緋色シリーズ|ジェイムズが計画に気づいた件

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計画がバレたきっかけ

キャメル:「しかし驚きました・・・まさかジェイムズさんもこの事を知っていたなんて・・・」

沖矢:「話すつもりはなかったが・・・」

ジェイムズ:(とにかくジョディ君を呼び出してFBIとしての対応を・・・)(ど、どうしたんだね!?)(その指・・・)

赤井:(実は・・・)

沖矢:「指先のコーティングに気づかれてしまったんでね・・・」

ジョディ:「だったら何で私達にも話してくれなかったの?」

沖矢:「前にも言っただろ?敵をだますにはまず味方から・・・」「現に奴らはお前達に探りを入れて来たじゃないか・・・」「生きている事を話していたら、俺に変装したあの男に会った時にバレていたよ・・・」 File:898

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来葉峠の作戦はジェイムズにバレてしまっていた。これは劇場版「異次元の狙撃手」で沖矢がジェイムズに連絡を取るというシーンがあり、原作の緋色シリーズよりも先にネタバレしている。

映画【異次元の狙撃手】原作とリンクする伏線のメモ

きっかけとなったのは、ジェイムズが携帯でジョディに連絡を取ろうとした瞬間、赤井はそれを止めるべくとっさに細工をした手を出してジェイムズの手を掴んでしまったため。

普通だったら「あ、やばっ!」という苦笑いを浮かべそうなところ、こんな時にもポーカーフェイス(ドヤ顔)の赤井秀一はさすが。キールも「動じない」という同じような能力持ちだが赤井も同じか(笑)

実は、ここはちょっとしたひっかけにもなっている。赤井がジェイムズの手に触れたのは利き手である左手。右手の場合は交差してしまうので、反射的に出そうとすれば当然でもある。

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直前まで赤井は利き手の左手で携帯を持ちキールと連絡を取っていたのだが、その後出した手がなぜか左手である。一応、その間ジェイムズとの会話が少しあるので、その時に携帯は置いたのであろう。

これが左手に携帯を持ったまま右手を出していたのなら、作戦がジェイムズにバレてしまっていた件はこの時点で多くの人に見抜かれていた可能性がある。

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コナンの携帯に触れたのはもちろん右手。右利きの楠田の指紋と思わせるため。それでも、赤井の指紋は付いていなかったというトリックなので、右手にはコーティングがしてある。左利きの赤井がなぜか右手で携帯を取ろうとしたところがアップで描かれたのが、トリックに気づかせるヒントの一つ。

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そして、実はコーヒーの缶を落としたのは左手。左利きなので、片手で缶を開けようとすれば左手になる。しかし、コーティングの細工をしていたために指が滑って缶を落としてしまう。

つまり、赤井は指紋の偽装計画で携帯を触る予定であった右手だけでなく、楠田の携帯を触る必要がない左手を含めた、両手の指をコーティングしていたということ。最初からそう予測できていれば問題ないのだが…

携帯はまぁ両手を使う必要はないけれど、右手で取ってからもずっと片手のみで頑なに左手は使わない。これは左手で少しでも触ってしまえば指紋がついてしまうからとも考えられる。

缶コーヒーは普通は片手で缶を持ち、もう片方の手で開ける。だが、ここで右手を使わずに片手で開けようとしたのは、右手に細工をしていたから使える左手だけで無理して開けようとしたために滑ってしまったと考えることもできる。

赤黒以降はジェイムズが赤井の計画に気づくきっかけとなるような話もなく、「実は気づいていた」と判断できる描写もないので、(もしかしたら、立体交差のラストはジェイムズが沖矢に連絡を入れた?)「ひょっとして、ジェイムズは気づいている?」と後から閃くチャンスが与えられていないことも難易度を上げる要因となっている。

ところで、赤井はなぜ不要な左手にもコーティングをしたのか。万一左手で携帯に触れてしまうと準備は失敗なので、その予防のためであろうか。

ジョディ:「きっとあの時秀一は指先を透明な接着剤か何かでコーティングしてたのよ!!」「念を入れて両手の指に!!」 File:895

ジョディは「念入れて」と推理しているので、そのようである。それから、なぜ片手で缶を開けようとしたのか。これはコーヒーの缶を開ける時に右手はポケットに突っ込んでいるので、ベルモット曰く「そういう男」。やはり、癖やかっこつけだからであろうか。

もし細工を必要最低限の右手だけにしていれば、左手だけでコーヒーの缶をあけようとしても落とすこともなかったかもしれない。あるいは、どうせ両手にしていたのなら、無理に片手で開けようとせずに両手で慎重に開ければ落とすこともなかったかもしれない。

コーヒーの缶を落としたことをジョディ経由で安室に知られてしまったために、安室は赤井が指に細工をしていたと推理し、携帯の指紋トリックがバレる原因の一つとなってしまった。

また同じように、ジェイムズの手に触れ作戦がバレてしまったのも、不要な左手にもコーティングをしていたためである。

これは赤井のミスではなかろうか。もし「カッコつけ」でポケットに手を突っ込んでいたのなら、そのうち痛い目に遭いそうだが…

ジェイムズ視点

ジェイムズ:「と、とにかくジョディ君を呼び出して、FBIとしての対応を・・・」「ど、どうしたんだね?」 File:607

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このセリフの後に「その指・・・」が続く。ここで一旦二人の会話が途切れて、コナンたちのシーンに切り替わっているところがポイント。

そして、その後再びジェイムズと赤井の会話に戻るが、赤井がキールからのメールを見ているところに飛んでいる。この間にまだ会話があったのでは?と推測することができる。

ジェイムズ:「し、しかし本当に大丈夫かね?」

赤井:「ええ・・・私を信じてください・・・」「もちろん彼女も・・・」「では後の事は任せましたから・・・」

ジェイムズ:「ああ・・・」 File:608

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「本当に大丈夫かね?」は、本当に上手く行くのかね?という意味。「もちろん彼女も」というのは並列的な表現で、自分と同じく彼女の実力も信じてあげて下さいということ。

「では後の事は任せました」と言ったのは赤井は戻ってこないから。この時既に、赤井はジェイムズに自分がキールに殺されたと思わせる偽装作戦を話しているので、後のジョディのフォローなどをしっかり頼んだ。

ジョディ:「違う!これ、秀一じゃない!!」「組織の誰かを身代わりにしたのよ!」「彼ならきっとそうするわ!!」「警察に行って確認すればすぐにわかるはずです!」

ジェイムズ:「しかし確認しようにも遺体は丸コゲ・・・」「遺体の右手が残ってるなら赤井君の指紋と照合すればわかるが・・・」「彼の指紋が付いているシボレーは炎上し、しかも警察に回収されてしまうだろうし・・・」「まさかその遺体はFBI捜査官かもしれないから引き取らせてくれとは言えんしな・・・」

ジョディ:「待って!そういえばあの時・・・」「秀一・・・コナン君の携帯電話を・・・」

赤井:(後は我々に任せるんだ!)

ジェイムズ:「じゃあコナン君に連絡して携帯を・・・」

ジョディ:「いや、さっきコナン君から借りて・・・」「今、私待っていて・・・」「と、とにかく、これを警察に持って行って確認して来ます!」

ジェイムズ:「待て・・・私の車で送ろう・・・」「それと・・・」「わかっていると思うが、その遺体が我々FBIの関係者かもしれないという事は・・・」

ジョディ:「ええ、悟られないように・・・」「うまくやってみます!」 File:609

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ジェイムズは「遺体の右手が残ってるなら赤井君の指紋と照合すればわかるが」と、指紋から遺体が赤井のものでないか確認させるように誘導している。

まぁ、ジェイムズがヒントをださなくとも気づく予定であったはずである。元々はジェイムズにも作戦は知られないはずだったので。

ジェイムズ:「その様子だと・・・」「やはり遺体は赤井君だったか・・・」「かといって、水無怜奈を責めるわけにもいくまい・・・」「そうしなければ、彼女の方が殺されていただろうし・・・」「赤井君に話していたそうじゃないか・・・」「「いかなる場合でもCIAの任務を優先させるから・・・FBIに不都合な事があっても悪く思わないでね・・・」──とな・・・」「だがこれで・・・」「組織に楔を打ち込むことはできた・・・」「決して外れる事のない・・・」「鋼の楔を・・・」「その代償はあまりにも・・・」「あまりにも大き過ぎたがな・・・」 File:609

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行きはジェイムズの車で送ったはずであるが、帰り際はなぜかジョディが運転席に座っている。そして、ジェイムズはさりげなく後部座席に。さすがのジョディも意表を突かれたのか驚いている(笑)

そして、ジョディがキールを恨まないように「水無怜奈を責めるわけにもいくまい」とフォロー。赤井とキールが、いかなる場合でも任務を優先する約束をしていたことを話す。

ということで、当初は作戦に入っていないジェイムズであるが、なんだかんだで色々仕事をしてくれている。来葉峠の作戦がスムーズに行ったのもこうした裏方の仕事があったからかもしれない?

それにしても、なぜジョディは運転席に座ったのであろうか。ジェイムズが運転手というのはブラックインパクトでも運転手役をやっていたので珍しいことではないようである。ジェイムズも、あの心理状態のジョディに運転をさせては危険ではなかろうか。

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更新日:2016-9-22


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