名探偵コナンセレクション【第二回 毛利蘭編】

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【NO.02 毛利蘭】プロファイル

蘭の「外見的ヒロイン性」

毛利蘭は、一般的に「可愛い」「美人」と評される外見を備えている。スタイルもバツグンで、親友の鈴木園子と一緒に出かけても、寄ってくるナンパ男たちはみな、蘭を狙うほどだ。30代中盤という年齢にして、いろんな男が寄ってくるほどの美女・妃・英理(コナンいわく「すっげー美人」)が母親なのだから、当然ともいえるだろう。

ただ蘭は、コナン(新一)が「すっげー美人」と評するタイプではないのがポイント。妃英理を筆頭に、コナンからこの評価を得た女性は何人かいるが、彼女たちは可愛いというより美人タイプであり、年齢も雰囲気も大人っぽい場合が多い。

これはつまり、一般論としての「美人」というより、新一の好みの女性、という意味で高いヒロイン性を備えている、と受け取る事ができる。

蘭は美人というか、かわいい系かと。まあ、まだ16歳だし。

妃英理は確かに美人だけど、ミスコンで後の女優である工藤有希子と争い、最終的に破ったというのはさすがにどうなのかと思っていたのですが、当時?の二人の顔らしき画が描かれていて、それを見たらなるほどと納得。

あんなシーンあったかな?と思って探したら、41巻「ママはライバル!?」の表紙でした。気になる人はチェック!

今の妃英理は37歳というのもあるんですが、職業柄やり手のキャリアウーマンのイメージが大きくて、工藤有希子と違い、いわゆる(日本人)男性受けするような可愛らしさがないのですが、当時の英理なら小五郎が惚れたのもなんとなくわかる気がします。

柱:「すっげー美人」英理の高校時代。蘭と同じくらいの歳だが、どうもあまり似ていないようだ・・・。

ところで、蘭は小五郎と英理どっちに似たのだろう。見た目が似ていないようだが、性格についても、だらしない小五郎、エリートっぽい英理どちらとも違うようである。

蘭の世話焼きっぽい性格は、父と二人(+今はコナン)暮らしで自分が料理や掃除をやらなければならないという環境で育ったことによる、後天的なものなのかもしれない。

蘭の「属性的ヒロイン性」

蘭は新一の幼馴染であり青山剛昌作品においては、これだけで十分ヒロインといえる。というのも、青山剛昌作品では「幼馴染カップル」の成立比率がかなり高いのだ。『名探偵コナン』の中だけでも、小五郎と英理、平次と和葉、阿笠と木之下フサエ、白鳥と小林先生(これは結果論)など枚挙に暇がない。

さらに、家事全般が得意で、コナンの身の回りの世話、新一の留守宅の掃除など、一般的に男性がしてほしい事を何でもしてくれる。世の男性の多くが、彼女や妻に望むことをきっちりこなしてくれるのだから、これはもうどこがら見ても「ヒロイン」である。

ついでに言うと、水着によるサービスショットや、温泉での混浴など、コナンの前でのサービスが充実しているあたりも、「ヒロイン性」を高める役割を担っているといえるだろう。お色気担当といえば、古来より重要なヒロインの役割の1つなのだ。

都合のいい女ってことですね(笑)

別に、コナンにお色気はそんなにいらないんですけどねー

欠点も「ヒロイン性」の一つ

冒頭で「完全無欠のヒロイン」と述べたが、これは蘭に欠点・弱点がない、という意味ではない。人間として完璧である事が、ヒロインとして完璧というわけではなく、弱点すら魅力に変えるのが、真のヒロインというものだ。

蘭の最大の弱点として「お化け・怪談の類が苦手」というものがある。蘭は相手がお化けということになると、怖がってしまって自慢の空手技もその冴えを失ってしまう。これは空手家としてはもちろん弱点だが、一般的にみれば「可愛げがある」という程度の事で、欠点というほどのものではない。むしろ、強い女の子が持つ意外な弱点、というものだ。

物語序盤によく見られた、新一との関係を冷やかされるとムキになって否定する、というのも、欠点というより「意地っ張りで可愛いんだから・・・」という範疇に収まるレベルというえるだろう。「気に入らない事があると腕力に訴える」というのもそうだ。嫉妬深いのも、それだけ新一に対する思い入れが強いから、と考えれば、むしろそれは魅力である。

まあ、これは少年漫画のヒロインとしては王道の設定かも(笑)

蘭の中で最強の「ヒロイン性」

さて、ヒロインとしての蘭における、最大のポイントと言えば何だろうか?それは、「待つ事」にあるのではないかと、筆者は考える。どれだけ長い間会えなくても、連絡がなくても、新一を信じて(時々浮気を疑ったりもするが)一途に待ち続ける。

寂しさに涙をこぼしながらも、決してその心が揺らぐことはない。その姿は、夫を支え家を守る貞淑な妻そのもの。いかに時代が変わり、女性の立場が変わったとしても、やはり男は心のどこかで、女性にそういったものを望んでいるのではないか。

見ているのが気の毒なほどの蘭の健気さで、男のハートをがっちり掴む── これもまた、ヒロインを形成する重要なファクターと言えるだろう。

これ、すごいことのように書かれているけど、実はたいして待ってないと思います(笑)

まず、新一が幼児化してから作中の経過時間はまだ数ヶ月の設定。その間に何度か元の姿に戻って直接会ってるし、電話やメールを頻繁にしてる。クリスマスプレゼントやホワイトデーのお返しだってもらってる。

「実は服部は週一くらいのペースでコナン(新一)に会ってる計算になる」という記事を以前どこかで見ました(笑)(真偽はわかりません)

もしかしたら、新一と蘭もかなりの頻度で電話なりメールなり、何らかの連絡を取っている計算になったりしないだろうか… 誰か暇な人は調べて見ると面白いかも。

蘭には男性の願望が詰まっている!?

いろいろと述べてきたが、簡単に言うと蘭は「男(そして恐らくは作者青山先生)の願望」がぎっちり詰まったキャラクターなのである。自分好みの外見をもち、かいがいしく世話を焼いてくれて、自分の留守を健気に待っている幼馴染── これを「完全無欠のヒロイン」と呼ばずしてどうするのか。

ちなみに蘭に当てはまらない願望は、灰原哀、佐藤刑事あたりがしっかり補完してくれるので安心。読者諸氏の「ヒロイン願望」に幅広く対応するのが、「名探偵コナン」という作品なのだ。

つまり、高〇さんは蘭になれなかったと…

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