月刊名探偵コナン新聞【第一号 SIDE CONAN】

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青山剛昌先生 作者インタビュー ─2

俺の中の「探偵」は泣かない

Q:コナンというキャラクターが生まれたいきさつを教えてください

A:(赤川次郎の小説)「三毛猫ホームズ」です。しゃべる「三毛猫ホームズ」ですよ。猫が「ニャーニャー」言うのを、刑事が聞いて「ここなのか?」と言って事件を解くじゃないですか。それが、小さい子供がしゃべると面白いんじゃないかと。小説も読み、ドラマも。石立鉄男さんのシリーズ(テレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で79年から84年まで6回放送)が大好きでした。

「三毛猫ホームズ」(ミステリーマガジン6月号【2011】、「読売新聞 【親子で夢中 コナン10年】」、」SDB10」などでも言及)

Q:題材として、このジャンルを選んだ理由は

A:当時(ライバル誌「週間少年マガジン」で「金田一少年の事件簿」が受けてまして、(「週刊少年サンデー」編集部から)「ミステリーものは、どうなんだ?」って言われて、最初は「面倒くせぇな」と思ったんですけど、「そう言えば昔、俺ミステリー好きだったな」と思って、やり始めましたね。

今やライバル超え。初期の頃は推理漫画と言えば金田一だったのに。

Q:コナンの顔は1度見たら頭に残る、特徴的な顔だと思います。どう作ったのですか

A:そうですか?1分くらいで描きました。コナンの前にやっていた「YAIBA」の主人公・鉄刃の髪形、眉毛を普通にしただけですからね。(描くのは)サラサラですね。編集が目の前にいて、ヒュッヒュッ・・・こんな感じ?って。(毛利)蘭ちゃんの方が、時間かかったかな。いろいろ変ってきてますからね。

デザインは1分くらい。(「少年サンデー33号特別付録」、「コナンドリル」などでも言及)

「いろいろ変ってきてます」頭の角のことかー!

Q:スタイルが良くなってますね あと、ミニスカートになって。

A:時代に合わせています。最初は胸が大きくなっていて、今は結構、普通になってますよね。この前、田舎(1月4日に鳥取・北栄町)に帰った時にトークショー「青山剛昌先生と話そうDAY!! 2014」があったんですけど、そこで「蘭ちゃんは胸が大きい設定なんですよ」と言ったら、みんな「エーッ!!」って言っていた。最近大きく描いてないなって・・・すみません。

蘭はかわいくなってますね。初期の頃は色気はそんなに出してなかったような?

Q:コナンは泣かない、と決めているそうですが

A:やっぱり、俺の中の探偵は泣かないので。ホームズポワロも、泣かないですね。遠山の金さんが(裁きをする)お白州で泣いていたら、絵にならないじゃないですか?探偵はクールに。感情に揺さぶられるキャラだと、頼りにならないイメージがあります。

「コナンは泣かない」(「SDB30」「SDB50」「コナンドリル」「少年サンデー33号特別付録」など多数)

せっかちで目立ちたがり屋。組織や蘭のことになると焦って我を失ってしまう「感情に揺さぶられるキャラ」だとは思いますが(笑)

Q:コナンを描く時イメージした探偵は

A:ありとあらゆる探偵ですね。ホームズ、ポワロ、松田優作さんの「探偵物語」・・・浅見光彦もそうです。

つまり、最強の探偵ってことで。

Q:作品の中で「ピアノソナタ『月光』殺人事件(7巻収録)」以外、容疑者や犯人を殺しませんね

A:やっぱり、死んで終わっちゃうと安易、というか、自分的にはミステリーを見ていても「え~?」と思うんですよね。結局は、あの世に逃げられちゃったわけじゃないですか?捕まって、死刑になるかも知れませんが、裁判を受けて、の方が探偵としては(正しい)。

これも既出ネタだけど、ということは、やっぱりジンやウオッカも逮捕されるのだろうか。ラストは警察に連行されていくジンの情けない姿が見れるかも。

Q:”月光”が例外となった理由は

A:これは・・・すごい前の話なので思い出せないです(苦笑)。

えー、あれはコナンの探偵人生に大きな影響を与えた大事な回。まさか気分でやったのか… それとも、ごまかした?

Q:作品の中で、肉体と本当の年齢がずれていく設定がいくつかあります。なぜですか

A:「プレイ イット アゲイン」とかね。それを使って、ラブコメをやりたかったなと。「好きだ」って告白されたのに、体が小さい状態で、早く大きくなりたい的な・・・。2話目か・・・それがおおもとですね。せっかく小さくなったという面白い設定なので、全部生かそうと思いまして。

「プレイ イット アゲイン」は「YAIBA」の原型になった作品。そんな昔の知らんがな。

新一と蘭の恋愛分からない

Q:コナンはミステリー、サスペンスであると同時に恋愛小説でもあります

A:一番大きいのは、ファンのためというより、自分がラブコメが好きだ、ということ。ファンレターで「そろそろ新一を出してください」と言われると「出すか」と思って出しますけど(笑い)。

”ラブコメ殺人漫画”ですから。結構いろいろなカップルが出てきますけど、みんな好きですよ。

灰原にも「所構わず巨大化するラブコメ探偵には預けられないわ・・・」とか言われていたし(笑)

Q:カップルによって、色づけは変えていますか。男女関係を描くときに気をつけていることは

A:別々ですね。ほかのカップルとは違う感じにしようと思っています。小五郎と妃英理の夫婦も、ケンカしてますけど、意地張ってるだけで実は仲良しですから、なるようになると思いますよ。

でも鈍感で奥手なのはなのは共通してるような。そうしないと引き伸ばせないし(笑)

小五郎と英理は「SDB30,SDB50」などでも質問がありましたが、「なるようになる」ということは、戻るのかな?

Q:新一と蘭はずっとすれ違いが続いています。どこかで決着はつけるのですか

A:早く言っちまえよ!と思う時もありますけど(苦笑)。告白は、ロンドンで1度させましたけどね。

Q:レストランでもコナンの口を通じて思いを伝えたことがありますね。

A:あれは、いまいち蘭がピンときていなかったですけどね(苦笑)。

Q:いつ、こうやって決着させよう、みたいなのはあるんですか

A:ないですね・・・ははは。じらすかも知れんし、もうすぐ決着をつけるかも知れんし。それは分からないですね。

えー、そこは考えてるんじゃなかったんかい。まぁ、ラストですね、きっと。

Q:炭鉱本は現在82巻です。100巻超えしますよね。

A:インタビューで1回「100巻いかない」って言ったのですが、ものすごくネットで広がったことがあります。だから、否定も肯定もしたくないですね。だって「まだまだ続くよ」と言ったら「まだ続くんかい」と思う人もいるし、「100巻以内で終わるよ」と言ったら「終わるの?」と言う人もいる。お楽しみに!ということでお願いします。

そりゃー広がります(笑)国民的アニメなんだから。

でも、終わるんだったらその時は教えてほしいかも。(数年前に)だって、みんなその前に推理は終えたいだろうし、全巻読み返して心の準備も必要だろうし。

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月刊名探偵コナン新聞【第一号 SIDE CONAN】」への6件のフィードバック

  1. 管理人 投稿作成者

    >>べいか村在住さん

    いました!このシーンの母ちゃんが一番元太にそっくりですね。

  2. べいか村在住

    本当にチラッとだったので、説明不足でした。スイマセン。
    55巻の元太の母ちゃんはFile.8「白昼」の回の2ページ3コマ目です。
    元太が「『赤字を消すのは母ちゃんのやりくり次第だ』って…」と言っているシーンでバックにやりくりに悩んでいる元太の母ちゃんが…元太そっくりです(笑)。
    個人的に好きな回です。

  3. 管理人 投稿作成者

    >>べいか村在住さん

    >元太の母ちゃんは、2巻と55巻に回想シーンのような感じで出てます。

    ありがとうございます。元太の母ちゃんはかなり探しました(笑)

    55巻は見つけられなかったのですが、63巻の元太の父が出てた回の間違い?

    >世良は沖矢をずっと警戒しているように紹介

    「新一の家を訪れた際に対面して以降、なぜか警戒心を持って接している」の紹介のことですかね?

    それ以降は一度も対面はしていないので「警戒心を持って接している」って表現はおかしいですね。

    まぁ、新一の家で対面した時は何か疑いを持ったような表情だったのは確かなので、その時の説明をしたかったのかなとは思います。

    もしかしたら、作中では説明されていないところで何度か見てることになってるのかも?たまにあるんですよね。

    後で「いつも暇そうにしてる~」とか、そう推理できるような会話とかが出てくるかもしれません。

  4. べいか村在住

    コナン新聞私も買いました!
    元太の母ちゃんは、2巻と55巻に回想シーンのような感じで出てます。
    世良は沖矢をずっと警戒しているように紹介されてましたが、一度しか対面してないはずでは?
    ミストレでも世良は気絶してたし…。
    でも、青山先生がしっかり監修しているようなので、これからそんな話があるんですかね。

  5. 管理人 投稿作成者

    >>匿名さん

    ありがとうございます。”寒いギャグ”ってヤツですね。

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