ダ・ヴィンチ【2014年 05月号】

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ネットのニュースなどでも取り上げられたようですが、「ダ・ヴィンチ05月号」でコナン特集がありました。

インタビューは『佐藤健×青山剛昌』『末次由紀×青山剛昌』それから、作者単独のロングインタビューとあり、今回は組織編に関係するちょっとしたネタバレも数多く含む、考察という意味では貴重な内容となっています。特に、佐藤健さんのインタは色々なことが暴露されています(笑)

その他、『コナン&青山先生へあの人からメッセージ』『書き下ろしイラスト』『5分でわかる「名探偵コナン」の世界』『好きなキャラクターランキング』『主要キャラ紹介』『コナン大好き女子座談会』『作中に登場する名探偵』『ワセダミステリクラブ、現役バーテンダー、現役探偵へのインタビュー』『コナンマニア覆面座談会』6ページ相当もある、東川篤哉さんの『書き下ろしコラボ小説』『ファントム狂詩曲』の紹介など…盛りだくさんの40ページ以上です。

月刊なので、まだ手に入ります。まだ見ていない人は必見です。

バーテンダー・飯田貴さん

ジンとベルモットを掛け合わせたカクテル=マティーニは、バーテンダーにとっては常識。作中で、ベルモットがジンに惹かれている様子にニヤリとさせられました。また、ジンとウォッカはどちらも穀物を原料とする蒸留酒です。似た者同士のジンとウォッカが行動を共にしているというのも面白いですよね。気になるのは、まだラムが登場してないことでしょうか。蒸留酒の名前がついた組織の構成員は全員男性なので、サトウキビを蒸留して作るラムの名を持ったメンバーは、きっと男性のはず!?

コナン君が中国酒・白乾児を飲んで大人に戻るシーン(10巻)も気になりますよね。白乾児はなかなか見ないお酒なので、飲んだことがない人もいます。度数も強く、香りにくせがあるので、その刺激でコナン君が戻ったのも納得です。

マティーニのくだりは、作者が「少年サンデー33号特別付録の作者インタビュー」で「ベルモットがジンのことを好きだったことが、昔はあったんじゃないのかなあ。ジンと深く付き合ってたことも・・・」と答えているので、恐らく読者の憶測で正解。

コードネームの法則は以前にまとめました↓
コードネームの法則

法則通りなら「ラム」は男性なのですが、大好きなヒロイン「ラムちゃん」の名だけに、それを適用するのか、覆すのか・・・はわかりません。まだ出るかもわかりません(笑)

⇒85巻で組織のNo.2「ラム」の登場示唆!(性別はまだはっきりしていません。)

それに、「麦が主原料」と確定しているコードネームの男性メンバー以外は、これまで全員死亡しているというデータも。そして、バーボンは「とうもろこし」が主原料だったり…

また、以前の作者インタビュー(コナンドリル)によると、「白乾児」はルパン三世の登場人物である魔術師「パイカル」のオマージュでもある。「白乾児」に幼児化から元に戻る魔術の効果を与えたのはその関係かも?

白乾児も蒸留酒なのでコードネーム「パイカル」が男性で出て来ても良さそうですが、ボスにコードネームはないとのことなので、(青山剛昌先生と話そうDAY!! 【2013】)これが似合う人物は天才科学者である宮野厚司しかいない。彼にコードネームがあったのかはわかりませんが….

宮野志保に「シェリー」というコードがつけられていたところからすると、研究者にもコードが与えられるよう。しかも、研究者としては重要人物として扱われていたであろうと推測できるところからも、コードネームがあってもおかしくない。

エレーナは「ヘル・エンジェル」という異名があったので、コードネームはなかったかもしれない。逆に、厚司にコードネームがあった場合、エレーナにないのは不自然なんですが。

末次由紀×青山剛昌

…末次:『コナン』は、事件パートとラブコメパートのバランスが素晴らしいですね。先生にとって、ラブコメってどういう位置なんですか?

青山:殺人ラブコメマンガですから、ラブに比重があるかも。

末次:おおーっ!

青山:いや、さすがに同じくらいかな(笑)。ラブコメが好きなんですよ。『君に届け』やTVドラマの『失恋ショコラティエ』は参考になりますね。

いや、ミステリーに比重おいてください(笑)これは冗談半分ですかね。

「名探偵コナン」という漫画から推理を抜き取ったら話が成り立ちませんが、ラブを抜き取っても話は成り立つので、やはり推理が土台。その裏づけというわけでもないけれど、例え推理がメインでもラブコメだけでミステリーのない話ってあっていいと思うのですが、それが一切ないですから。読者が思っている以上にこだわりを持っている。

だから、あくまでサブの位置づけだからかわかりませんが、広く浅く同じことを繰り返すのがほとんどであまり深くは掘り下げません。ラブだけを抜き取って読んでもあまり面白くないし、最初からラブコメオンリーの漫画を描いて成功するかは疑わしい(笑)

一方でヤイバのようなバトルマンガでもラブは入れるし、どんなジャンルにもラブを入れて味付けをする。そういう自分なりのスタイルがラブなんだと思います。

…青山:事件を描くのは数学と一緒。パズルを解くようなものですから、ひゅーっていける。でもラブコメになると、ウッて止まっちゃう。同じだ。かるたと推理は似てるのかも。

…末次:青山先生も日々緻密に観察されてるんですか?

青山:いやいや全然。俺はまったく新一タイプじゃないですよ。俺は推理しているんじゃなくて、いろいろ調べたことを推理として描いているわけですから。

…青山:手紙はね、ブラックライトを買って本当に確認しましだから。基本的に全部実験してみるんですよ。この間はトマトを使ったトリックがあって、それも大量に買っできて。

トリックを考えるのは素人には難しいようですが、理論は既に出尽くされているというか、スポーツの戦術のように一見創造性に見えて将棋のように定石があるそうで、前例のない発想とかにかだわらなければ、基本のテンプレをいじるだけのようです。それなら、ラブのほうが描くのは難しいかもしれません。愛とか王道のテーマは失敗すると恥ずかしいことになるのでこけやすい。

トリックはほとんど試していることは以前にも言っていました。(月刊名探偵コナン新聞【第二号】)美術だけじゃなくて、理科の先生もできそう。でも、事故らないように気をつけてください…

…末次:先生はプロットは作るんですか?

青山:全然。まったく作りません。

末次:ほんとですかー!?でも『コナン』って、いろいろな謎の伏線を、とても上手に長い時間をかけて張っているじゃないですか。たとえば灰原は2巻で存在が匂わされていましたが、コナンの学校に転校してきたのは18巻でした。

青山:灰原はね、もう少し早く出そうと思っていたんです。でもアニメが始まって、コナンのライバルがほしいと言われまして、服部平次を先に出したんです。

…末次:先生は、プロットがないということは、伏線を張るタイミングや内容は、計画を立てているわけではないんですね?

青山:ないです、ないです。カンというか気分というかですね。

末次:えーっ、それで描けますかー!?忘れちゃいませんかー!?

青山:ほぼ覚えてますね。過去の伏線も、これから描かなきゃいけないことも。アニメの監督にも全部教えてるんですよ。黒ずくめの組織の”あの方”は誰か、とか。単行本の伏線部分に付箋を付けて渡したんです。あれ返してほしいなあ、便利だから(笑)

末次:それ、ファンが見たら大変!私、毎回の事件も解けないし、黒ずくめの組織も全然わからない。皆さん、ネットで熱心に推理してるじゃないですか。それを見て、展開を変えたこととかありますか?裏切ってやるって(笑)。

青山:ないですね。今さら変えられませんし。当たったらおめでとうございます、という感じ。アガサ・クリスティが『カーテン』というエルキュール・ポアロの最後の事件を書くんだけど、自分の死後出版するように言うんですね。あれ、かっこいいなと思って。俺もそうしようかなと思ったり(笑)。

プロットがない… でも、信じてます。まぁ、説明されているように、伏線をどうやって、いつ張って回収するかとか、そういう部分だとは思います。展開を考えていないというわけではなくて。でも、今更変えられないというのはラスト(各章ごとの結末)のことで、フラグがあるところでも細かいところは怪しい時が(笑)

灰原はもう少し早く出す予定だったが服部の登場で登場が遅れた件は、「コナンドリル、少年サンデー33号特別付録」で語られています。

アニメ監督に伏線を渡している、単行本の伏線部分に付箋を付けて渡した件も「オトナファミ6月号(2011)」で既出です。

過去の伏線についてほぼ覚えているとのことですが、以前は「昔描いた伏線を忘れてしまう・・・ ベルモットの伏線を明かした時はすごく大変でした・・・」「返してほしい(笑)」と語っていました。

「あれ(渡したメモ)見たらボスの正体がわかっちゃうかも」とのことだったので、ボスの重要な伏線はベルモット編かそれより前にあるのかも?と考えることも。

黒ずくめの組織の”あの方”は誰かとか、アニメの監督にも全部教えてる。単行本の伏線部分に付箋を付けて渡した。単行本に付箋をつけて渡して困ったのは二元ミステリーの時。ん?ということは…

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