スーパーダイジェストブック(SDB)-10

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「コナンの素」を探せ

– 青山先生の家族構成は?

青山:四兄弟の次男です。兄貴は科学者、三男はうちの自動車修理工場の跡継ぎ。で、一番下の四男が医者です。職業がバラけてて大ラッキー(笑)。トリック作りに協力してもらえるから。

─ どんな子供時代でしたか?

少年探偵団が今までやってそうな事は、ほとんどやってますよ。みんなに「よくこんな事思いつきますね」なんて言われるけど、やってたんだもん!

洞窟探検もしましたね。林間学校の時に、森の中で迷って・・・あの時はめちゃくちゃ怒られたなぁ。切り株を見て方角を探したり・・・その内、女の子が泣き始めちゃって、俺達は男だから泣いちゃいけないな!なんて言って。帰ったら先生の前で泣きマネ(笑)。

─ 探偵団みたいな決まったメンバーで遊んでいたんですか?

そうそう。ガキ大将みたいなのがいて。オレのポジションは、難しいな・・・光彦かコナンかな。よく言うとコナンで、悪く言うと光彦かな。光彦には悪いけど(笑)。魔法使い、僧侶系だね。

─ 探偵ごっこはしましたか?

探偵のマネ、しましたよ。家の虫メガネを持ち出したり・・・仕掛け物のトリックを作るのは昔から好きですね。かもいに糸を通して、どっかのドアを開けると何か落ちるとか、扇風機で巻き取れば証拠は残らないとか。

─ その頃の経験は、作品に影響していると思いますか?

影響しまくりですね!コナンや少年探偵団の動きは、少年時代やってきた事そのものです

四兄弟は今では少ないですが、当時は割りと多かったのかも。弟の職業がコロコロ変るなーと思ったら、兄と弟で3人いたんですね。医者、科学者、エンジニアなので、バリバリの理系家系かも。職業科学者ってなんだ(笑)

「迷いの森の光彦」とかも、自分のことのように描いていたのかも。魔法使いや僧侶は重要です(笑)

コナン:勇者、元太:戦士、歩美:魔法使い、灰原:僧侶

光彦・・・

─ サッカーや空手など、コナンや蘭は得意なスポーツがありますが、先生の経験は?

小さい頃は野球ばっかやってましたね。チームは巨人、選手は長嶋!!巨人戦を観るのは、今でも仕事のストレス解消に欠かせないですね。でも巨人が負けると・・・ もう!(笑)

小学校4年から高校2年くらいまでは、剣道やってたんですよ。ちばてつやさんの『おれは鉄平』っていう剣道漫画がホント好きで。漫画に限らず、侍は好き。映画なら黒澤明!もーう好きで。一番は『椿三十郎』。『用心捧』でも『七人の侍』でもなく、『椿三十郎』が大好きです。初めて見たのは子供の頃で、オレの中で完壁な作品。バランスもいいし、場をわかせるし、飽きないし、セリフもいいし、絶妙。黒澤には、長いって思う作品もあるけど、これは最初から最後までおもしろい!今度、だまされたと思って、読者のみなさんも見てください。ストーリー、スピード感、見せ場・・・『椿三十郎』が目標です。

─ ほかに、子供の頃に好きだったヒーローは?

仮面ライダーとか・・・あんまり変った好みではなくて、みんなが好きな人が好きかな。もちろん、探偵や怪盗は小さい頃から大好きでした。シャーロック・ホームズにルパン・・・『ルパン三世』より『アルセーヌ・ルパン』を読んだ方が先かな?どっちのルパンも好きですね。侍と探偵と野球。この三つは大好き!『コナン』で侍を描きたい時は、平次を出して・・・(笑)

剣道をやっていたんですね。YAIBAはその影響もありでしょうか。

─ 漫画家になろうと思ったのはいつ頃ですか?

探偵になりたいけど、運動神経がよくないから、探偵の漫画を描きたいって卒業文集に書いたみたいなんですよね。明智小五郎もホームズも、強いですからね。あと、変装のやり方もわからなかったし(笑)。小林旭の映画、『多羅尾伴内』っていうんだけど、それがめちゃめちゃ変装うまいんですよ。ホームズもしてたし、探偵って変装できなきゃだめなのかなって・・・(笑)

─ 実際に描き始めたのは?

大学生の時。親が漫画大嫌いで、それまでは、漫画みたいなのを描くと親に破られてましたから。オレの子供の頃なら普通話じゃないかな。故郷は鳥取県で、高校に漫研なんてなかったなぁ。大学行ったらあったから、あ、入ろうって思って。

大学は絵画学科で、絵の先生になるために行ってたんです。田舎に帰って教育実習もやりましたよ。一日が終わると、感想書くんですけど、そこに漫画とか描いちゃって(笑)。それが仲問に大好評で、すごい熱中してた覚えがあるなあ。描くからにはやっぱり笑わせなきゃいけないじゃないですか。ああいうのは、ホントに好きだったね。

小学校の夢を叶える有言実行力すごい!漫画家になることは、当時親には反対されていたらしいですね。

デビューに至る道は・・・?

漫研で、漫画家になってる先輩がいたんです。そこで、遊びながらアシスタントのマネ事みたいなのをしてたんですよ。先輩は、阿部ゆたかさんっていう少女漫画家さんです。誌連載の『コナン特別編』を描いてますよ。オレの少女漫画っぽいところは、阿部さんの影響ですね。それまで少女漫画なんて読んでませんでしたよ。そんなの女の子が見るもんだと思ってたガンコ者だったからね。

その阿部さんから「青山、お前、絵がうまいから投稿してみないか」って言われて、やってみて・・・投稿三作目が入選。そのあと『まじっく快斗』、快斗の連載中に『YAIBA』の週刊連載が決まって・・・運がいいんですね、かなり。忙しくなっちゃってえらい大変でしたけどだって一週間に一本漫画描くって大変ですよ!デビュー一年目だったから、手探りですね。『YAIBA』も最初は苦労しましたね。鬼丸に角が生えるまでが大変だった。人間に角が生えるってありえない事じゃないですか。そこまで来たらもうなんでもできるなって思って。お気楽な性格だから、ま、なんとかなるかな、ってんでやってましたけど。

阿部ゆたかさんに感謝ですね。なんと、「コナン特別編」を描いているとは。

─ 『コナン』の準備期間はどのくらいでしたか?

『YAlBA』のあと、四週間空いたけど、その内一週間はゲームのキャラデザインをしてたから、二週間です。探偵が好きでしたし、すぐまとまって。

新一とコナンの構想はどこから生まれたのですか?

赤川次郎さんの『三毛猫ホームズ』ってありますよね。ちっちゃい猫が推理できるわけないのに、猫に呼ばれて行ったら死体とか怪しいもんがあったり・・・あれが子供だったらって発想です。ふつうなら怒られるようなとこに入っても許されるし、それにラブコメができるでしょう。

ふつうなら怒られるようなとこに入っていますね。色々な意味で…

青山先生周りのことは、後にもうネタとして色々な所で同じことを語っています。

家族について:「ダ・ヴィンチ【2014年 05月号】」など。(「コナンドリル」「SDB30」でも少し。)

子供の頃の思いで 光彦タイプ:「ラブ・コナン」「オトナファミ6月号(2011)」「ダ・ヴィンチ【2014年 05月号】」など。

鉄平好き:「オトナファミ6月号(2011)」「少年サンデー33号特別付録」など。

卒業文集、学生時代:「コナンドリルオフィシャルブック」「ダ・ヴィンチ【2014年 05月号】」など。

三毛猫ホームズ:「読売新聞 「親子で夢中 コナン10年」」「ミステリーマガジン6月号【2011】「月刊名探偵コナン新聞【第一号 SIDE CONAN】」など。

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