*魔法使いの対象とその意味はほぼ確定でエピソード待ち。
世良:(ん?)(追伸・・・)
メール:(追伸 魔法使いにはもう会えたのか?)
世良:(まあね・・・)ピッ File:861
この「魔法使い」の意味と、それが誰を指しているのかというところ。「誰」というのは、普通に考えればコナンを見てドヤ顔でそう答えているのだからコナンのことだろうが、一応ミスリードの可能性も考えておきたい。
と言っても、ちょっとズルいが、原作隅っこには
「(コナンは世良にとっての魔法使い・・・!?)その真相は!!?」
── と答えが書いてあるのだが。
また、「魔法使いにはもう会えたのか?」というセリフから、世良は兄(次男)に魔法使いの意味と、魔法使いに会いに行くようなこともを話していたようである。
そして、「まぁね」と実際に魔法使いに会うことができた。つまり、魔法使いはこれまでに世良に会ったことのある人物。
兄は「魔法使いにはもう会えたのか?」と聞いて、世良をちょっと小バカにした感じでからかっている。
また、兄は世良の言う「魔法使い」には会っていないことになる。厳密に言うと、会ってはいるかもしれないが、その場合でもその人物を「魔法使い」としては認識してはいない。この場合はまぁ、世良は次男に魔法使いが誰を指すのか話していないからであろう。
(次男は羽田秀吉でほぼ確定で伏線回収待ち。秀吉はこの時点でコナンに会っているので、世良は魔法使い=コナンということは話していない。)
魔法使いとはどんな人間なのか
幼児化した人間
普通に考えれば、魔術のような、現実的に起こり得ない現象を起こすことができる人。つまり、いるはずのない人の例えということになる。
これで真っ先に考えられるのは、コナンの幼児化(元の姿へ戻ったこと)。世良はコナンが工藤新一であることに気づいているようであり、幼児化現象などは一般人には到底考えられないことである。
灰原:「死者を蘇らそうとしているのだから・・・」「何なのよそれ?魔法使いが出て来るファンタジーでも読んでるの?」 File:381
過去に、板倉の日記に書いてあった組織の目的「「死者を蘇らそうとしている」(APTX4869はそれを実現する薬)を灰原は「魔法使い」と表現している。
「子供なのに大人以上の頭脳を持っている」ということだと天才少年はありえなくはないし、真ん中の兄はコナンのことを知っているが、一緒にいる世良に「魔法使いにはもう会えたのか?」と聞いていることがおかしくなってしまう。
灰原 ─
幼児化なら灰原も候補。コナンを見て「まぁね」と言ったのは、コナンも幼児化しているため。灰原のことを考えつつ、「この子と同じでね!」という具合なら状況的に可能かもしれない。
まぁ、候補自体は新情報からするとコナンっぽいので、問題は魔法使いの意味のほうになりそうであるが。
ちなみに、アニメの「Next conan’s hint」では灰原が魔法少女のコスプレをしているが、たぶんファンサービス的な意味しかないと思われる。
変装術者
コナン(灰原)以外で世良に会った事のある人物、さらに魔術使いのような人物となると、変装術者くらいだろうか。
考えられるのはキッドと火傷赤井。キッドは魔法使いではあるが、世間的に有名人である。
世良:「完璧な変装術を使える人っていると思う?」
兄:「そんな魔法使い、いるわけないだろ」
── では、有名人であるキッドがいる時点でおかしいし、「変装術って魔法?」ならば、例え超常現象など信じていなくても、変幻自在なのは周知の事実なので何かトリックがあると考えるのが普通。
いると思っていない「魔法使い」をちゃんと認知していたのなら、「魔法使いにはもう会えたのか?」と、からかうのはおかしい。
世良はキッドに対面した時も特に不思議に思う様子はなかったし(その話内で、世良はキッドが変装術者であることを事前に知っていた。)、兄のメールを見たシーンでも、わざわざあそこでコナンを見ながら「まあね」と言うところも不自然である。
火傷赤井についてはどうだろう。世良は探偵事務所前で火傷赤井に遭遇、その後ミステリートレインで再び会って話をしている。
一度目に会って、「そっくりに変装できる奴がいる」などと真ん中の兄に報告。兄は「そんなことできる奴魔法使いだけだ!」と答えたとか。
これも、結局変装術がコナンの世界でどう思われているのかによるが、キッドという変装術者がいる時点で、魔法使い(この世にありえない)と考えるのはどうだろう。
それだけでなく、世良は火傷赤井のことにまだ納得はしていないようであり、やはり、コナンを見ながらあの場面で火傷赤井のことを思い浮かべながら、「まあね」と確信を持ったドヤ顔で言ったのであればかなり違和感がある。
追加の伏線
世良:「悪霊も妖怪も・・・」「魔女も魔法使いも・・・」「ファンタジーの世界の住人さ・・・」「この世にただの1人だって存在しやしない!!」「そうだよな?コナン君?」
コナン:「あ、うん・・・」
世良:「ああ・・・3年前からあっちに住んでたんだけど・・・」「やっぱ日本が恋しくなって帰って来たんだよ・・・」
世良:(魔法使いに・・・)(再会する為にね・・・)
コナン:「?」 File:874
世良はコナンに対して「魔法使いなんていない~そうだよな?」とわざとらしく聞いている。また、「魔法使いに再会するため」日本に戻って来たと言っている。
これで、魔法使いが変装術者ではキッドや火傷赤井に対しての反応としてはおかしいことになるので、もう魔法使い=コナンと考えて良さそうである。
世良にとっての「魔法使い」の定義
魔法使いは悪霊、妖怪、魔女と同じレベルのファンタジーの世界の住人の範囲であり、この世に一人としていないと考えている。
やはり、現実世界ではありえない何かができる人物を指すようである。ただ、この世にいないと言っておきながら、「魔法使いに再会するために~」と実在することを認めているので、そのトリックに気づいているということになりそうである。
魔法使いに再会する
世良の本当の目的が何かについては話が広がるので別に考えるとして、世良は魔法使いに”再会”と言っている。これだと、過去に出会った時に既に魔法使いだった?という意味にも受け取れる。(幼児化したのは最近)
幼児化コナン=魔法使いという定義なら、過去に会ったコナンに対して魔法使いに再会と考えるのは別におかしくはないが…
前者の意味だった場合、幼児化前(幼児期)なので、幼児化=魔法使いではない。
世良とコナンは過去に出会っているのは確かなようなので、その関連で世良がコナンを魔法使いと勘違いするようなエピソードが後出しで追加されるかもしれない。
しかし、前述したように世良は魔法使いを”この世にいない”と考えているようなので、相当なトリックを使ったことになる。
幼児期の世良にとってそれを見破ることができずにいたが、大人になってから”魔法使いなんているわけない”と仕掛けに気づいたというところだろうか。
ただ、幼児化のほうがよっぽど魔法使いだと思うが。その辺が納得がいかないところだが、一応魔法=トリックも可能性としてはありそうである。
「過去に出会った時に~」という前提なので、「魔法使い=過去のエピソード」の場合、相手はコナンに絞って良さそう。灰原も過去に出会っているかもしれないが、幼児化はともかく別の手段で魔法は使えそうにない。
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