考察 【File:966-968】 ネットのニュース配信が早すぎる理由

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誰が何のために?

一般人が、小学校に敷地内という閉鎖された空間で普段使われていない古倉庫に入り、さらに地下室とガイコツ、暗号のハチマキまで見つけて写真に撮ることは考えにくい。普通なら驚いて逃げてしまうところを、ガイコツを発見後も冷静に周囲の状況を見渡し、ハチマキが暗号だと気づいたのもコナンのような切れ者だからこそ。

それも、もし今回の話に絡まない第三者がマスコミに写真を送り記事を書かせたのなら発見は前日くらい。これまで10年も放置されていたのに、コナンたちの発見とほぼ被るということになりタイミングが良すぎる。

学校関係者であれば偶然発見する可能性がないとも言えないけれど、ガイコツを発見してマスコミに知らせておきながら、警察には連絡しないというのも不自然。普通は逆、騒ぎになって子供たちを動揺させないためにもメディアに控えるのはわかる。

コナン:「ネットで暗号を見てここに探しに来るには十分な時間だな・・・」

灰原:「ちょっとそれって・・・」

コナン:「ああ!あの事件は10年前に死んだ奴が書いたかもしれねぇけど・・・暗号の役目はまだ生きてたって事さ!」 File:967

狙いは結果起きたことを検証すれば見えてくる。事件のニュースが配信され、ガイコツと暗号がネットにアップされたことで強盗団がそれを見て古倉庫へやってきた。ハチマキは暗号が読めるようにちゃんと広げてあるのも意図的。つまり、このニュースが配信されることの意味は強盗団を呼び寄せることにあると考えられる。

強盗団を呼び寄せて何がしたいのか。もちろん、捕まえることが目的なのだけれど、第一発見者が警察は呼ばずに強盗団だけ呼び出し、捕まえようとすることにメリットがない。それに、実際はコナンたちがガイコツをみつけ、警察を呼び強盗団を退治してしまった。

第一発見者が警察とかかわりたくないので通報しなかった。暗号をネットにアップして強盗団をおびき出し、札束と一緒に縛り上げて放置すれば、翌日誰かが発見して通報してくれる予定だったが、その前に探偵団が偶然発見して強盗団を捕まえることになったので、自分は情報を提供した以上は何もせずに済んだ── とすれば一応の辻褄は合うが…

そもそも、前述したように部外者が侵入したら怪しすぎる小学校という閉鎖された空間で、意図もなく古倉庫の地下室を発見することが考えにくい。日中に入れば不審者として通報されてしまうし、夜中にライトをつけて、金目の物なんてありそうにない用具が保管されている古倉庫を物色とは相当な変わり者。

地下室とガイコツ発見に至るまでのきっかけが必要。考えられるのは、被害者遺族が10年前に騒ぎになった小学校を捜査し続けていた。もう一つは、単純に古倉庫に行く用があった。

前者は、被害事件関係者に繋がるような具体的な話は最後まで出てこなかった。後者の場合、若狭先生が石灰を探すために一度古倉庫まで探した可能性がある。

古倉庫でガイコツを見つける直接のきっかけがあるのは若狭先生のみ。では、若狭先生がガイコツの発見者だったとして、なぜ即警察に通報しなかったのか。強盗団を呼び寄せる意味はあるのか。

若狭先生だとすると

コナン:「この時期に副担任なんて珍しいな・・・」

灰原:「このクラス、私やあなたのような転入生が多くて人数が増えたからなんじゃない?」

コナン:「なるほどね・・・」 File:966

コナンは灰原の「転入生が多くて人数が増えたからなんじゃない?」という意見に納得してしまうが、「副担任なんて珍しいな」と最初に違和感を持ったように、確かに理由がなければ普通はない。人が増えたからというのは一説にすぎず、漫画としては小林先生で不足ということはなく、灰原の考え通りではオチがない。他に理由が考えられるということ。

これは、若狭先生が今回の3話を通して暗号解読をしているコナンを意味深に見つめているように、コナンの実力を試すためと考えれば説明が付く。

警察に通報⇒ガイコツと暗号を回収では探偵団が事件に絡めなくなってしまう。そのため、探偵団自らガイコツを発見するように促し、それから警察に通報する方法を取った。当然、推理に興味のあるコナンたちは暗号を写真に撮り、自分たちで解こうとする。

強盗団を放置するわけにはいかないので、おびき寄せるためにニュースで情報が流れるように操作する意味はあるのだけれど、強盗団はネットにアップされた暗号を解読してやって来たように、暗号の読み方を最初から知っていたし、最終的に若狭先生が強盗団三人を叩きのめしてしまったように、本来なら若狭先生一人でも解決できた。

それが、小学校1年生の探偵団をわざわざ危険に巻き込んだのも、コナンの様子を観察したかったからと考えられる。ガイコツ発見のきっかけがある人物で、且つ情報をネットに流す意味を持つ人物ということで、コナン調査という目的のある若狭先生であれば、話が一本に繋がる。

若狭:「こういうのって肝試しみたいで楽しいわよね・・・」

歩美:「だね!」

コナン:(若狭先生まで来てるし・・・) File:968

白鳥警部と探偵団だけに任せなかったのも、もちろん目的がコナン観察という前提がもあるのだけれど、子供たちを危険に晒してしまう代わりに、何かあれば自分が強盗団を退治するつもりだったから。実際にそういう事態になった。

若狭先生は怖くて子供たちに古倉庫まで付いて来てくれるように頼んでいたのに、「肝試しみたいで楽しいわよね」とワクワクしている。まぁ、そういうタイプもいるが(笑)そもそも、若狭先生が最初にガイコツを発見したのなら、怖がりというのはフェイク。

コナンが「若狭先生まで来てるし」と言っているように、探偵団が誘ったわけではなくて、若狭先生が勝手に来ているのも、最初から絡むつもりだったことがわかるポイント。

最初から怪しげな行動を取っている若狭先生ありきで考えると、何で今日赴任してきた先生が小学校の古倉庫の地下室にガイコツがあることを知ってるの?ということになる。

順を追って考えると、コナン調査のために副担任として帝丹小学校1年B組に意図的に潜入。石灰を探すために古倉庫へ行く必要があったのは本当だったが、その過程で偶然ガイコツを発見したので利用したという流れが自然か。

若狭先生が強盗被害者遺族だったと考えられなくもないけれど、ガイコツを発見するのに10年かかったり、身内を殺害されてしまったりしている辺りがピンと来ない。若狭先生が10年間海外にいたからとしてしまえばどうにでもなるけれど、ちょっと後付事情が複雑。

大穴で、校長先生が第一発見者とか。実は校長は超切れ者で強いという設定。騒ぎにしないためにも夜中に自分がこっそり強盗団を捕まえてから警察に引き渡すつもりだったが、探偵団と若狭先生が見つけてしまう。しかし、校長はコナンと若狭先生の実力を見抜いていたので、任せることにしたとか。う~ん、でもこれじゃあネットにニュースが流れてる時点で騒ぎになるので無理か。

まぁ、若狭先生がコナンよりも先に暗号を解き、ドジな振りをしてアドバイスをしたというのが証明できれば、そっちの方向からも、若狭先生がコナンのように暗号を写真に撮って同時進行で考えていたと判断できる描写もないし、若狭先生が第一発見者(情報提供者)ということでほぼ確定できそう。

若狭先生が探偵団に二回目のお願いをした時、たぶん3つのライン引きに石灰が入っていると言ったのは、その中に札束が入っていることを知っていたからだと思われるのだけれど、決定的な証拠がないのが歯がゆいところ。

ガイコツを発見した時、若狭先生が地下室の中を見ていないとかであれば、「何でライン引きが3つあったことを知ってるの?」と突っ込むこともできるのだけれど、残念ながら一応見れる状況ではあったっぽい。

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更新日:2017-1-18


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