悲しき鵺伝説
組織編とは関係ないかもしれませんが、一応新キャラ登場ということでレビューしておきます。
鶴見肇がシャルルの息子だったというのは、第一話で鶴見の「外国人目」からもすぐに気づけたのではと。
ご主人様の面影を見て懐いてた犬、もう高齢だけれど、鶴見が引き取ることになれば犬も幸せかもしれない。尻尾振ってうれしそうだったし。
最後何に邪魔されるのかと思ったら自衛隊登場(笑)そういえば、前回の話で「自衛隊に出動要請できるかどうか・・・」「上の者に掛け合ってみます!」っフラグ立ってましたね。
純黒でジンが空自が来るだとか言ったのが、今後組織との戦いに自衛隊まで巻き込んでいくのではないかなんて噂も出ていたのだけれど、ここでまさかの登場(笑)鵺とか言われても普通来ないだろ!まぁここはノリがこち亀みたいなギャグオチ。
今後、自衛隊が絡んで来るかどうかはわかりませんが、組織に武器が流れているとならともかく、実戦という形式だとちょっと漫画の方向性が変わってしまうかもしれません。
紅葉:「へぇ──・・・」「活躍してはりますなぁ・・・」「ウチの未来の・・・」「旦那さん♡」
大岡紅葉(17) 京都泉心高校2年
■ 平次&和葉のラヴを脅かす新たなライバルが出現・・・!?
「オレの和葉」発言があったり、新一に対抗する告白スポット探したり、本当にじわじわと進展して、いよいよあと少しで告白かなと思ったのだけれど、ここへ来てまさかの新キャラ来たー(笑)
元々、縦への掘り下げよりも浅く広く横へ広げることが多い漫画だけれど、最近は組織編でもこういう傾向が強いのは新編集長の方針とかかなぁ。ちょっとキャッチーな手法を取ってる感じ。
もしかしたら、ずっと平次と和葉の仲を見守ってきたファンには今更感もあり、唐突にも感じるかも。服部のことをネットでチェックして「未来の旦那」とか思いを寄せている女性。「こんなのいたんなら早く出せよ!」と。たぶん後出しなのでそれは無理かも(笑)
でも、ストーリーが7,8割進んだところで新キャラを出して最終的にそっちに靡いてしまいましたーとかなれば「えっ?何それ」ってなるけれど、その心配は皆無。ここまで積み上げたものを崩してしまうわけではないので、新キャラが何人登場しようとそこは問題はなし。
この漫画、ミステリーの部分では答えは決まっているけれど読者にはわからない。ラヴの部分も答えは決まっているけれど、ミステリーと違い結末も読者にわかる。
それが良い意味で安心感でもあり、悪い意味で緊張感のなさの原因でもあるのだけれど、それだけに「新たなライバル」が出てきたところで、「このキャラいるの?」という印象を与えてしまうかも。
まぁ、彼女がトリガーになることで二人の関係が近づけたいという意図が見て取れるのだけれど、そういう役割としてのここへ来ての新キャラだとすれば、これは今更ではなくて大きな進展と考えるべきかも。
ということで、もう少し大岡紅葉について考えてみると──
名前の由来は、名字の大岡が「大岡越前(忠相)」で、名前の紅葉は「山村紅葉(もみじ)」かな。
大岡越前(大岡紅葉)VS 遠山金四郎(遠山和葉)という関係。大岡越前と遠山金四郎は生きた時代が違うのだけれど、共に名奉行として名高い二人でよく比較の対象になる人物。
クローバ:「なまえテキにもガチ!おたのしみにv」
どうぶつの森で予告された、「なまえテキ」というのは和葉のライバルになることを示唆したのかなと。
名前の紅葉が山村紅葉さんなのは、名前の一致と同じ京都出身というところ。これだけだとちょっと弱いのだけれど、他に紅葉の候補は見当たらないかも。
名前のオマージュは一つ二つではないことが多いので、まだ他にも参考にしている人物もいるかもしれない。
まぁ、大岡紅葉という名前は比較的単純に思い付きそう。遠山和葉のライバルを出したい、遠山は遠山の金さんだから、対抗するなら大岡越前。
和葉はたぶん緑の葉のイメージで、それに対して紅葉なのかな。名前が紅葉なのでじゃあ山村紅葉。京都出身で…という具合。
ダイヤ:「ろくダイメのカレもでるのかしら?」
もう一つどうぶつの森で予告のあった「ろくダイメのカレ」、これは「沖田総司」のこと。YAIBAのキャラだけれど、コナンにも31巻の「浪花の剣士」の話で登場している。この話は面白いので大好きです。今思えば、コナンがほとんど絡まずに服部が奔走して事件を解決するという新鮮な話だったかも。
沖田総司はコナンの作中では詳しいプロフィールは説明されていないけれど、新撰組の天才剣士、沖田総司の6代目という設定だから「ろくダイメのカレ」。
なんで「カレもでる」のかというと、彼は紅葉と同じ京都泉心高校だから。わざわざ同じ高校の設定にしているのだから、たぶん後々出てくるのかな?
紅葉は高校生で茶髪(金髪?)でピアスにネイルって、もしかしたら泉心ってものすごいゆるい高校なのか。でも制服はちゃんとある。
55巻の探偵甲子園。これも服部が活躍した話だけれど、世良真純のキャラデザに影響したと言われるかの有名な越水七槻が「せやけど確かあんたんトコの高校、校則がきつうてピアスなんか付けられへんのとちゃうんか?」と服部に突っ込まれて、実は年齢詐称の既卒だったという事実が発覚していたりする。
でも、紅葉が老けて見えるのは詐称じゃなくて髪型とメイク?の問題だと思うけれど(笑)正面からみたらまた印象が変わりそう。表情豊かな気もするので、愛嬌あってかわいらしいかもしれない。
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