エレーナの残したテープの続き【こんな薬作っちゃいけなかった】

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こんな薬作っちゃいけなかった

灰原:(ごめんお母さん・・・)(私・・・わかってなかった・・・)(こんな薬・・・)(作っちゃいけなかったって・・・)(でも・・・みんなを巻き添えにしない為に・・・)(今はこの薬に頼るしか・・・) File:821

何を作っちゃいけないのか

haibara_aptx4869_f821

灰原は解毒剤のカプセルを握り締めながら「こんな薬作っちゃいけなかった」と言っている。

また、この後にみんなを巻き添えにしないために元の姿に戻ろうと考えたので、やはり「今はこの薬に」(作っちゃいけない薬)の「この薬」は解毒剤を意味する。

後のベルモットの会話でも、「あの薬の解毒剤を飲んで元の姿に戻る~」と話し、灰原が解毒剤のカプセルを飲もうとしている姿が描かれている。

「この薬」にAPTX869を当てはめると話が繋がらなくなってしまうので、「作ってはいけない」のは解毒剤そのもの。

あるいは、幼児化するAPTX4869とそれを元の姿に戻す解毒剤という薬ではなくて、例えば幼児化して戻ることを繰り返すことができる薬であった場合、セットでAPTXAPTX4869とすれば「作ってはいけないのがAPTX4869」でも意味は通るかもしれない。ただ、ちょっとこの解釈は強引。

人を幼児化させたり、完全犯罪可能な毒薬として使われているAPTX4869を作ってはいけなかったと後悔するのはわかるが、幼児化を元の姿に戻す解毒剤を作ってはいけないとはどういうことのなのか。

どうして幼児化を元に戻すための薬である、本来なら組織を倒しその後に元の姿に戻って解決へ向うための解毒剤を作ることが悪なのか。

何をわかっていないのか

ポイントは「わかっていなかった」が「今になってわかった」こと。何をわかっていなかったのか(なぜ解毒剤は悪と認識を変えたのか)が判明すれば、灰原が後悔した理由はわかってくる。

しかし、灰原は組織の目的や薬の本当の効果についてなかなか話してくれないし、思わせぶりな表現ばかりで彼女がどこからどこまで把握していたのかがわからない。

灰原曰く、APTX4869が毒薬として人を殺害する道具として使われたこと(後に姉を殺されたことの方が大きい。)で、研究をボイコットしたために拘束され、その処分を待っていた。そして、死ぬつもりで薬を飲んだところ運よく幼児化し、小さなダストボックスから逃げ出すことができた。

しかし、マウスが幼児化したことから遺体が見つからない新一の幼児化にすぐに気づいたし、宮野夫婦から研究について聞いており、幼児化した灰原を見た(大人から幼児化する瞬間も)ピスコも、「ここまで進めていたとは」とその効果に納得していた。つまり、幼児化は偶然起きた効果ではない。

元々、APTX4869の時も灰原は作った後に悪用されたことで、後になって悔やんでいる。両親の研究を引き継げたことに喜びを感じたのか、ただ言われるがままに研究をしていたのか、目的が悪ではないと考え良かれと思ったのか、大したことはないと思っていたのか…

毒薬としての効果がイレギュラーであるので、もしかしたら研究結果を黙っておけば何事も起こらないと思ったのかもしれない。

灰原:「・・・・・・」「死者を蘇らせる秘薬・・・」「・・・とでも言えば満足かしら?」

灰原:「まあ安心しなさい・・・私の研究の目的はそんな夢のような薬じゃないわ・・・」「この地球のほとんどの人間にはその価値を見いだせない愚かしい代物・・・」「そう・・・この小さな国の女の子にしか必要とされない・・・」「雛人形のような物だもの・・・」 File:384

APTXが幼児化の過程を経ることを認識しつつも、灰原はそれを「夢のような薬じゃない」「この地球のほとんどの人間にはその価値を見いだせない愚かしい代物」と答えていることからすれば、APTXを危険な薬だとは認識してなかったようであるが…

ともかく、色々な事情が考えられるが「灰原は作っちゃいけない」と判断すれば、例え自分が拷問にかけられようと、作らない度胸と自己犠牲心を持っている。

結局のところ、APTXについてもそれを「作っちゃいけないもの」だとはそれほど思っていなかったようである。

解毒剤についてもまた然りで、「幼児化した」⇒「じゃあ戻そう」と作ったところ、実はそれが作ってはいけないものであったと気付いた。

APTXについての後悔であれば、今更「わかってなかった」と気づくようなことではなくて、毒薬として殺人の道具として使われた時点でそう思うのではなかろうか。そう考えると、やはり、後悔してるのは解毒剤のほうを指していそうである。

なぜわかったのか

もう一つ、「なぜわかったのか」がはっきりすれば、「何がわかっていなかったのか」もわかってくる。

シンプルに考えれば、該当のシーンはエレーナの残したテープを回想しながらであるので、それを聞いたことで何かに気付いた。(テープの内容がきっかけ)

あるいは、ベルモットに執拗に追われている理由が解毒剤関連であった場合、周囲に危険を負わせている現状を見て後悔しているというのもあるかもしれない。

今後の展開

これまで、灰原はこっそりと解毒剤の研究を行い、時々コナンに使わせて持続時間のテストなどをしていた。

しかし、現在の灰原は「作ってはいけなかった」と後悔している。これは灰原の解毒剤開発のモチベーションに影響を与えるはずであり、今後また新たなきっかけがあり、考え直すことがなければ進捗は滞ることが予測される。

あるいは、コナンに解毒剤を使わせることを躊躇するかもしれない。元々そんなに積極的ではないが…

ただ、それでは話は進まないので、いつかはまた大きなイベントが起きるのではと考えられる。

⇒ミステリートレイン後、10巻以上解毒剤を使用していない。まぁ、10巻程度のブランクは通常運転だが、次にコナンが解毒剤を求めてきたり、使わざるを得ない状況になった時、灰原の反応はいつもと違うかもしれない。そうなれば、さらなるヒントが得られそう。

京都修学旅行編

コナン:(やっぱ修学旅行はあきらめるっきゃねぇか・・・)(工藤新一が生きてるって世間に知られてもヤベェしな・・・)「痛たた・・・」「何すんだ灰原!?」

灰原:(薬・・・あげてもいいわよ・・・)

元太 光彦 歩美:「?」

コナン:「ホ、ホントか!?」

灰原:(ただし、私の言い付けはしっかり守る事!!)(わかった!?) File:1000

1000話記念シリーズ(94-95巻)で工藤新一に戻るも、ミステリートレインの伏線の続きはなし。おそらく、1000話記念に新一が登場することは何年も前から計画されていたはずだが、「100巻までたぶん続かない」(あと数巻で終わる予定)から、新章のラム編が始まり「100巻は余裕で超える」スケジュールになったため、伏線回収の時期が伸ばされたのかもしれない。

そのため、前日譚を含めシリーズ全体を通してコミカルに描かれ、灰原の本心に関わる本筋には触れないよう、「コナンに解毒剤を渡す理由」が作られている。

ただし、以前から伏線となっていた「恋愛」の部分は少し進展あり。基本的に1000話シリーズは終盤の一部を除きラブストーリーの位置づけ。

詳細は↓
APTX4869のデータが入ったMOの行方

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更新日:2018-3-29
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