エレーナの残したテープの続き【こんな薬作っちゃいけなかった】

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灰原の作らされていた薬

灰原:「多分。その薬は私の父と母が作った薬・・・」「私は焼け残った資料を掻き集めてその薬を復活させただけだから・・・」

コナン:「焼け残った?」

灰原:「父と母の研究所が火事になって薬の資料と一緒に2人共焼死したのよ・・・」「組織の人達からは不運な事故だったと聞かされていたけど・・・」(まあ、私が本当に作らされていたのは・・・)(別の薬なんだけどね・・・) File:948

File948で、灰原が組織の命令で作らされていたのはAPTX4869ではなくて、別の薬であることが判明。APTX4869については、宮野夫婦が17年前に既に作っていたものを、灰原は焼け残った資料を集めて復活させただけであった。

詳細は↓
灰原の作らされていた薬【本当に作らされていたのは別の薬】

宮野夫婦が「怖ろしい」と考えるAPTX4869を興味本位で復活させてしまい、「こんな薬作っちゃいけなかった」と後悔したのなら文脈的にはぴったりだけれども、やはりその台詞を呟いた時に握り締めていたのは解毒剤というところは変わらない。

ただ、APTX4869が人を若返り・後退化させる薬であるのに対して、灰原の作らされていた薬が老化・成長を促す薬であったと仮定した場合、もう一歩踏み込んで考えることもできるかもしれない。

というのも、老化・成長薬であるのなら、灰原の作らされていた薬≒解毒剤になるから。解毒剤はAPTX4869で幼児化した人間を元の戻すための薬であるけれど、灰原の作らされていた薬が老化・成長薬ならば、その薬の目的も似たようなものになるのではと思われる。

灰原はAPTX4869を殺人の道具として使用されたことや、姉が殺されたことに抵抗して研究をボイコットしたのだけれど、それまでは組織の命じられるままにとある薬の研究を行っていた。その時は、灰原の作らされていた薬=雛人形のようなものと考え、特に脅威はないと判断したからかもしれない。

解毒剤=灰原の作らされていた薬=老化・成長剤と置き換えると、灰原は組織に命じられた老化・成長剤は作ってはいけないものだったんだ、拒否するべきだったと理解し後悔したという可能性。

これは先述した、灰原がテープの「怖ろしい薬」から気づいたパターンと結論は同じ。APTX4869=幼少期まで後退化してしまう(成長なし)。灰原の作らされていた薬=早く老化してしまう。

どちらも単独では社会的な脅威にはならないと考えていたが、エレーナのテープの「怖ろしい」というキーワードの意味を深く考えたら、ようやくその真意に気づいた。

二つ合わせるととんでもない悪用ができる。APTX4869で幼児化してしまったので元の戻ろうと考えて作った解毒剤が、結果的に組織の目指す薬を完成させることになってしまった── こう解釈することもできそう。

エピソード ONE

志保:(とうとう、やったわ・・・・・・!)

TVスペシャル「エピソード ONE」では、灰原がAPTX4869を復活させた時の心情が描かれる。89巻で、灰原が作らされていたのはAPTX4869ではなくて、別の薬であることが判明したが、エピソードONEでは新たに、灰原は強い意志を持ってAPTX4869を復活させていたことがわかる。

APTX4869については組織の命令ではなくて自発的に研究をしていたようであるが、そこまで苦労して復活させようとした動機は何なのか。

母親の残したテープからわずかながらに両親の研究の怖さだとか、それでも願いを込めていることなどを知ったわけなので、おそらく灰原は両親の意図(薬の使い道)まではわかっていなかったのではと。

しかし、「とうとう、やったわ」と、マウスが幼児化する現象を見て成功を確信したわけなので、資料に書いてあったのか、その成分などから予測したのか、結果は想定していた。

癌やHIVような病気の治療薬だったが、偶然幼児化したのなら、例えその成分から効果が想定されてもびっくり。もう少しAPTX4869の直接の効果が作用しそうな病気、例えば背が高くなりすぎる病気なら若返りはいらないし、老化の進行が早い病気なら身長はそのままでいい。そう考えると、やはり両親の作ろうとした薬を完成させてみたかったというシンプルな想いからだろうか。

工藤新一── いいえ、今の名は江戸川コナン・・・。
私が開発した毒薬『APTX4869』を飲んで、死ななかった人間・・・。
非常に興味深い素材だから、死なすのは惜しい──。

シェリーはニヤリと口の端を持ち上げると、コーヒーを淹れようと流し台に向かった。

ただ、幼児化した新一をまだ観察したいような心情があることから、幼児化の成功に満足したわけでもないようで、副作用などを確かめるために経過を見守るためか、成長要素などまだその先がある可能性もある。

灰原が、病気の治療などを目的とした以外に、人を幼児化させる(またはその先)薬を使い道を考えた上で研究している動機というのが今のところは見当たらないのだけれど… 前述したようにエレーナのテープの件からも、使い道まで考えていた可能性は低い。ここは単純に、研究対象としての興味なのだろうか。

上記の件を踏まえると、両親の考案したAPTX4869を自発的に復活させた⇒組織が毒薬として悪用⇒不本意だし、両親の研究をそんなことに使って欲しくない⇒自分の研究(雛人形のようなものなので、特に拒否してこなかった)を中断することで対抗。こうした流れが想定できる。

研究を中断したくらいなので、新薬のほうは灰原自身に別の意図があったわけではなくて、”作らされていた”という言葉とおり、命令されてのものでしかないのかもしれない。

パターンとしてはやはり二通り。最初は興味本位で復活させたが、後に「願いを込めて」「お別れしなければいけない」という両親の強い決意を知る。しかし、その解毒剤まで研究してしまったら、両親の研究、本当の狙いを無しにしてしまうのではないかと考えた。ただ、灰原はシルバーブレットの意味まで理解できたのか疑わしいが。

あるいは、やはり何となく復活させてしまったが、解毒剤は自分が作らされていた薬(成長関係と仮定)を完成させることになり、それはAPTX4869と合わせて使うためだったと組織の狙いに気づき怖ろしさがわかった。

仮に、灰色はAPTX4869を善意の目的として作っていたのなら、別に解毒剤はAPTX4869の研究を無駄にするわけではない。ただの別個の薬。なので、治療薬として作ったが、解毒剤がそれを無効にしてしまうと考えたパターンはなさそう。

・具体的に目的はなかった⇒研究に何らかの狙いがあったことを知り、相反する効果の解毒剤は余計だと考えた
・具体的に目的はなかった⇒解毒剤(自分の研究)が悪用される恐れがあることに気づいた
・善意の具体的な目的があった⇒自分の目的とは別に、APTX4869と解毒剤(自分の研究)が悪用される恐れがあることに気づいた

整理すると、今の所上記のパターン。先述したように、解毒剤が必要とされるシーンはそんなに遠くないうちにあるはずなので、クライマックスに向かう前にもっと大きなヒントが出てくるかもしれない。

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更新日:2018-3-29

エレーナの残したテープの続き【こんな薬作っちゃいけなかった】」への2件のフィードバック

  1. 管理人 投稿作成者

    >>金一 さん

    偽物にすりかえられていたという可能性も、理論的にはありえるかもしれません。

    どうにでも妄想できてしまうところなので、一応可能性として考えておけば良いのではないかと思います。

    細かい状況はもう一度じっくり読み直さないと何ともいえないかもしれません。

    本物を回収したのなら、その内容はどんな何だったのか。また、偽物をわざわざ置いたということは、灰原に間違った情報を流したかったと思われるが、デザイン事務所に行くことを提案したのは博士であって、灰原は明美とデザイン事務所との関係などを知らなかった。(計画的に灰原に偽情報を流す計画としてはおかしい。)

    ベルモットなら盗聴後に侵入することもできますが、明美が事務所に寄った後に2回空き巣に入られた、(コナン達が来たのは休日というのは、恐らく週内)というのはここ数日のニュアンスではないような気はしますが。

    ベルモットがエレーナの声で灰原にメッセージを残し、灰原はそれをエレーナの残したものだと信じて聞いた。そして、そのちょっと後に、二元ミステリーで灰原を殺そうとした。

    この辺も意図もわからないし、テープを聞いた灰原は噂とは違い母を優しい人物だと知ることになった。これが嘘情報だということは、本来は名前の通り悪魔のような人物だったのか。しかし、最近登場したエレーナはそんな感じではなかったし、ベルモットには灰原に母が優しい人だったと嘘をついて信じさせるような動機もないような気がします。

    さらっと書きましたが、もっと根拠が出てきたらというところでしょうか。

  2. 金一

    既出だったらすみませんが、可能性のひとつとしてエレーナのテープが偽物ではないかと考えています。
    推理といえる根拠はないですが、エレーナのテープ入手前後に怪しい点がいくつもあるように感じます。
    長文になりますがご意見いただきたいです。
    まず、デザイン事務所に二回空き巣が入った、盗聴器の仕掛けられた痕跡などからコナン灰原それぞれ推理し、エレーナのテープが見つかったことからコナンの推理で納得しているようですが、
    「一回目の空き巣で明美が隠したものを発見し、組織を抜け出した灰原が捜しに来る可能性があるので盗聴器を仕掛けたが来る気配がないので二回目の空き巣のときに盗聴器をはずして偽物のエレーナのテープを隠した」
    少し強引ですがこの可能性もありそうです。(灰原の組織からの脱走と空き巣の前後関係が不明ですが)
    多少方法は違えど組織は見つけられなかったからテープが見つかった、ではなく、組織は見つけたが何か細工をした、偽物とすり替えたからテープがあった、ということです。
    そもそも盗聴器を仕掛けるほど探しても見つからなければ、黒の組織のやり方からして念のために家ごと燃やしそうです。事務所の人間も明美の関係者なので手を出す理由もなくはないし。
    偽物のテープを仕掛ける目的は想像に過ぎませんが
    ・灰原に嘘の情報を与える(仕掛けたのがベルモットならコナンも)
    ということでしょうか。
    ベルモットなら変声術で偽装できるし、灰原は両親の声すら知らなそうなので他のメンバーでも出来そう。

    また、阿笠博士がデザイン事務所に向かう前に灰原の両親の手がかりがあるかも、と話しているのをベルモットが盗聴し、意味深な笑みを浮かべています。ここも「予定通りデザイン事務所に向かうことを確認した」ように見えなくもありませんし、少なくともコナンたちがテープを入手する前に情報が漏れているのにも関わらず手に入れることができた以上信憑性を疑ってもよさそうです。(仮に二回の空き巣が組織と無関係でもこの時点で知って先回りするのは時間的に厳しいができなくはなさそう)

    ほとんど妄想で補っている説で決定的な証拠がありませんが、
    灰原が取りに来ることが想定できたので黒の組織、少なくともベルモットには偽物を用意できたし、テープの続きにもよりますがその理由もなくはないので一応考慮にいれてもいいかな、と考えています。
    重大な伏線なので少しずるい気もしますが、それが出来た状況だというように書いているようにも見えてきます。

    そう考えて読んでみるとデザイン事務所の人たちですら怪しく見えてしまいます…

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