二元ミステリー:コナンが灰原に変装していた伏線の小ネタ

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コナン=灰原の根拠

コナンが灰原である根拠というか、名探偵コナンの変装はたまに微妙にヒントがあったりするが、(新出先生の眼鏡のフレームとか、今回の麻酔銃を隠すシーンなど。)変装マスクを使用した変装の場合、外見は基本的にコピーであるので見た目ではわからないことが多い。

寝起きの灰原はマスク無しで、電話に出た灰原(コナン)はマスクをしているのだが、本物の灰原も最初はマスクをしていたので、単に起きてすぐだからマスクをしていなかっただけとも考えられる。(実際コナンがマスクをしていたのは灰原の声を出すため。)

途中で灰原(コナン)がジョディに何かをお願いするシーンなんかもあるが、それが何であるかはその時点ではわからない。

ではどうするのかというと、二元ミステリー全体でコナンとベルモットは何をしようとしていたのか、ということを考える必要がある。

コナンとベルモットの意図

コナン:「見ろよ・・・オレん家に届いたこの招待状の宛名を・・・・・・」「封筒と招待状は工藤新一だが・・・」「一緒に入ってた手紙の出だしは・・・」

博士:「し、親愛なる・・・」「え、江戸川コナン君・・・!?」

コナン:「バレちまってんだよ、オレの正体が・・・」「APTX4869で体が幼児化した工藤新一だって事がな・・・・・・」「そして、恐らく灰原が元組織の一員のシェリーだって事も・・・」

博士:「し、しかし、おかしいじゃないか!?」「そこまでわかっているのなら・・・」「何で奴らはここに殺しに来ないんじゃ!?」

コナン:「さあな・・・その理由はわからねーけど・・・」「その原因の一つなら・・・」「何となくわかったような気がするぜ・・・」 File:429

一応、幽霊船のメデューサがベルモットであると見せかけているところもあるのかもしれないが、ベルモット編全体の流れを汲めば、この時点でベルモットは新出先生、あるいはジョディに変装しているのではないかという推測ができているはず。

コナンが解毒剤で元の姿に戻って幽霊船に乗り込んだところで、そこにジョディ、あるいは新出先生が待ち構えて命を狙ってくるのか。

新出:「ホラ、君の風邪なかなか治らないから設備が整った病院で一度見てもらおうと思ってね・・・」 File:430

ジョディ:「私はDr新出が担当してる帝丹高校の英語教師!」「彼の車故障中ね!だから私、代わりに迎えに来ました──!」 File:431

実際はそうではなくて、早い段階で新出先生が灰原を診察したいと電話をしてくる。そして、やってきたのはなぜかジョディ。二人とも幽霊船には乗っていない。

ベルモットはコナン=新一であると気づきながらも命を狙いに来ない。その具体的な理由はわからないが、コナンはなんとなく見当がつくといっている。

また、ベルモットはコナンを幽霊船に誘い出す手紙を出したにもかかわらず、その変装と考えられる人物二人がやってきたのはなぜか阿笠邸。ベルモットはコナンが手紙の挑発に乗ったような会話を盗聴器で聞いて、にやついていた。つまり、邪魔だから遠方に追いやったのであり、真の目的は阿笠邸にいる灰原。

服部:(奴らは自分を遠ざけて何かやらかそう思てるから、)(裏かくために、自分になりすましてこの船に乗ってくれへんかってな!) File:434

これは予測から入るしかないが、ベルモットが実際どんな行動をしているかに注目さえすれば論理的にこう考えるのが自然となる。

しかし、コナンはベルモットの仕掛けた盗聴器に気づいており、わざと嘘の情報(幽霊船に乗ることを示唆)を聞かせている。そして、ハートのメールを受信したり、自分の家を見ながら「残る問題は~」と何か考えがある様子。

コナンはベルモットが何をしようとしているのか見抜いており、そのための作戦を練っていた。だが、その作戦が解毒剤で元の姿に戻り幽霊船に乗ることであったのか。

コナンはベルッモットの意図(阿笠邸に灰原を狙いに来ること)を読んでいたのだから、そんなわけはない。

工藤新一が表に出ることはありえない

ウオッカ:(・・・・・・バカな・・・)(あのボウズは前に・・・)(前にジンの兄貴が毒薬で殺したはず・・・)(どうなってんだ!?) File:432

所謂、日常編の解決編にあたる「仮面の下の真実」の前の「工藤新一登場!?」が推理のタイムリミットとなるが、ここで幽霊船にいる工藤新一が包帯を解き顔を晒す。

しかし、工藤新一は死んだことにしておかなければならない人物。生きていることがバレたらまた命を狙われる。現に幽霊船にはウオッカが乗っていた。

工藤新一が顔出ししたから、それが新一である根拠なのではなくて、こんな大胆な形で現れたことが、それが偽者であるという決定的な否定根拠となる。

灰原:「あなたの正体があの子にバレなかったのは、私が調合したあの解毒剤とこの変装・・・」「そして博士が作ってくれたこのマスク型変声機のおかげでしょ?」「舞台の上でこっそりあの子だけに会う約束だったのに、あんな大勢の前で堂々と姿を現すなんて・・・」

・・・

灰原:「あの大阪のお友達に感謝するのね・・・」「あなたが倒れた後彼、私に事情を聞いてマイクでみんなに呼びかけてたから・・・」「「この高校のOGが学校内で殺人を犯したなんて世間に知られたら大問題!妙な噂をたてられたくなかったなら事件の事は漏らさないように」ってね・・・」「まあ、あれでどこまで口止めできるかはわからないけど、事が落ち着くまでこのカッコであの探偵事務所に居候してあげるから目立つ行動は控えて・・・」 File:258

学園祭の時は帝丹高校に組織の人間はいないので大丈夫というある種ものすごい軽率な行動ではあった(むしろ、突っ込むならこっちのほう)が、後に灰原には怒られている。

今回はベルモットが一枚噛んだイベントであり、まさか、そこに堂々と新一本人が登場するという作戦をコナンが考えたわけではないだろう。

コナンの居場所

博士:「じゃ、じゃが、哀君を残して君がここを離れるのは・・・」 File:429

灰原:「ああこれテープの声よ・・・」「何のイタズラか知らないけど、随分前からずっと流れて・・・」 File:430

博士は灰原を一人残して出かけるのはまずいと考えているが、その対策が自分達の声をテープに録音して流し続けること・・・なわけがない。

これは、ベルモットに作戦がうまく行っている(警戒をして出かけた)と思わせるためのひっかけ。

前述したように、コナンはベルモットが阿笠邸に来ることを知った上で灰原を守る方法を考えていたわけなので、自分が灰原から離れて幽霊船に乗り込んでしまうようなことはないはず。コナンがいる場所は阿笠邸と考えられる。

ただ、蘭のようにジョディの車のトランクに隠れている可能性もあるし、(その推理のほうが無理があるが。)連れ去られた灰原を後から博士の車で追跡する計画であったかもしれない。と言われればそれまでなのだが…

本当の灰原なら新出先生の診察を断っていたのではないかと思われるが、これは憶測にすぎない。たぶん、コナンが灰原を追いかける展開であれば、ジョディと新出先生を追うもう一台の怪しい車を描かなければならないのではなかろうか。

後は、やはりマスクが変声機であることや、麻酔銃を隠しているという予測もある程度は必要かも。

それと、余談であるが、灰原はどうも追跡眼鏡で場所を特定した後に現場まではタクシーできたようであるが(車で移動する距離であり、灰原は風邪で歩くのもやっと。灰原登場シーンで遠くに小さく描写。)、どう見てもヤバイ状況なのに警察に連絡していないという。(ジョディは警察を呼んだのは蘭と予想)

恐らく、灰原は警察には連絡せずにすぐに引き返すように頼んだのであろうが、運転手は小さい女の子が一人で夜にタクシーに乗り込んでいるのにそんなお願いを真に受けたのか…

浮いた伏線

ここまでで、コナンは幽霊船には乗らずに阿笠邸にいるであろうこと、幽霊船に乗り込んだ新一は本人ではない、つまり誰かの変装であるとわかる。

また、コナンの意味深な行動(ハートのメールと工藤邸にあるとされる問題)をきちんと説明する必要がある。解毒剤で元の姿に戻り船に乗り込むだけなら細かい作戦は不要。そして、どうやら、その布石となっているのがメールの受信と工藤邸にいた人物となる。

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更新日:2018-3-24
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