ベルモット不老の秘密

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ベルモットが薬を飲んだ時期

ベルモットがAPTX4869以前の旧作を飲んだ。そして、その旧作ではまだ幼児化の成功にまでは至っておらず、不老(若返り)のみ作用したと考えられる。

恐らくではあるが、その旧作による成果も最新の4869同様に偶発的な成功であり、ベルモット以外には成功していないのではと思われる。他のメンバーも不老や若返り状態であると推理漫画的に話がムチャクチャになりそうな。

また、ベルモットが組織の研究を良く思っていない。幼児化の成功情報が組織に入らないようにしているところや、組織が灰原が監禁された部屋から脱出したカラクリに全く気づかず、幼児化という万一の想定をして灰原を捜索していないところからも、ベルモットは自分の秘密を組織に知らせていないのではという可能性も考えられる。(コナンや灰原の幼児化は秘密にしている。)

これは、今後の展開で徐々にはっきりしていくところではある。

では、ベルモットは一体いつ薬を飲んだのか?という最後の疑問。これは、いつの段階でテロメアーゼ活性(若返りOR不老)による期待された効果が成功していたのかという問題にもなる。そして、その効果は具体的に不老なのか、若返りなのか、その両方なのか、というところ。

これも想定しかできない上にパターンもいくつか考えられる。

いくつかのポイント

一人二役の準備と必要性 ─

薬を飲んだ時期と効果を考える前提として、架空のクリス・ヴィンヤードを作り出して世間に認知させる時間が必要であることと、あえて大変な一人二役を演じざるを得ない状況であったということが重要である。

例えば、10歳程度若返ってその後老化をしているのであれば、女優の見た目が10歳程度若いのは何も不自然なことはないし、老化を続けているのなら二人一役などしなくてもそのままで問題ない。

また、2,3年前にいきなり ──

クリス:「始めまして、クリス・ヴィンヤード(27)です!」

シャロン:「実は隠し子がいたんです!!」

というのは、いきなり27の隠し子宣言をしたら大騒ぎになるだろうしちょっと無理なような。

まぁ、シャロンはクリスが「私の娘として鳴り物入りであっさりデビューし、ちやほやされてる」と言っているし、博士の話では「1年前のシャロンの葬儀までクリスは一度も撮影以外でマスコミの前に出た事がなかった~」などと言っているので、それなりに急造だったニュアンスはある。

組織の研究を進められる人物 ─

王道漫画的に考えれば、若返りや幼児化という非現実的な研究を成功させることができるのはマッドサイエンティストであった父宮野厚司とその妻エレーナ、そしてその才能を受け継いだ娘の志保だろうと思われる。

娘の志保はアポトーシス誘導(体が縮む)による幼児化を成功させた。灰原はまだ18歳なので、両親の研究を受け継いだのはここ数年と考えると不老を成功させたのは宮野夫婦の研究ではと考えられる。

宮野夫婦は成功しなかったが、その後研究を続けたモブが成功させていた… というのは微妙な展開。

宮野夫婦は18年前に何らかの理由で姿を消すことになるが(死んだとは限らない)、もし研究を続けられない状態であるのなら、灰原が研究を受け継いでAPTX4869を作るまでの間の18年は研究はほとんど進歩していないのでは?と思える。

まぁ、これは漫画的にはという推測であり、宮野夫婦が生きていて研究を続けているということもありえる。

ただ、姿を隠さざるを得ない宮野夫婦とベルモットがここ数年以内に対面できる環境にあり、作った薬をベルモットが飲むというパターンはちょっと違和感がある。

ベルモットは薬の研究に反対の立場であり、灰原が密かに成功させた薬の成果のことを組織に黙っている。そして、組織もまた薬の研究が進んでいることを知らない。

また、ベルモットの宮野夫婦は死んだという発言は嘘をついているようではない。(ベルモットは宮野夫婦は死んだと思っている。)

薬の開発に反対し灰原の命を狙っているわけだし、これらの情報から推測するに、宮野夫婦が仮に生きていたとしても組織内ではやはり死んだことになっているのではないかと思われる。

薬を飲んだ理由 ─

ベルモットがなぜ薬を飲んだのか?灰原のように自殺するつもりで飲んだというのが一つ考えられるが、証拠が残らない毒薬の効果があるのは最新のAptx4869である。ただ、旧作も証拠は残るが、失敗すれば死ぬ薬であったという可能性はあるかもしれない。

もう一つは薬の被験者となった可能性。この場合は幹部クラスのベルモットが被験者ではおかしいので、後述するパターンのみにほぼ限定される。

最もシンプルなルート

中途半端に14,15年前などとするのであれば、「18年前」とするのが伏線もありしっくりくる。

ピスコ:「君はまだ赤ん坊だったから覚えちゃいないだろうが、科学者だった君のご両親と私はとても親しくてね・・・」「開発中の薬の事はよく聞かされていたんだよ・・・」

「でもまさかここまで君が進めていたとは・・・」「事故死したご両親もさぞかしお喜びだろう・・・」

File:242

灰原:「その親も、私が生まれてすぐに死んじゃって・・・」

コナン:「・・・なあ、お前の両親、何で亡くなったんだっけ?」

灰原:「さあ・・・研究中の事故死だってお姉ちゃんは彼らに聞かされていたようだけど・・・」

File:384

宮野夫婦は灰原がまだ赤ん坊の頃に事故死したとされているが、灰原の「私が生まれてすぐに死んじゃって」というセリフからすると、時期は灰原の年齢である18年前と考えて良さそうである。

「事故死」とされているが、エレーナが残したテープの内容からするとそれは予期されたものであることがわかる。実は、この18年前に組織で大規模な実験が行われたのではないか?という推測もできる。

志保や明美の自己犠牲心の強い性格は母エレーナ譲りであった可能性が高く、宮野夫婦自ら実験の被験者に加わった。そして、ベルモットもその中の一人であったというパターン。

シャロンの年齢を50歳前後とすると18年前は32歳前後であり、現在の29歳は範囲内で見た目年齢もそう変わらない。2年前となるジョディ邸での事件の時は30歳前後であり、現在の29歳とほぼ同じである。18年前に薬で歳を取らない体になったとすれば20年前から歳を取っていないことと一致する。

これが舞台「ゴールデン・アップル」(不老不死の源を意味)で脚光を浴びた時期と、自身が不老になった時期が被るのであれば、読者を唸らせるような設定であろう。

まさにベルモットは脚光を浴びた「あの時のまま綺麗」である。賞を取った29歳前後から現在の自称29歳まで年を取っていないのだから。

ちなみに─

ベルモットが変装術を習った本当の理由は役作りのためではなくて、薬の影響が出たからという考えもできる。だが、時期が有希子が17歳の時だったとすると20年前になりタイミングが変装術を習ったほうが先である。

19歳とすれば18年前の事件とぴったり一致するのだが、不老であった場合は薬を飲んですぐには効果に気づかないのでは?という問題も。

それなら一気に若返ってしまったと考えたほうが良さそうであるが、有希子の回想からするとシャロンは当時20代以上の姿のようだったので、こっちのパターンはなさそう。

10代の姿の女性を20代に見せることは弟子入りまえの技術でもできなくはなさそうだが、その解決方法はちょっと強引すぎるかもしれない。

その他のパターン

全部検証するとたくさんの可能性を考えることができるし非常に複雑。一応、ベルモットが最新のAPTX4869の前の段階の薬を飲み、一人二役を演じ続けてごまかしてきたという可能性を確認できれば今回は問題ないので、この考察はごく簡単に。

若返りについては5歳若返ったとか10歳若返ったなど考えれば切りがない。とりあえず、後退化に成功していない(骨格はそのまま)段階であり、肌などの見た目が若い頃に戻ると考えると、見た目は成長が止まった10代後半くらいになると考えておきたい。

不老状態

この場合は飲んだ時から時間が止まると考えていいので、現在の見た目年齢と同じ時期に薬を飲んだことになる。前述した18年くらい前と予想できる。

不老の場合は自分が歳を取っていない(薬の実験に成功している)と気づくまでにブランクがあるはず。仮に8年後、今から10年前に「このままではマズイ」と気づいて一人二役の作戦を考え実行、クリスをデビューさせて今に至るなど。

この場合クリスを19歳としてデビューさせる必要があるので、29歳の見た目であるベルモットはデビュー時は10歳偽って若作りをしていたことになるが… デビューが5年くらい前であれば見た目の苦労はないかもしれない。

また、不老であるので、一旦シャロンを殺した今でも現在のクリスをまた老けメイクで老化させていくことになる。(今は女優業は休業だが)

若返りのみ

10歳~程度若返ろうが一人二役は必要ない。2,3年前に一気に18歳になったのならさすがにごまかせないだろうが、現在29歳と考えるとそれはない。となると、飲んだのは10年くらい前である。

10年前に18歳くらいの姿になり、すぐにクリスとしてデビューさせて現在29歳。当時40歳だったシャロンは50歳で用無しとして切捨て。これならタイミング的には悪くないか。

しかし、今のベルモットが普通に歳を取り続けているとすると、若い時代を2回経験できてそれは結構ラッキーなんじゃ(笑)シャロンを消してクリスとして生きている今のベルモットは全く悩む必要はない。

「歳を取らないのは一見夢のようだけど馬鹿らしいことなのよ」ってのが一つのテーマにもなるような気がしますが、どうでしょう。クリスが老けメイクを繰り返しては次の人物に乗り変る、終わりのない戦いをしていると考えるほうがしっくりくるような。組織の研究は「愚か」なわけなので。

若返りと不老状態

若返り(18歳くらい)に加えて不老状態のパターン。これだと、現在29歳の姿は老けメイクで素顔は18歳ということに。

「あれがあの女の変装なしの素顔ってわけだ」─ いいえ、老けメイクです(笑)まぁ、メイクでも変装状態ではないので血は出る。

老けメイクで29歳程度に見せるということは、薬を飲んだのは10年ほど前かもしれない。10年前に18歳の姿になった直後にクリスをデビューさせ、1歳ずつ老ければ10年で大体29歳、現在の姿になる。

20年前と今の姿が変らないのは、20年前は本当に29歳程度であり、今は老けメイクでの29歳と一致する。空白の期間はむしろ20年前よりも若かったことになるのだが…

まぁ、数字的に合わせられるパターンは他にもいくつも考えられそう。この辺はもう少しヒントが出ないと絞り込みは難しいかもしれない。

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ベルモット不老の秘密」への12件のフィードバック

  1. 管理人 投稿作成者

    >>けい さん

    それだけでは何とも(笑)

  2. けい

    シャロン・ヴィンヤードは薬を飲んだのではなく、クローンを作ったのだと思います。
    それがクリス・ヴィンヤード。メロディを聞いて、淋しげな顔をしたクリス(ベルモット)がそれを物語っています。

  3. 管理人 投稿作成者

    >>aaa さん

    最新の薬は幼児化であって、歳を取らないのとはまた違います。「薬を飲んだ」「シャロンとクリスの二人一役を続けていた」。これを前提にして考えるのなら、ベルモットは幼児化まではしていないのではと思われます。

    いわゆる効果の一部ですので、十数年前に効果が出ていてもおかしくはないのではと。でないと、宮野夫婦は全く研究の成果を出せなかったということにもなりますので。

    それと、まともな効果というか、組織内に不老の人間がゴロゴロしているわけではなさそうなので、新一や灰原と同じで偶然成功したのではと思います。

    ベルモットの不老が先に存在というのも論理的には考えられなくもないですが、現実世界に不老不死の人間がいない以上はなぜ彼女が不老なのかの説明がつかないと思います。研究に反対する動機はあっても、灰原や両親を恨む理由もわかりません。

    それから、「組織が半世紀前からプロジェクトを始めている」という話は今のところひっくり返す必要はないと思います。

  4. 管理人 投稿作成者

    >>匿名 さん

    不老を前提とした場合、組織の研究の”前に”ベルモットが不老というのはないんじゃないかなぁと。推理の部分はあくまでリアリティ重視のミステリーですので、薬なしで歳を取らないというのは非現実的なので。

    ちょっと話がごちゃごちゃになっているのですが、不老を研究して薬が出来たというのはそうだと思います。
    まぁ、不老そのものが目的ではないんですが、薬の効果として。

    やっと若返りの効果が見えてきたというのは幼児化のことを言っているのだと思いますが、歳を取らないことと体が幼少期のサイズまで縮むことはまた別ですので。

  5. aaa

    一通り読んだだけで深く読み込んでいませんが、私はベルモットが薬を飲んでいるということはまるで考えていませんでした。
    何故なら、最新の薬でも研究していた灰原でさえ若返りの可能性を僅かに見つけていただけであり、殺人の毒薬程度に使われていたような薬品です。それにも関わらず数十年前にまともな効果が発揮される薬が存在するとは考えませんでした。
    ざっくりとした考えですが、
    「ベルモットの不老が先に存在し、その研究を組織で薦めている」
    と考えながら読んでいました。
    もっと言うと
    「ボスもベルモットと同じ体質でありベルモットの願いは老衰」
    「ボスは百年単位の時を生きている」
    なんて想像もしました。
    組織の規模が普通の人間が一代で成せるものではないように思えたので。

    読み込んでいる方からすれば矛盾があるかもしれませんが自分の思っていたことを書き込ませて頂きました。考察の一助になれば幸いです。

  6. 匿名

    原作を一通り読んだだけで、あまり読み込んではいないのですが……。
    ベルモットの不老が組織の研究よりも先にあった物だと考えながら読んでいました。薬を飲んで不老になったのではなく、不老を研究して薬が出来たと。最近やっと若返りの効果が見えてきた薬を数十年前に飲んで不老となっているのは違和感があったので。
    そしてベルモットだけでなくボス自身も不老であり百年単位の時を生きているのでは……なんて方向で色々と想像を膨らませております。

  7. 管理人 投稿作成者

    >>mix さん

    赤井のセリフがどう関係するのかわかりませんが、ベルモットがインチキ(不老ではない)という可能性は可能な限り考えるべきだと思います。元々、推理はありうること全てピックアップした上で、正解に繋がるのはどれなのかという手順でするべきですので。この辺は二元終了から散々語られていますが、未だきちんとした推理は出ていないところです。まぁ、真実は一つなので、それが正解でなければ行き詰りますし、他に答えが出てしまったらダメなんですが。

  8. mix

    緋色のエピローグにて赤井が「トリックなんてタネを明かせば大体インチキだ」などといっていましたが、ベルモットが不老状態にあるという事実もインチキであるという可能性については管理人さんはどう思われますか?

  9. 管理人 投稿作成者

    >>fleck さん

    いいえ、出来ないことが証明されたといっていいと思います。理由は説明し難いのですが、マジック快斗のレビューを参照してみてください。まぁ、どちらにしろ、ベルモットは老けメイクで変装できるのだからわざわざ二重変装の必要ありませんし、変装を剥がすのに顔に傷がついてしまうのは女優としてまずいので、ベルモットの二重変装説はもう無しで考えていいと思います。

  10. fleck

    この前のマジックカイトで二重変装は可能ということが証明されたって事でいんですか?

  11. 管理人 投稿作成者

    >>那月 さん

    エレーナは回想ですが登場していてベルモットとは違いますので、別人だと思います。

  12. 那月

    質問なんですが、ベルモット=宮野エレーン(灰原の母)の可能性はないですか?
    そうすればクリスの父親が死んだ時期と宮野教授が死んだ時期と同じぐらいになるんじゃないかなと。
    あんまり深く読んでないので分かりませんが…

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