バーボン編|ボスは慎重居士

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あの方の性格について語られたセリフ

ボスは慎重居士

ジン:「・・・あの方の許しは・・・」「受けているのか?」

ベル:「ええ・・・」「ボスは慎重居士・・・」「石橋を叩き過ぎて壊しちゃうタイプだから・・・」 File:704

ボスは「石橋を叩き過ぎて壊しちゃう」ほど慎重居士な人物。ボスの性格を表したベルモットの発言で、「あの方」を探すための重要なヒント。

本来は「石橋を叩き過ぎて壊しちゃう」という言葉ではなく、「石橋を叩いて渡る」である。

壊れるはずのない強固な石の橋を、一応叩いて安全性を確かめて渡ることから、用心し過ぎるほど用心深くなること。

石橋を叩いて渡るのは極端なほどの慎重な性格を表すが、ボスは「叩き過ぎて壊しちゃう」。叩いて渡る以上に慎重であり、それどころか、叩き過ぎて壊して渡れなくなってしまうほど。単に慎重なだけなら悪いことではないが、これはもはや本末転倒で、慎重すぎるあまりその結果何も出来ない。さらには失敗をしてしまう性格ということ。

一緒にいたら何も決まらずにかなりうざったい性格である(笑)

慎重居士も似たような意味で、「慎重で注意深く、軽率な行動をとらない人」を表す。

ちなみに、本来「居士」は「出家をせず仏道を修行する男子」を意味するようであるが、既に熟語となった言葉を女性に対して使わないとも言い切れないので、下手な絞込みはしないほうが賢明かもしれない。

また、「慎重居士」と「石橋を叩いて壊す」二つの類義語を並べることで、さらに強調しているとも言える。

「じっくり考えれば慎重な性格だと受け取れなくもない」「どちらかというと慎重な性格だろう」というタイプではない。それであれば、「石橋を叩いて渡る」で十分であり、「慎重居士」+「叩いて壊す」という表現をする必要はない。

つまり、ボスの性格がわかる描写さえ見つければ、「誰が見ても慎重で軽率なタイプではない」とわかるレベルの慎重さであるということ。

ヒントをどう使うか

これはボスの特長を示した、作中で明示された数少ない伏線の1つ。有効に使わない手はない。

伏線はそれを元に読者が推理して正解を導けるように準備された布石。当たり前だが、名前しか出ていなくて「石橋を叩いて壊す」ほど慎重な性格とわかるシーンが正体が明かされるまで一切なければ、この伏線の意味がない。

極端な話し、日常編で「犯人は50歳です!」というヒントが出たとする。しかし、年齢を推測できる箇所が一切ない。犯人がわかってから、「実は私50歳なんですよ!」と明かされる。これではもはや推理漫画として成り立たない。

また、例えボスのいないところで組織に対する命令からボスが慎重だとわかるシーンがあったとしても、候補となるボスに慎重な性格とわかるような描写なければ結び付けることはできない。

つまり、この伏線はボスが「石橋を叩いて壊す」ほどの性格だとわかる描写が作中にある(これから出てくる)ということ。そうでなければヒントにならない。

あの方を推理するにあたって、根拠の1つに「石橋を叩き過ぎて壊しちゃう」を入れると説得力が増す。というか、ボスと結び付く数少ないヒントなのだから、これをしっかり説明するのが正しい方法。ただし、ボスが登場したその回に描かれているとは限らない。

逆に、明らかにこの性格と異なると思われるシーンがあれば、その候補は消去法で消すことができるかもしれない。

あの方の許し

組織の作戦行動は基本的に「あの方」の許しが必要。秘密主義で自由が許されているベルモットだが、以前に過度な行動に出てあの方に「自由にしすぎた~」とメールで怒られていた。

二元ミステリーでベルモットは「七つの子」のメールアドレスでボスと連絡を取ったことから、ボスの存在と連絡手段は確定している。(最初からボスの代わりに間に誰かが入って、ボスの影武者として部下との橋渡しをしているとかいう複雑な設定でなければ。)

また、杯戸中央病院で本堂瑛祐が「七つの子」のプッシュ音を聞いたことから、楠田のようなコードネームを持たないような下っ端メンバーにもメールアドレスが教えられていることがわかる。(院内にまだ重要人物がいたという設定でなければ。そうなると、楠田がバレた原因が上層部のミスというオチになるけれど。)

それに、ボスの信頼を得るエピソードがあったとは言え、組織に入って数年のキールも七つの子のメールアドレスを教えられていることから、ボスは部下への命令をできるだけ自分でしたいと考えているようである。

ただし、作戦行動中の具体的な行動指示をメールでリアルタイムにするわけには行かないので、そこはジンに任せているといったところだろうか。

メールアドレスは携帯固有で被りはないので、物理的にボスの携帯をこっそり奪うとか、同意の上で借りることをしなければ成りすましはできない。送信における見た目上の偽装は技術があれば可能であり今ではそうしたスパムメールも珍しくないが、それは調べれば偽装であることが素人でも簡単にわかる。(一応、七つの子の伏線を作者が考えた年代(ベル編終盤の2003年頃)を考慮する必要。)

受信はまたハッキングの知識が必要であり、乗っ取りまでできるのであれば送信も可能だが、ボスのメールアカウントを乗っ取るのはどうか(笑)

PGを集めている組織にはこれくらいのことは簡単にできるメンバーがいくらでもいるだろうが、モブがそんなことをしたり、誰かがモブを使ってそんなことをしているかもしれないなどと考えると収集がつかないので、その辺は伏線が出てこなければ考慮しない。簡単にボロが出るし、これまでバレていないというのもおかしいので。

それに、何らかの手段で仮に一部のメールの成りすましを行っても、後でボスと部下とで話の辻褄が合わなくなってしまう。

そうなると、これまでのところから判断するに、ボスは部下に細かなところまで自分で指示を出さなければ気が済まない性格と言える。部下任せにできないところは、慎重居士な性格の表れと言えるかもしれない。

ただし、モブにまでアドレスを教えてしまうことは逆にリスクにもなる。その辺は叩きすぎて壊してしまうところだろうか。実際、キールが組織のメンバーとコナンにバレたのもプッシュ音が原因だし、(スパイではあったが)楠田の件で杯戸中央病院に組織が潜っていることがバレたりしている。

受信メールはすぐに削除するように教育。携帯にアドレスを保存しない。そのために覚えやすい七つの子のメロディにしている(コナン説)というところは慎重な性格が伺える。

万一バレても、守秘義務によりアドレスの所有者が誰であるかは簡単には調べることはできないし、灰原曰くそれを依頼された人間は「消される」。証拠がなければ逮捕はできないなどと、抜かりない準備をしているのでリスクだとは考えていないのかもしれない。

能ある鷹は爪を隠す

六田:「フフフ、これだからガキは困る。」「能ある鷹は爪を隠すという言葉を、知らんのか?」「ふがいない仕草は相手の警戒心を解くために、名探偵が好んで使う戦術の一つ・・・」「ですよね毛利さん?」 File:87

慎重居士な性格の人間なら、普段は自分の性格や能力を表には出さず、相手を油断させるように演じている可能性も。

無口なのは用心深い

コナン:「親父って・・・その人一般人か?」

服部:<無口な男やったみたいでな、わかったんはその親父が本堂って呼ばれてたっちゅう事だけや・・・>

・・・

コナン:「そ、それ間違いないんだな!?」

服部:<ああ・・・それにや、写真撮られるのをごっつ嫌がっといて、その親父の呼び名が来る度に変わってたそうや・・・坪内やったり石川やったり・・・>「本堂はそん中の一つやっちゃうこっちゃ!」

コナン:<なるほど・・・無口なのは用心深かったせいって事か・・・> File:582

用心深い性格の人は、べらべらと余計なことをしゃべったりしないよう、普段は無口な可能性もあり。ボスがある程度露出のあるキャラだった場合、それほど多くはしゃべっていないかもしれない。

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更新日:2016-9-15
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