宮野夫婦の事故死の真相

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宮野夫婦の事故死

ピスコ:「君はまだ赤ん坊だったから覚えちゃいないだろうが、科学者だった君のご両親と私はとても親しくてね・・・」「でもまさかここまで君が進めていたとは・・・」「事故死したご両親もさぞかしお喜びだろう・・・」 File:242

灰原:「あら、言わなかった?私、物心つく前にアメリカに留学させられていたから、雛人形なんて触るのこれが初めてよ・・・」

「お姉ちゃんは、親に買ってもらっていたみたいだけど・・・」「その親も、私が生まれてすぐに死んじゃって・・・」「つらい思い出が詰まったその人形をお姉ちゃん、出さずにずっとしまっていたし・・・」

コナン:「・・・なあ、おまえの両親、何で亡くなったんだっけ?」

灰原:「さあ・・・研究中の事故死だってお姉ちゃんは彼らに聞かされていたようだけど・・・」 File:384

宮野夫婦は「研究中に事故死した」と組織内では伝わっていた。しかし、これはあの方に長く仕え、宮野夫婦と親しかったピスコ、研究者としては重要な頭脳であった灰原の言っていることであり、それより上、本当のトップシークレットレベルではどういった扱いになっているかは不明。

ただ、研究者でしかない灰原はともかく、あの方に長く仕え(これだけでもレア)さらに宮野夫婦とも親しいピスコの条件を上回るキャラは組織にはそういないと思われる。ベルモットは明示はされていないが、二元の会話などを見ると宮野夫婦が生きているとは思っていないようなところはある。

とは言え、元々宮野夫婦の「事故死」というのはあくまで噂であり、真実かどうか疑わしかった。「真相が明らかにされていない」というのは意味深であることから、事故死ではないだろうと思った人が多かったかもしれない。

コナンはエレーナがテープを残した理由を「死期を悟って」と言っているが、研究中の不慮の事故であれば、死期を悟って遺言を残すのはおかしい。

「死期を悟って」「研究中の(不慮)の事故」この二つは両立しない。まぁ、「危険な研究のをしているためいつ死んでもおかしくない」「組織の奴らはいつ自分達を殺すかわからない」と考えたのであれば、念のためメッセージを残しておくということもあるかもしれないが…

シンプルに考えれば、宮野夫婦は研究を続ける(薬を完成させる)にあたって「事故死」とされるようなケースを免れることができない事情があったために、その前にエレーナは灰原にテープでメッセージを残したと考えられる。

ミステリートレイン

エレーナ:(でもその薬を完成させるには、父さんと母さんはあなた達とお別れしなきゃいけないの・・・わかってちょうだいね・・・志保・・・) File:821

前述した件において、ミステリートレインで「薬を完成させるには、父さんと母さんはあなた達とお別れしなきゃいけないの わかってちょうだいね」と具体的に明らかになっただけ。

ここまではそれ以前の伏線から考えればわかることであり、重要なのはその真相「なぜ」のところであったので、ミステリートレインでは進展はしていない。伏線と確定したという意味は大きいが…

宮野夫婦が死んだ(とされる)時期

ピスコ:「君はまだ赤ん坊だったから覚えちゃいないだろうが」 File:242

灰原:「その親も、私が生まれてすぐに死んじゃって」 File:384

宮野夫婦は灰原がまだ赤ん坊の頃に亡くなった(とされる)という時期も押さえておく重要なポイント。

灰原は現在18歳なので、大体17,18年前かその少し前に組織で大規模な実験が行われた可能性がある。この情報はベルモットの秘密を考察する上で必要になってくる。

なぜお別れしなければならないのか

宮野夫婦は「事故死」となる可能性を想定していた。そして、後に「薬を完成させるためにお別れしなきゃいけない」とテープに残していたことがわかる。

では、なぜ薬を完成させるのにそのような必要があるのか。現時点で考えられそうなことを挙げると…

実験のサンプルになった? ─

薬を完成させるために死ぬ(死んだことにする)必要があった。もしくは、死ぬ危険性が非常に高かったとも考えられる。

だが、そんな危険な実験を行うのは組織有数の頭脳であった宮野夫婦である必要があったのか、宮野夫婦でなければできないことだったのか?という疑問も生じる。

単なる実験台にするのであれば下っ端の被験者で十分。これは宮野夫婦の研究目的がある程度わからなければ何とも言えない。それなりの天才科学者でなければその役割はこなせないようなことだったのかもしれない。

しかし、自分達が実験台になったという可能性も1つ考えられそうである。

ベルモット:「そう・・・彼女なら火元の8号車の方へ向かうはず・・・」「この煙が彼女を炙り出す組織の罠だと読んでね・・・」

有希子:「そっか!」「そのまま前の車両に逃げたらあなた達が待ち伏せてるから裏をかいたのね?」

ベルモット:「わかってないのね・・・前の車両には彼女の友人達も非難して来るのよ?」「そんな所に命を狙われてる自分が行ったら巻き添えにし兼ねないからよ・・・」「元の姿の彼女は子供達とも面識があるようだし・・・」「だから彼女はあえて火元へ向かうはず・・・」「たとえ組織がそれを見越して8号車で待ち構えていたとしても・・・」「1人で殺される方がマシだと考えて・・・」 File:823

灰原:(ごめんお母さん・・・)(私・・・わかってなかった・・・)(こんな薬・・・)(作っちゃいけなかったって・・・)(でも・・・みんなを巻き添えにしない為でに・・・)(今はこの薬に頼るしか・・・)

沖矢:「さすがに姉妹だな・・・」「行動が手に取るようにわかる・・・」「さぁ・・・来てもらおうか・・・」「こちらのエリアに・・・・」 File:821

灰原は自分が殺される可能性があっても、他人を巻き添えにしない性格。そして、沖矢の発言からも、姉も同じように自己犠牲心の強い性格だったことがわかる。

以下の志保と明美の項も参照↓
ミステリートレインの補足

姉妹が同じような性格だった── これは親譲りの性格では?とも考えられる。

姉妹で同じ性格を持っていることについては以下の考察も参照↓
宮野明美の考察

母エレーナはヘルエンジェルと呼ばれながらも、元は”エンジェル”である。灰原に残したテープからも優しい母の性格が見て取れる。

以下も参照↓
ヘルエンジェルの意味

エレーナや厚司が娘の志保や明美同様に自己犠牲心の強い性格であったのなら、自分達が危険を伴う薬の実験になるというのも十分ありえそうなこと。

ジン:「完全犯罪が可能なシロモノだ!!」「まだ人間には試した事がない、試作品らしいがな・・・」 File:1

実は、APTX4869の研究も「人間に投与したことがなかった」ことから、人体実験を行っていない。後に沼淵という被験者に回される予定だった男が登場するが、逃走したために未遂に終わっている。少なくとも、灰原が研究所にいた頃は動物実験のみ。

殺人の道具にAPTX4869を使う組織が人体実験を行わない理由はないので、これは灰原のこだわりだったのかもしれないが、両親もまた同じだったのかもしれない。

まぁ、漫画的にも人体実験を行っていたか、そうでなかったかでは重みが全く違う。両親についても同様。

この場合、APTX4869のように失敗して死亡してしまった。それで「事故死」となってしまったのか、ベルモットのように不老あるいは、新一のように幼児化してしまい、姿を現すことができなくなったか。

ただ、歳を取らなくなってしまった。幼児化してしまった。組織にその成果が知られれば悪用されるので事故死を偽装して隠れましょう。なんてことができるのかどうか。ここは漫画だからとするべきか。

灰原や明美を連れ出すことができなかったのは、そんなことをすれば偽装がバレてしまうからと説明は付きそう。

あるいは、宮野夫婦の研究は灰原の研究の先の「赤子化」まで到達していた。赤子化してしまえば頭脳はぞのままでも自由に動くことができないので、娘たちを放置するしかない。高飛車な女(ベルモット)の電話にあった猫の鳴き声は宮野夫婦だったり。でも、宮野夫婦を恨んでるっぽいのでこれは微妙か。

まぁ、それでも、夫婦で飲まずに片方だけ飲めば、片方のめんどうを見れるだろうとか考えられるのだけれど、「夫婦どちらかにそんなことはさせられない」とか何とかで二人で飲んだとか、もうどんな展開でも後付けできてしまうので、ここはもっとヒントがないと妄想し始めると切りがない。

秘密裏に研究するため? ─

(ラボの仲間は夢のような薬って浮かれてるけど・・・)(父さんと母さんは願いを込めてこう呼んでるわ・・・)(シルバーブレット・・・)(銀の弾丸ってね!)

この場合、組織とは別の目的で薬を作っているというところがポイント。悪用される恐れがある研究の成果を組織に知らせないよう、雲隠れして研究を続けるため。

前述したように、娘を連れて逃げることができればいいのだけれど、それは無理なので、事故死を装って極秘に研究を続けているというパターン。ちょっと宮野夫婦にとっては残酷な選択だけれど、そこまでして完成させなければならない薬であったのか…

組織側が宮野夫婦を隔離する意味はなさそう。仮にボスが幼児化の成功を組織内にさえ秘密にしたいと考えた場合、ベルモットが灰原を秘密裏に抹殺しようとしていることと辻褄が合わない。

ボスが秘密を守るために灰原を消したいのであれば、例え組織のメンバーには秘密でも、既に灰原の正体を知っているベルモットの行動を二元の時のように咎めるのではなくて、むしろ積極的に命令すべきこと。

問題は宮野夫婦が生きていたらどうなるかということ。隠れて研究している場合でも、薬を飲んで姿を変えて生きている場合でも同じなのだけれど、宮野夫婦は実刑は免れそうにない。

まぁ、この漫画は事件が解決(捕まるべき人は捕まる)さえすればそれで良く、仮に若くきれいな女性が殺人を起こして無期懲役や極刑になる可能性があっても、罪は償うべきというスタンスではあるのだけれど… 事件後のことは深くは突っ込まない。

ただ、雲隠れパターンでも宮野夫婦が人体実験を行う可能性は低そう。やはり自分達で薬を飲んだペナルティが課されることになるのかもしれない。

灰原曰く「時の流れに人は逆らえないもの それを無理矢理ねじ曲げようとすれば 人は罰を受ける」。これはベルモットに予測されそうなオチだけど。

仮に宮野夫婦が生きているも、その命がもう短いとなれば、灰原の「哀」な未来が灰原自身に何かあるというよりは、両親との本当の最後の別れという流れで上手く回収はできるかもしれない。

この両親の生死に関しては、灰原とジンの関係のように50:50。松田刑事や佐藤刑事の父親のように、故人はそのままにしておけばなんら問題はないのだけれど、再び蒸し返すことになれば話は別。

結局、両親に関してもジンとの関係に関しても、「何もない」ほうが穏便に終われるのだけれど、ストーリ上重要な話なら無視するわけにもいかないので、そんな話やったら色々めんどくさそうだからないだろう、何てことは必ずしも言えず。それだけ興味深いところではあるけれど…

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更新日:2016-9-7
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