サンデー File:963-965

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File:965(日記)

チチンプイプイ~のコナン君テレ線入ってる(笑)はずかしい~的な?

結局、読者が気にしていたであろうオルゴールの曲と箱の開け方の2点は明かされず。それと、本物の阿笠博士が完全に忘れられてる件… 博士は尺の都合でカットかな。

奥さん:「最後に主人がその箱を開けたのが10年以上前でしたから忘れてしまって・・・」「誰でも知っている有名な・・・」「童謡か何かと思いましたけど・・・」 File:963

曲名忘れるとか、誰でも知っている有名な童謡とか、色々意味深なので後でちゃんと明かされるのでは?というただの思わせぶりでした(笑)

コナン:「大きな古時計」はアメリカ人のヘンリー・ワークが1676年に作曲したが・・・」「日本に伝わったのは1940年・・・」「幕末の絡繰師が知るわけねぇ・・・」

ただ、作曲された時期はちゃんと作中で意識されているので、幕末に日本で知られている曲となると「七つの子」ではないですね。あれは大正時代なので。

単純に、漫画の都合で幕末の曲が何かを限定したくなかったからかなぁ。その曲が何であっても伏線でなければ特に意味がないし。最後に流れて来た曲は〇〇だ~とかしても、無駄に意味深にさせてしまうだけだし。

奥さん:「箱の図面に矢印や数字が書き込まれた紙を・・・」「何かの本の間に挟んで仕舞っているのを見ましたので・・・」 File:963

箱の開け方については、1話目を見れば読者に推理させるためのものじゃないことはわかったり。「箱の図面に矢印や数字が書き込まれた」なので、本の間に挟まれたその紙が見つからない件とはまた別。

主人:(でも君には見つけられないよ・・・)(あの紙も・・・)(箱の中身もね・・・) File:963

紙も箱の中身も見つからないというのが、紙のトリックを見破れないと箱のトリックも見破れない(同じ仕掛け)ように思わせてしまうけれど、箱の中身が見つからないのは吉右衛門のトリックを自力で解くのは無理、だから紙を見つけられない限りは箱も開けられないということ。

結局、紙を隠した方法は「マジック・ブック」と言われる本の仕掛けと同じだったのだけれど、今回なんでそのトリックである必要があったのかはわかり難かったかも。

例えば、2つのページの横端を貼り付けてしまえばパラパラめくっても内のページは開かれないし、袋状になった隙間に例の紙を差し込めば隠すことが可能。マジックブックの手法だったのはただの結果論じゃんと。

でも、方法論はいくらでも思いつくのだけど、本来なら数ある手法の中から一つに限定させるための伏線があるはず。

小五郎:「旦那がその日記をにぎり飯食いながら見てて・・・」「米粒がページの間に挟まったとか・・・」 File:964

米粒が挟まって(2つのページがくっついてしまった)というのは小五郎のギャグ推理で否定されていたり。これが米粒でなくて「糊でくっつけました」でも同じこと。だから、2ページがくっつくタイプの仕掛けじゃないですということ。暗示的なので気づきにくい。

次郎吉:「さすがに一万冊じゃから一ページずつ読み込むのではなく・・・」「今、毛利探偵がやっているようにパラパラとめくるだけじゃったがな・・・」 File:964

奥さん:「若い頃の自分の拙い文章を読みながら・・・」「恥ずかしさと懐かしさが入り混じった想いでページをめくっておりましたら・・・」「突然・・・」「目に飛び込んで来たんです・・・」「学生の頃見た覚えのない主人が書いた文章が・・・」「2ページに渡ってびっしり書き込まれているのが・・・」「あれは一体何だったんでしょう・・・?」「その見つからない紙と何か関係が・・・」 File:964

本のチェックはパラパラとめくった。(パラパラだと気づかない)一方で、奥さんの過去は話で日記をめくったら、突然見た覚えのないページが飛び込んできた。

糊付けされていたページが時間の経過で剥がれたという可能性もありえるけれど、これはそんな偶然をわざわざ入れたのではなくて、とある行動により結果が変わる系の仕掛けがされているということ。

ちょっとした会話もちゃんと意味を持っていて、そこまで読む必要があるのは日常編の方が無駄なく綿密。

キッド:(おっとその顔・・・)(どーやらお前もわかっちまったようだな・・・)(名探偵・・・)(紙の在り処も・・・)(箱の本当の中身も・・・) File:964

あとは、この仕掛けは実は名探偵のコナンよりもマジシャンのキッドが先に気づいたというところ。探偵でなくても解けるし、キッドに有利だったということはマジックの手法。ページを貼り付けてってのはたぶんマジックとは言えない(笑)

ただ、紙の端を切ればパラパラめくってもページが飛んでしまうのではなかという現象を作中の伏線から推測させているわけではなく、最初からそのトリックを知っていることが前提。だから有名どころが使われているのかも。

いきなり紙の端を切れば~とか言われても、そんなのただのインチキじゃんという感じも否めないのだけれど、まぁ緋色の沖矢の台詞にあるように「トリックなんてタネを明かせば~」的な。今回もマジックなので。

今回、コナンよりもキッドの方が先に推理できただけでなく、沖矢は推理できなかったのだけれど、そもそも、沖矢は推理する気があったのか、考えても解けなかったのかが謎。

コナンが真相にたどり着いた最後の奥さんの会話の時、沖矢は同じ部屋にいるものの、梯子に上って一生懸命本をめくっている。せっせと本を運んでいた小五郎は会話に加わる描写があるけれど、沖矢に関しては描かれていないのでどこで何をしているのかがわからないようになっている。一緒に話を聞いて考えていたのなら、その様子が描かれるのではないかと。

殺人じゃないので興味がなかったのか。ただ、それ以前の話では奥さんに聞き込みをして本に隠されている紙を探す努力をしているのだけれど…

コナンよりもキッドが先に気づいたように、コナンが沖矢よりも先に気づくのならわかるのだけれど、沖矢が考えてもわからないかったというのはちょっとどうなのか。

緋色のエピローグを見る限りでは、沖矢はマジック系が弱いわけでもない。「東都大学工学部」ってのは嘘だけど、その類の知識には精通しているのは事実で、トリックを使用した捜査は苦手ではない。

本を読んでいるふりをして周囲を気にしていたりするので、ここへ来た目的が写真の回収だったように、やはりあまり本腰ではなかったのだろうか。

もしかしたら、沖矢が気づくシーン、あるいは悩んでるシーンを入れてしまうと、離れたところから先に真相に気づき、博士の仕草で後ろに手を組んでコナンを見る人物は沖矢じゃないとわかってしまうからとか、進行の都合もあったり。

コナン:「それに、博士はオレと2人きりの時オレの事を「コナン君」とは呼ばねぇし・・・」「右手の絆創膏・・・」「博士が人差し指に巻いたのは第二関節・・・指先じゃねーよ・・・」

これは自分がキッドがコナン=新一だと知ってること、コナンがそれを認識してることが前提ですね(笑)みんなといる時は「コナン君」で、二人きりの時は「コナン」と使い分ける意味はないので。

絆創膏の張り位置を間違えたり、博士がコナンのことを普段何と読んでいるのか調査してなかったり、変装は完璧なのにぼろが出るところはキッドらしいというべきなのか。まぁ、漫画的にもちゃんと変装の伏線があったほうが面白い。

コナン:「あれは恐らく博士の足が太いのを利用しヒザを曲げて背を低く見せてたオメーが・・・」

一応、キッドは自分よりも背が低い人物に変装する場合は身長をごまかせないのだけれど、肥満体型の博士は足が太かったため、ひざを曲げることでごまかすことができたというオチ。実はいつもよりも背が高かった~ではなくて、この辺のことはちゃんと考えていたりするところは細かい。

これは今後の変装を見破るヒントにもなるけれど、あまり詳しくない人の場合は多少背が変わっても周囲は気づかないし、読者視点でも判断できないので適用外。まぁ、ヒザを曲げるって同じ手法は使わないか。むしろ、今度やるなら途中から入れ替わって身長が変わってるパターンのほうが面白いかも。

沖矢:「帰る前に返して頂こうか・・・」「君が撮った私の写真を・・・」「アレが出回ると困るんでね・・・」

キッド:(そういやぁ首に何か付けてたな・・・メカっぽいの・・・)

沖矢がやってきた理由は写真の回収。キッドが写真を流出させることはないと思うけれど、念のためか。キッドが外から見ただけで首の変声機に気づいたということは、ベルモットもちゃんと見る機会があれば沖矢が変装なのに気づけそう。

別に写真が出回ってもそれ自体即ピンチに繋がるわけでもないけれど、警戒しているのはじっくり見られるとまずいからという理由かも。

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