サンデー File:954

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【パターン2】

撃ったのは赤井というパターン。スコッチがスパイだとバレた⇒赤井はジンにスコッチを殺すように命令された⇒赤井がスコッチを射殺。これはスパイとして潜入している以上はありえることで、撃ったのがたまたま赤井というだけでもある。先述したように、拒否すれば自分がスパイであることがバレてしまう。

そのため、難しいところだけれどもこれはギリギリ許される範囲かもしれない。一応、漫画ではご都合主義的にではあるけれど、スパイの重犯罪はできるだけ描かれないようになっているけれど。

安室が赤井を恨んでいる理由が、赤井がスコッチを撃ったからというだけではなくて、そもそもスコッチが公安であることがバレてしまう根本的な原因を作ったとか原因が複数あればそれは仕方のないことだけれど、撃ったのが赤井だからというだけで恨んでいるのであれば、じゃあ赤井はどうすれば良かったんだよということに(笑)

赤井の「裏切りには制裁をもって答えるだったよな?」という台詞。これが、「スパイはバレたら殺されるのは仕方ない」という意味でもある。

「スコッチはスパイだということがバレちゃったんだから殺されるのはしょうがないよね。オレは悪くないよ。」と言っているのだから、もしそれで赤井が撃ったなら”そのまま”でしかない。

つまり、そうではないという可能性が高いので、赤井が命令されてやむ無く撃ったという可能性は低くなったかもしれない。あくまで、安室は状況を見たままで解釈したが、それが事実を誤解をしていると考えられる。

やはり、スパイといえども仕方ないので撃ったというのは漫画として回避するようにも思える。そのため、あくまで「撃ったのは赤井」とする場合は、「事実でもそれがイコール真実とは限らない」パターンの可能性が高そう。

まだ状況が確定できないのだけれど、周辺には監視役がいなかったとすれば、仮に遠くに見張りがいたとしても何らかの会話はできそう。

スコッチ:「どうやら公安のスパイであることがバレてしまったようだ、直にお前にオレを殺害する命令が来るだろう・・・その時は構わず撃て・・・」

赤井:「なぜ今そんなことをオレに?」

スコッチ:「お前もスパイだろ?FBIか何かのな・・・」

赤井:「気づいていたのか・・・」

スコッチ:「ああ・・・だから、拒否すれば今度はお前も疑われてしまう・・・」

赤井:「上手く偽装すれば逃がしてやれんこともなさそうだが・・・」

スコッチ:「いや、組織のやつらは既にビルの周囲を固めている・・・この状況で逃げるのは無理だ・・・」「それに・・・そんなことすればお前がミスを理由に殺される可能性がある・・・」

スコッチ:「公安としての情報を聞き出される前にお前にやって欲しい・・・それが唯一のオレからの願いだ・・・」

赤井:「わかった・・・」

── とか何とか。だから、赤井は緋色で「彼の事は今でも(逃がしてやれなくて) 悪かったと思っている」と謝罪したとか。

でも、これでも赤井がやったことには変わらんのだけど。最初は逃がそうとしたけれど、スコッチから拒否されたという過程があれば、安室も多少は諦めもつくかもしれない。

赤井は安室のことを公安のスパイだと疑ってはいたが、確信はなかった。なので、スコッチとそうしたやり取りがあったことは安室には話していないというオチ。

さすがに、電話で「あの時スコッチにお願いされたんだからそんなに怒るなよ」なんて説明はできず、もう少し腹を割って話せる機会を待っていたとか。

というか、「スパイだから殺されてもてもしょうがないよね!」なんてことを言ったら、「お前もスパイだろ!」って突っ込まれるに決まってる(笑)だからこそ、安室は赤井にキレているとも言える。スパイであるお前がスコッチを殺す権利はなかったはずだと。

そうなると、「やむ無く殺した」という状況を安室に理解されていないのではないかと。赤井は命令されたからではなく、あくまで自発的にというか、裏切り者のスコッチを自分が始末することであの方から信頼を得て出世した── 

と勘違いしている。だから、その報復として赤井の命を差し出して自分が組織内で出世しようとしたのではないかと。

安室は「裏切りには制裁をもって答えるだったよな?」の言葉通り、組織を裏切った赤井を狙っているのだとしたら、それはそれでどうかと思うけど(笑)安室もスパイだからそんな権利あるのか。というループ。

上記のパターンだと、「スコッチがOKしたからやった」というだけでは、ちょっと殺害を正当化するには弱いような。

スコッチはその気になれば自害すればいいだけ。公安はスパイだとバレて逃げ切れそうもない場合、潜入先に尋問される前に自己の責任を持ってその命を絶つ。まぁ、リアルでそんな状況にはめったなことではならないかもしれないけれど、そういう都市伝説的な話で通っている。

漫画上、犬猿の仲にある公安がFBIの赤井の心配をする必要もない。別に、スコッチが自害でも赤井は困らない。もしかしたら、スコッチと赤井にも面識があったなど、何らかの理由があったのかもしれないけれど。

【パターン3】

三つ目のスコッチが自分で撃った場合。パターン2では、どんな理由があろうとも結局赤井が撃ったことには変わりない。一番後腐れない展開は赤井は手を汚していないという回避方法であることに間違いはない。

そうした決着を考えるならば、組織のメンバーが撃ったパターン1でなければ、スコッチが自分で撃ったことになる。

血だらけで胸を撃たれたスコッチと、その目の前で返り血を浴びたような赤井が銃を構えているのだから、その描写からはスコッチが撃ったようには見えないのだけれど、スコッチが撃たれたシーンが描かれていないのだから、その時に何があったのかはわからない。

ヒントになりそうなのがスコッチの状況。もし、赤井とスコッチが描かれたあのワンシーンで何が起きたのかを推理させるのなら、何かヒントになることが描かれているはず。とは言え、緋色で描かれた安室の血痕の件もあるので何とも言えないのだけれど(笑)

スコッチは胸を撃たれて殺されているのは、胸から出ている大量の血から判断できる。後ろの壁に血が付いているのは、最初は立っているところを胸を撃たれて、そのまま銃弾が貫通したから。縦に血が付いているのはずるずるっと下がった跡。これだけの出血があれば致命傷になったのは胸。

それ以外に血が付着しているのは右手首の部分で、手のひらには付いていない。胸を撃たれてその返り血が手首に付いたのなら、手首以外の色々な箇所に血が付くはず。また、胸を撃たれてその箇所を反射的に押さえたのなら、手のひらに血が付く。

自作自演ではなく赤井に突然撃たれたのであれば、即死でない限りは撃たれた胸を押さえてしまうのではないかと。2巻の宮野明美がそうであった。

劇場版であるけれど、異次元で赤井は脳幹を撃つと言っている。これは銃撃戦になった場合と考えられるのだけれど、スコッチは無駄な抵抗はせずに降伏している。

つまり、スコッチが自分自身で胸に銃を突きつけて撃った。そうすれば、返り血が手首に付き、手のひらが綺麗なままであることも説明が付く。

ただ、普通は自殺するなら拳銃をこめかみに当てる。まぁ普通はなんだけれど、このことは赤井の死亡偽装に使われた楠田陸道の件でも説明されている。これだとスコッチが自分でというのはおかしい。

なので、状況的には赤井が遠隔で組織からの命令を受け、スコッチの胸に拳銃を向ける。赤井は躊躇してなかなか撃てなかったが、スコッチはこのままでは二人とも狙撃されてお終いなので、赤井の手を握って自分で引き金を引いた。

組織は遠くからしか見えていないのと、赤井の背中が邪魔してスコッチの行動は見えていない──

という状況。これなら、スコッチが自分で胸に撃ったのと同じになる。赤井の手の甲に付いた血が腕の部分まで伸びているにもかかわらず、手の甲の真ん中が途切れているのも、そこをスコッチが握っていたからとか。赤井は左利きのため左手で拳銃を持っているので、向かい合わせのスコッチは右手で赤井の左手を押さえることになり、右手部分に返り血が付くことになる。

この時点で赤井は安室=公安と確信は持てていなかったので、安室には「裏切りには制裁をもって答える」「だったよな?」と、あくまで組織の裏切り者を処分したように見せかけた。純組織の人間かもしれない男に、自分が撃てなくてスコッチ自身が引き金を引いたとは言えない。赤井が安室を公安と疑ったのは、その時安室がスコッチの死に動揺したからかもしれない。あるいは、盗聴器で会話を聞かれていたため、あくまで自分が撃ったように自演したとか。

また、「だったよな?」という台詞からすれば、赤井と安室、それからスコッチで事前にそうした協定を結んでいたと考えられる。組織のやり方がそうなので、組織に入った時点でも暗黙の了解なのかもしれないけれど。

前者だった場合、もしかしたら、赤井とスコッチはお互いがスパイであることに気づいていて、「もしバレた場合は組織のメンバーに捕まる前に殺してくれ」と言う意味で「裏切りには制裁をもって答える」(尋問される前に即殺してくれ)と意味深な約束をしたとか。安室はその意味を理解していなかっただけで。

このパターンの場合、赤井は今更引き金を引いたのはスコッチだからなんてことは言えず。そんな事は言い訳にしかならない。でも真相を知っているのは赤井だけということになるので、どうやって安室は真実を知ることになるのか。

あとは、赤井は自分が思っている以上に安室に恨まれていると感じているようだったけれど、自分がスコッチを殺したと思われていることを知っているのなら、赤井の感覚のほうがおかしいような(笑)これはどのパターンでも言えることなのだけれど。

やはり、スパイだからバレたらこうなることをしょうがないと思っているのか、それとも自分がスコッチを殺したと思われていることを知らないのか。

赤井は安室とスコッチの関係をただの同僚としか思っていないと考えられるので、まぁ前者でもありか。もしくは、赤井は安室が「裏切りには制裁をもって答える」の意図を読み取ってくれると思っていたが、安室は理解していなかったとか。

赤井の「裏切りには制裁をもって答えるだったよな?」の台詞の意味は深そうなので、まだ奥があるかもしれない。

たぶん、赤井と安室の争いはまだまだ続くと思うので、まだこれから情報が入ってくるかもしれないし、考える時間もありそう。

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更新日:2016-8-18
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