伊織無我(いおり むが)とは
服部平次と大岡紅葉の仲を取り持つために、死力を尽くして支える大岡家の執事30歳。
初登場の話では、わざわざ米花町のポアロまで変装して服部調査しにやってきた。ただの執事ではなくて、なかなかの切れ者の描写がある。大岡紅葉ともに組織の話に関連してくるのかはまだ不明。
登場回
サンデー | コミック | アニメ |
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File:981-983 | 92,93巻 | 謎解きは喫茶ポアロで 前後編(885-886) |
File:990-993 | 93,94巻 剣道大会 | () |
File:1002 | 94巻,95巻 修学旅行編 | () |
伊織無我の特長
名前の由来
時代劇「大岡越前」に登場する架空の医師「榊原伊織」(さかきばら いおり)と、その役を演じた「竹脇無我」(たけわき むが)の名前を合わせたもの。
大岡家の執事
紅葉:<でもうれしいわァ・・・><ウチのヒントが平次君のお役に立てて・・・>「まぁ将来彼の伴侶となる者としては・・・」「理の当然ですけど・・・」「せや・・・貴方が詠んだ「あきか」には・・・」「和ませてもらいましたわ・・・」
和田:<下手で申し分けございません・・・>
紅葉:<ほんで?どないですん?><貴方の目ェから見て・・・>
和田:「流石、お嬢様のお目に掛かった御仁・・・」「顔立ちも性格も推理力も・・・」「申し分ありません・・・」「少々気になる娘がいるようですが・・・」「紅葉様なら問題はないでしょう・・・」「この伊織・・・」「死力を尽くしてお支えする所存でございます!」
「伊織無我(30)大岡家執事」 File:983
大岡家の執事で、服部平治・大岡紅葉の仲を取り持つ恋のキューピット。よくある、お嬢様に忠誠を誓う執事。ちょっと昔のアニメにいそうな感じ(笑)
服部が紅葉にふさわしい男かチェックしに服部を追ってポアロへやってきたようで、顔立ちも性格も推理力も申し分ないと判断した。
偽名は和田進一
????:「私は和田進一・・・」「医療関係者です・・・」
高木:「そ、そうですか・・・」
和田:「なので返り血が誰にも付着していない謎には少々興味がありまして・・・」
コナン:(わ・・・)(和田・・・)(進一だと!?) File:982
高木:「──ってあれ?」「和田進一さんがいなくなってる?」
蘭:「和田進一?」
高木:「いたんですよ!そういう名前の医療関係者と名乗る妙な男が・・・」
蘭:「もしかしたらそれって偽名かも・・・」「前に新一に聞いた事があるんです・・・」「明治時代に翻訳されたホームズの物語は日本が舞台でホームズもワトソンも日本人の設定だったって・・・」「そのワトソンの名前が「和田進一」で軍医だったのでもしかしたらですけど・・・」
コナン:(そうわざわざホームズの和名「小室泰六」と名乗らず「和田進一」にしたって事は・・・)(いるのか?あの男のバックに・・・)(ヒントとなる百人一首を詠わせた・・・)(ホームズ的な存在が・・・) File:983
「和田進一」は明治時代の翻訳されたワトソンの和名。ちなみに、ホームズは「小室泰六」。コナンの考えるように、ホームズを名乗らずにワトソンを名乗ったのは、裏にホームズ的な存在がいるから。
読者向けには既に明かされていて、もちろん、そのホームズは大岡家のお嬢様である大岡紅葉。
医療関係者を名乗る ─
安室:「あ、そこのこっそり帰ろうとしているあなた・・・」「あなたの手も見せて頂けますか?」
????:「あ、いえ・・・」「別に帰ろうとしていたわけではありませんが・・・」 File:982
和田進一が偽名であるのなら、医療関係者というのも疑わしいところだが、手の見せ方が医師と同じ。他の容疑者三人の手の上げ方が意識したようにバラバラなことや、和田の手の上げ方がアップで描かれているのはあえてそう描いているように思える。
このシーンは医療関係者を名乗る前。読者へのミスリードの意味もない。和田進一という偽名を使い、医療関係者であることを名乗るところまで計算していたのか、あるいは普段からそうしているので慣れているのか。それとも、本当にある程度医療に関してちょっとした心得があるのか。あるいは、ただの偶然か。
ただ、事件の応急処置的なことはしていない。もしかしたら、知識があったからこそ、そこまで致命傷ではないことがわかっていたなど、どうにでも後付けできてしまうが…
外国人の目
外国人であるジョディやベルモット、またハーフである赤井と同じ目の描き方。日本人でも驚いたりする時にこの目になることはあるが、赤井と同じようにいつもこの目をしている。
もしかしたら、紅茶を飲んでいたのも偶然やミスリードではなく、伏線かも?後に執事であることが明かされるが、イギリスは執事(バトラー)で有名。
File991でも、剣道の大会観戦中に紅葉に紅茶を運んでいる。
言葉使い ─
????:「あ、これは失礼・・・」「会話が耳に入ったもので・・・」「つい戯れ事を・・・」 File:981
京極:「もちろんあなたに好意を寄せる幾多の男の内の一人の戯言として、聞き流していただいても構いませんが・・・」 File:221
ただし、言葉使いは京極真のような少し固めの日本男児ふう。仏滅など、日本の文化の知識も持っている。
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