若狭留美の考察

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黒田と脇田が若狭先生に反応

黒田:「お手柄小学校教師・・・」「若狭・・・」「留美か・・・」

脇田:「へぇ・・・」「こいつァトンチが・・・」「利いてるねぇ・・・」 File:980

黒田と脇田が、それぞれネットニュースと新聞記事を見て反応。脇田の言うトンチ(ユーモア)が利いているというのは、洒落てるねぇということなので、何が洒落てるのかというと、黒田が「若狭留美か」と名前を呼んでいることからも、若狭先生の名前が「ASACA RUM」をもじった名前だと気づいてそう言ったのではないかと考えられる。(二人は若狭先生の顔を知らない、面識はないということにもなる。)

つまり、若狭留美は偽名。組織は波土の事件でもそうだったように、「ASACA RUM」のキーワードを見つけただけで刺客を向けてくる。非常な危険な行為にもかかわらず、わざわざそんなことをするのは、まさに組織を引っ張り出すために、わざとそうした名前にしている可能性がある。

これは「古川大」という偽名で叶才三の関係者を集めたのと同じやり方。「ASACA RUM」に過剰反応している組織なら、偽名の意味に気づく。

そして、警察庁の黒田と正体不明の脇田がその名前に引っかかった。黒田は警察庁なので、公安も羽田浩司の事件を追い、ダイングメッセージに気づいていると考えられる。まぁ、黒田自身ラムとは因縁がありそうで、安室も組織から「ASACA RUM」の件で調査を命じられているように、この辺の情報は持っている。

脇田の所属はまだ不明。仮にこの二人が組織と無関係であったとしても、組織がこのニュースに気づいていないということはないはずで、直に若狭先生へ組織のメンバーが探りを入れに来るはず。

ポイントは、若狭先生はこの二人とはグルではなく、所属も違うだろうということ。細かいことを言ってしまえば、警察庁の黒田が公安の人間の名前や顔、仕事を把握していないということはある。というか、知らないのが普通。なので、若狭先生が公安でもおかしくはない。

ただ、総合的に考えて、先述したように公安の持つ情報と若狭先生の持つ情報は少し違うように思えるのと、今回のように、メディアに露出して注目させる行為がどうなのかとか、黒田が注目して探りを入れたら同じ日本警察の人間だったとかいうオチもどうか(笑)少なくとも、偽名で組織を釣ろうとすることは、もし若狭先生が公安であるのなら、個人で勝手にやるべきことではない。

シンプルな解釈なら、この黒田と脇田の二人の反応は羽田浩司の事件と「ASACA RUM」の秘密を追っているという意味で、それを追う人物を誘う若狭先生という構図を示しているのではと。

黒田との対面

白鳥:「先日の強盗事件の報告書あがりました・・・」

黒田:「御苦労・・・」

白鳥:「お疲れのようですね・・・」

黒田:「色々と悩み事が多くてな・・・」

白鳥:「思いきって休まれてはどうですか?」「どーせ年次休暇も全くとられていないんでしょ?」「近くにいいキャンプ場ができたから・・・」「今度の週末コナン君達も行くらしいですし・・・」

黒田:「ホウ・・・」「あの眠りの小五郎の知恵袋か・・・」

白鳥:「いつもは阿笠博士と行っていたみたいなんですが・・・」「風邪をひいてしまわれて・・・」「今回は小学校の先生が付きそうようで・・・」

黒田:「小学校の先生?」

白鳥:「ホラ、この前殺人犯のプロゴルファーを撃退したとニュースになった・・・」「若狭留美先生ですよ!」

黒田:「・・・・・・」

白鳥:「本当は自分も休暇を取って・・・」「小林先生と参加する予定だったんですが・・・」「どーせデートなら・・・」「2人きりの方がいいんじゃないかと思いまして・・・」「と、とにかくキャンプの資料・・・」「置いて行きますね・・・」「不要なら捨ててしまわれても構いませんから・・・」

黒田:「キャンプか・・・」「柄じゃないよ・・・」 File:987

コナン達の行くキャンプに副担任の若狭先生も同行するということを聞いた黒田は、「柄じゃないよ」なんて言いつつも興味津々。

前回のプロゴルファーの事件で若狭先生の名前のもじりに気づいた黒田は、もちろんこれを機に様子を探りに来ることになる。

黒田:「状況は一目で把握した・・・」「警察を呼ぶとしよう・・・」「よろしいか?」「若狭留美先生・・・」

若狭:「・・・・・・」

歩美:「先生・・・」「先生?」「若狭先生!!」

若狭:「あ!」「どうしたの?吉田さん・・・」

歩美:「あの怖い顔した警察のオジサンが先生に聞いてるよ?」「「警察を呼んでいいか」って・・・」

若狭:「テントが不審に燃えて・・・」「人が1人焼死されたんだから・・・」「呼べばいいと思いますけど・・・」「どうして私に?」

黒田:「いえ・・・恐ろしい形相でこちらを睨んでおられたので・・・」「何か不服があるのかと・・・」「この面構えのせいで目を背けられる事はあっても・・・」「じっと見つめられる事は滅多にないんでね・・・」

若狭:「そうなんですか・・・」 File:988

黒田と若狭先生の初対面。テントから出てきた黒田を見た若狭先生は、歩美ちゃんの声に気づかないほど黒田を凝視。

これは単に知り合いが出てきたという反応ではない。黒田は眼鏡を見れば、片目が義眼であることはひと目でわかる。そして、この男が若狭先生の計画通り自分の名前を見て探りに来たのだとすれば、ラムの疑いが出て来る。

「じっと見つめられる事は滅多にないんでね」などの会話を見ても、二人に面識があった感じではない。黒田も、若狭先生のニュース記事を見た時、顔ではなく名前に反応して様子を見に来ている。

若狭:「あら・・・テントの中で寝てらしてたそうなのに・・・」「順番を御存知なんですね?」

黒田:「いや実は・・・」「ウトウトしながら私のテントの入り口の隙間から見ていたんですよ・・・」「楽しそうなカレーを食べるあなた方を・・・」

若狭:「誰か気になる人でもいらっしゃったんですか?」

黒田:「いや・・・ただなんとなくですよ・・・」「で、私のテントは燃えたテントのすぐそばなので・・・」「こちらへ向かって来る人の顔と順番を覚えていたんです・・・」「耳栓をしていたので・・・」「あの3人が被害者と何を話したかはわかりませんが・・・」

若狭:「それでその後・・・」「寝てしまわれたと・・・?」「まさか気になる人物を観察する為に・・・」「業火に包まれる隣のテントを野放しにしたなんて事ありませんよね?」

黒田:「ええ、不覚にも寝入ってしまって・・・」「小学校の先生がついているのなら大事は起きないと高を括っていた面もありますが・・・」

若狭:「私を御存知なんですね?」

黒田:「以前ニュースでね・・・」 File:988

上記の会話のやりの取りからも、二人は面識がないことがわかる。本来、一般人、それも若狭先生が偽名などを使い身を隠していたとすれば、自分の存在を知っていることに「なぜ?」と疑問を抱くはずなのだけれど、若狭先生は「私を御存知なんですね?」とそれほど驚いてはいない。

これは、黒田が自分の名前を見て探りに来たことを想定していたからと考えられる。「誰か気になる人でもいらっしゃったんですか?」というのも、本当は黒田が自分を観察していることに気づいているニュアンス。

自分の名前に気づいて様子を見に来た義眼の男なら当然ラムではないかと警戒するはずで、そのため黒田が「気になる人物を観察する為に業火に包まれる隣のテントを野放しにした」のではと疑う。若狭先生が浅香だった場合でも、ラムの正体は知らない可能性があるということにもなる。

(若狭先生=浅香)が17年前と容姿が全然違う。黒田も「別人のよう」という伏線があるため、二人とも面識があるが気づいていないという可能性もありえるけれど、それだとこの展開が間抜けすぎることに。

黒田:「助かりましたよ若狭先生・・・被害者の気を逸らしてくれて・・・」

弓長:「あのまま目の前でみすみす子供が刺されたとなりゃ俺も管理官もクビどころじゃ済みませんからねぇ・・・」

若狭:「いえいえ・・・」

黒田:「どんな言葉で気を逸らしたかは・・・」「聞き取れませんでしたがね・・・」

若狭:「あら・・・」「そうですか・・・」 File:989

黒田もまた若狭先生を「ASACA = RUM」と考えていたためか、若狭先生に注意を払っていたため、「どんな言葉で気を逸らしたかは聞き取れませんでしたがね」と、若狭先生の正体を警戒。

ただ、「助かりましたよ若狭先生、被害者の気を逸らしてくれて」と言っているように、若狭先生が結果的に助けてくれたのは事実で、もしかしたら浅香≠RUMを考え始めるかもしれない。まぁ、最近の名探偵コナンは心境の変化は唐突かジリジリとしか進まないか極端な傾向が強いので、何事もなかったかのように進む可能性もある(笑)

ちなみに、黒田が「小学校の先生がついているのなら大事は起きないと高を括っていた」と考えていたのは、あの場でさすがにおかしな行動は取らないだろうと気を緩めていたか、最初から若狭先生=浅香だがRUMは別人と思っているのかも。

黒田が「業火に包まれる隣のテントを野放しにした」わけではなく、本当に耳栓をしていたと判断できるのは、黒田が若狭先生の「刺してみろよ」という言葉を聞いていながらも、その件を見逃したことからわかる。自分が火事を野放しにしながらも、若狭先生の脅しを責めたのであれば、自分のことは棚に上げているだけ。

逆に、若狭先生があのような発言をしたことが若狭先生の内面を示す”本当の姿”ではないことは、火事を見過ごしたのではないかと黒田を疑ったことからもわかる。コナンの、若狭先生が事件が起きることを見越して利用したのではないかという疑いも、誤解の可能性が高い。

黒田も若狭先生も相手を組織側と警戒していることから、相手の本心がわからず物事を悪い方向へ受け取っているが、それぞれ自分はそんなつもりでやってるとは思っていないため、お互いに非難しあうというすれ違いが起きている。

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更新日:2017-9-13
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