考察 【File:879】 コナンが世良を思い出せない理由

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その他の視点から

工藤有希子

大人になってからの記憶なので、覚えているはず。親が子供を遊園地に連れて行った出来事などは、子供は忘れてしまうが、親はいつまでも覚えているもの。

優作:「ホ──・・・」「浜辺にいたその若い男が私が君に言った推理通りの事を話しているのか・・・」「なかなか興味深い・・・」

有希子:<そうなのよ!まるでシャーロックホームズみたいに!>「サングラス越しでよく見えないけどかなりのイケメンみたいでさー♡」 File:974

有希子はバーボン編において赤井の変装を手伝ったりしているが、さざ波シリーズではサングラス越しの赤井しかみていないため、覚えがなかったと考えられる。メアリー、世良、秀吉とは対面していない。

母のメアリーとは、もし大人の姿で会うことがあれば思い出す可能性が高い。秀吉は当時まだ高校生だったが、その数年後には大活躍でメディアにも露出していたであろうことを考えると、「そういえばあの時いた少年~」と後から気づいているかもしれない。有希子は元女優なのでそうした事情には詳しいのではと。

赤井秀一

大人になってからの記憶なので本当は覚えているはず── なんて、そんな簡単な話ではない(笑)

Q12:赤井さんは新一や蘭に海で会った事を覚えているのでしょうか?

覚えてないよね(笑)。 SDB90

結論から言えば、これは予想通りのオチという。

一番覚えていなくても当然なのは、当時まだ幼なくほとんど絡みのなかった蘭。NY編で蘭を見かけた時も、当然そのような反応はしていない。ただ、さすがにあの時点でさざ波シリーズのプロットがあったのかと言えば、たぶんなかったのだろう。逆に言えば、覚えていたら過去の話に矛盾が出てきてしまう。

工藤有希子に関しては、帽子と眼鏡をかけていたものの、大人の女性なので現在と容姿は変わっていない。母国を当てられるという印象的な絡みもあり、その後も有希子は推理ショーの場に居合わせている。

有希子は元日本の有名女優だが、赤井はイギリス人でアメリカ留学中だったことを考えれば知らなくてもおかしくはないか。それと、有希子を見かけても海水浴客が騒いでいないので、見かけ以上に変装が効いていたのかもしれない。

新一に関しては世良以上に絡みが多い。特に自分のことを笑わせてきたり、一緒に協力して事件を解決したり。コナン=新一の正体に気づいたのは77巻の「工藤優作の未解決事件」と遅かったが、灰原=宮野志保に気づいたのはベルモット編の時なので、その気になればチャンスはいくらでもあった。

赤井:「またあのボウヤか・・・」「何者なんだ?」 File:504

赤井:「君は何者なんだい?」 File:972

ところが、ブラックインパクトとさざ波シリーズで同じことを聞いている大ボケ(笑)まぁ、ブラックインパクトの時は、まだコナンと赤井で直接の面識はなかったので仕方なし。

その後、赤と黒のクラッシュでは完全にコンビを組むことになるが、その時に「10年前に出会った頭の切れる少年」「幼児化した宮野志保と一緒に行動し、黒の組織を追っている少年」「工藤新一と親しい娘のいる毛利小五郎探偵事務所に現れ、その後小五郎が活躍~」などの条件を合わせればもっと早く幼児化に気づくことは可能だった。

しかし、そうならなかったのは10年前の出会いを忘れていたから、新一との出会いはなかったも同然。新一のことは頭にないし、幼少期の顔を知らなかったとからと考えられる。⇒赤井が10年前のことを覚えていないと導ける。

赤井は初めましての挨拶に来た妹に対してもこんな態度なので、基本的に人のことそれほど興味はないタイプ。今は妹のことを見守ってシスコン疑惑もあるが(笑)厨二っぽくオラオラしていたのが、今は歳を重ね丸くなったのだろうか。

赤井:「なんたって君は・・・」「我が国が誇る名探偵の・・・」「弟子なんだからな・・・」 File:974

こんなかっこいい別れの挨拶までしておきながら、相手のことを全く覚えていない(笑)コナンも忘れていたのでお互い様ではあるか。コナンにとっては記憶に残りにくい幼少期の出来事であるが、赤井から見れば新一は容姿が変わりやすい幼い子供なので50:50。

赤井:「いい気になってないと言えばウソになるが・・・」「謎を解く快感なら十分に味わったよ・・・」「うまくすれば父を消した奴らに辿り着けるんじゃないかってね・・・」 File:974

赤井にとって、10年前の出来事は自分が初めて推理で事件を解決したことのほうが大きく、父を消した奴らを追うことばかり考えていたのかもしれない。

メアリー

有希子、蘭のことは覚えているかもしれないが、領域外の妹(メアリー)が二人について言及したことはない。コナン=新一について、世良が幼児化に気づいていることからすれば彼女も気づいていると考えられるが、「信用できるのか」と言っている。

この真意についての詳細がわからないので何とも言えないが、メアリーは新一が「ピエロ」と言った時に警戒している。また、赤井は新一の推理とは違いサーカスの団員ではなかった。

時計の真相を見抜いた時は描写はないが前後関係から推測すると近くにいたと思われ、ただ新一の推理は父親から聞いたことがあるという、知識が少し豊富なのと着眼点が優れているというだけでしかない。

羽田秀吉

記憶力は世界一。おそらく、この日の出来事はちゃんと覚えている。蘭、有希子は直接話してはいないが、秀吉なら見かけただけで覚えられるかもしれない。ただ、現在軸では二人と会っていない。もし、蘭と会うことがあれば、「君はもしかしたらあの時の~」と気づく可能性も。

問題は新一。コナンは秀吉のことを思い出したくらいなので、秀吉も新一と会ったことは覚えているはず。では、秀吉は初登場時にコナン=新一と気づいていたのかというところで、まず母メアリーの幼児化を知っていることが最低条件。(幼児化の理論)

それから、もし人が幼児化する可能性があるという考えが出来ても、コナンが幼児化した新一だと気づけるかどうか。

小学生とは思えない頭の切れる少年がいる。10年前に会った少年とそっくり。高校生探偵の工藤新一が失踪したという話が噂で広まっている。⇒新一が何か事件に首を突っ込んで、組織に薬を飲まされたのでは?と考えることはできなくはないが、ちょっと飛躍しすぎな感もあるのと、秀吉は組織とか知らないような。まぁ、秀吉もかなりの推理力の持ち主ではあるので、不可能とは言い切れない。

総括すると

【新一:印象度】

赤井:強⇒覚えていない
世良:中⇒八重歯のみ(会話したため)
秀吉:中⇒覚えていない
メアリー:弱⇒名前のみ(一度聞いただけ?)

【蘭:印象度】

赤井:中⇒覚えていない
世良:中⇒さざ波のイメージ、魔法使いのキーワード(聞いていない?)
秀吉:弱⇒おそらく覚えていない
メアリー:弱⇒顔のみ(帽子にサングラス越し)

試着室の話以前の記憶。二人とも一番印象の強いのは赤井なのだけれど、二人とも覚えていないということで、基本的にはそれが正常となる。秀吉に関しても、相手側はともかく新一、蘭サイドからの印象は薄い。新一は覚えていても良いけれど、インパクトは赤井以下なので覚えていないほうが自然。

メアリーに関しては、新一がなぜかメアリーの名前だけを覚えていて、帽子とサングラス越しに顔を見た程度の蘭が、幼児化した領域外の妹を遠くから一目でどこかで会ったことがあると感じた。コナンが領域外の妹を見て何も感じなかったのはむしろ正常。蘭はメアリーの名前を聞いていない。

ともかく、蘭は顔に対しての記憶力に優れ、新一は言葉に対しての記憶力が優れているのかと思いきや、世良の場合は対照的。コナンは世良の八重歯という見た目に覚えがあり、蘭は「魔法使い」という言葉とさざ波のイメージを覚えていた。

しかも、「魔法使い」と直接呼ばれたコナンはそのキーワードでは気づかず、その言葉を聞いたシーンのない蘭が世良との出会いを思い出しかけている。世良と直接の会話のない蘭が八重歯を覚えていないのは、見ていないからというところは正確かもしれない。

もはや支離滅裂のようにも思えるけれど、コナンが赤井を「どこかで見た覚えがある」と感じたことがなかったように、もともと全部忘れていた。コナンは世良の八重歯と母のメアリーという名前、蘭は外国人の女性の顔と魔法使いという言葉やさざ波のイメージだけが断片的に記憶の片隅にあった。それぞれ、ランダムに一部だけ覚えていただけなのかもしれない。

メアリーが幼児化したため、世良とメアリーは再び日本からイギリスへ渡り、その前に世良が駄々をこねてもう一度だけ新一と蘭の様子を見にいった。その時に、蘭は幼児化したメアリーの顔を見た。新一は、メアリーと呼ぶ世良の声だけ聞いた(「ママ」だと怪しいので名前呼び)── とか、別のエピソードがあるのならしっくりくるのだけれど、ちょっと微妙なところ(笑)

蘭が世良を思い出しかけた瞬間に「世良ちゃん」と呼べるようになった説明もさざ波シリーズでは補足されず。伏線ではなく、ただ今後世良ちゃんと呼ぶようになったエピソードにすぎなかったのか。「蘭と園子がお互いの名前を「ちゃん付け」しなくなった」エピソードが、(さざ波シリーズ)とは別の話。とかであればわかるが… これも期待薄かもしれない。

きちんと理由があっての違和感なのか、ただの漫画の都合なのか、いまいちわかりにくいところがあるが、今後何もなければ後者という解釈で深く考える必要はなさそうだが。

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更新日:2017-7-19

考察 【File:879】 コナンが世良を思い出せない理由」への8件のフィードバック

  1. 管理人 投稿作成者

    >>考察協力者 さん

    一番最初に考えるパターンですが、たぶん書いてあったと思うのですが、記事が違ったかもしれません。時間があったら確認してみます。

    矛盾点があるとすれば、コナンと蘭は世良と会った時に男性と思い込んでいたので、過去の世良に対しての記憶が男性であったのなら、最初に何かピンと来るはずである。ということと、

    蘭が世良の事を「世良ちゃん」と呼びにくい理由が過去に「世良君」と呼んでいたからとも考えられるのですが、蘭は世良のことを少し思い出した瞬間に「世良ちゃん」と呼べるようになった。ということは、蘭の過去の記憶のイメージ=「世良ちゃん」で結びついたと解釈できることです。

  2. 考察協力者

    漫画の王道で学校が違っていたし名前が真澄だから男の子だと蘭も新一も思っていた。世良自身も小学校時代秀一の影響でスボンばかり履いてたり男ぽっい格好していたんじゃないか、それと初登場時から、自分を
    僕と言っている蘭たちも読者も男と思っていた、だから子供の時から新一も蘭も男の友達と記憶してるからなかなか思い出せないだけ、

  3. 管理人 投稿作成者

    >>通行人さん

    複数の説が一緒になっていてわかり難いのですが、コナンが世良を見ても思い出せない理由についてはAPTXによる後退化により想定される年齢と姿が変っているからということでしょうか?領域外がAPTXによる後退化で現在中学生の姿だとすると、世良までAPTXによる後退化で、現在17歳の姿と考えるのはちょっと難しいかもしれません。コナンのことが好きだったのは間違いないよなので、実年齢の差はそれほどないのではないかと。

    後半部分はすいません、ちょっとわかりません(笑)エレーナは薬の開発者ですから飲んだ可能性はあると思います。もちろん、ベルモット並みに超重要人物です。コナンと過去に会ったことがあるかは不明です。世良と灰原はそれぞれの両親が姉妹である可能性があるので、蘭が世良を見て灰原との出来事を重ねるということもありえなくはないですが、蘭と世良が出会っていたのは事実なので、単純に世良との出会いに関係することなのではと思われます。

  4. 通行人

    私も世良=誰かの変装は考えましたが、姿かたちは変えられても声はどうするんだろう?と思いました。沖矢みたいに変声機を使っているような感じはない(ハイネックの服は着ていない)ので、ここが引っかかるのです。そうなると、答えは1つで、声も勝手に変わるような姿かたちを変えたのではないでしょうか?それは彼女もあの薬を飲んで、若返った。灰原は声が幼児化する前と変わっていませんが、コナンは大分違う。見た目も声も違えば、コナンが過去に会っていたとしても気付けないかと。そして、じゃあ、その場合に誰がアポトキシン4869を飲んだのか?前のコメントでイギリスの話が出てきていますが、灰原の母親なんじゃないか?と思います。確かイギリス人ですよね。コナンに過去出てきて、突然姿を消した人物というと、宮野エレーナくらいしか思いつかない。この人はどこかでストーリーに絡んでくるような気もしますし。ただ、コナンと宮野エレーナが過去にどこで会ったのか?想像が付かないのと、世良のいう胸の大きい母親というのが誰なのか?全く分からなくなります。蘭が世良を見ると、海とか、さざ波を連想するというシーンがありますが、これは「網にかかった謎」の回の灰原を思い出しているのではないか?と思うのです。

  5. 管理人 投稿作成者

    >>通りすがり さん

    その可能性もありです。まぁ、言葉使いは母がイギリス人なのでその影響。住んでいたのはアメリカや日本とか、まだどうでにもなりそうです。

  6. 通りすがり

    「フットボール」と世良が言っているので、彼女はアメリカではなくイギリスに住んでいた可能性もありますね。

  7. 管理人 投稿作成者

    >>考察協力者 さん

    変装マスクもありえなくはないですけど、それを言ってしまうと整形だってありえます(笑)

    可能性だけなら無限に考えられるわけですが、ただ、推理の答えはたった一つ。名探偵コナンは大抵の場合その一つしかない答えに読者が辿り着けるように、作中に伏線を張ってくれています。もちろん、はっきりとは描かれていないことが多いですが。

    まぁ、伏線回収と同時の後だしもありますので、その場合はもともと推理してほしい箇所ではなかったということになります。

    世良が変装マスクなのか、それとも整形なのか- という推理は基本的に作中にそう考えられる根拠があって初めて成り立ちます。ベルモットの変装も、ベルモットが変装の達人であることが早い段階ではっきりと描かれていました。

    今のところ、世良が変装マスクを使用していると考えられる伏線は見つかっていないようです。

    世良=変装マスク説の場合ベルモットのように誰かに成り済ますわけではないのですが、その辺の変装マスクを作る技術を作者はどう定義するのか、というのもちょっと…

    特定の変装術者以外でも簡単に変装マスクの作ることを容易にしてしまうと、日常編では完全犯罪が容易になってしまいます(笑)コナンは日常編のトリックに組織編の伏線を入れたり線引きをしていることもあるので、日常編と組織編で切り離せないこともあります。

    「あの時現場にいたのは全然違う顔だった~」というのは、全部「変装マスクで変装していたから~」で全く話が進められなくなってしまうのではないかと。

    と、まぁ半分冗談ですが、世良は特殊メイクどころかメイクの知識すら皆無だったり、変装していると疑われている沖矢もマスクは使用していないのではないかという可能性も出てきています。(まだわかりませんが)と言う点からも、変装マスクの可能性は低いような気はします。

    世良がマスクなら当然沖矢もマスクで~となり、バーボン編終盤にみんなで「ビリビリッ」と正体晒し。さすがにそれやったら読者に見捨てられそうな…

    >顔は変えれてもマスクじゃ歯は変えられない!

    この展開はなかなか面白いと思いますけど(笑)

  8. 考察協力者

    世良の外見ですが、推理もの特有の変装マスクとかありそうではないですか?
    顔は変えれてもマスクじゃ歯は変えられない!

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