世良真純のもう一人の兄(次男)|「沖矢昴」論

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次男の特長との比較

せっかく世良が登場する度に次男を推理するためのヒントが出されているのだから、沖矢=次男と仮定した上で条件に当てはまるかを考えることも重要。基本はそこから次男を推理できるはず。

年齢について

次男は28-29歳であるが、沖矢は27歳。これは変装状態であるので年齢も偽装と考えられる。しかし、変装時の年齢は通常見た目や職業などに合わせるのであって、意味もなく1,2歳偽ることはない。

そもそも、赤井と次男二人で沖矢を演じているのであれば27歳という年齢に意味はない。中身それぞれ歳が違う、しかも年齢不詳となる。中身の年齢が不明なのに読者に次男は28-29歳というヒントを与える意味はない。

恐らく、27歳というのは「機動戦士Zガンダム」時代のシャア・アズナブルの年齢から取っている。

次男はパパ似

わざわざ次男をパパ似で似ていない設定にしたのは、目の下に隈がある人物を登場させたらすぐに次男とバレてしまうからだという理由もありそう。

本来なら兄弟なんだから似ているほうがいい。しかし、目元が同じ伏線は世良で使っているので、これを出したらもはや次男は推理するまでもなくなる。

だが、次男が変装状態であるのなら目元は隠してしまうので似ていても問題ない。これだと、次男を似ていない設定にする意図がわからなくなる。

世良の信頼する彼に気づかなかった

沖矢はコナンを信頼し、世良としょっちゅう一緒にいることも知っている。しかし、世良が「どうやら彼も真相に辿り着いた様だけど~」とメールを送った時に、「説明を求む」と次男はその「彼」の見当がついていなかった。

世良が認める、普段一緒にいる切れ者となれば、沖矢であれば最初に思いつくのはコナンであろう。沖矢、世良とコナンはコールドケースの回で顔を合わせているし、沖矢はコナンの正体にも気づいている。

というか、それ以外の人物は想定外。そうなると、次男はコナンと関係がある(コナンと会ったことがある)ことを隠していなかったので、「説明を求む」ではなくて真っ先に思いつく「彼ってコナン君のことかい?」と聞けば良いはず。

格闘技

沖矢は格闘技術は相当なレベル。次男は世良の推理の相談に乗るくらい親しいのに、世良は長男から送られて来るビデオを見て截拳道を学んでいる。

次男が格闘技の天才なら、普段めんどうをみている次男が格闘技のアドバイスをしても良いはず。直接会うことができないという事情があっても、長男の赤井も結局ビデオを送っているだけ。

高校の同級生と連絡を取り合っている

次男は10年以上前に卒業した高校時代の友人と繋がっているほど人間関係がオープン。次男が赤井と協力関係にあるのなら、こうした繋がりはリスクが高い。

何らかの形で一般人を巻き込んでしまうこともあるし、一般人の中に組織の人間がいるかもしれない。赤井はこうした人間関係を持つ次男に極秘にしなければならない自分の状況を教えているというのは考え難い。

スマホの機種と袖

次男と沖矢のスマホが似ている。(次男はARROWSで沖矢とは違う)また、わずかに見えているスーツ地の袖部分も、普段沖矢が着ているものと同じタイプに見える。

仮に同じだとしても、沖矢とスマホが同じだから次男は沖矢というのは論理的な推理ではない。同機種同色のスマホを使うことは珍しくない。これはFile848でも「人気機種なら偶然同じこともある」と、家族で同じ携帯を持っていた(父親は意図的だろうが)話がある。

その他

有希子と若い男2人が同棲することに ─

二人一役の場合、工藤邸に不審な人物が二人出入りすることになる。灰原は「何であなたのお母さんと一緒にあなたの家で暮らしてるわけ?」と言っているが、住み込みなら若い男二人と三人暮らしである。

まぁ、その場合交互に入れ替わるのだろう。沖矢以外の人物が出入りしたら怪しまれるので、常に沖矢に変装状態。沖矢が出て行ったと思ったらまたすぐに戻ってきて…と常に工藤邸に沖矢がいる状態にするだろうか。二人一役の場合だけど。

登場時期について ─

前述したが、沖矢昴の登場は2008年、世良にもう1人兄がいることが判明したのが2013年のことで、そこから次男の特長が小出しにされている。

もし沖矢がそのまま次男であれば、読者は5年近くもの間犯人がいないのに推理をさせられていたことになる。この時点で沖矢=赤井を崩して次男とするのは無理があるし、前述した通り、二人一役説も説明が付かない。

沖矢が赤井でもなくバーボンでもない、誰と推理できるわけでもなければ沖矢=新キャラと保留してそれが結果次男だったというオチでなんとかなるが、そうではない。

また、次男の存在が明らかになってから、というより、ミステリートレイン以降沖矢は冷凍車の事件でわずかに顔見せをしただけで、2年近くほとんど登場がなく、伏線の追加もほとんどない。

つまり、基本的に沖矢の正体はミストレまでの伏線で推理可能なはず。しかし、ミステレ時点で沖矢=次男は推理できないし、ミステレ後に追加されていく次男の伏線とこれまでに出て来た沖矢の伏線が一つずつ一致して進んでいるわけでもない。

複数の沖矢は存在しない

有希子:「あら完璧!」「ちゃんと変装できてるじゃない!」

沖矢:「恐縮です・・・」

有希子:「これで私が毎週通って変装のチェックしに来なくても大丈夫ね!」

沖矢:「お世話になりました・・・」

有希子:「まぁ私的には会いに来る口実がなくなってちょっと残念だけど・・・」

コナン:(おい・・・)

ジョディ:「まるで別人ね・・・」

キャメル:「本当に赤井さんですか?」

沖矢:「声は元のままだろ?」「だが、首に付けたこのチョーカー型変声機を使えば・・・」「沖矢昴になれる・・・」

キャメル:「こ、声が変った・・・」

沖矢:「全て変声機を作ってくれた阿笠博士と・・・」「この家の家主工藤優作氏の妻である有希子さんの変装術と・・・」「そしてこの策を授けてくれたこのボウヤ・・・」「江戸川コナン君のお陰だよ・・・」 File:898

緋色シリーズ(File:898)にて沖矢昴=赤井秀一が確定。また、作者インタビューにより沖矢昴は一人だけと確定。

スーパーダイジェストブック(SDB)-70

これにより、沖矢=次男の可能性はなくなったので、これ以上その説についての考察は必要はなさそうである。

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更新日:2017-4-7

世良真純のもう一人の兄(次男)|「沖矢昴」論」への6件のフィードバック

  1. 管理人 投稿作成者

    >>ぬーさん

    バスジャックの時は年齢は出ませんでした。

  2. ぬー

    バスジャックの事件の時に赤井さんの年齢出てませんでしたっけ?

  3. 管理人 投稿作成者

    >>situmonohさん

    お久しぶりです!

    >大したことじゃないのですが~

    目もとのところはマスクかメイクか分かりませんが、そのどちらかだと思います。変装で目を細くするのは難しいと思うので、これは自分で目を細めていると思います。

    前に本文に書いたことですが、目の悪い先生が眼鏡を無くして目を細めたキャラが登場したことがありましたが、あんな感じです。その時は目が悪いので細めていましたが、逆のパターンでも、元太のお父さんが普段眼鏡をかけていないのに、変装のために眼鏡をかけて沖矢と同じ目になっていました。

    普段眼鏡をかけない人が、度が入っている眼鏡をかけると目を開けてられないということで、コナンの世界ではああいった描き方になるようです。ちなみに、コナンは伊達メガネです。ですので、理論的には「目を細めている」で問題はないと思います。

    わざと目を細めている場合、1人でいる時は必要ないですが、これはマンガなので仕方無しでしょう。そうでないとすぐに読者にバレてしまいますから。

    ミストレで新たに分かったことは、ベルモットの変装マスクに赤井の隈があったこと、世良真純の寝顔にも小さな隈が残っていたことです。まぁ、ベルモットのマスクに隈があるのは新たに隈を付ける必要があるので当然でしょうか。

    沖矢の隈の処理は眼鏡をかけて目を細め、小さなしわを残してOKとするのか。変装マスクORメイクで隠しているのかというところで、ミストレまでは有希子の協力は確定できませんでしたので、マスクについての可能性はそれまで保留でした。メイクなら1人でも可能かもしれません。

    問題は、有希子がいつから協力しているのかは明らかになっていないところです。最初からであれば、赤井襲撃直後、コナンが木馬荘で沖矢に会う前に赤井と有希子が会って変装を施してあげたことになりますが、それはそれでちょっと引っ掛かるような気はします。

    ミストレの最後で沖矢が隈のある目を晒した。ここはおっしゃる通り、直前に変装を解いたから普段隠れている隈が露出していたという可能性が高いです。目を開けただけで隈はでないと思いますので。この場合、沖矢は普段マスクかメイクをしているということになります。

    ただ、沖矢はミストレ後カツラ以外の変装を施していないことになりますが、目・目元以外は普段の沖矢そのままです。これだと、隈を隠す以外にマスクを使用する意味がありません。以前に、有希子がマスクを作らなかった場合でも、沖矢と赤井は骨格が似ているのでマスクは必ずしも必要ないのではということを書いたことがあります。

    上記のことから、メイクというパターンが一番しっくりくるのですが、ここは作者次第ですのでどうなるか分かりません。

  4. situmonoh

    お久しぶりです。
    大したことじゃないのですがミストレ編での沖矢の開眼は細めていた目を開いたというか、直前に変装を解いたので目許のメイクが間に合わなかったんじゃないかなと思います。沖矢の目は細めているにしても細すぎる気がするし、細めているだけなら一人でいるときまで細める必要はないと思います。

  5. 管理人 投稿作成者

    >>ホワイトルシアンさん

    コメントありがとうございます!!

    18日のコメントですが、内容からすると22日発売のサンデーの事を含めてのようですので、その前提で読ませて頂きました。

    >呼び分けする必要があったから 「兄貴」という呼び方のほうがしっくりきませんか?

    ここは、結果的にはそうなります。ただ、ミストレ時点でそれは確定することはできませんでした。名前を付けて呼ぶ場合は、必ず複数の兄弟がいると言う訳でもないので。兄が1人だったら「兄貴」だったかとなれば、「お兄ちゃん」よりはしっくりくるかもしれません。

    ただ、男勝りというよりは、ボーイッシュというニュアンスの方が近いような気がします。男勝りだと男以上に男っぽいことになりますが、世良真純は通常言葉使いはそんなに荒くありません。

    最新号で京極真にけんかをふっかけられたと勘違いした時に「おもしれぇ!!ぶちのめしてやる!!」と豹変しましたが、男勝りはまさにあのイメージです。普段の世良はもっと丁寧な印象で、コナンを呼ぶ時も「ホラ、コナン君も行くよ!」といった感じです。男勝りなら「コナンいくぞ!」というふうになると思います。一人称を「ボク」と呼んでいますが、まさに「ボクっ娘」そのまま、男勝りだと自分のことを「ボク」とはあまり言いません。

    *********

    >あり得ない説では無いと思います

    「説」なのでもちろんありだと思います。実際に沖矢=もう1人の兄と「予想」している人もたくさんいるようです。ただ、単に正解を当てることができればいいのではなくて、ここから「推理」をしていくのであれば、まだ多くの説明が必要になると思います。

    最近、他のいくつかの推理を見て感じたことがあります。(以下、もう1人の兄の件とは直接関係ありません)

    ありがちなのが、新しい事実が出て来た時に、それ以前の事実を考慮せずに新事実だけにとらわれてしまうことです。むしろ、過去に出た事実の中で動かし難い事実を軸にして、新しい伏線の解釈していくほうが迷うことが少なくなります。

    例えば、A=B,A≠Cという伏線があり、新たにB=Cの可能性があるという情報が出た時に、B=Cであるという推理をして、A=B,A≠Cという事実を一切説明せずに終えてしまう人が多いです。この場合、アリバイがあるのにそれを無視して犯人を名指ししているだけなのと同じで、推理として成り立ちません。

    また、肯定根拠を説明する場合に、作者が作中に仕込んだ伏線を探すのではなくて、自分で都合の良い伏線を作ってしまう人もいます。先に正解の見当をつけてから考える場合にありがちです。こうした方法は本来非常に有効なのですが、一歩間違えると正解を導くのが目的なのに、自ら不正解を正当化してしまうという本末転倒な結果になってしまいます。作中にある伏線ならまだ良いのですが、「〇〇は~である」と勝手に話まで作ってしまうことさえあります。

    工藤優作=沖矢昴=バーボン説を自分で考えようとすると・・・

    1.コナン並に頭が切れる=優作なら当然
    2.コナンが信頼している理由=優作だから
    3.バーボンが好き=工藤優作は松田優作のオマージュ、松田優作はオールドクロウを愛した
    4.ヘビースモーカー=優作もヘビースモーカー
    5.蘭が見覚えがある=優作だから
    6.組織臭=実は優作は組織の一員

    上記のよう場合、実は、”肯定根拠”もいくらでも考えられるし、”説”も他のキャラでいくらでも作れます。時間をかければ10個でも20個でも可能です。ただ、これで正解に導けるかと言えばそうではなく、全く前に進めません。例の場合は1~5は”事実”なのでそれ自体はまぁ問題はないですが、6はそうかもしれないし、そうでないかもしれない、作中にヒントもありません。

    時々、6のような判断不可能な根拠を複数ならべて説としているものを見かけますが、そうなるともはや”妄想”のレベルです。利き手の説明もありません。(優作は右利きで、沖矢は左利き)前述した”事実の無視”です。

    前置きが長くなりましたが、きちんと推理しようとするのなら、もう一度60巻から読み直してひとつずつ読み解いて行く必要があります。ただ、これをやるには非常に時間がかかります。個人的には今は時間が無いのでやりません。伏線の回収が長引いて来年以降も持ち越しされるのであれば年末くらいにはまとめるかもしれません。

    そこで、もっと簡単な方法として、否定根拠を先に考えた方が楽かもしれません。日常編で言えばアリバイがある人物を先に容疑者から消してしまうのと同じです。日常編でも、容疑者1人1人の犯行可能なトリックを検証しているわけではありません。

    沖矢=もう1人の兄として、矛盾する点があるかどうかです。それがあれば、「不可能な物を除外していって残った物が、たとえどんなに信じられなくてもそれが真実なんだ!!」という工藤新一の名言通り、沖矢=もう1人の兄という推理は成り立たなくなります。1つではそれが覆る可能性がありますが、複数あればより強固なものとなります。

    矛盾点が無いことを確認できたら、それから伏線の整理を始めたほうが効率的かもしれません。推理物ですので、必ず作中に答えを導くためのヒントが入っています。それを一本の線に結びます。もちろん、先の展開を自分で予想しないといけない部分いくつかはあり、コナンもよく自分の想像を推理に含めます。(それも、作中の根拠を基にした論理的な予想である必要がありますが)

    伏線の解釈が間違ってる場合はどこか違和感を感じたり、途中で途切れたりします。推理として成り立っていない考えは、こうした伏線を集めたものではなくて、”予想”の部分を複数集めただけにすぎないことが多いです。

    同時に、沖矢≠秀一の根拠も必要です。これもコナンの名言「真実はたった一つ」です。正解が二通り考えられる場合、どちらかが必ず間違っています。そして、一方を消せる根拠も必ず作中にあるはずです。名探偵コナンの組織編は学校の現代文の試験と同じ要領で、答えがどこかに書いてあるのでそれを探すだけです。逆に言えば、作中に根拠となるものがないものは推理のしようがありませんので、話しが進むのを待って結果を見るだけです。

    ******

    沖矢=もう1人の兄の件ですが、前述したように、きちんと説明をつけようとすれば「問題となる点」のほうが大事になると思います。コメントに書かれた以外にも、まだたくさん出て来ると思います。

    それから、肯定根拠においても、例えば、「沖矢が左利きで秀一も左利きで一致」ならそれは事実ですが、「もう1人の兄は秀一と兄弟なので左利き」とした場合、そうかもしれないし、そうでないかもしれない。今の時点では分かりません。この手の情報はたくさん集めてもあまり意味がありません。

    とりあえず、正解かどうか?という点はまだ分かりませんが、人に説明するための推理の場合は、もっとたくさんの作業が必要になってくると思います。まだまだ、これから色々な情報が追加されてくると思いますので、それを待ってみてからでもいいかもしれません。

  6. ホワイトルシアン

    沖矢昴について、一つ可能性を述べさせてください。私は彼を世良の兄だと考えております。すなわち赤井とも兄弟関係ということです。
    世良は赤井について「秀兄」と呼んでいましたが、その時から引っかかりのようなものを覚えておりました。彼女の男勝りな性格上、「兄貴」という呼び方のほうがしっくりきませんか?わざわざ名前を入れて呼んでいるのは、呼び分けする必要があったから。それがもう一人の兄である沖矢昴です。
    赤井の顔を「昔からよく知っている」発言、「エリア」「そんな顔をするな」といった口癖、ベルツリー急行での開眼時の赤井そっくりの目、このあたりは兄弟ならば合点がいきます。そして、対面したときの世良の呆気にとられたような顔も。この回の事件解決後、世良が「用事が…」と向かった先は工藤邸だったはずです。
    最も大きな根拠としては『コナンに安室の正体を伝えなかったこと』です。これは伝えなかったのではなく、伝えることが出来なかったのです。赤井は組織に潜入したことにより安室がバーボンであることを知っていますが、沖矢はそれらを知らない。交差点での一件以降目星はつけていたと思われますが。
    ベルツリー急行で安室の前に赤井の姿で現れた理由は、対面時に沖矢の顔を知られるわけにはいかなかったからです。撹乱の意味もあったと思いますが。変装は兄弟なら簡単ですね。
    ただ、この説の問題点としては、では赤井は今何をしているのかという点ですね。そして組織臭の問題。あとは沖矢という人物が赤井とは別に存在してしまうと、高度な推理力を持った仲間がまた増えてしまう…ということですね
    合点がいかない点も幾つかありますが、あり得ない説では無いと思います。意見をご聞かせください。

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