名探偵コナンセレクション【第三回 工藤新一編】

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【NO.02 工藤新一】プロファイル ─ 2

ヒーローには弱点がつきもの

ここで、新一のヒーローらしからぬ部分を探してみよう。新一は決して、完全無欠のヒーローではなく、危うい部分を多く持っている。一見、強い精神力を持っているように見えるが、そこはやはりまだ高校生。自らのポリシーに反し、犯人を自殺に追い込んでしまった時は、ひどく落ち込みトラウマとなっている。また、強い冒険心や好奇心、知的探究心は、探偵に必要な要素ともいえるが、1つ間違えれば自らを危険に追い込む事にもなりかねない。事実、好奇心と功名心にはやった結果、新一はジンに見つかり殺されかけているのだ。

そんな目に遭っても懲りる事なく、新一はコナンとなってからも、怪しい人物を見ると後をつけ、事件と見るや首を突っ込みたがる。父・優作に言わせると「まだまだ」な実力(実際、詰めが甘かったり洞察力が足りなかったりする事もしばしばある)でそんな事をしていれば、いくつ命があっても足りない。

だが、それもまたヒーローの資質である、と筆者は考える。慎重に慎重を期して、事を起こさない…そんなヒーローは、事件に出会う事すらできないではないか。事件に出会う才能を、新一は持ち合わせているのだ。

「慎重に慎重を期して、事を起こさない」・・・ あの方のことかー!

つまり、あの方にヒーロー性はないと。

本来の工藤新一

では、コナンになる前の新一はどうだったのか?第1話を基準に考えてみよう。初期の新一は、最近の新一に比べるとやや落ち着きに欠ける性格といえる。自分の活躍を書いた新聞記事を見てニヤニヤしたり、ファンレターをもらって有頂天になってみたり、どこか子供っぽい(高校二年生としては普通とも言えるが)態度を見せている。また、前述のを通り好奇心にはやり、無防備に危険に飛び込んでしまう無鉄砲さもある。阿笠博士によると「頭は切れるが落ち着いて行動できないのが玉にキズ」というわけだ。

名探偵コナンの慢界では、時間の流れがループしているので、コミックが80巻以上出ていても、時の流れはわずかなもの。なので、新一が物語の中で、大きな精神的成長を遂げている、というわけではない。変化があったとしたら、「コナンになった事」そのものが変化である。つまり、初期のやや子供っぽい面を持つ新一こそが、本当の新一の姿と言えるのだ。『名探偵コナン』の連載も長くなりコナンでいる時間が長くなったせいで、どちらが本当の姿かわかりにくいが、つまり工藤新一とは、そういう存在なのだ。

灰原は大きな精神的成長を遂げているのに・・・

新一も挫折?みたいのを経験してちょっと丸くなったような気はしますけどね。(気のせいかも)精神的成長というか、キャラ設定がちょっとずつ変っているのかも。元太の性格とか初期と違うし(笑)

そして異色のヒーローへ

新一は本来、功名心や英雄願望の強い人間だ。性格的には、母・有希子の血を色
濃く受け継いでいるといえるだろう。そして、父親譲りの推理力。2つをあわせ持
つ新一にとって、ヒーロー(名探偵)になる道は、生まれた時から決まっていた宿命のようなもの。必然的にヒーローになった新一はある日、悪の秘密結社(黒の組織)から改造手術を受ける(体を小さくされる)事になる。本来なら改造されて手に入れた力を使って戦うところだが、弱く改造された新一は、「元の姿」に変身する事で力を発揮する、異色の変身ヒーローになった、というわけだ。

「悪の秘密結社(黒の組織)から改造手術を受ける」・・・それ、何のネタでしたっけ?

コナンは子供の姿だから敵に目を付けられずに済んでいるというのもあると思うんですよね。日常編でも、信用はされ難いけど、犯人から警戒もされにくい。

必ずしも弱くされたわけではなくて、うまく利用しているところもあるかと。仮に工藤新一が組織に目を付けられていなかったとしても、VS組織に関しては今の姿のほうが都合良さそう。

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