考察 【File:975-977】 脇田の弟子入り過程

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脇田の弟子入りが「予定通り」であり、その方法がわざと推理ミスをすることできっかけを作ることだとしたら、事件が起きることを予測していたのか?とも思えるかもしれない。

事件の予測はできたのか?

聖沢:「友達と夕食を食べに行く途中の電車の中で・・・」「ラジオでレース結果を聞いてたら・・・」「ウソ!当たったー!!」

友人:「当たったって?」

聖沢:「万馬券よ万馬券!100万円よ!!」

友人:「じゃあ今夜のディナーは鈴代のおごりね!」 File:975

脇田:「しかし解せねぇな・・・」「これから高級レストランで一杯やろうっていう金持ちのアンタが・・・」「何でスリなんか・・・」

宗近:「金持ちなのは妻の両親です・・・」「妻はその家庭で何不自由なく育ったお嬢様で・・・」「お金の浪費癖がついていて・・・」「私の給料では賄いきれず・・・」「貯金は底を突き、借金もかさみ、これから会う妻の親に金を借りようかどうか電車に揺られながら迷っていたら・・・」「聞こえてきたんです・・・」

聖沢:(万馬券よ万馬券!100万円よ!!)

宗近:「だから藁をもつかむ思いで・・・」「思わず・・・」「つい魔が差して・・・」「申し訳ありませんでした!!」 File:977

ただ、今回の事件は、被害者が電車の中でラジオでレース結果を聞き、万馬券があたったことを友人に話したことがきっかけ。犯人は一見裕福でまじめな性格だが、妻が浪費家で金に困っていたところ、偶然その場に居合わせたことで藁をもつかむ思いで犯行に及んだもの。

借金をしていることなどは調べればわかるかもしれないが、犯行そのものが衝動的で計算できない。被害者が万馬券を当てること、それを電車の中で話すこと、犯人がその場に居合わせることすべて予測できることではない。

それだけでなく、犯人の袖に血が付くこと、それを落とすために、犯人がいろは寿司に立ち寄ることも偶然にすぎない。

当初の予定

脇田:「それより、あんたが解いた事件の話を聞かせてくれねぇか?眠りの小五郎さん・・・」「アッシ、小せぇ頃からミステリーってヤツがでェ好きでよォ!」「あんたがこの店のお隣さんって聞いてから会いたくてしょうがなかったんだからよ!」

脇田:「んじゃ小五郎さん、また来て面白ェ話聞かせてくだせェ・・・」「アッシの給金から差っ引いてお安くしときやすから・・・」

小五郎:「お!悪いねぇ・・・」

脇田:「事件の現場ってーのに連れてってくれたら・・・」「大サービスしやすんですがねぇ・・・」

小五郎:「殺しの現場なんて見て気分のいい物じゃねぇけど・・・」「まあ、寿司屋にいても・・・」「事件は起きねぇからな・・・」 File:975

脇田の当初の予定は自分がミステリー好きであることをアピールし、寿司をサービスする代わりに事件の現場に連れて行ってもらうこと。

今回のような演技はその時に行うつもりだったと考えられる。たまたま、当日に事件が発生したのでそれを利用しただけ。

いろは寿司は探偵事務所の隣にあるため、焦らずとも小五郎に出会うチャンスはそのうちやって来る。

馬券を拾った件

小五郎:「馬券を買い終わって自販機でタバコを買おうと戻ったらいつものタバコが売り切れだし・・・」「おまけにその時誰かとぶつかって財布の小銭をぶちまけちまうしよォ!」 File:975

では、いろは寿司で小五郎と面識を作ることが予定通りだったのなら、小五郎がいろは寿司に来るように仕向けたところは意図的だったのか。

脇田:「しかしお客さんも物好きだねぇ・・・」「パイレーツスピリットなんて駄馬に・・・」「大金をぶっ込むなんてよォ!」

小五郎:「え?」「な、何でそれを?」「まさか拾った所を見てたのか!?」

脇田:「拾った?何の事ですかい?」「アッシはただ推理をしただけでさぁ!」「隣に住んでる毛利小五郎は大の競馬好きで・・・」「この店には競馬で当てた時にしか来ねぇってウチの大将が言ってやしたし・・・」「しかも、いつもは「並」か「上」しか注文しねぇって聞いてたのに今日は「特上」とくりゃ・・・」「大穴を当てたとしか思えねぇ・・・」「今日出た万馬券はパイレーツスピリットのみだとラジオで言ってたから・・・」「そうじゃねぇかと思ったんでさァ!」「どうです?眠りの小五郎さん!アッシの推理!!」

小五郎:「まあまあだな・・・」 File:975

小五郎は大の競馬好きで、当てた時はいろは寿司にやってくることがある。なので、的中馬券を拾わせればやってくるのは計算可能。ただし、前述したように、小五郎が大の競馬好きなら、待っていればそのうちやってくるので出会いは必然。

「いつかやって来る」ではいつやって来るのかわからないので仕組んだとも考えられるし、数週間前からいろは寿司にいて、偶然今回やってきただけかもしれない。

そもそも、100万馬券を当てることはいくら切れ者であっても計画的にはできない。その馬券を的中させるにどれくらいの賭け金が必要なのか(笑)大穴が出るとも限らない。

まぁ、必ずしも100万馬券である必要はないし、全馬券購入し本命は30万とか賭ければ何が来ても100万とかにすることはできるが… これなら、小五郎が本命に10万賭けた可能性もあるわけで、なぜ脇田は小五郎が万馬券を当てたと推理したのかということに。

蘭:「でも他の馬券は千円ずつしか買ってないのに何であれだけ1万円?」

コナン:「もしかしたら小五郎おじさんがサイフ落とした時に誰かの馬券拾って財布の中に入れちゃったかも・・・」

小五郎:「俺がケタ間違えて買ったかもしれねぇじゃねーか!!」 File:975

小五郎が普段賭ける額や馬券の種類を知っていたとすれば、万馬券しか考えられないかもしれないが、それだけ調査をしていたということ。

そこらの寿司やなら特上でも10万円でも十分だし、小五郎の言うとおり、「ケタ間違えて買った」可能性もある。まぁ、普通はないけれど(笑)10倍の馬券に1万賭けて10万の配当だったかもしれない。

脇田の推理が甘かったのか、「そうじゃねぇかと思ったんでさァ!」と言っているので、あくまで予測にしぎないし、細かいことは気にしないほうがいいのか、やはり「知っていた」からなのか。ちょっと判断が難しいところ。

コナン:「TVの競馬中継が終わったのは今から50分前で・・・」「オジさんは馬券買って帰って来て最後の1レースしか観てないから・・・」「1時間ちょっと前はまだ場外馬券場の近くにいたんじゃないの?」 File:976

夕方オープンの寿司屋だったとしても、一時間ちょっと前は下準備とかで店にいるはず。小五郎とぶつかって~というのは、時間的に難しい。

とは言え、アリバイが成立しているわけではないので不可能ではないし、仲間にやらせれば問題ない。もし脇田本人なら、あの顔と体格は印象が強すぎてバレてしまうリスクも高いので、サングラスにマスクなどして変装でもしない限りは自身でやっている可能性は低そうだが。

脇田が苦労して100万円的中させ、それを仲間に頼んで小五郎に拾わせるという計画はちょっと回りくどいような。

小五郎:「どーせ落とし主なんて出て来やしねぇぞ?」

蘭:「ダーメ!」

おっちゃんは万馬券を交番に届けた・・・ File:977

一方で、100万円の的中馬券を拾って交番に届けるというのも「でき過ぎ」のようにも思えるので、この辺は漫画の都合もあり、どちらにも解釈できそう。

小五郎に馬券を拾わせたのが意図的だった場合、脇田が最初に小五郎が万馬券を当てたことを推理したのは、推理したのではなくて知っていただけということになってしまうのだけれど、その後の事件の推理ミスがわざとであったのなら、脇田がそこそこの推理力の持ち主であることに違いはない。

芦野:「あら・・・前の店員さんは?」

脇田:「交通事故で大ケガして・・・」「入院してるらしいですぜ?」 File:975

最後に、脇田がいろは寿司にやって来くることから計画の一部だった場合、スタッフを怪我させて欠員を出したのが脇田なのか?というところ。これは脇田が純組織のメンバーならそうかもしれないが、組織のやり方なら殺害しているような(笑)

目的は小五郎と面識を作ることなので、いろは寿司でなくても、レストランコロンボでもいい。頻度はわからないが、月に2、3回は使うかもしれない。いろは寿司のスタッフが怪我をして空きができたことを知り、いろは寿司を利用したかもしれない。これもどちらでも解釈可能。

むしろ、脇田の正体が判明した後に組織のメンバーであれば、怪我をさせた可能性も出てくるというか。

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更新日:2017-1-22


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