ベルモットは良い人キャラか?

sponsored link

以下の補足↓
ベルモットの真意

ベルモットの狙いを紐解いていく前に、今のベルモットの人間性についても一応整理しておいたほうが良い。

ただし、ここは最終的にはもう少し細かい考察が必要である。ベルモットは「千の顔を持つ魔女」の異名を持つ人物であり、まだ秘密が隠されている可能性もある。

新一&蘭に出合う前

─20年目

ジョディ:「そして貴方は家に火を放ち何もかも灰にしたのよ・・・」「FBIの捜査官として父が秘密裡に集めた貴方達の調査資料と共に・・・」

ジョディ:「でも助かったわ・・・」「あの後、父が起きぬ抜けに飲んでるオレンジジュースを買いに出かけたから・・・」

ベルモット:「へぇー、あの時の少女が貴方なの・・・」「随分捜したのよ・・・」「焼け跡からはご両親の骨しか発見されなかったから・・・」

「私が貴方に目を付けたのは、貴方が母親の棺の前で言ったあのセリフ・・・」「胸を高鳴らせて調べたら、見事に一致したわ・・・」「貴方が私の父を自殺に見せかけて殺した時に・・・」「不自然な落ち方をしているのを直そうとしてつかんだ父の眼鏡・・・」「そのレンズに付着した指紋と貴方の指紋がね!」 42巻

20年前、ベルモットはFBI捜査官のジョディの父を殺して家を放火したことになっている。ただし、これはジョディの記憶と、指紋が一致しただけであるが。(指紋の偽装自体は、コナンの世界でもキッドが行っていることから技術的には可能。)ジョディも直接犯行をみたわけではない。

ジョディの父が殺され放火されたこと、それに、ジョディの記憶が曖昧であった可能性も考えられるとしても、ベルモットらしき人物が現場にいたのは確かと考えて良いだろう。

─1年前(シャロン)

ベルモットは1年前にNYで蘭&新一に出会う前に、これから殺人を行おうとした人物を知っていてそのままにした。

有希子:「ねぇ、シャロン・・・」「もしかして気づいていたんじゃないの?ローズがあの後何かしでかすって・・・」

シャロン:「ええ・・・そういう勘は昔働くのよ・・・」「まさか人殺しをするなんて思わなかったけど・・・」 35巻

シャロンは有希子が「気づいていたんじゃないの?」と聞いたことに「そういう勘は昔働くのよ」と否定しなかった。ただ、人殺しをするとまでは思わなかったと言っている。しかし、これはごまかしただけだろう。まさか人殺しをわざと放置しましたとは言えない。

【蘭の回想】

シャロン:(神様がいるのならこんな醜い仕打ちしないもの・・・)

ローズ:(ありがとう・・・おかげで想いが遂げられたわ・・・)

蘭:(もしかしたらシャロン・・・わかってた?)(ローズが殺人を犯す事を・・・)(わたしが殺人犯を助けた事を・・・)(どうしよう・・・)(あの時、わたしが彼女を助けたばっかりにヒースはあんな事に・・・)(わたしのせいだ・・・)(わたしの・・・)

蘭もシャロンが気づいていたと考える。シャロンが気づいていたとわかるのは「神様がいるのならこんな醜い仕打ちしないもの」のセリフ。単なる「何かわからないけど嫌な予感」「胸騒ぎ・かもしれない」ではこのセリフはでないからである。

─1年前(通り魔)

新一:「逃げろ蘭!!」「そいつは例の通り魔だ!!」

通り魔:「へへへ・・・そういう事だお嬢ちゃん・・・」「うまくここへ潜り込んだんだがあのボウズに見つかっちまってよ・・・」「まあ恨むんならこういう結末を用意していた・・・」「神様って奴を恨むんだな・・・」

新一:「止めときな・・・」「手負いって事は追っ手が近くにうろついてるって事・・・」「消音器もなしに銃をぶっ放せば、あんたを追ってた警察がすっ飛んで来るぜ?」「かといってオレもあんたを捕まえられる状況じゃない・・・」「この場は見逃してやるけどよ・・・」「また会う事があったら容赦はしねぇ・・・」「あんたが積み重ねた罪状や証拠を閻魔のように並び立てて、必ず地獄にぶち込んでやっからそう思え!!」 36巻

NYで通り魔に変装したベルモットは、新一に追い詰められ鉢合わせになった蘭を撃とうとする。このベルモットが本気かどうかというのはわからないかもしれない。

しかし、あのシーンに「本気ではない」と読み取れる根拠はない。もしこの時点で既にベルモットはそんなに悪い人ではなくて「その気はなかった」と仮定すると、その後に蘭の行動と新一の言葉に動かされる意味がなくなってしまう。

新一:「人が人を殺す動機なんて、知ったこっちゃねーが・・・」「人が人を助ける理由に・・・」「論理的な思考は存在しねーだろ?」

ベルモットは新一の「人が人を助ける理由に論理的な思考は存在しねー」というセリフを聞いて一瞬ポカーンとしてしまうほどショックを受ける。

ローズが殺人を犯す事を知っていながら、それを放置したのは「人が人を助ける理由」が”無ければ”助ける必要がないと思っていたから。それが、蘭&新一の出会いで価値観を覆されたのである。

ちなみに・・・

蘭:「あの通り魔は自殺したんでしょ?」「わたし気になったからインターネットで調べたもの・・・」

新一:<ああ・・・警察の発表じゃそうなってたけど・・・>

コナン:「落ちていた血やノブや手スリについてるはずの指紋がきれいにふき取られていた・・・」「これから自殺しようって人間がそんな事すると思うか?」「あれは多分、通り魔が自分の痕跡を消して逃げようとした矢先に誰かに殺されたんだ・・・」「オレの通報で警察が駆けつける前にやって来た誰かにな・・・」 35巻

本物の通り魔は組織の誰かに殺されている。あの時のベルモットが単独行動だったのか、協力者がいたのかは定かではない。前者ならやったのはベルモットになる。

少なくとも、通り魔に変装するという作戦を実行する以上、その通り魔は後で処分される予定だったわけで、この時点でもベルモットに責任はないとは言えないのだが。

次ページへ

sponsored link
コメントはこちら