ブラックインパクト|ベルモットとキールが入れ替わっていた理由

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コナンの誤解

コナン:「鳥矢町!」「つまりベインBは鳥矢大橋ってわけさ!!」

ジェイムズ:「それは朗報だ!暗殺予定時刻の16時まであと2時間もある!」

ジョディ:「やっと彼らの先手を取れるわ!」

・・・

ジェイムズ:「とりあえず、捜査官の車を至急その橋に向かわせて・・・」「その橋に通じる全ての道を抑えるとしよう・・・」

ジョディ:「一網打尽にするんですね!」

ジェイムズ:「いや・・・気配を殺してこっそり背後に回り・・・」「一人ずつ確実に釣っていこう・・・」 File:503

コナンは組織が土門康輝を暗殺しようとしている場所を鳥矢大橋と推理。ジェイムズの進言通り、コナンサイドは気配を殺してこっそり背後に回り、一人ずつ確実に釣る作戦に出た。

ちなみに、この時のジェイムズの行動が非常に慎重な判断であることから、「慎重居士で石橋を叩いて壊してしまう」ボスの特徴と一致するとも言われているが、「一人ずつ確実に釣る」=「組織に確実にダメージを与える」。「一網打尽にする」=「バラバラに逃げられ収穫0で終わる可能性が高い」である。

慎重であることには間違いはないのだが、ジェイムズは慎重にFBIに有利で組織に不利な選択をしたのだから選ぶほうが逆。(実際に組織のメンバーを捕まえることに成功した。)ボス視点だと慎重に考えれば全員が逃げられる一網打尽を選択する。

まぁ、複数捕まるかもしれないと恐れたために、確実に一人だけ捕まる方を選択したとも考えられなくはないが。ただ、本来二者択一のなかで低リスクの選択をしたのなら慎重と言えるのだけれど、この場合どっちを選んでも都合良く低リスク(慎重)と判断できてしまうので、もはやこじつけでしかない。

コナン:(え?)

ジェイムズ:「まだ息はある!急いで病院に!!」

FBIモブ:「OK!」

コナン:「・・・・・・・・・」

ジョディ:「でも何で水無怜奈なの?君の推理だとこのバイクの女は毒島に変装したベルモットのはずじゃ・・・」

コナン:「発信器の位置とかなり離れてたからきっとそうだと踏んでたんだけど・・・」 File:503

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その後、鳥矢大橋に向かう一台のバイクに車を寄せて止めようとするFBIであるが、アクシデントがありバイクは転倒。ヘルメットが外れて倒れている黒服の女に駆け寄っていくと、コナンは意外な反応をする。

ジョディが言うには、このバイクの女は毒島に変装したベルモットだとコナンは推理したとのこと。しかし、そこに倒れていたのはなぜかキールであった。

この「コナンの推理」(FBIの車の前を走っているバイクはベルモット)は作中には描かれていないので後出し説明となっている。

コナンがベルモットだと推理したのに、なぜか水無怜奈であった。「それはなぜなのか」がちょっとわかり難いかもしれない。

別に何ということはないのだけれど、最初に読んだ時は「あれ、作戦変更したの?」と思ってしまいました。

正解は直後のセリフそのままなのだけれど、先に紛らわしい要因から説明しておくと──

紛らわしい要因

ベルモット:(あ、あの子・・・)(それにFBI・・・)(どうして!?) File:501

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ベルモットは最初の暗殺予定現場で、コナンとFBIがやって来ていることに気づいている。

ベルモット:「じゃあ私は先に行ってるけど・・・」「何かあったらちゃんと援護してちょうだいね・・・」「この暗殺劇・・・何か嫌な感じがするから・・・」

キャンティ:「フン、任せなよ・・・」「やばくなって、アンタが向こうの手に落ちそうになったら・・・」「構わずアンタに弾丸をぶち込んでやっからさぁー・・・」

ベルモット:「ええ・・・その時はちゃんと顔を狙ってくれる?」「私が、暗殺にかかわっていた事が世間に知られたら色々マズイでしょ?」

ジン:「何か気になる事でもあるのか?ベルモット・・・」

ベルモット:「いや・・・ただそんな予感がするだけ・・・」「気にしないで・・・」

ベルモット:(さあ・・・どこまでつかんでいるかは知らないけど・・・)(私達を止められるかしら?)(私の愛しい・・・)(シルバーブレット君?) File:502

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「この暗殺劇 何か嫌な感じがする」「どこまでつかんでいるかは知らないけど 私達を止められるかしら?」とベルモットが言っているのは、コナンやFBIが邪魔しに来ることがわかっているから。

後にFBIはキールのバイクの後ろから近づき確保を試みるのであるが、もし仮にコナンの予想通りバイクで走っていたのがキールではなくてベルモットであったのなら、ベルモットがFBIに捕まっていたことになる。

キャンティとベルモットは「やばくなってアンタが向こうの手に落ちそうになったら構わずアンタに弾丸をぶち込んでやっから」と約束したように、それが鳥矢大橋付近であったらベルモットはキャンティに射殺されていたであろう。

だがFBIが動いていることを知っていて、「嫌な感じ」がしていたベルモットが無策でそんなヘマはしないはず。ベルモットだと思った場所にキールがいたのだから、独断で二人の場所を入れ替えることでベルモットは難を逃れた?と思えなくもない。

しかし、ベルモットの毒島に変装する役目は急に他人に任せられるものではないし、キールは土門を撃つ役目。キールには願ってもない変更だが、民間人の殺しに対して消極的なベルモットにとっても避けたいことである。それに、この変更では橋に倒れるよりは安全かもしれないが、結局リスクは回避しきれない。現に、FBIは橋に到着する前に作戦に出ている。

ベルモット:「もう配置に着いてるわ・・・」

ウオッカ:<よォし!後はキール待ちだな・・・>

・・・

キール:「そうね・・・到着まであと数分って所かしら・・・」

ジン:<着いたら教えろキール・・・>

キール:「了解!」 File:503

どちらかというと、ベルモットは一人で安全な場所に退避したと考えるほうが自然ではある。ベルモットがついた配置は他の誰も確認していないので、彼女が正規の場所に着いたかどうかは定かではない。もしかしたら、作戦は最初から止められると読んでいて、臨機応変に対応できる場所にいた可能性もないとは言えない。

ただ、本題はなぜキールをベルモットと誤認したのか。ベルモットのバイクをキールが追走する形で走っていて、それをコナンが確認できたのなら、作戦の内容から前がベルモットで後ろがキールと判断できる。

しかし、「もう配置に着いてるわ」という報告をしていることから、ベルモットは元々待ち伏せで、場所はともかく役割(作戦)は変更していない。

ベルモット:「ねぇウオッカ・・・さっきからそっちの声にノイズが・・・」

ウオッカ:「え?」

ベルモット:「いや・・・」「何でもないわ・・・」 File:503

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ベルモットはウオッカの声にノイズが入っていることを気にするが、すぐさまコナンの顔を思い浮かべ、コナンが盗聴器を仕掛けたのだと理解する。

最初は「どこまでつかんでいるかは知らない」わけであったが、この時初めて組織の作戦は全て筒抜けであったこと、コナンは暗殺場所を推理、FBIと共に先に鳥矢大橋で待ち伏せ、追い詰めてくることをベルモットは予測できる状態になる。

それまでは何をしてくるのかわからないため、具体的な対策を練ることはできない。この時点でベルモットは配置についているため、特に大きな作戦変更は行われてない。キールが狙われたのもこのすぐ後のこと。

まぁ、作戦変更をしたら後でジンに「どういうことだ」と突っ込まれるはずであるし。

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