コナンと海老蔵【歌舞伎十八番ミステリー】まとめと感想

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前半の補足(秘書高橋の殺害について)

あくまで前半までの情報から、どこまで推理ができるのか。

1.車の細工:細尾邸の防犯カメラを警察が確認。不審人物が映っていればそうした話が出て来るはずだが、何の報告もない。まぁ、前半の時点では後から出て来る可能性もあるので待つしかないが…

不審な点が何もない場合、車に細工できる人物は高橋のみ。細尾は自分はガレージに入っていないという証言をした上でカメラの映像を警察に提供しているのだから、後から細尾が映っていたということはないはず。細尾は被害者で、コナンが助けなければ踏み切りに突っ込んでしまうところだった。現時点で回避可能だった伏線はない。「自殺」を図ったわけでない限りは、自作自演は考えられない。

⇒ 事件当日に二表の面を持って細尾がその車を使うことを知っているのも、細尾を除けば高橋のみとなるため、高橋が細尾か面の消失を狙ったと考えられる。

2.高橋の殺害。1の犯行を行えたはずの高橋が殺害されてしまう。自殺に見せかけているが、他殺はほぼ確定。車の細工、高橋の殺害も車に詳しい人間しかできないことから、同一犯の可能性が高い。しかし、車に詳しいのは誰がかという話は一切出てこない。

高橋は車の整備などもしていることから、ある程度はできる。岩見は免許を持っていないことから容疑者筆頭から外れるが、その他はわからない。運転免許を持っている程度でできるとは思えないが、車の運転ができることがわかっているのは高橋を除くと細尾と海老蔵のみ。

結局、「車に詳しい人物」なるものは最後まで明かされず、わかるのは海老蔵さんが車好きなことくらいだったりする。小五郎が海老蔵さんを疑うのは無理もない。そう考えると、「犯人は車に詳しい人物」と言っておきながら、車に乗ってるシーンすら流れないのはおかしな話なので、ここからも候補は細尾くらいしかいないと読めるのかも。

⇒ 1.2を同一犯と考えると、犯行が行える人物がいなくなるのでここで行き詰ってしまう。別々であった場合、防犯カメラに写らないで車に細工できる方法さえ見つかれば、最初から高橋を狙った犯行と考えることもできる。

3.二表の面の窃盗:扉の鍵を開けるためにピッキングの名人であるか、通用口の暗証番号を知っている必要がある。また、ピンポイントで面の入っているロッカーを開けているため、二表の面がそこに入っていることを知っている人物。且つ、防犯カメラを完全に避けているため、内部の構造に詳しい人物が犯人となる。

つまり、窃盗の犯人は昨日に二表の面を見たメンバーの誰か。海老蔵を除けば、細尾、金子、薮崎、岩見、金子、高橋。箕輪は面の件に付いて知っているかわからないが、一応候補とすべきか。

⇒ ロッカーが車の工具で開けられているため、1.2.3全て車に詳しい人間による同一犯の可能性がある。そうすると免許を持っていない岩見は外れるのだけれど、ピッキングの技術がある人間がロッカーを強引にこじ開けるという不自然な行動がおかしい。

ロッカーの部屋に通用口の番号が書かれたメモが落ちていたことから、犯人は通用口から入り、ロッカーをこじ開けたと考えられる。通用口の暗証番号は歌舞伎座のスタッフなら知っていると思われるが、そうでなくても、グルなら侵入可能。

1,2,3全て同一犯とすれば岩見は外れるが、岩見のメモが落ちていた。筆跡鑑定などされることを考えれば偽装は難しいので、本人のものと考える。そうすると、岩見が侵入してロッカーをこじ開けた。これだけなら車の知識は要らない。その時にメモを落としてしまった。

あるいは、岩見とグルの人間がいて、岩見がメモを渡したが、もう1人の犯人が落としてしまった。それか、岩見のメモを拾って単独で侵入したが落としてしまった。または、わざと落とすことによって、岩見に疑いがかかるようにした。などが考えられる。

もう一つ重要なのが、殺害された高橋の横に空のジュラルミンケースが置いてあったこと。高橋は自殺に見せかけて巧妙に殺害されていた。一方で、二表の面の入った空のケースがすぐそばに放置してあった。面を持ち去った人物=高橋を殺害した人物とすると、即他殺とバレるので手の込んだ殺人をした努力がなくなる。ケースごと持ち去れば、窃盗と殺人は別に処理される可能性がある。

犯人が同一犯の場合、自殺と見せかけたかったのならケースごと盗むし、その必要がなければ自殺に見せかける必要はない。この二つが両立しないので、普通は殺人犯と窃盗犯が別なのではと疑う。そのため、この時点でコナンは「あきらかに第三者に持ち去られた」と推理。

ちなみに「他殺として処理してもらうため」と考えたとしても、高橋に保険金がかけられ、その受取人が細尾や会社になっていたら怪しすぎ。

上記の条件を元にすると

犯人は細尾なので、他の候補でいくら考えてもぴったり当てはまる人物がいない(笑)

正解のルートをたどるには、3つの犯行全て車に詳しい同一犯と考え、車に細工できる人物は高橋の死亡により細尾しかいなくなるので、細尾のアリバイが後出しで崩れると考えるしかない。まぁ、後出しを考慮するなら、防犯カメラをすり抜けて車を細工できたというのもありだし、共犯の可能性もある。

犯人が1人だったら容疑者とされていたのは10人なのでそこから絞れるのだけれど、共犯の場合組み合わせは格段に増えてしまう。この犯行を行えるのはこの人たちだけど、協力者がいれば分担して… と考えだすと切りがない。しかし、単独犯である場合、自殺にみせかけつつ、明らかに他殺を示唆した殺人の意図の説明が難しい。

前半までの内容で想定できそうなこと ─

〇車の細工

1.最初から高橋が狙いで仕組まれ、その後殺害される。
2.高橋がやった⇒その後、別の人間に殺害される。

〇高橋の殺害

・殺害された後、何者かが面を持ち去った。

〇面の窃盗

・この時点で高橋殺害の犯人と面を盗んだ犯人は別と考えられるので、最初に高橋が面を盗んだか。

まず、最初の事件をどっちで想定するか。1のパターンだと、どうやって車に細工したかは不明。歌舞伎座の殺害は自殺に見せかけているのに、最初の事故は?と思うのだけれど、車ごと炎上してしまえば証拠はでないか。

海老蔵(容疑者除外)岩見(免許なし)金子(事情知ってる明らかにミスリード)潮路(演技としてはおかしい)この4人は可能性が低い。

箕輪、薮崎、坂口、菊池の4人はありえるけど、動機が全くわからない。病院関係者はどちらかというと医師の菊池だろうか。

面の窃盗は誰でも可能だけれど、高橋が面を持ち出したことを知っている人間でなければならない。それと、高橋に恨みのある人間の犯行と、何らかの目的で面を盗んだ犯行が繋がらない。

落ちていた岩見のメモについては、高橋と岩見がグル。高橋は岩見から受け取ったメモを見て内部に侵入したけれど、不注意で落としてしまった。岩見の目的は面がなくなれば芝居が中止になるから高橋に協力。高橋は盗んだ面を売却するつもりだったとか。

まぁ、これなら侵入したのは岩見で、面を高橋に渡した。その後、高橋が殺害された。でもいいけど、高橋を殺害した人物と面を持ち去った人物が別なのであれば、さらに二人の人間が事件に絡むことになるので相当複雑。

個人的に、最初は事故が起きてから2のパターンを予測しながら観てました。高橋が面に何らかの接点があり、その消失を狙った。一方で、そうはさせまいと考える人物が高橋を殺害。面を持ち去ったと。でも、これだと高橋を殺害した犯人と窃盗犯が一緒になってしまう。まぁ、実際は一緒だったのだけれど。

それと、病院の菊池を疑いました。車については、海老蔵同様に金持ちなので高級車を複数台持っていろいろいじってるかもしれない… という偏見。でも、細尾も実際トレーディング会社の社長で車を複数持っていて、詳しかった。

高橋の胃から何か出て来るかもしれないというフラグと、岩見が突然発狂したり、鎮静剤を打ったりしているので、何か盛ってるのかなと(笑)

岩見のメモは、病院内で拾った。ただ、これだと歌舞伎座の監視カメラの問題があるので、自白剤みたいなのを使ってマインドコントロール的な(笑)

これで何とか面を手に入れた。元々面の消失を狙っていた高橋も目障りだったので殺害。何かすごい戦いに。ジュラルミンケースを放置することで、高橋は暴漢にあって殺害されたようにみせかけ、ってそれは無理。それなら自殺にみせかける必要はない。とこの辺で詰まってあきらめました。

で、前半終わった時点で頭の中で色々シミュレーションしてみたけれど、まだ推理は無理なんじゃないかと思い、結局後編に期待。でも、本当に直前まで大事な情報がでてこないという。

後編(1/5)~(2/5)

1/5

コナンは再び崩れた壁をライトで照らした。
するとガレキの前にカメラがあるのを見つけた。大きな望遠レンズがついた一眼レフカメラだ。コナンはそのカメラに見覚えがあった。金子のカメラだ。 P87
(どうしてこんなところに・・・・・・)

金子が犯人だからカメラを落としてしまった── わけではなくて、金子も狙われたから。

細尾の商談場所は銀座の高級ホテルの客室だった。小五郎は一階のロビーでコーヒーを飲みながら商談が終わるのを待っていた。
一時間ほどで終わるかと思いきや、もうかれこれ四時間近く経とうとしている──。 P88

「大変ですねぇ、長い打ち合わせで・・・・・・」
と、腕時計に目をやる。「約四時間ですか」
「相手が外国の人だと時間はかかりますね。目を通さなければならない書類だけでもかなりの量ですからね。それも英語で書いてあるし・・・・・・」 P90

一時間で終わると思った商談が4時間もかかったというのがポイントで、この間に細尾はホテルを抜け出して金子を殺害、コナンと一緒に廃ビルに運び込んでいた。この間に蘭が缶きりを探す話がしばらく続くのだけれど、何か事件解決に使われるのかと思いきや、全く本筋に関係なかったり。

伏線とそうでない意味深な描写が混ざっているので、ある事柄が何かしら意味を持っていると限らず、商談が伸びた件に関して何かあるとは気づきにくい。

細尾が商談相手に口裏を合わせていない限りは、警察が聞き込みをすれば細尾が長時間抜け出したことはわかるし、そうでなくとも、高級ホテルなので外に出るところが防犯カメラに映るし、目撃してる客も多いはず。

細尾が不自然に抜け出した時間帯と、コナンが姿を消した時間帯が重なるので、警察が細尾のアリバイを調べれば一気に怪しくなる。けれど、コナンが助けられてから翌日の推理ショーまでに、コナンと警察はいつの間にか作戦会議をしているという流れになるので、その辺の描写はない。

まぁ、コナンの手助けがなくても細尾が疑われるのは時間の問題だった。ただ、証拠が必要ではあるけれど。

「稽古場に戻るんですか?」
小五郎がたずねると、後部座席に並んで座った細尾は「はい」とうなずいた。
「海老蔵さんがスタッフと我々に話がしたいと」 P95

細尾と小五郎は稽古場に戻る。

2/5

「一番怪しくないヤツが、実は一番怪しいのだ・・・・・・」
「はい?儂か?」 P104

歌舞伎座についた小五郎と細尾。後見や美術など新キャラの登場もあるけど、物語には関係なし。アニメだとさらっと流れるのであまり気にしないで済む。

小五郎は海老蔵を疑っているのだけれど、「一番怪しくないヤツが、実は一番怪しい」というのはあながち間違っていないかも。

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更新日:2016-3-8
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