そして人魚はいなくなった

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小ネタとか

用意のいい服部

服部:「どや!学生服持って来といてよかったやろ?」「何があるかわからへんからなー。」

和葉:「ホンマにええの?アタシらがお邪魔しても・・・」

服部:「構へんって!島の事聞き込みするんには丁度ええし・・・」 File:280

服部は念のため学生服を持ってきており、和葉にもそうするよう勧めていたようである。

「何があるか」って、制服の用途に他に何があるのか。

今回は通夜の場でも堂々と中に入り聞き込みをするために役に立っているが、しかし、さすがに蘭はそんなこと考えていなかったのか、私服のまま参加している。コナンは子供なのでともかく、ちょっと浮いてしまってかわいそう。

蘭まで制服を持って来ていたら不自然だし、かと言って、服部が私服でずかずかと聞き込みしてたら、それはそれで失礼に見えるからだったのかもしれないが…

名セリフ

和葉:「心配せんどき!犯人はすぐ捕まってまうから!」「平次が帽子かぶり直したらスイッチオン!エンジン全開なんやねん♡」 File:280

コナン:「不可能な物を除外していって残った物が・・・たとえどんなに信じられなくても・・・それが真相なんだ!!」 File:282

服部:「命には限りがあるから大事なんや・・・限りがあるから頑張れるんやで・・・」 File:283

服部に届いた手紙

小五郎:「おいおい・・・まさか事件の依頼って、人魚に会いたいから捜してくれなんていうんじゃねーだろーな?」

服部:「その逆や・・・」「手紙の依頼文はたった一言・・・」「震えた字ィで書いてあった・・・」「「人魚に殺される・・・・・・」「助けてくれってな!!」」

・・・

コナン:「バ──ロ、「冬休みに人魚探しに行くで」なんて言われて本気にするかよ・・・」「それに、そんなおとぎ話に付き合いたきゃ一人で行けよ・・・」

服部:「アホ!それだけやったらオレも来ェへんねや・・・」「ひっかかったんは依頼主の名前や・・・あて名はオレんトコやったのに手紙の頭には・・・」「「工藤新一へ」て書いてあったんや!」

コナン:「え?」

服部:「礼ゆえよ!最初は腹立つやっちゃて手紙破ったろか思たけど、おまえに曰くのある奴かもしれへんから、連れて来たったんやからな!」

コナン:(オメーがオレの名前を言ーふらしてんじゃねーだろーな・・・) File:279

話しの初めに、なぜか服部宛の手紙に「工藤新一」への依頼が届いたという会話がある。そして、「おまえに曰くのある奴かもしれへんから~」という言葉も意味深であった。

服部:「けどわからんのは何で沙織さんがオレんとこに工藤宛の手紙よこしたかっちゅう事や・・・」

コナン:「偶然なんじゃねーの?」

幸子:「あ、毛利さんと服部君!」

小五郎:「おや?あんた達は確か辻村外交官の・・・」幸子:「お久しぶりです!」

幸子:「もしかして沙織さんに頼まれて美国島に行かれてたんですか?」

服部:「ああまあ・・・」

辻村:「幸子はあの島の出身で隣に住んでたその女性に相談されたらしくて・・・」

幸子:「でも工藤君は来なかったんですね・・・一番頼りになるのは彼だって教えたのに・・・」

服部:(あんたかい!あのややこしい手紙の原因は・・・) File:283

細かいところは説明されていないが、沙織は幸子が島を出て本土で暮らしているので、色々な情報を持っていると考えて信頼できる探偵などがいないか相談したというところか。

そして、幸子は以前事件でお世話になった服部と新一を紹介した。しかし、新一は現在世間的に失踪したことになっており、今も家を空けて留守。幸子の事件の時も偶然来てくれただけであり、蘭に新一が来たことは口外しないように頼んだりしていたようである

そのため、沙織は新一に直接手紙を出しても本人には届かないと考え、それで、面識のある服部宛に新一の名前を出せばもしかしたら新一へ伝えてくれるか、連絡が取れなくとも服部自身が来てくれると思ったのかもしれない。

それなら、手紙に新一へ伝えて欲しい、無理なら服部に来て欲しいとでも書けば済むのだが、服部は「最初は腹立つやっちゃて手紙破ったろか思たけど~」と言っているように、「新一が本命で代用に服部」では来てくれない。

では、二人で来てくださいと丁寧に書けば良さそうだが、「それだけやったらオレも来ェへんねや~」と、内容が人魚に殺されるというものであったために、普通に書いていたらいたずらと勘違いされ来てくれないところであった。

沙織が書いた手紙は非常に失礼な書き方のように思えるが、結果的には「おまえに曰くのある奴かもしれへんから~」と不自然さをアピールすることで、うまく呼び出すことに成功している。沙織が最初からそこまで計算していたとは思えないので、単純に新一への依頼を確実に届く服部に出したような気がするが…

まぁ、ここは話の初めに「組織編かもしれない」と読者も思わせる演出でもあるので、単に漫画として面白くするためというのもあるかもしれない。

二元と似た状況 ─

服部宛に工藤新一へ向けた手紙を出したのは、ベルモットが工藤新一宛に「江戸川コナン」へ向けた手紙を出した状況と似ている。

単純に新一、もしくはコナンにハロウィンパーティーの誘いを出しても誘いに乗らない可能性があるが、自分がコナン=新一の正体を知っている人物だと暗に伝えれば必ずやって来る。

小五郎に対しては「無能な探偵」と挑発することで呼び出しているが、相手の性格に合わせた上でということであろうか。まぁ、殺人を起すなどの脅しでも、コナンは万一のためにやってくるであろうが。

この方法が被ることから、沙織の手紙も演出ではなくて本当に組織の仕業だったのではという説も。

組織と言うか、ベルモットと同じ手法でコナン(新一)を美国島に呼び出すわけであり、また、工藤新一が生きていることを知っていて、呼び出して殺すわけでもなく、ということは何かに気付かせるためとなる。その条件に当てはまるのはベルモットしかいない。

仮にベルモットであったと考えて見る。だが、ベルモットがコナン=新一に気付いたと確定するのはこの後の29巻(バスジャックの前)のことである。内科検診が行われた時期がわからないので28巻の時点で終わっていたとも考えられるが、診断は「先日」なので、普通に考えればバスジャックの数日前であろう。

コナン:「バ──ロ、「冬休みに人魚探しに行くで」なんて言われて本気にするかよ・・・」 File:279

赤井:「2月23日不測の事態により追尾続行不能・・・」 File:289

美国島にやって来たのは冬休み(通常12月後半~1月上旬)のことであるが、バスジャックは2月23日のこと。まぁ、名探偵コナンは日付や時期の定義は曖昧なので気にしなくて良さそうだが、逆に言えば、バスジャックのちょっと前に行われた内科検診とバスジャックの間に、この冬休みの美国島の事件があったなどという複雑な設定にもしないのではと思われる。

時期の件をとりあえずパスするとして、新一を呼ぼうとしたらコナンが来たというだけでは、コナン=新一の証明にはならないし、それは内科検診というフラグがきちんとあるので、やはり目的は何かを伝えるために呼んだということになるだろう。

しかし、ベルモットは過去に新一に助けられたというものの、29巻のバスジャックで「お手並み拝見」をしている。コナンを「シルバーブレットになれるかもしれない~」と具体的に期待していることが言及されるのも42巻の二元ミステリーである。28巻の時点でコナン=シルバーブレットと期待して、美国島で何かに気付かせようとしたというのも違和感がある。

幸子が沙織に新一と服部のことを紹介したのは事実であろうし、沙織は手紙を出していないとか、出したけどベルモットが盗んだとかの後付け設定も無茶な展開であるし、幸子が実はベルモットとしてしまうと、状況的にベルモットなら単独犯なので相方は本人。では幸子本人はどこに、後の辻褄は?となってしまう。

君恵の二人一役もベルモットが命様というわけではなくあくまでヒントであり、手紙の件も直接イコールになるのではなくて、沙織がジョディっぽかったりするのも、あくまでこの話全体がベルモット編で起こる色々な要素を詰め込んだというものであろうと思われる。

まぁ、もしベルモットの仕業であったとしても、二人一役や名簿の件でコナンが何かに気付くという、ストーリー的に布石になるものであれば、それは読者にもわかるようになっているので大きな問題はない。

東奥穂村の事件 ─

和葉:「けど大丈夫やろか・・・これから会いに行く人、工藤君に話があるって書いてたやん!」「工藤君連れて行かへんかったらガッカリするんとちゃう?」

蘭:「え?そうだったの!?」

和葉:「うん!」「何か1年前に工藤君が解いた殺人事件の推理ミス見つけてもうたから会うて話したいんやて!」

服部:「せやからその推理ミスっちゅうんを踏まえて一から捜査し直して・・・」「オレらで事件の真相きっちり暴いたろっちゅうわけや!!」

・・・

小五郎:「しかし、そんな手紙が何でお前の所に来るんだよ?」

服部:「そら、オレが工藤の大親友やからに決まっとるやろ!!」

コナン:(まぁ、オレに手紙や電話で連絡を取ろうにも今、あの家に住んでるのはオレじゃねーし・・・)(業を煮やして同じ高校生探偵の服部に手紙を出したんだろうけど・・・)

・・・

服部:(奥穂町の外れにある東奥穂村ちゅうトコの屋田誠人さんからの手紙やで!)(知ってるやろ?)

コナン:(ああ・・・その村で起きた殺人事件を捜査した時に手伝ってくれた村の青年だったと思うけど・・・)

服部:(カゼひいとんのか?)(まあ、一緒に同封されとったお前宛の手紙をそっちに行く時に持ってったるからちゃーんと読むんやぞ!) 

・・・

服部:「先週そいつから手紙もろたんや・・・」「1年前にこの村で起きた殺人事件を解いた工藤の推理ミス、会うて話したいってのォ!」「せやから工藤新一連れて来いちゅうて・・・」

・・・

萌生:「そうよ!誠人は手紙や電話で何度もあんたと連絡を取ろうとしたけど、つかまらないって嘆いてたわ!」「捜査し直してくれって直接会いにも行ったけど留守だったって・・・」 File:646

62巻 東奥穂村の事件の時も、美国島の事件の時と同様に服部に新一宛の手紙が届いている。工藤邸に電話や手紙を出しても本人はいない(ことになっている)。この時点では居候している沖矢がいるが…

この事件で、犯人は服部ではなく工藤新一が必要であったのだが、(別の場所でアリバイがあったらトリックが成立しない)新一に連絡が取れないために業を煮やして親友の服部に新一宛の手紙を同封する形で服部に依頼を出して連れて来させようとしていた。

美国島とほぼ同じ方法であるが、必ずしも不自然というわけでもなく、ありえるということ。

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更新日:2018-3-27

そして人魚はいなくなった」への3件のフィードバック

  1. 管理人 投稿作成者

    PS:

    確かに、土井垣瑠璃が母方の姓でなければ、育ての父の名字は土井垣だと思われるのでそれもありえますね。
    下の名前もわからないし、登場もしてないので現時点ではだから何という話しですが。

  2. 管理人 投稿作成者

    >>カリラ さん

    すごい!細かいですね(笑)

    24巻を確認しましたが、確かに名前ごとに筆跡がことなるのに、美国島の名簿は筆跡が同じです。

    ミスの可能性もあるので、深入りせずに作者に聞いてしまったほうが早そうです。

    あの名簿は村の人も知っていて、矢の抽選会に参加した人に名前を書いてもらっているものですが、筆跡が同じということは、同じ人が書いたということになります。君恵が名簿の存在自体を偽ったとしたら、そんなウソすぐにバレてしまいます。

    それで、偶然その中の1ページに宮野志保の名前。コナンはジンやウオッカの偽名には気づいていないのではと思います。あれはただの作者の遊び心だと思いますので。まぁ、気づいていもどちらでも変りませんが。

    君恵、あるいは第三者が名簿を作った。それをコナンが見なければ意味を成しませんが、コナンに見せて何の意味があるのか。コナンや服部があの名簿をチェックし、宮野志保の名前に気づいたのも偶然。

    宮野志保が本当は来ていないのに来たように見せかける意味はありませんので、来たけどその証拠が残っていなかったから作った。誰が何の為に?この場合、宮野志保が美国島に来たという事実をコナンは名簿を見て知ったという点で、名簿が本物であろうとなかろうと方向性は変らないと思います。問題は何の為に宮野志保が美国島に来たか、その理由だからです。

    ジンとウオッカの偽名はあまり突っ込まなくても良いのではと思います。あそこにコードネームを書くわけにはいきませんし、本名の設定が明かされていない二人の名前を書くわけにもいきません。あそこで名前がジン、ウオッカのもじりだと読者に気づいてもらうにはああいう名前しかないと思います。それに、灰原が全くの偽名だと、今度はコナンが気づくことができずに伏線になりませんから。これも伏線なのか、漫画の都合なのか聞いてしまったほうが早いと思います。読者が判断できることではありません。

    灰原はまだ多重国籍なのではないでしょうか。組織のメンバーは国籍は曖昧ですね。みな日本語ペラペラですし(笑)FBIやCIAが日本警察と連係しないのは、コナンが警察に組織のことを話さないのと同じ理由もあるのかと思います。

  3. カリラ

    はじめまして

    この名簿、記載された名前もさることながら、筆跡が皆同じという点が非常に引っ掛け臭いと思います。
    酒巻監督を偲ぶ会の名簿、探偵団が天体観測に行った宿の宿帳、などなどこの手の名簿は多数あるのですが、青山コナン世界ではどれも几帳面に手を変えてあります。
    なのにコナンが見ている宮野志保の名簿も、平次が見ている大黒連太郎の名簿も、同じ手跡。
    この名簿が何かの伏線だというのであれば、壮大な引っ掛けとしてだと思いますね。
    あと、ジンとウォッカがコードネームもじりの名前を記し、シェリーが本名を書くというのも妙なもの
    (なお志保の隣の「土井」は、小五郎の幼馴染の土井垣(雨城)瑠璃かその父親(南雲ではなく育ての父)という可能性の方がまだ高いと思います)。
    というかジンとウォッカは日本人名を名乗ってもおかしくない顔つき言葉遣いなんですね。
    あの長い銀髪は黒く染めて行ったのでしょうか。
    すると組織はベルモットとコルン以外軒並み日本人で、「あの方」も日本人らしい。
    なのにFBIもCIAも日本の警察と連携しないなんて、どれだけ抜けているのやら。
    ライ赤井とキール瑛海はアメリカ人で、宮野シェリー志保も非日本国籍っぽいですが、まあ皆さん広義で「日本人」(笑)。

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