宮野明美 – シナリオ関連

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41,42巻 トイレに隠した秘密

20年前にデザイン事務所を訪れる

財津:「ああ・・・その人なら、社長の留守中に一度来られましたよ・・・」

出島:「え?」

財津:「ほら、社長って昔からデザインに詰まるとよくブラッと外に出て、しばらく帰って来ないじゃないですか・・・・・・」「丁度その時に来られたんですよ・・・」「外国人のきれいな奥さんと4,5歳くらいのかわいい娘さんを連れて・・・」「何か社長に大事な話があったみたいで、結局ここに一泊して帰られましたよ・・・もしかしたら社長が戻って来るかもしれないって・・・」「言ってませんでした?」

出島:「聞いてないよ!!」

財津:「確か奥さんの名前はエレーナで、娘さんは明美ちゃんだったかな・・・」

灰原:(・・・・・・)「お姉ちゃん・・・」

財津:「変った親子でしたよねぇ・・・」

今井:「ああ・・・特に娘さんのイタズラには手を焼いたよ・・・」「あの子、僕達が使う道具を至る所に隠してねぇ・・・」「僕達が困ってるのを見てはしゃいでいたから・・・」

出島:「おいおい、そりゃいったいいつの話しだ?」

財津:「あれは丁度、古くなったこの家を事務所用にリフォームした直後だったから・・・」「もう20年前ぐらい前ですかねぇ・・・」 File:423

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宮野明美は4,5歳の頃、両親と出島デザイン事務所を訪れていた。父はデザイン事務所の社長である、出島壮平の幼馴染、宮野厚司。母は外国人に見えたといわれる宮野エレーナ。

時期は20年ぐらい前とされ、宮野明美の年齢は24,25歳くらいと想定できる。明美はこの時、事務所スタッフの道具を隠してイタズラをして遊んでいた。

この前ブラっと来た

財津:「明美ちゃんならこの前ブラっと来たけどなあ・・・」

コナン:「え?」「お姉ちゃんが!?」

財津:「ホラ、いたでしょ?トイレを借りに来たかわいい子!」「お久しぶりですねって言われて、俺達ビックリしてたんですから・・・」

出島:「あの子が宮野君の娘だったとわ・・・・・・」

財津:「あれ?言いませんでした?」

出島:「だから聞いてないって!」

コナン:「それで?その女の人、ホントにトイレを借りに来ただけ?」

出島:「あ、ああ・・・でも妙な事言ってたなァ・・・」「トイレを借りた事、恥ずかしいから誰にも言わないでくれって・・・」「一体誰に内緒なんだか・・・」

灰原:「間違いないわね・・・」「お姉ちゃんは何かを隠した・・・」

コナン:「ああ・・・」「このトイレの中のどこかにな・・・」

灰原:「でもこんな狭いトイレの中に隠しても、もう誰かに見つけられているんじゃ・・・」

コナン:「その可能性は高いけど・・・」「ひょっとしたら何かが出て来るかもしれねーぜ・・・・・・」

コナン:(奴の手掛かりになる・・・)(何かが・・・) File:423

コナン:「二人で探してたんだよね?」

灰原:「ええ・・・」(お姉ちゃんが組織の目を盗んで隠した・・・)(何かをね・・・) File:424

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宮野明美はこの前ブラっと事務所に訪れていた。

「トイレを借りた事、恥ずかしいから誰にも言わないでくれ」と言ったのは、組織にそのことを知られないようにするため。なぜ知られてはいけないかというと、トイレに何か大事なものを隠したから。

明美が隠したもの

コナン:「ああ・・・彼女がこの家のどこかに何かを隠したんじゃないかと踏んで探しに来たんだ・・・」「トイレの中にも盗聴器を仕掛けた痕跡が残っていたからな・・・・・・」「多分、一回目に探しに来た時には見つからず、一応盗聴器は仕掛けたが、この仕事場の人達の会話から隠された物はないと判断して。二回目に忍び込んだ時に盗聴器を回収したってところかな・・・」

コナン:「それに、お宝を目の前にして帰る手はねぇぜ・・・」

灰原:「え?じゃあ・・・」

コナン:「ああ・・・オレの推理が間違ってなかったら、まだ眠ってるはずさ・・・」「あのトイレの中に・・・」「オメーの姉さんが隠した何かがな!!」 File:424

組織は明美がこのデザイン事務所に来たことは知っていた。そのため、家のどこかに何かを隠したのではないかと調査にやって来ていたが見つけることはできなかったようである。

今井:「どうしたの、怖い顔して・・・探し物?それとも何か隠したいの?」「三角コーナーの中は隠しちゃダメだよ!誰かに捨てられちゃうから」って悲しそうな顔で聞いて来たから・・・」「「おじさん、ちょっと疲れがでただけだから」って答えたら・・・」「ニッコリ笑ってね・・・」「その後だよ・・・明美ちゃんが私達の道具をいたる所に隠し始めたのは・・・」「でも、その無邪気な笑顔を見ていたら殺気がどこかに吹っ飛んでしまって・・・」

20年前、明美が、いたる所に道具を隠し始めたのは、今井に「ちょっと疲れがでただけだから」と聞いて、仕事を休めるようにしたから。たんなるイタズラっ子というわけではなくて、幼少期からの明美の優しい性格が描かれている。

財津:「か、彼女って、この前トイレを借りに来た明美ちゃん?」

今井:「ああ・・・実は少々期待していたんだ・・・」「その時の彼女の笑顔に・・・」

明美:「一週間ぐらいたったらまた来ます・・・」「今度は妹を連れて・・・」

今井:「だが彼女は来なかった・・・・・・」「またあの笑顔で殺意を消してくれるんじゃないかと思ったが・・・」「虫が良すぎたか・・・」

「一週間ぐらいたったらまた来ます」といったきり、明美は来る事はなかった。明美がここへやって来たのは、10億円強奪事件の一週間くらい前と考えられる。

灰原:「それで?」「見つけたんでしょ?推理の途中で博士とトイレに入った時に・・・・・・」「お姉ちゃんが隠した物を・・・」

コナン:「ん?」「あ、ああ・・・」「オメーの姉さんがトイレを借りに来てから、あの出島社長が急に節水しろって口うるさくなったっていうのを聞いてピンと来たんだよ・・・」「トイレの給水タンクの浮き玉に何かが取り付けられていて、水が少しずつ流れ続けているんじゃねぇかってな・・・」「フタを開けて浮き玉の裏を調べてみたら案の定、何かが入ったビニール袋がガムテープでしっかり取り付けられてたよ・・・」「他にも古いビニールテープがくっついていたから、多分20年前お姉さんは今井さんの「疲れた」って言葉を真に受けて、仕事を休めるように仕事道具を隠したんだ・・・」「んで、20年後再びやって来た時に取り付けていた物をはがし、代わりにこいつを貼っ付けたってわけだ・・・」「1から20の番号が振ってあるこのカセットテープを・・・」「ビニール袋に入れてな!」 File:425

コナン:(多分死期を悟って灰原の姉さんに託したんだ・・・)(成人するまでの娘への言葉を・・・)(このカセットテープに込めて・・・)(託された姉さんは監視が厳しくて渡せなかったけど・・・)(昔やったイタズラの事を思い出して、あのデザイン事務所のトイレでこっそり渡すつもりだったってわけか・・・)(よかったな灰原・・・)(おまえの母さんは正真正銘のエンジェルだぜ・・・) File:425

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母エレーナは志保へのメッセージ入りのテープを明美に託したが、明美は組織の監視が厳しくて渡すことができずにいた。

そこで、子供の頃のイタズラを思い出し、20年後やって来て取り付けていたものの変りにそのテープを隠した。明美が生きていれば、そのトイレでこっそり渡すつもりであった。

事件前にここへやって来てトイレに隠したのは、計画が失敗、または組織に裏切られることも想定してのこともあるのかもしれないが、志保がデザイン事務所にやって来たのは博士の進言があっての偶然であるので、恐らくそこまでは考えてはいなかったようである。

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更新日:2017-2-10
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