ベルモットの真意・目的

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ミステリートレイン以前でもベルモットの立場や目的、真意のようなものを考察できる材料はたくさん揃っているのだが、ミストレの内容からもいくつかヒントが出ている。

ここの考察は多方面から考える必要があり、最終的には一本の線に繋ぐことができる。

ベルモットにはきちんと本心のようなものがあり、当然、彼女の行動はそれに基づいて行われるからである。

ベルモットが望む銀の弾丸

シルバーブレット(組織を撃ち抜く弾丸)は赤井秀一と工藤新一の二人。さらに、ミステリートレインでは宮野夫婦が研究中の薬をシルバーブレットと期待していることが追加される。

赤井秀一をシルバーブレットと恐れているのは組織のボスである「あの方」である。

ジン:「ああ・・・あの方が奴の何を恐れているかは知らねぇが・・・所詮1匹・・・」「銀の弾1発じゃ、黒い大砲には勝てねぇよ・・・」

一方で、工藤新一をシルバーブレットと期待しているのは、幼児化の事実を知っているベルモットだけである。

ベルモット:(そう、彼よ・・・)(私の胸を貫いた彼なら・・・)(なれるかもしれない・・・)(長い間待ち望んだ・・・)(銀の弾丸(シルバーブレット)に・・・) 42巻

なぜ新一なのか?

赤井秀一よりも頭が切れそうだと判断したとか、組織にその存在が注目されていないから出し抜きやすいからとかではない。

新一が赤井よりも切れる人物だと確定できるような描写はないし(一瞬ならあるが)、ベルモットがそれに気づいたとわかる箇所もない。

これはもう答えが出てしまっている。

(私の胸を貫いた彼なら・・・)(なれるかもしれない・・・)

ベルモットが新一に期待している理由は新一がベルモットの「胸を貫いた」からである。1年前にNYで命を助けられた出来事以来、「天使なんかいない」と絶望していたベルモットは蘭と新一の行動によって人生観を大きく変えられたのである。

これは答えがそのまま書いてあるのでほとんどFA。しかし、何となく流してしまうのではなくて、しっかりと押さえておく必要がある。これがベルモットの考えの「核」になる部分だからである。ベルモットの行動の真意を深く読んでいくと、ここへ繋がるのである。

ちなみに ─

コナン:「犯人を推理で追い詰めて、みすみす自殺させちまう探偵は・・・」「殺人者とかわんねーよ・・・」

服部:「おーおー耳が痛うてかなわんわー」「完璧なお前しかいえんセリフやのォー・・・」

コナン:「ハ・・・完璧な人間なんてこの世にいやしねーよ・・・」「オレだってたった一人・・・」「たった一人だけ・・・」 16巻

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ベルモットの件とは対照的な出来事。コナンは過去に1度推理で犯人を追い詰めて自害させてしまったことがある。(コミック7巻 ピアノソナタ『月光』殺人事件)そして、コナンは後になってもそのことを悔いている。

これもまた、今後のストーリー展開に大きく関わってくると思われるので留意しておきたい。

赤井秀一への期待は薄いのか?

ベルモット:「や、やっぱり、相撃ち覚悟であの時殺っておけばよかったわ・・・」「ボ、ボスが・・・あの方が・・・」「我々の銀の弾丸(シルバーブレット)になるかもしれないとお、恐れているあの男を・・・」

ベルモットは赤井秀一は殺っておくべきだったと言っている。これはジンに対しての発言なので、念のため本音ではないと考えておく必要もあるかもしれない。また、本来なら、新一同様に期待していいはずのシルバーブレットである赤井を襲撃しようとしたのはおかしいのだが、まだ新一に出会う直前である。

(長い間待ち望んだ・・・)

しかし、ベルモットは長い間シルバーブレットを待ち望んでいたのである。

赤井がベルモットの期待に応えられる人間であったのなら、もっと前から赤井をシルバーブレットになれると考えていたはずである。ところが、ベルモットはNYで赤井を殺そうとしていた─

期待どころか、ベルモットにとって赤井は敵対勢力と考えられている。

ベルモット:(いや・・・)(組織の心臓を射抜けるシルバーブレットは・・・)(もう1発・・・) File:599

ベルモット:(2発なんかいらないわ・・・)(シルバーブレットは・・・)(1発あれば十分よ・・・)

File:609

ベルモットはシルバーブレットは1発あれば十分と、赤井にはほとんど期待していない。

こだわるのはあくまで新一である。ベルモットが本当に組織の崩壊を望んでいるのなら、弾は多ければ多いほうがいいはず。赤井も新一に劣らない切れ者である。

ベルモットは期待どころか、大切な弾を1発失っても全く動揺していない。

しかも、ベルモットはバーボンが赤井秀一の捜索を始めることに協力しているのである。バーボンの目的は赤井秀一である。

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