赤井秀一 – シナリオ関連

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さざ波シリーズ

家族との再会

〔10年前・・・〕

秀吉:「久し振りだね・・・」「秀一兄さん・・・」

赤井:「ああ・・・7年ぶりか・・・」「大きくなったな秀吉・・・」「高校3年生になるのかな?」

秀吉:「ホラ、お前も挨拶しろよ!」「会うの初めてだろ?」

世良:「は、初めまして・・・」「真純だよ・・・」

赤井:「ん?」「誰だそのガキ・・・」

秀吉:「妹だよ!」「メールで写真送っただろ?」

赤井:「そういやぁ俺が渡米する前、母さんの腹が膨らんでたな・・・」

秀吉:「それよりメアリー母さんは?」「兄さんのホテルに迎えに行って一緒にここへ来たんじゃないの?」

赤井:「ホテルで母さんとちょっとやり合ってな・・・」「母さんの手刀を目に受けて・・・」「お陰でこのザマだ・・・」「俺も二、三発食らわしたから・・・今頃氷で冷やしてるんじゃないか?」

メアリー:「まったく・・・」「せっかく貴方を日本に戻す為に海水浴に誘ったのに・・・」「まあ、この平和な景色を眺めながら頭を冷やして思い出しなさい・・・」「主人が死ぬ前・・・この安全な国に私達を送った時に言った言葉を・・・」「いいか、この先、私はいないものと思え・・・どうやら私はとんでもない奴らを敵に回してしまったようだ・・・」「──っていうあのメールをね・・・」 File:972

10年前、熱浜海水浴場(おそらく熱海)に、父を除く家族で海水浴に来ていた赤井(世良)一家。父が亡くなる(失踪)する前に安全な日本へ家族をやっていたが、赤井は父の事件を探るために渡米。

母のメアリーは赤井を日本を戻すために海水浴に誘っていた。赤井と秀吉は7年振りの再会。真純とはこれが初対面であった。

FBIを目指す ─

メアリー:「頭を冷やすのは貴方の方よ・・・」「アメリカで勉強したいって言うから留学させたのに・・・」「実は「父の事件の真相を探りに行ってた」ですって?」「しかも大学を卒業したらFBIに入るだなんて・・・」「まるで死神に魅入られた幼稚な子供のよう・・・」

メアリー:「生活費はどうする気?」「そんな馬鹿な事を言う人に仕送りすると思ってるの?」

赤井:「心配無用さ・・・」「割のいいアルバイトを見つけたんでね・・・FBIに入るまではそれで食い繋げる・・・」 File:972

メアリー:(務武さん・・・)(やっぱりこの子は・・・)(主人の息子なのね・・・)「秀一・・・貴方を日本に戻して秀吉や真純の父親代わりになってもらおうと思ってたけど・・・」「それはもうあきらめたわ・・・」「行け秀一!その熱病でお前の命が尽きるまで・・・」「真実を覆い隠す霧を一掃しろ!!」「その代わり靄一つ残したら許さんぞ!!」

赤井:「ああ、元よりそのつもりだ・・・」 File:974

メアリーは当初赤井の無謀な計画に反対、父親代わりになってもらおうということもあり日本へ呼んでいたのだけれど、息子を亡き夫の務武と重ね合わせ、「お前の命が尽きるまで真実を覆い隠す霧を一掃しろ」と、赤井がFBIを目指すことを認める。

初めての推理

有希子:「え?ウソ・・・」

優作:<ん?そんなに意外か?>

有希子:「あ、いや・・・浜辺にいた若い男があなたと同じ事言ってて・・・」

・・・

優作:「ホ──・・・」「浜辺にいたその若い男が私が君に言った推理通りの事を話しているのか・・・」「なかなか興味深い・・・」

有希子:<そうなのよ!まるでシャーロックホームズみたいに!>「サングラス越しでよく見えないけどかなりのイケメンみたいでさー♡」

メアリー:「それで?」「気は変わったの?FBIに入るとか言ってたけど・・・」

赤井:「いや・・・ますますその気は強まったよ・・・」

メアリー:「まさか海水浴場客に紛れ込んだ強盗犯を見抜いたぐらいでいい気になってんじゃないでしょうね?」

赤井:「いい気になってないと言えばウソになるが・・・」「謎を解く快感なら十分に味わったよ・・・」「うまくすれば父を消した奴らに辿り着けるんじゃないかってね・・・」

秀吉:「怖いよ兄さん・・・まるで何かに取り憑かれてるみたいだ・・・」

赤井:「取り憑かれているんじゃない・・・」「冒されているんだ・・・」「好奇心という名の・・・」「熱病にな・・・」

新一:「あ、あのさ・・・」

赤井:「ん?」

新一:「刑事さんが呼んでるよ!」「事件の事、もう一度警察署で聞きたいんだって!」

赤井:「それは君に任せるよ!」「時計の真相を見抜いたのは君だし・・・」 File:974

赤井は優作と同じ推理を同じタイミングで行う。ただし、優作は現場を見ていない電話越しで、さらに赤井は気づかなかった、新一の「時計の真相」も見抜いている。優作の推理=赤井の推理+新一の推理。新一はまだ6,7歳なので、論理的な事件推理よりも、持っていた知識、それも父から教えてもらったことの受け売り。

意外にも、10年前の事件が赤井にとって最初の事件解決であり、これをきっかけに謎を解く快感を味わい、自信を付ける。赤井は父の事件を探るためにアメリカへ留学したが、その時はまだ事件解決経験はなかったことになる。まぁ、実は新一も最初の本格的な推理は高校一年生だけれど、それでも7年違い。

新一:「女の人はビーサンしか買ってないしさー・・・」

赤井:「いや、正確に言えばボーチサンダルしか買えなかったんだ・・・」「財布が海水につかりお札が濡れてしまい・・・」「小銭しか使えなかっただろうからな・・・」 File:974

それでも、7歳の新一の突っ込みに的確に答え、新一を驚かせている。新一はまだ素質の片鱗を見せるだけだったが、赤井は初めての推理で優作とほぼ同じ推理ができたのは上出来。

赤井:「確かに俺は3つの国を渡っているが・・・」「サーカスの団員ではない・・・」

コナン「え?そなの?」

赤井:「でないと旅行好きな人は全て・・・」「サーカスの団員になってしまうだろ?」

新一:「あ──そっか!」 File:972

この時の新一はまだ論理的な思考に弱い。13円前の「新一BOY」の時のほうが優秀な気がするが(笑)

工藤新一との出会い

赤井:「君は何者なんだい?」

新一:「ボ、ボクは・・・」「工藤新一!」「シャ・・・シャーロックホームズの弟子だ!!」

世良:(ホ、ホームズの弟子?)

蘭:「あ──新一!こんあトコにいたー!」「お母さんが捜してたよ──!」

新一:「蘭!」

蘭:「またホームズゴッコしてたんでしょー?」

新一:「ゴッコじゃねーよ!」「名探偵になる為の修行だ!」 File:972

赤井:「それよりこの事件・・・」「探偵の修行にはなったかな?」

新一:「うん!」

秀吉:「兄さん、まるでホームズみたいだったからね・・・」

新一:「ち、違うよ!ホームズはもっともっと超スゲーんだぞ!!」「で、でもまぁ・・・ワトソンぐらいにはしといてやるよ・・・」

赤井:「フ・・・」「ハッハッハッ!!」「Dr.ワトソンか!そいつはいい!!」

世良:(ま、また笑った!!)

赤井:「じゃあな・・・」「ホームズの弟子君・・・」 File:974

伏線のあったのは新一・蘭と世良・母のメアリーの出会いだったけれど、10年前の海水浴では有希子も同伴し、それぞれが赤井や秀吉とも出会っていた。

ホームズの弟子と名乗る少年新一と、ワトソンとされた赤井がお互いを認め、10年後に相棒となる重要な出来事でもあった。

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更新日:2017-4-10

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