ミステリートレインの補足

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対比表現

天と月

沖矢:「どうやら天は我々に味方しているようですね・・・」 File:820

heaven_f820

沖矢は「我々」に天(太陽)が味方していると言っている。

ウオッカ:「どうやらケチは殺しがあったようですが・・・」「ツキはこっちに向いてるようですぜ・・・」「兄貴・・・」 File:820

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ウオッカは「こっち」にツキ(月)が向いていると言っている。

自分達が優勢であることを意味しているが、太陽と月で対比させてそれぞれのグループが対照的な組織であることを表現してる。

黒の組織が「月」なので、それと対照的な「天」はコナン軍だという事がわかる。

志保と明美-エレーナ

灰原:(ごめんお母さん・・・)(私・・・わかってなかった・・・)(こんな薬・・・)(作っちゃいけなかったって・・・)(でも・・・みんなを巻き添えにしない為でに・・・)(今はこの薬に頼るしか・・・)

沖矢:「さすがに姉妹だな・・・」「行動が手に取るようにわかる・・・」「さぁ・・・来てもらおうか・・・」「こちらのエリアに・・・・」 File:821

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沖矢は自分1人でこっそり抜け出した灰原(志保)を見て「姉」に似ていると表現。

「行動が手に取るようにわかる」という言葉からも、自分はどうなっても他人には迷惑をかけたくないという自己犠牲心の強い性格を比較している。

安室:「さすがヘル・エンジェルの娘さんだ・・・」「よく似てらっしゃる・・・」「初めまして・・・」「バーボン・・・」「これが僕のコードネームです・・・」 File:823

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安室は灰原を見て「ヘル・エンジェル(母エレーナ)」に似ていると表現。

沖矢とウオッカは天と月で対比させて組織とコナン軍が対照的な存在であることを示したが、沖矢と安室もまた同じように対照的な存在であることがわかる。

比較対象は?

まず、沖矢が「姉」を比較対象としたのに対して、安室は「母」のエレーナと比較している。

もう1つは、安室の言う「似ている」はそのまま解釈すれば、沖矢が「性格」で比較したのに対して、安室は「外見」を比較対象として対比させている。

ただ、「似ている」は性格で考えても矛盾はしないかもしれない。ベルモットの言うとおり、灰原は周囲を巻き添えにしないために火元へ向った。そして、そこへ安室が待ち構えていた。

安室は予定通りやって来た灰原を見てその性格が母そっくりだと思ったかもしれない。ヘルエンジェルと呼ばれた母もまた、自己犠牲心の強い性格だった可能性も高いからである。

もし、安室が母の性格を考えて比較したのであれば、対比は姉と母だけということになる。

バーボンとベルモットに対する態度

ウオッカ:「馬鹿な奴らだ・・・到着と同時にホームに仕掛けたC-4で吹っ飛んじまうとも知らねぇで・・・」

ジン:「鈴木財閥の親玉や愛知県警のトップ連中がホームに群れてるのは好都合だな・・・」「奴らの命を狙った犯行だと勝手に勘違いしてくれるだろーぜ・・・」

ウオッカ:「それよりベルモットとバーボン・・・どうやって列車から脱出するんで?知ってるんでしょ?爆破の事・・・」

ジン:「さぁな・・・俺の知った事か・・・」 File:824

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ジンはバーボンとベルモットの脱出方法について全く考えていないようであった。

元々、ジンはバーボンのことは嫌っているし、ベルモットには度々銃口を向けたりと大切に扱っている態度ではない。恐らく、バーボンが死んでしまっても全く気にしないだろうが…

ジン:「ベルモットが一枚噛んでいる・・・」

ウオッカ:「え?」

ジン:「内情を探れとの命令だ・・・」「こっちもあの女の秘密主義にはうんざりしていたところだからな・・・」「許可は受けてねぇが妙な真似をしやがったら容赦はするな・・・」「たとえあの女が・・・」「あの方のお気に入りだとしてもな・・・・・・」 42巻

ジンはベルモットがあの方のお気に入りであることを知っているが、そこまでベルモットの命を大切に考えているようでもなさそうである。また、やはりバーボン同様に秘密主義を嫌っているようである。

あるいは、バーボンとベルモットなら放っておいてもなんとかして脱出くらいできると信頼していたのだろうか。真意は不明である。

アニメの変更

原作

歩美:「ねぇ、哀ちゃんは?」

元太:「そっちに行ったよな?」

光彦:「コナン君と一緒じゃないんですか?」

小五郎:「知らねーよ!!」「どっかその辺にいるんじゃねーのか!?」

蘭:「どっかってどこよ!?」

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原作では、小五郎は灰原がいなくなったことを子供達から聞かれ、「知らねーよ」とヒドイ発言をしていた。

アニメ

小五郎:「おめーらと一緒じゃなかったのか」

光彦:「それがトイレにいったきり戻ってないんです」

小五郎:じゃー、もっと前の車両に逃げてんじゃねーのか」

蘭:「そう思って捜したんだけど見当たらないのよ」

小五郎:「たっく、しょーもねーガキだな」

と、表現が少し優しくなっている。

読者からのクレームでもあったのだろうか…

ベルモットが幼児化を隠す理由

ベルモット:「有希子・・・」「組織を煙に巻きたいようだけど・・・貴方達に勝ち目は・・・」

有希子:「大ありよだって新ちゃん、シャロンの弱みつかんじゃったもの・・・」

ベルモット:「もしかして貴方が私の友人だから手が出せないとでも?」

有希子:「シャロンの仲間知らないんじゃない?新ちゃんやあの子が薬で幼児化してるって事・・・捜索対象を小学生に絞れば見つけるのは時間の問題なのに・・・」「新ちゃん、言ってたわよ・・・」「薬で幼児化してる事を隠す理由があなたに何かあるんじゃないかってね・・・」

ベルモットが幼児化のことを仲間に隠しているというのは既に何度も考察して来たことであるが、その答えがようやく作中で提示されることになった。

問題なのは、薬で幼児化していることを隠す理由であるが、それはベルモットにある。

コナン:(そーいえばベルモットの新出先生は帝丹小学校も担当してたな・・・)(組織を裏切った灰原の年齢が本当に20前後で、この近辺にの学校に紛れ込んでいるのを捜すのなら、高校か大学だけでいいはず・・・)(最初から灰原がオレのように薬で幼児化しているのを予想していたのなら・・・)(何で帝丹小学校を担当していた時点で灰原を見つけられなかったんだ?)(転校生なんて真っ先に目につくはずなのに・・・)(いったいどーして?) 45巻

ちなみに、ミストレの「捜索対象を小学生に絞れば見つけるのは時間の問題なのに」というセリフからすると、もしかしたらこの伏線は回収ということなのかもしれません。

ベルモットが帝丹小学校を担当した時点で灰原を見つけられなかった理由

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更新日:2015-10-24
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