サンデー File:954

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裏切りの制裁

スコッチ:(悪い降谷・・・)(奴らに俺が公安だとバレた・・・)(逃げ場はもう・・・)(あの世しかないようだ・・・)(じゃあな零・・・)

ドン

赤井:「裏切りには・・・」「制裁をもって答える・・・」「だったよな?」

冒頭からいきなり安室の回想シーン。子供の頃、安室を「零」とあだ名した人物はまだ出ていないってネタバレが何かであった気がするけどうろ覚え。

確認したところ、1年数ヶ月前にその情報があったようで、その時はスコッチ説を押してたみたいなんですが、とある「0が起源のインド人の母親説」のインパクトが強くて、自分が何を考えていたのか全く覚えていませんでした(笑)

ともかく、「ゼロ」はあだ名なので、安室を零と呼ぶスコッチは安室と子供の頃からの関係。ただの公安の同僚というだけではない。確定とは言えないけれど、兄弟であだ名で呼ぶことは少ないので、二人は親友という可能性が高いかも。

前回、この状況が描かれたのは緋色シリーズの赤井の回想。その時、赤井と安室は背中合わせで睨み合い。赤井は正面、安室は左首と頬に返り血らしき血痕が付いてたのが、現場の状況を物語るヒントとなっていた。

赤井についた正面の血はスコッチを目の前で撃った(と思わせる)からというのは想像が付くのだけれど、安室の左側(正面にも付いていた可能性あり)というのがポイントだと考えられた──

が、今回も緋色と同じように後ろ向きの安室が描かれているも、血が付いていない(笑)

これがこの漫画の難しいところで、単純に緋色のシーンがボツになったのか。今回描かれたシーンの後に何らかの理由で血が付いただけで、ちゃんと意味があるのか。判断が難しいところ。正面のシーンでは肩のところに血が付いているようにも見えるけど、これは印刷の問題かも。

まぁ、スコッチが撃たれた瞬間に安室が現場にいなかったのはこの話でわかったので、そこだけわかればスコッチの死の真相については問題はない。

もしかしたら、この後で「おい、スコッチ、しっかりしろ!」とかやって、その時に血がついたのだろうか。でも、肩を掴んで揺らすくらいで、スコッチの血が左頬や首になんかつかないような。

「こんなところに死体を放置するわけにはいかない」とスコッチを抱えて運び出した、その時に付いたとか。でも、頬に付いた血は返り血っぽいし。

それとも、まだ作戦行動中だったので、この後の銃撃戦とかで付いたとか。だからお互い微妙な空気のまま戦闘に入り、顔も合わせずに背中合わせだったとか。

でも、戦闘で背中合わせって紺碧の棺の蘭と園子みたいに逆に信頼しているってことだし、返り血って近距離から撃たないと付かないのだけれど。

とりあえず、本題はスコッチを撃ったのが赤井なのか。安室はスコッチが撃たれたところを直接見ていないというのが意味深。要は、本当に赤井がスコッチを殺したのかどうかはわからないということ。あえてわからないってしてるのだから、実はそうではないとも言えるのだけれど。

まぁ、撃ったのは赤井かもしれないけれど、何か裏がある。「事実でもそれがイコール真実とは限らないんじゃねぇか」という新一の名言通り。あれも確か、「十四番目の標的」で小五郎が英理を撃った理由に関してだったかも。

赤井が全部悪だったら、赤井と安室二人の和解のきっかけがなくなってしまう。謝ってもダメだろうし。赤井の謝罪が軽いことや、赤井と安室の認識にずれがあったりと作中のヒントは他にもあるのだけれど、ここは来葉峠の偽装トリックのように仕掛け前提みたいなもの。

では何があったのかというところだけど、このシーンだけではまだどうにでも考えられそうな気が。そもそも、来葉峠のように数あるヒントがあるわけでもなく、同じような状況だったキールとイーサン本堂の自演は後出し説明みたいなところがあったので、推理してくださいってところまでは要求されていないのかもしれないけれど…

まず、現場は安室だけでなく組織の人間も描かれていない。デパート事件でのジンの台詞を借りるなら「小細工できる状況」であった。さすがに死亡偽装は無理だけど(笑)一応、スコッチは実は生きているのでは?という可能性はこれで消えた。

スコッチが撃たれた現場には赤井以外の誰もいなかったのだから、そこで何が起きたのかは赤井しか知らない。前述したように、もうこれは何かありましたって言ってるようなもの。

来葉峠の時はキールの首に付けた映像をジンが遠くの車から受信して見張るという方法であったけれど、このシーンではそこまではしていないのではないかと。なので、赤井とスコッチになんらかのやり取りがあった可能性がある。

とりあえず小細工はともかく、スコッチを撃ったのは誰かとなると普通に考えられるパターンは三つしかない。

1.組織の誰かが撃った
2.赤井が撃った
3.スコッチが自分で撃った

【パターン1】

安室が「ドン」という銃声を聞いて直後にスコッチのところに駆けつけたところ、血だらけで壁にもたれて死んでいるスコッチの前で、赤井が返り血を浴びて立っていた。持っている拳銃からは煙。これを見たら赤井がスコッチを撃ったと思ってしまうのは無理はない。

周囲にジンやベルモットが見張っていたものの、まだ描かれていないだけであれば、撃ったのは赤井ではなくて別の誰かというオチもあるし、目の前でジンが見張る中で赤井が命令されて撃ったのなら、それは仕方ないとも言える。

赤井が躊躇していたためにジンが撃ったのなら、赤井がスパイだと疑われてしまうかもしれない。ジンは組織に戻ってきたキールに赤井殺害を命令したように、組織がメンバーに疑いをかけた時は、殺人を命令してそれができるかどうかで判断することもある。

安室もその状況を考えれば赤井がスコッチを撃ったのは事故のようなものだと理解できるだろうし、例え赤井が撃たなくても、包囲されていたスコッチはすぐにジンに殺されてしまうだけで結果は変わらなかったはず。

たぶん、撃ったのは赤井だと安室が決め付けたのは、スコッチの目の前に赤井がいたからだけではなくて、周囲に赤井しかいなかったからではないかと。銃声がしてからのタイムラグを考慮しても、階段から降りてくる人もいなかったことなどからも、赤井しかありえないと考えたとか。

なので、1のパターンでありえそうなのは、赤井の後ろから誰かが狙撃したという場合。スコッチの目の前で赤井が拳銃を持っていたのはフェイク。

赤井に監視カメラは付けられていないだろうけど、組織に監視役はいるのではないかと。赤井は最初はスコッチを撃とうとしたが、瞬間に躊躇してスパイだとバレることを覚悟してわざと外した。が、その瞬間赤井をも凌ぐ700ヤード以上も離れた位置からスコッチは狙撃されたとか(笑)

あるいは、赤井も安室の直前に駆けつけただけで、銃から煙が出ていたのはその直前の銃撃戦のものとか。赤井が撃つ前に誰かにスコッチが撃たれたので、赤井はその謎の人物を撃とうとしたとか。これはちょっと無理があるか。

スコッチを赤井が撃ったとか撃たないとか、それが原因で安室が赤井を恨んでるとか、どれだけ引っ張っても盛り上げてもスパイ同士が足を引っ張り合っているだけの話で、組織編の根幹からは外れてしまっている。

そこでラムの出番ですとかだったらこの話もストーリー上重要な意味が出てくるかもしれない。ラムの特技がまだ明らかにされていないのだけれど、実は赤井に匹敵する狙撃手で、裏切り者の始末役。組織のナンバーツーにまで上り詰めたのは、その殺害した数で評価されたから。ジンが裏切り者の抹殺に躍起になるのは、それが組織の中では評価されるからとか。

安室は後にスコッチが殺されたあのビルに1人でふらっと立ち寄ったところ、スコッチの倒れていた壁に一発の外した弾痕が。「なぜこんなところに・・・」「まさかあの現場にはまだ誰かいたのか?」と緋色シリーズのような真相を追究するための証拠集めが始まったりとか。

安室がスコッチを撃ったのは赤井ではなくラムだったと知れば、その怒りの矛先はラムへと変わり、安室をラム編に核心に合流させることができる。

でも、こういう場合は既に壁に小さく弾痕が描かれていたりすることが多いのだけれど、ちょっと見た限りでは描かれていない(笑)

また、ベルモットの「公安から潜り込んでで名前を聞く前に殺された」という発言。これはベルモットも現場で見ていたようなニュアンスなのだけれど、それをやったのはスパイの赤井で組織の誰も確認してなかったらベルモットのしったかぶりがお笑いっぽい。スパイのやったこと信用するのかと。

ラムとベルモットの間で、「し止めた」「名前くらい聞いてからにしなさいよ」とかやり取りがあったとすれば悪くないかも。

ただ、ラムが「動き出した」と思われるのがここ最近。このスコッチの死は4年まえのバンドの話に続く可能性が高そうなだけに。少なくとも、赤井は2年前に組織を脱退しているのでそれより前。ラムの休息期間が結構きまぐれならそれでいいけど…

スコッチがなぜ公安だとバレたのかというのもまた興味深いところ。安室が公安だと赤井に探られてしまったのは本名がバレてしまったからであって、名前を聞かれる前に殺されたスコッチは名簿からバレたわけではない。

公安の仲間と思われる人物と連絡しているところを見られたとか、何らかのエピソードがあるのかもしれない。まぁこの辺はまた新たな事実がわかってくればというところ。実はこっちのほうが読者にとって興味深かったりして。

ちなみに、「太陽にほえろ!」のスコッチ刑事は一瞬発砲を躊躇ったことで先輩刑事が逆に射殺されるという悲劇に直面し、それ以来冷酷非情な一匹狼に変貌してしまう話があるので、この辺ちょっと関係しないかなぁと思ったり。

それから、撃ったのが赤井じゃないのなら、「殺ったのは俺じゃない」と言えばそれで済む話。赤井が「裏切りには制裁をもって答えるだったよな?」とか、それはごもっともなのだけれど、あの状況でそんな発言したら勘違いされるに決まっている。

ラムはともかく、もしスコッチが組織のメンバーに抹殺されたのなら、赤井はそれを正直に話しても問題ないのではと。確執の原因はただの赤井のコミュ症が原因という。それではやっぱりお笑いになってしまうので、真相を話せない理由があったのでは?とすれば、撃ったのは組織の人間ではないのかもしれない。

いわゆる、「探偵たちの鎮魂歌」であったような話で、赤井は自分が撃ったと思い込んでいたが、その前にスコッチは撃たれていた。赤井の撃った銃弾はスコッチが崩れ落ちた後に壁に当たったとか。これならなんとかなりそうだけれど、さすがに気づくような(笑)

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更新日:2016-8-18
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