裏付け。

脅迫が得意 ─

高飛車な女は板倉を精神的に追い込み、「他言すると命はない」ということを板倉に要求を飲ませた。

笑いながら ─

「笑いながら」というのも会話主の性格が表れそうなところである。これは高飛車な性格そのままであるが、それだけでなく、その会話の中で慎重に会話を進めようとしている姿勢も見られない。

その他

潜入技術 ─

鍵が取り替えられ、隠しカメラが設置された部屋に侵入し、ペンを5CM移動させるということを繰り返しながら、板倉にその尻尾を掴ませない潜入・工作技術を持っている。

組織と連携 ─

板倉のソフト発注はテキーラから始まり、間に高飛車な女が入っているが、回収はウオッカとジンとなっている。少なくとも、2年前から1年前に板倉にソフト開発を認めさせるまでの間、高飛車の女は組織のメンバーと一緒に仕事をしているキャラとなる。この時期に組織にいないキャラや、いたら問題とされるキャラ(死んだことになっているキャラなど)は除外できる。

既出人物 ─

ただ後で回収する伏線というだけでなく、読者に正体を推理させている。

ミステリーなので、読者が推理できるよう特徴が明らかになっている人物が候補となる。ベルモット編で推理できるのであれば、この伏線の出た後に新キャラとして登場してくる可能性もあるが、常識の範囲というものがある。

候補のキャラ

妃英理や女弁護士は英語の条件を満たせない。外国人、英語が話せるとなればエレーナも当て嵌まるが、彼女が「高飛車である」とわかる根拠は今のところない。むしろ、口数が少なく何を考えているのかわからない性格ということが博士やデザイン事務所のスタッフから明かされている。

仮に彼女の本性が「ヘルエンジェル」と呼ばれるような性格であったとしても、それは高飛車とは限らない。暗くて残酷かもしれない。ヘルエンジェルで連想されるイメージなら「女王」ではなくて、どちらかというと陰湿なイメージのほうが強い。

また、自分自身でソフトを依頼しているという点。彼女が秘密で開発を進めるために水面下で行ったのならわかるが、最初のソフト依頼から受け取りまでの一連の行動は組織ぐるみで行われている。変声機を使わない、身バレリスクの件も説明できない。

宮野夫婦と親しかったピスコは両親は死んだと語っているが、灰原を殺そうとする直前であり、周囲に誰もいない状況で灰原に嘘をつく必要はない。エレーナが現在も当たり前のように組織のメンバーとつるんで行動しているというのは不自然。

1.高飛車な性格で女王のようなしゃべり方
2.英語ネイティヴの大人の外国人女性
3.変声機なしで電話をしている(声を変えることができる)
4.一連の出来事は最初から最後まで組織ぐるみ(メンバーと連携)
5.猫の鳴き声に関係してエピソードが広げられるキャラ(最重要クラス)
6.潜入、工作技術を持つ
7.脅迫を得意とする

「高飛車な女」と意味深に正体を伏せているのは読者に推理してくださいということ。推理できるということは、与えられた条件からプロファイリングするわけだけれど、1~5はベルモットの特徴そのまま、6は「20年前のジョディ一家暗殺」、7は二元ミステリーの狼男脅迫でベルモットの持つ特技とわかる。上記を全てクリアできるのは結局ベルモットしかいない。消去法でなくても、特徴から一本釣りも可能。

補足

英語が話せそうな女性として領域外の妹が登場。彼女の口調は高飛車と受け取れなくもない。「元々組織のメンバーであり、今は脱退して追われている~」「科学者っぽいところがソフト関係の担当であった~」など、ある程度のシナリオは思いつくが、領域外の妹の登場は82巻。

37巻で「誰でしょう」と始まり、78巻で一応の伏線回収。82巻で本命登場では読者に何を推理して欲しかったのかがわからなくなる。最悪でも37巻の後に放置、その後正解は新キャラでしたという回収であろう。

外国人で英語が母国語。潜入工作なども得意分野かもしれないが、猫の鳴き声と話がつながらないし、彼女は「笑いながら」電話をするタイプではないところが決定的。また世良と親密な関係にあるキャラが板倉を脅迫したとするのは、いくらスパイだったとしてもどうか。

ミステリートレイン

有希子:「それと・・・」「板倉卓・・・」「知ってるでしょ?映画の特殊視覚効果に携わってた、私達女優にはお馴染みのCGクリエイター・・・」「シャロンが彼に何かのソフトを発注したみたいって新ちゃんに聞いて驚いたわ・・・」

ベルモット:「・・・・・・」

有希子:「シャロンと彼、ある映画でぶつかって犬猿の仲だったって役者仲間がもらしてたから・・・」「スタッフ思いのシャロンがあんなに激怒するなんて珍しいって・・・」「シャロンの事だから彼への依頼の電話は声を変えてたんでしょうけど・・・」「そうまでして発注したソフト・・・幼児化を隠す訳と何か関係があるのかしら?」 File:823

itakura_f823

板倉にソフトを依頼した「高飛車な女」の正体がミステリートレインで明かされる。これはまぁ、そのまま。問題は高飛車な女がベルモットだったら何だというのか?というところ。

37巻で「高飛車な女」としたのは、この時点ではまだベルモット編の最中であったので、高飛車な女=ベルモットと明かすわけにもいかないのだけれど、(コナンはクリス・ヴィンヤードを疑ってはいたが)ここまで正体を引き伸ばしたのは伏線回収の機会がなかっただけではなくて、他にも理由があると考えられる。それはまたソフトの中身についてのところで解説。

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更新日:2018-3-26
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