赤井父の考察

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父の所属

赤井の父は17年前の羽田浩司の事件にかかわっていたが、FBI捜査官としてではない。では、父はどういう関係で事件にかかわっていたのか。まだこれ以上の情報がないのでどうにでも考えられるのだけれど…

まず、「事件にかかわっていた」という意味は広義には事件の目撃者だとか、事件の被害者だとかも含まれる。でも、「事件にかかわってた」「FBIではないが」という会話の流れなので、コナンは「事件にかかわっていた=事件の捜査」として話している。

「17年前、もう赤井さんあの羽田浩司の事件にかかわってたの?(捜査をしていたのか?)」というコナンの質問に、赤井は「直接かかわっていたのは俺の父だ」と答えている。コナンの質問の意図がわかっていれば、「直接かかわっていた」は捜査をしていたこと。

また、「赤井さんのお父さんもFBI捜査官だったとか?」と、これもFBIだから捜査が前提。それに対し、「FBIではないが」とコナンが捜査が前提で話を進めていること自体は否定してはいないし、「FBIではないが」の続きに入るのは、通常「FBIではないが〇〇」と、FBI以外のそれに対応する言葉。

そうなると、事件の捜査にかかわる何らかの機関に所属していたのでは?と考えられる。まぁ、次男の秀吉が羽田家の養子となったことから、父と羽田家に接点があった可能性も高く、父は小五郎のように日本の探偵で、知り合いの息子が殺害された事件を独自に調査し始めたとかもありかもしれない。

具体的には?

赤井をFBIに駆り立てた=羽田浩司の事件を解明したかった。しかし、父とは違うFBIを選んだということは、FBIのほうが事件にかかわりやすかったからと推測できる。

FBIではなくて市警察だったが、国際事件なのでFBIが適任だったとか。この場合父はアメリカ国籍保持者となる。これは同じ公務員のCIAでも同様。

赤井父は秀吉の婚姻届に漢字で赤井とあるので、日本国籍は持っていたと考えられる。日本人の親を持つアメリカ生まれだったが、日本にも出生届けを出して二重国籍。あるいは赤井のように市民権を取得したのならアメリカ市警にもなれるかもしれないけれど、現在の日本では二重国籍は認められていない。

ただ、その規則も強制剥奪ではなくてそのままの人も多く、国籍法改正以前の二重国籍者もそのまま。また、他国の公務員に就く場合は外国籍が必須になるので強制的に剥奪することもあるようだけれど、実行はされたことがないらしい。

この漫画の場合はバレないからでは問題なのでその辺は律儀に守るだろうけれど、年齢的に国籍法改正前だった可能性が高いので不可能ではないかもしれない。

父が市警察の可能性があるかどうかを考えるだけでものすごく複雑(笑)なんというか、赤井がグリーンカードを取るのを苦労したというのは、両親ともにアメリカ国籍は持っていなかったからではないかと。

キールは大学卒業後ストレートにCIAに入れているようだし。キールや瑛祐のように、親がCIAだからCIAを目指すというのはシンプルだけど、それなら、赤井も父がFBIだったからでいいのでは?

まぁ、キールと同じじゃつまらないというのもあるかもしれないけれど。あえて市警にするなら、NY市警でラデッシュと知り合いだったとか、何らかの意味が欲しい。

次に考えられるのは他国の諜報機関。と言っても、いきなり原作で何も示唆されていない、カナダやドイツの諜報機関を出してくるのは飛躍しすぎなので、そこまではまだ想定しない。(映画ではスパイが出たけど)

羽田浩司は日本人。アマンダがイギリス人だったとすれば(アメリカの資産家とされている)、公安やMI6が組織関連の事件として極秘調査に出ることも考えられる。

ただ、公安の人間は安室とスコッチがもう出ているので、今更元公安の新しいメンバー(古いメンバーだけど)としても面白くはない。これは漫画の展開を考えれば── というものでしかないけれど。

キール編はCIA、バーボン編は公安。そしてラム編はMI6(世良母の推定)と新しい機関を出しているので、同じことはしないのではと。

また、世良母をMI6と仮定し、赤井父が他国の情報機関であった場合、結婚は難しい。そもそも、同じ諜報機関所属同士での結婚もできるか怪しい。

まぁ、領域外の妹(世良母推定)は何者かから身を隠しているようだけれど、駆け落ち的に結婚したために、除籍処分になりMI6に追われているとかならありかも(笑)

では両親そろってMI6だったのか。これも、メタ的には同じですというのは面白くはない。せっかく世良母=MI6と伏線から推理させている一方で、赤井父の所属に関しての伏線はないのに同じMI6ですというのもなんだか。

子供たちの容姿がアジア系なところを見ると、明らかに外国人の母親との比較から父親が日本人なのではと考えられるけれど、その父も両親のどちらかがイギリス人でしたとか、でも、日本国籍も持っていた多重国籍でしたとか。

この辺の複雑さは、MI6ならイギリス国籍なはずなのに、日本の婚姻届の名前欄の末尾に世良の「良」らしき漢字を使用している母のほうにあるのではと。父まで同じでは面白くなるどころか、無駄に複雑にするだけ。

アメリカの警察も他国の諜報機関もいまいち説得力がない。それなら、残るはインターポール(ICPO)とか。

6巻で優作が「インターポールにも友人がいる」とセリフがあったため、いつか出てくるのではないかとも言われていたあの組織。それがようやくであれば、読者も感慨深い?ただ、赤井の父は既に死んでいるため、優作の友人=赤井の父とは結びつかないが。

過去に赤井の父とも面識があったなら面白いかも。世良が子供の頃によく読んでいた優作のナイトバロンは、赤井父も好きだったからとか。まぁ、これなら赤井父は探偵で、工藤優作に憧れていた。子供たちの推理力は父親譲りとかでもいいけど。

ICPOであれば、日本人でありながらアメリカの事件にかかわることができる。黒の組織は国際犯罪組織なので、アメリカで起きた羽田浩司の事件にかかわる可能性はあるし、浅香は現在国際手配されているのではと思われる。

ルパンの銭型警部がそのインターポールなのだけれど、実際の活動は各国の警察機関に情報を提供し「調査協力」をする機関であって、捜査活動などはその国の警察に任せるだけというのは有名な話。

それなら、赤井が羽田浩司の事件を捜査するために、父とは違うFBIを選択した理由も説明できる。浅香の件から、赤井の父がICPOでなくとも、羽田浩司の事件にICPOが裏で絡んでいるのは確か。

例えば、父が公安であれば安室のように特別愛国心が強い人間である可能性が高く、息子もその影響でFBIを選択などしないのではと。父親は悲しい(笑)これは、まぁどこの諜報機関であっても似たようなものかもしれない。

公安の場合は家族にも職業を教えないという都市伝説があるので、赤井が父の職業を知っているのも。まぁ、赤井なら気づくだろうけど。

そもそも、親父が公安やらMI6で、息子はFBIになれるのか。CIAは無理だろうけど、連邦警察なら問題ないか。この辺からも、赤井父が諜報機関の人間であったと考えるのはどうなのか。

ただ、日本の場合は警察庁からICPOへ出向という形になるので、警察庁の人間だったということになる。30代~40台前半くらいで語学に堪能など、条件を備えた人が数年派遣されるらしい。

もしかしたら、黒田兵衛がそれだったり。赤井父は警察庁の人間で、黒田とともに黒田が30代後半の時に派遣。10年前の40歳の時に組織に襲われたとか。黒田が紅茶党だったのも、アフタヌーンティーの習慣がある赤井家と家族ぐるみの付き合いをしていたためとか。ただし、これだと父の死が10年前になってしまうけれど。

あるいは、警察庁を経由しないで直接ICPOのスタッフになるというルートもあり。ただし警察関係の実務経験が必要なので、結局、元は日本警察やらFBIやら出身ということになる。

それと、ICPOの本部はフランスにあり、英語だけでなくフランス語も日常的に使われる。赤井父や黒田がICPOに派遣されていたのなら、フランス関係の伏線もあっていいのかなと。イギリス関連はあれだけしつこく出てきたのだから。

この辺はまだ伏線というものはなく、漫画の展開を考えた上でのメタ的な推理も多いので、具体的なところはもっと伏線が出てくれば絞れるかもしれない。

⇒試着室の話で工藤有希子とフランスの関係は出てくるが、赤井家と関連がありそうな感じではない。

ちなみに ─

赤井の父ということは兄弟である秀吉の父でもあるのだけれど、それなら父親が棋士で秀吉はその影響を受けているのでは?とも考えられる。

コナン:「ああ!今日、名人位を取り戻したら七冠王!史上二人目の大快挙だよ!」 File:899

秀吉は作中で「二人目」の七冠王。しかし、秀吉のモデルになっている羽生さんは初の七冠王。わざわざ二人目としたのが意味深。そうなると、一人目がちゃんといて、それが秀吉の父だったり。(もしかしたら、二人目としたのは羽生さんへのリスペクトかもしれない。)

ただ、秀吉が「最も尊敬する」のは羽田浩司であって、その羽田浩司が座右の銘としていた「初志貫徹」を自分の生き方にするほど影響を受けている。

秀吉のライバルであった勝又棋士は、秀吉を「七冠を制して神になろうとしているあの男を」と言っているように、七冠王はそう例えられるほどの偉業。

それなのに、初の七冠王となった父は?ということに。まぁ、父親を尊敬しなければならないわけではないけれど、漫画としては父が無視されているのはご都合主義すぎ。

また、同じ七冠を取った話では、母と考えられる領域外の妹が将棋番組を見たシーンで、世良は「何で?」という感じでピンと来ていなかった。

父が棋士だったのなら、母が将棋に興味があることはおかしくはない。これは、世良が父親の職業を知らなかったという設定なら問題ないけれど…

それから、赤井は羽田浩司の事件に直接かかわっていたのは父と言っている。例えば、自分の知り合いが事件に巻き込まれても、自分はその事件に直接かかわっていたとは言わない。事件にかかわるというのは、事件の当事者か捜査関係など、事件そのものに関与することを意味する。

棋士仲間が殺害されたことで、目撃者などから情報を集めるためにボランティアで呼びかけをしていたなどでもかかわると言っても良いけれど、ちょっとまわりくどい。

赤井父が羽田浩司の事件にかかわっていたということは、羽田浩司のほうが赤井の父よりも先に亡くなっているのだけれど、羽田浩司は生前四冠王で、「七冠王に一番近いと期待されてた天才棋士」であった。

この二人が同じ時代にしのぎを削ったライバルであった── というのはちょっと違うような。初代七冠王であったが、その後は棋士を引退して~というなら、17年前の事件の時に何をしていたかのほうが重要になる。

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更新日:2017-4-8
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