サンデー File:975-977

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脇田が意図的に小五郎に弟子入りしたと仮定すると、じゃあどこからが計画的だったのか。と気になってくる。この話、事件そのものは電車の中でモブの犯人が偶然万馬券を当てた女性から馬券の入ったポーチをひったくっただけなので、事前の予測は難しい。

ただ、先述したように、脇田は小五郎に事件の現場に連れてってもらう約束をしようとしていたので、今回の事件は漫画の都合で起きただけであり、展開が早まっただけ。

小五郎が馬券を拾ったのは仕込みなのでは?とも考えられるけれど──

小五郎:「馬券を買い終わって自販機でタバコを買おうと戻ったらいつものタバコが売り切れだし・・・」「おまけにその時誰かとぶつかって財布の小銭をぶちまけちまうしよォ!」 File:975

コナン:「TVの競馬中継が終わったのは今から50分前で・・・」「オジさんは馬券買って帰って来て最後の1レースしか観てないから・・・」「1時間ちょっと前はまだ場外馬券場の近くにいたんじゃないの?」 File:976

小五郎が場外馬券場近くで誰かとぶつかったのは、1時間くらい前の出来事。板前の仕事をしている脇田が外出するのは難しいのでは?脇田にアリバイがあるわけではないけれど、逆に言えば、そんなにややこしいことはしていないとも言える。

営業時間が夕方から深夜なら営業時間の前ではあるけれど、TV中継が終わる1時間前(3時頃)は下準備とかもあるので既に店に入っている時間帯ではないかと。まぁ、これはいくら考えても仕方がない。

時間的に不可能ではないし、協力者がいれば時間も関係ない。それに、先述したように、大の馬券好きの小五郎が適中させた時には寿司屋に来る可能性があったわけで、今回馬券を拾うという出来事がなくても、いずれは面識を持つ⇒事件に連れて行ってもらうという流れになっている。馬券を拾ったのが計画の一部であってもなくても、それほど問題はない。

馬券を拾わせたのが計画の一部であれば、弟子入りも計画通りだったということが確定するだけ。ただ、こっちの方面から考えるよりも、弟子入り(推理ミス)が意図的であったのかどうかを考えるほうが簡単だと思われる。

小五郎に馬券を拾わせたのが意図的だった場合、脇田が最初に小五郎が万馬券を当てたことを推理したのは、推理したのではなくて知っていただけということになってしまうのだけれど、その後の事件の推理ミスがわざとであったのなら、脇田がそこそこの推理力の持ち主であることに違いはない。

最後に、いろは寿司のスタッフに空席ができた件について。これは、脇田が組織の人間なら、前のスタッフを事故らせてというのは現実的にあるかもしれない。しかし、そうだとしても証拠はないし、偶然利用したのかもしれない。

要は、脇田の計画は小五郎と面識さえ作れればそれでいいので、代わりの場所があればいろは寿司である必要もない。ただ、別の場所があったのかどうかは作中で触れるような内容ではないので、これ以上突っ込んでも意味はなさそう。

こう考えると、正直どちらでもいい。重要なのは正体の方。事故が脇田の仕業なら、脇田が組織側の可能性が高いとなるのだけれど、やはりその真実を求めるよりも、追加情報がない限りは、脇田が組織側の人物なのかそうでないのか── こっちの方面から考えたほうが楽。

今のところありえそうなのは?

1.ただのミスリード役で、気のいいミステリー好きのおっちゃん
2.組織のメンバー
3.公安(安室の仲間)
4.何らかの特殊な団体に所属
5.単独行動だが、何か目的がある

現在のところ、考えられそうなパターンはこれくらいか。

パターン1

1は説明した通り、弟子入り(推理ミス)が意図的っぽいのだけれど、証拠がない。もし意図的だったとしても、「本当にファンでした」というオチもありえる。ただ、小五郎のファンっぽいことを言いながらそうとは思えないところもあるのが引っかかる。一見人情派っぽいのに、態度がそっけなかったり。

新キャラの初登場や登場数回は、キャラ設定が決まる回でもあるので、キャラの描写は念入りな傾向。役割を終えると徐々に崩壊していくのだけれど… 崩壊と言うよりは他の一面を見せると言うべきか。

パターン2

2はそろそろ疑ったほうが良さそう。ラム編に入り、メアリーや黒田、若狭先生、浅香と新たにクローズアップされるキャラがいたり、新キャラの登場が続いているけれど、どれも今のところは組織サイドという感じではない。

ラムがいればそれでいいのだけれど、ラムがコナンの身近にいる人物で、自ら動かない限りは水面下でコナンサイドへ近づく── という展開にするのが難しい。これがないと、組織編の緊張感が出てこない。

以前、組織の新キャラはまだ出るかもという発言があったので、それならコルンやキャンティのような、最初からネタバレしている新キャラではなくて、やはりコナンが知らない間に背後に近づく組織のメンバーのほうが面白い。

なぜ今になって組織が小五郎に調査を?という点は、ジンが小五郎を再び疑い出したというフラグがある。小五郎を疑ったが、そばにいる安室が未報告なため、安室が組織に信用されていない可能性も。

ポイントになるのは、メアリーや黒田、若狭先生が最初から小五郎ではなくコナンに目を付けているのに対して、脇田はそうとも限らないところ。普通に見たら小五郎が目当てなのだけれど、ここはもう少し説明が必要なので後述。

この漫画は組織のメンバーがコナンの正体に気づく、それを組織に報告されたらゲームオーバーという事情があり、現在でもコナンはまだ組織に疑われていない。そのため、最初からコナンの正体を知っていると考えられる人物は組織のキャラである可能性は低くなる。

脇田はまだ含みを持たせている。ただ、ベルモット曰く安室が「組織随一の洞察力の持ち主」。もし脇田が組織のメンバーだったとしても、安室や赤井には及ばないとして、あまり怖さがない。まぁ、キャラ的に楠田のような下っ端かもしれないが。推理力では劣っても、純組織の人間なら強引な手段に出る可能性があり、それなら下っ端でも脅威にはなるかも。

ベルモットの発言は、脇田がもし安室や赤井に匹敵する推理力を見せた場合、組織にはそのクラスの切れ者はいないはずという否定根拠になるかも。

コードネームは芦野の注文した「ハイボール」とか(笑)カクテルの一種だけれど、下っ端はカクテルとか… 楠田が「チューハイ」説(シェリーのひとりごと)があったのだけれど、原作ではコードネームなし。カクテル下っ端説再燃?広義にはスピリッツとも言われているので、まぁそうでなくてもありかも。

でも、ハイボールって日本ではウイスキーをソーダ水で割ったものが一般的。ウイスキーはライ、バーボン、スコッチとスパイ組。劇場版のアイリッシュは寝返り。つまり脇田も… いや、別にハイボールである必要はないが。

パターン3

公安で安室の仲間。当然、警察庁とも関連。なぜ安室の仲間なのかというと、脇田のオマージュである丹下段平は、あしたのジョーに登場する主人公にボクシングをたたき込んだトレーナーだから。安室の得意とする格闘技はボクシングということで、ボクシング繋がり。

警察関係者は柔道とかはやるけれど、ボクシングはやらない。なぜ安室がボクシングを得意としているのかというと、脇田が教えたとか。

また、脇田の弟子入り方法が安室の手法と似ている。武術だけでなく、元々安室の師匠的な存在だった。あるいは同じ公安なので似通ったやり方だったとか。(同じ黒の組織とも考えられるが)

問題は、小五郎の調査は既に安室が行っているというところ。安室は緋色などを見ても、公安上層部との連絡はきちんと行っている。公安は通常潜入先で調査員がバッティングしないように、誰がどこに潜入するのか、きちんと振り分けされる。

実は、読者にはわからないところでストーリーは進んでいて、ベルモットに「勝ってな行動は避けた方がいい」と助言されたように、安室が組織に戻る(本部とかはないようだけれど)よう命令されていて、その代わりに引き続き小五郎やコナンに注視さるために派遣されたとか、何らかの後付けがあれば問題ないが。

基本的に、いくら安室の本当の潜入先が組織だったとしても、公安の安室がポアロでバイトしながら小五郎に弟子入り。脇田がいろは寿司で働きながら小五郎に弟子入り。ということにはならないはず。

それから、警察庁の黒田は事前調査なく眠りの小五郎の知恵袋はコナンだという噂を信じていた。脇田はそうではないように思える。

黒田はお人好しなので報告をそのまま信じた。脇田は疑り深いので一度自分の目で確かめようとした。などと、リアリティを追求すれば性格の違いによって行動は変わるけれど、二人の性格の違いを重要視しているわけではない。本来なら、ここは、眠りの小五郎のトリックを知っている人物と、そうでない人物で行動が変わるのではと。

脇田=公安なら小五郎がへっぽこであることは知っているはず。小五郎がへっぽこだと思っていたので、突然推理し始めたことに「え?」と驚いたと解釈できなくもないけれど、それではコナンが助言していると思ったらそうではなくて、本当に眠ったまま推理を始めたことに驚いたという間抜けな話に。

眠りの小五郎がへっぽこであることを知っていたからこそ驚いたとも考えられるのだけれど、やはり知恵袋のコナンがいることを知っていたのなら、あの驚きは不自然なような。

どちらかというと、脇田は小五郎が大したことないことに勘付いていた。どこかに協力者がいるのではと睨んだが、眠りの小五郎を見て自分のあてが外れたことに驚いたようにも見える。

まぁ、脇田が眠りの小五郎のトリック(コナンが助言)に気づいているかどうかは、脇田の行動を見れば比較的早くわかるのではないかと。

安室とエレーナの関係のように、安室と脇田は組織の仕事以外で面識があったが、脇田はその後組織入りしたとかのパターンもあるので、安室の師匠で組織のメンバーという両立もできなくはない。

というか、安室と脇田が対面すればその反応からも何かわかりそう。ただ、組織のメンバーは全員がお互いを把握しているわけではないので、無反応かもしれないが。

安室と行動パターンの類似も、似ているから同じ所属という意味ではなくて、同じような手法で弟子入りしたが、本来の所属先は別と言う対比表現にしただけということもある。ミステリートレインで多用され、最近ではメアリーとジンのセリフでもあったかも。

パターン4

公安以外の情報機関。とは言え、いまさらFBIやCIAというのはなさそう。結局、小五郎に弟子入りする必要性(調査の必要性)がないと、動機が見当たらない。

パターン5

どこかの機関に所属しているわけではないが、浅香の関係者とかで、行方不明の浅香探しを小五郎に依頼しようと思い、小五郎が本当に信用できる人物なのか確かめようとしたとか。

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更新日:2017-1-14


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